181話 新たなるヴィーナス?
ある日、仮面ライダーマジェードこと九堂りんねは突然、錬金アカデミーにいたところを謎のオーロラに巻き込まれて知らない異世界へと迷い込んでしまった。
りんね「えぇ…ここどこ!?」
バトラー「突然失礼…我がマイ・ロードが貴方様をお呼びになられています。」
りんね「えっ… いきなり何?って言うか誰かに似てるような…」
バトラー「こちらにどうぞ… 九堂りんね様」
バトラーと呼ばれる青年の案内の元、りんねは屋敷の奥へと足を運ぶとそこにはバスローブ姿の金髪の青年が歩いて来ていた。
りんね「誰?」
カグヤ「我が名は鳳桜・カグヤ・クォーツ!!」
りんね「鳳桜?」
カグヤ「貴様が宝太郎と同じ仮面ライダーだな?」
りんね「一ノ瀬を知っているの?」
カグヤ「当然だ…彼はカグヤ様と共にハンドレッドと戦いゴージャスを磨き上げたのだ!!」
りんね「…ハンドレッド?…ゴージャス?全然理解出来ない…」
バトラー「ここは貴方様の居た世界とは異なる並行世界。ここでは世界を移動出来るオーロラカーテンシステムにより人々は豊かに暮らしてしました。」
りんね「オーロラカーテンシステム?」
バトラー「しかし異世界から突如現れたハンドレッドと名乗る組織によって崩壊の危機を迎えました。そこに降臨されたのがカグヤ様でございます!!」
りんね「じゃあ私は並行世界に来たって事?どうして…」
カグヤ「貴様にはまだ宝太郎の隣で戦うほどのゴージャスが足りない…だから宝太郎の時と同じくライダーそのものを呼び寄せたと言うわけだ…」
りんね「ねぇ…さっきからゴージャス、ゴージャスって意味がわからない…」
そこに突如警告音が響いてバトラーはタブレットを確認した。
バトラー「ハンドレッドがまたタワーに侵入したようです…」
カグヤ「丁度いい。行くぞ…」
りんね「えぇ…」
りんねは事情をまったく飲み込めないまま、2人に慌てて着いて行った。
タワーの内部には大量のカッシーンとその奥には2人の幹部らしき男性と女性が待ち構えていた。
アカツキ「来たわねレジェンド…」
シノノメ「ゲンゲツ様の仇を討たせてもらう…」
カグヤ「やれやれ…相変わらずカグヤ様の輝きに引き寄せられて来た…と言う訳か…有名人は辛いな!!」
りんね「ねぇ…あの人達はなんなの?」
バトラー「あの者達がハンドレッド…おそらくは以前宝太郎様と共に倒したハンドレッドの部下になります…」
りんね「一ノ瀬が!?」
りんねが驚く中でカグヤは金色のドライバーを構えると腰に当てて装着した。
(レジェンドドライバー)
カグヤ「今回も撮影はオーケーだ!!存分にカグヤ様の輝きを拝め!!」
カグヤは光り輝くカードを取り出すと一瞬でひっくり返してドライバーに装填した。
(CHEMYRIDE)
カグヤの背後に巨大な金色の観音開きの形状のバックルが現れて待機音が流れてカグヤは指輪にキスをした。
カグヤ「変身」
(LE-LE-LE-LEGEND)
カグヤの体を金色の鎧が身に纏いまるで宝石のような輝かしい姿となった。
りんね「金色の仮面ライダー?」
バトラー「ご覧ください、その名も仮面ライダーレジェンド!広くあまねく世界を照らす、まさに生ける伝説…!」
カグヤ「さぁ、ゴージャスタイムだ…!」
シノノメ「やれ!!」
一斉にカッシーンがカグヤに襲い掛かるがカグヤは可憐な格闘術で敵をいなし蹴りを加えて向かって来る敵を地面に倒してその上に座ってしまった。
(EX-AID RIDER)
(GEATS RIDER)
カグヤ「ハッ!!」
(LEGEND RIDE!!)
カグヤは2枚のカードを装填すると引き金を引くと目の前に仮面ライダーナーゴとポッピーが召喚された。
りんね「仮面ライダーを呼び出した!?」
バトラー「これは…ギターを持つ黒猫ライダーナーゴに恋愛ゲームをモチーフとした妖精ライダーである仮面ライダーポッピー!!2人とも笑顔が眩しい女性ライダーであります!!」
りんね「女性ライダー…」
仮面ライダーナーゴと仮面ライダーポッピーはそれぞれカッシーンの群れに突撃しそれぞれの必殺技を発動させた。
(TACTICAL THUNDER)
(クリティカルクルセイド)
ナーゴ「にゃー!!」
ポッピー「えーい!!」
2人の女性ライダーはそれぞれの技でカッシーンを撃破すると消滅し、後ろに控えていたアカツキと呼ばれる女性が弓のような武器を手に前に出た。
アカツキ「おもしろい…だったらあたしが小娘を相手してあげる!!」
シノノメ「そうか?なら俺はレジェンドを相手しよう!!」
カッシーンを撃破したカグヤがりんねの隣に立ち、りんねはすぐに指輪を構えた。
カグヤ「貴様のゴージャスな輝きを見せてみろ…りんね」
りんね「まったくゴージャスって理解できないけど…この人達の好き勝手にさせない!」
(アルケミスドライバー)
(アルケミスリンク)
りんねは指輪をドライバーに翳すと2枚のカードをドライバーに装填した。
(UNICON!)(THE SUN!)
ドライバーから待機音が響き渡りりんねは正面に手を突き出して三角を作ると正面の敵に向かって力強く叫んだ。
りんね「変身っ!!」
(ガガガガッチャーンコ!)
(プロミネンスホーン!)
(サン・ユニコーン!)
りんねは白と紺の仮面ライダーである仮面ライダーマジェードへと変身を果たして正面の敵へと向き合った。
アカツキ「マジェード…面白い!!あたしの力を見せてあげる!!」
アカツキは懐からゲネシスドライバーを取り出すと腰に当てて装着してそれを見たりんねは驚愕した。
りんね「まさか…貴方も仮面ライダー!?」
アカツキ「変身…」
(マロンエナジー)
アカツキはマロンエナジーロックシードを取り出すと開錠し栗の鎧を呼び出すと素早くドライバーに装着してハンガーを閉じた。
(ロックオン・リキッド)
(マロンエナジーアームズ)
アカツキは白いアンダースーツの上に栗の鎧を身に纏い、仮面ライダーヴィーナスへと変身を完了させた。
バトラー「これは…我々の知らない女性ライダー!?」
カグヤ「まさか…このカグヤ様が今だに出会えていない仮面ライダーが居るとは…」
シノノメ「おいおい俺を忘れて貰っちゃ困るな…」
(エボルドライバー!)
シノノメはドライバーを取り出すと腰に当てて装着して2つのボトルをドライバーに装填した。
(コブラ! ライダーシステム! エボリューション!)
(Are you ready?)
シノノメ「変身…」
(コブラ! コブラ! エボルコブラ!)
(フッハッハッハッハッハッハ!)
シノノメ「待たせたな…我が名は仮面ライダーエボル!!そして…」
アカツキ「あたしは仮面ライダーヴィーナス!!」
りんね「仮面ライダー…ヴィーナス…」
2人のライダーは一斉に襲い掛かりシノノメはカグヤをアカツキはりんねを相手する事になったが4人が建物から出た瞬間に辺りにオーロラカーテンが出現してあちこちへと移動を始めた。
バトラー「これはオーロラカーテンシステムに異常が…?」
りんねSide
りんね「はあっ!!」
アカツキ「ふっ…そんな攻撃じゃあたしは倒せないわよ!!」
りんね「くっ…ぐはあっ…」
アカツキのソニックアローの斬撃を連続で浴びてしまいりんねは吹き飛び火花を散らしながら地面に倒れ込んだ。
りんね「くっ…」
アカツキ「それにしてもこの仮面ライダーヴィーナスの力はあたしにピッタリ!!異世界から手にいれた甲斐があったってものよ!!」
りんね「なっ…仮面ライダーヴィーナスの力は自分の力じゃ無いの!?」
アカツキ「ふふっ…各世界にいる仮面ライダーの力を借りてるのよ!!この力はハンドレッドの力でオリジナルからコピーした物!!」
りんね「なっ…オリジナルのライダーの力を本人の許可なく勝手に…」
アカツキ「うるさいわね!!あんたをボコして泣かしてやるわ!!」
りんね「私は泣かないし…私は貴方には負けない!!」
りんねは再び格闘戦を挑むがアカツキと斬撃と射撃を交互に受けて再び地面に倒れてしまった。
りんね「くっ…このままじゃ…」
アカツキ「さぁ…女神の前にひれ伏しなさい!!」
-同時刻 錬金アカデミー
アカデミーの中でもオーロラカーテンが出現しており宝太郎達は驚くがオーロラカーテンに気を取られる中、保管してあった2枚のケミーカードが発光して浮き上がりオーロラカーテンの向こう側へと飛んでいくのを全員が見逃してしまっていた。
宝太郎「ん?今、何か飛んで行かなかった?」
蓮華「さぁ…?」
-同時刻 沢芽市
葉月Side
葉月「藤果さーん!!お昼にしましょう!!」
藤果「えぇ…そうですね!!」
沢芽市にて休日を過ごしていた私は呉島邸にて藤果さんとお昼の準備をしていた。
葉月「はぁ…貴虎さんもチャッキーさんも早く帰って来ないかな…」
海外で活動する2人の事をつい考えておりいつか再会を喜ぶ日が待ち遠しいなと思いながら目の前に置かれた藤果さんのアップルパイに手を伸ばした。
葉月「美味しそう…いっただっきまー」
私はアップルパイにフォークを指して大口を開けるが私の背後から突然オーロラカーテンが現れて私を呑み込み、周りの風景が変わっている事に遅れて気がついた。
葉月「す!!うんうん甘くて美味し…い…!?」
私はふと顔を上げると周りの景色が変わっている事に気がついて口の中のアップルパイの味を感じなくなってしまった。
葉月「えっ…えっ!?ここ…どこ!?」
私はどこかの街のど真ん中の広場の端にいるようで自身と座っている椅子ごと変な世界に迷い込んでしまったようだった。
りんね「うわあああっ!!」
葉月「!?」
近くに白い仮面ライダーが転がって来て私は思わず椅子から立ち上がった。
葉月「仮面ライダー!?」
私はその直後に白い仮面ライダーを圧倒するもう1人の仮面ライダーの姿を見るなり私はさらに驚きを隠せなかった。
葉月「なっ…ヴィーナス!?なんで!?」
私はふとドライバーが盗まれたと思い懐を確認するときちんとゲネシスドライバーとマロンエナジーロックシードを所持している事を確認した。
葉月「これってどう言う事…?」
直後に私の背後から別のオーロラカーテンが出現して中から2枚のカードが私の顔面にぶつかり私は思わずカードを手に取った。
葉月「何これ…カード?」
2枚のカードは私の手から離れると私の周りを回り始めるが私はヴィーナスの方が気になってしまいふとヴィーナスの方へと視線を戻した。
葉月「ヴィーナスが仮面ライダーを痛めつけてる!?」
りんね「うわあああっ!!
アカツキ「頑張ったけどどうやらここまでのようね?」
りんねは地面に転がったままなんとか立ちあがろうとしたがうまく力が入らないようて必死に地面でもがいていた。
(マロンエナジースパーキング)
アカツキ「はっ!!はああああっ!!」
りんね「くっ…ここまで…なの…?」
葉月「駄目…やめてぇぇぇ!!」
(マロンエナジーアームズ)
アカツキのライダーキックがりんねに炸裂しようとした時に突如横から咄嗟にヴィーナスに変身した葉月が乱入して来てりんねを庇うように立ち塞がった。
りんね「っ!?」
アカツキ「なっ…」
葉月「ぐっ…きゃあああああっ!!」
私はもう1人のヴィーナスのライダーキックを防御も出来ずに浴びてしまい倒れている白い仮面ライダーの近くまで吹き飛ばされてしまい変身が強制的に解除されてしまった。
りんぬ「っ!?大丈夫ですか…?」
アカツキ「貴方まさか…いや丁度いい…ここで始末してやるわ!!」
アカツキは倒れた葉月に向かってソニックアローを向けるがそれをみたりんねは葉月を守るために前に出て葉月を攻撃から庇った。
りんね「させない!!」
アカツキ「邪魔をするなぁぁ!!はっ!!」
りんね「くっ…あああああっ…」
りんねは射撃を受けて吹き飛び変身が解除されてしまい地面を何度も転がってしまい指に付けていた指輪が外れて地面を転がり腰のアルケミスドライバーが消滅してしまった。
葉月「くっ…私を庇って…」
りんね「うぅ…」
アカツキ「ハッハッハ!!2人纏めて死になさい!!」
アカツキがソニックアローの刃を向けて歩いて来たので葉月はなんとか立ちあがろうと必死に地面を掻くがその時指先に何かが当たり思わずそれを掴み取った。
葉月「これは…指輪…?」
その時私の前に2枚のカードが浮かび上がり謎の光を放つと指輪がそれに共鳴するように光ったかと思うと指輪が突如浮き上がって私の指へと勝手に嵌ってしまった。
(アルケミスドライバー)
葉月「えっ…」
りんね「えっ!?」
私の腰にはいつの間にか見たこともないドライバーが装着されておりゆっくりと立ち上がると私の目の前に2枚のカードが浮かび上がっており私は2枚のカードを掴み取った。
葉月(私に…貴方達の力を使って戦えって言うんですか?)
私の問いかけに答えるように2枚のカードが光ると私の頭の中にこのドライバーの使い方のイメージが突如頭の中に流れて私は一瞬でこのドライバーの使い方を理解してすぐにその変身のイメージな従い2枚のカードを構えた。
(アルケミスリンク)
私は指輪をドライバーに翳すと2枚のカードをドライバーに装填した。
(GINGRFFON!)
(KINKIRAVINA!)
待機音が流れ始めて私はこのドライバーの本来の持ち主であろう目の前の女性の変身ポーズが頭の中に流れて掌を重ねて正面に手を突き出して三角を作ると正面の敵に向かって叫んだ。
葉月「変身!!」
(ガガガガッチャーンコ!)
(シャイニングフェザー!)
(ヴィーナスグリフォン!)
りんね「嘘っ…錬金術師以外が変身出来るなんて…」
私は金色と銀色と白色の合わさった仮面ライダーに変身を遂げて自身の姿をじっと見渡していた。
葉月「これは…ヴィーナス?」