-数日後-
城乃内「俺の作る一流のスイーツ。それと同じくらいスイートな関係さ」
城乃内の映像を見ているのは傭兵業に戻った凰蓮であり映像を見た凰蓮は溜め息を吐きながらスマホの電源を切って机に置いてしまった。
凰蓮「フン!!何がスイートな関係よ…恥ずかしいったらありゃしない!!」
ワインを飲みながら凰蓮は1人ツッコミを入れて溜め息を吐きながらグラスを机の上に置いた。
凰蓮「真面目に頑張っていたからお店を任せた…途端にこれ!!パティシエの本分も忘れてすっかり芸能人気取り…一度締めてやんないといけないかしら!!」
その時机の上に置いたスマホから着信が鳴り着信の相手の名前であるメロンの君と表示が出て凰蓮はすぐに着信に出た。
葉月「私です」
凰蓮「あら?お嬢さんじゃないの!!久しぶりね〜!!メロンの君のスマホから掛けてるの?」
葉月「すみません…お久しぶりに凰蓮さんのお顔が見たくなりまして…今、貴虎さんに変わりますね」
葉月はスマホを貴虎に渡すと貴虎がいつもの様子で凰蓮へと顔を見せた。
貴虎「私だ」
凰蓮「あら…メロンの君?」
貴虎「その呼び方はやめろ」
凰蓮「ワタシにとってはいつまでもメロンの君よ?チューッ!!」
貴虎「ッ!!」
葉月「えっ…えっ…貴虎さん!?」
貴虎は咄嗟に画面越しにキスを受けそうになってしまいスマホの画面を葉月の方に向けると葉月は慌て始めて直ぐに画面を自身の方へと戻した。
貴虎「任務を頼みたい…」
凰蓮「いいわよ?そのために傭兵に戻ったんだもの…今回の任務は何?」
貴虎「ヘルヘイム実の変種が確認された。ある物がそれを手に入れ悪用しようとしている!!」
凰蓮「穏やかじゃないわね…そいつを始末すればいいってわけね?」
貴虎「あぁ…その男の名前は…城乃内 秀保!!」
凰蓮「っ!?」
貴虎「尚、この通信は自動的に消滅する。」
凰蓮「どわぁ!?」
直後に凰蓮のスマホが爆発してしまい驚いた凰蓮がスマホを手放してしまい地面に落下して白い煙をあげた。
凰蓮「ちょっと…勝手に壊さないで…あちっ!!」
凰蓮はスマホから微かに放たれる熱さに慌てて手を引っ込めるがまさかの人物の名前に驚きと困惑の表情を浮かべた。
凰蓮「あの子を…ワタシが!?」
葉月Side
葉月「むーー!!」
貴虎「すまない…」
私は凰蓮さんのキスが画面越しにこちらに向けられた事と凰蓮さんのスマホを何かしらの方法で爆破した事に納得がいかずに貴虎さんの背中をぐるぐるのハンマーパンチでポカポカと叩いていた。
貴虎「後で凰蓮には新しいスマホを渡すつもりだ」
葉月「まったく…プンプン!!」
貴虎「葉月…この流れで言うのも何だが…お前に頼み事がある。引き受けてくれないか?」
葉月「はぁ…貴虎さんったら…それで頼みたい事とは?」
貴虎「私は城乃内に成りすまして凰蓮を襲い、混乱させて凰蓮に不信感を抱かせてから城乃内を始末するように誘導する。」
葉月「私は何を?」
貴虎「これを…」
貴虎さんはシロちゃんが完成させたグリドンのフェイスプレートが装着されている戦極ドライバーを机の上に置くと今度は自身の懐から自身の戦極ドライバーとメロンロックシードを取り出すと私に差し出して来た。
葉月「これは…」
貴虎「お前は斬月に変身して例の秘書を襲って混乱させろ…もしかしたら何かしら尻尾を出すかもしれん…」
-翌日-
葉月「おっ…」
シャルモンの近くで隠れていた私は鈴鹿と呼ばれる秘書が1人で店の入口に出て来て開店の準備をしているのを確認して戦極ドライバーを装着してメロンロックシードを構えた。
葉月「変身」
(メロン)
(ロックオン・ソイヤ!!)
メロンの鎧が現れてロックシードをドライバーに装着するとハンガーを閉じてカッティングブレードを素早く倒すと私は貴虎さんの白いアンダースーツを身に纏いその上からメロンの鎧を装着した。
(メロンアームズ!天・下・御・免!)
私は斬月へと変身を果たすとメロンディフェンダーを装備したが私はメロンディフェンダーを地面に置くと無双セイバーを手に店の入口に向かって飛び降りた。
鈴鹿「っ!?」
私は声を上げずに鈴鹿の前に飛び降りると無双セイバーの切先を向けてじりじりと距離を詰めていくと鈴鹿は私の方を睨みつけながらゆっくりと後ろに下がった。
鈴鹿「何なんですか!?」
葉月「……」
そちらこそ何なんですか!?と叫び返したいのを我慢しながら今度は本気で無双セイバーを振り下ろすと鈴鹿は素早く後ろに跳躍してこちらに手を翳した。
鈴鹿「ハアッ!!」
葉月「なっ…くっ…」
突如上空からクラックが現れてそこからヘルヘイムの植物の蔦が伸びて来て私は咄嗟に無双セイバーで斬り払いながらカッティングブレードを一回倒した。
(メロンスカッシュ)
私は回転しながらヘルヘイムの植物を斬り払うと無双セイバーの銃撃を鈴鹿に向かって放つがやはり鈴鹿は素早い動きで銃撃を躱していく。
葉月(普通の人ならここまでの動きは出来ない…そして手からヘルヘイムの植物。もう彼女が黒幕で間違いないでしょう…)
私は無双セイバーを鞘に収めると高く跳躍してその場から退散する事に成功した。
その後、私は貴虎さんに合流してお互い変身を解除すると私はドライバーとロックシードを貴虎さんに手渡した。
葉月「どうでした?」
貴虎「計画通りだ… 凰蓮は完全に城乃内が犯人だと確信しただろう」
葉月「大丈夫なんですか?」
貴虎「2人が戦えば自ずと彼女も動く筈だ…おそらく2人が戦うと都合が悪くなる筈だからな」
葉月「なるほど…私達はどうするんですか?」
貴虎「私は2人が戦う現場に行き黒幕である彼女を始末する。お前には何かあった時のために待機していて欲しいが頼めるか?」
葉月「わかりました!!」
-数日後-
凰蓮「ちょっ…何よこれ!?貴方一体何をするつもり!?」
城乃内「はあっ!?」
凰蓮「ウワァァァァ…」
葉月「あれは!?」
私と貴虎さんは鈴鹿と城乃内さんの後をこっそり尾行していると突然凰蓮さんが城乃内さんに斬りかかり2人が揉み合う中で凰蓮さんがブラーボに変身を果たしたかと思うと上空からクラックが出現して凰蓮さんの体を蔦で縛り拘束してしまった。
貴虎「あれは…」
葉月「藤果さんの時と同じ…いきなりクラックが現れて蔦が襲い掛かって来る…」
貴虎「まさか!?」
(キングドリアンアームズ!ミスターバイオレンス!)
凰蓮さんの体が蔦により一瞬黒く染まると見たこともないアームズへと変わり唸り声を上げながら地面に降り立った。
葉月「そしてあの蔦に捕まると凶暴化して手がつけられなくなる…」
貴虎「これはまずい…凰蓮が本当に城乃内を始末してしまう…」
貴虎さんは戦極ドライバーを装着するとドングリロックシードを開錠した。
貴虎「変身」
(ドングリ)
(ドングリアームズ!ネバー ギブアップ!)
葉月「貴虎さん!?」
貴虎「俺が暴走した凰蓮を止める…お前は例の女の足止めを頼めるか?」
葉月「わかりました…」
貴虎さんはグリドンに変身すると新しいアームズとなった凰蓮さんと戦い始めて側の城乃内さんは突然のグリドンの登場にとても驚いていた。
城乃内「グリドン?誰が…?」
貴虎「ハアッ!!」
貴虎さんはダメージを受けながらもなんとかリーチの短い武器で凰蓮さんと戦っていたがやはり慣れないアームズのために苦戦を強いられているようであった。
鈴鹿「今のうちに逃げましょう!!」
城乃内「君は逃げて…俺は師匠を!!」
鈴鹿「危険です!!」
城乃内「師匠がおかしくなったんだ…ほっとけないだろ!!あのグリドンの事も…」
鈴鹿「っ!!」
城乃内さんは鈴鹿だけを残して走り去ってしまい鈴鹿も後を追おうと走り出そうとした瞬間に私は素早くメロンロックシードを開錠した。
葉月「行かせない…変身!!」
(メロン)
(ロックオン・ソイヤ!!)
(メロンアームズ!天・下・御・免!)
私は素早く斬月に変身すると走り出した鈴鹿の前に道を塞ぐように立ち塞がり無双セイバーを構えてじりじりと距離を詰めていく。
鈴鹿「何なんですか!?また私の邪魔をして!!」
葉月(このまま私が倒してしまってもいいんですが…)
私は無双セイバーを向けながらそう心の中で呟くが彼女が戦極ドライバーを取り出したところでやはり計画通りに動がなければいけないと思い冷静になった。
葉月(やはりそんな簡単に片付く話では無いようですね…)
(ヘルズ)
鈴鹿は見た事も無いロックシードを開錠するとドライバーに装着するとクラックから鎧では無く植物の蔦が現れた。
鈴鹿「変身」
(ロックオン・ソイヤ!!)
(ヘルズアームズ! 侵略の果実!)
ヘルヘイムの植物の蔦が彼女の体を覆い尽くすと彼女は紫色のアーマードライダーに変身してしまい私は無双セイバーを構え直した。
葉月(ヘルヘイムモチーフのアーマードライダー?)
鈴鹿「ハアアアッ!!」
私に向かって槍を構えて向かって来たので私は無双セイバーで槍を受け止めるが再び槍を突き出したので私は体を逸らして槍を躱していた。
鈴鹿「ウワァァァ!!」
葉月「ハッ!!」
私は槍を跳ね上げて蹴りを放ち鈴鹿のお腹を蹴り飛ばすと鈴鹿は呆気なく吹き飛び地面を転がり私は追い討ちを掛けるために駆け出した。
鈴鹿「ハッ!!」
地面に転がった鈴鹿は私に向かって手を翳すとヘルヘイムの植物が突然クラックの中から現れて私は咄嗟に無双セイバーで斬り払った。
葉月(うっ…植物を操れる能力…やはりこいつ人間じゃ無い…?)
私はメロンディフェンダーを取り出すがやはり重たい盾は私には合わないようで、すぐに手放して無双セイバーでひたすら防御に専念する事にしてひたすら無双セイバーで蔦を斬り払った。
(ヘルズスパーキング)
鈴鹿「ハアッ!!」
鈴鹿が槍にエネルギーを溜めた状態で構えているのが見えて私も同じく必殺技で対抗しようとカッティングブレードに手を掛けるが突如貴虎さんからの通信が入って動きを止めた。
貴虎「もう十分だ。後は私に任せろ」
葉月「気をつけてください彼女もアーマードライダーに変身します」
貴虎「わかった…後はこちらで彼女の相手を引き受ける…引いてくれるか?」
葉月「わかりました。それじゃ私は彼女にやられたフリをして油断させますね。」
貴虎「わかった」
私は貴虎さんとの通信を切ると私はこちらに槍を構える彼女へと視線を戻すと既に彼女は槍を構えて空中に飛び上がっており私は必殺技をわざと受けるために無双セイバーをそっと構えて衝撃に備えた。
鈴鹿「ハアアアアッ…ハアッ!!」
葉月「くっ…ああっ!!」
私は無双セイバーで衝撃を和らげながらわざと必殺技を受けて吹き飛ばされてそのまま海へと落下してしまった。
鈴鹿「…フフッ…」
変身を解除した鈴鹿は海に落ちた斬月の姿を確認しようと海の方へ視線を送るが一向に上がって来ない斬月の様子にニヤリと怪しげな笑みを浮かべると城乃内が走り去った方向へと走り出した。