-夏木探偵事務所-
一方湊耀子の襲撃から夏木花の探偵事務所へと撤退したりんね達は今回の襲撃についてそれぞれ対策を立てるために集まっていた。
玲花「湊耀子…普通の人間じゃありませんね」
望「とんでもねぇヤマに首突っ込んじまったみたいだな…」
花「見て…連れ去られた被害者のリスト。頭脳明晰の天才…スポーツ特待生やプロプレーヤー…」
亜樹子「優れた能力の持ち主を狙ってるって事?」
パソコンに表示された被害者のリストの中にはりんねのクラスメイトの顔写真と名前も載っておりそれを見たりんねは声を上げた。
りんね「この子です!!私の目の前で攫われた大学のクラスメイト!!」
花「ナユタミカヅキ…ドイツ出身、語学堪能でスポーツ万能、ダンスの特待生として西ロンドン大学に…家族は不慮の事故で彼女が留学してすぐに亡くなっている…?」
りんね「そんな…」
玲花「りんねさん?」
りんね「大事な友達に助けてって言われた事があるんです…」
りんねの頭の中にはかつてアトロポスとの戦いの中での記憶が蘇っておりふとりんねは自身の指輪を見つめた。
りんね「もう二度とあんな思いはしたくない…だから彼女の事絶対に助けたいんです!!」
りんねの言葉を受けて望もかつての記憶を思い出しており首から下がったお守りをじっと見つめた。
花「前は私が助けてもらった…だから心配しないで…」
玲花「私達が力を合わせれば怖い物なんてありません」
りんね「皆さん…ありがとうございます」
亜樹子「当然…そのためのガールズリミックスだよ…仮面ライダーは助け合いでしょ?」
望「あぁーっもうっ!!亜樹子さん!!私今回はノーギャラでいい!!
亜樹子「えっ!?」
望「誰だろうとぶっとばしてやる!!」
りんね「望さんってクロトーのモデルになった人?」
望「はぁ?」
直後、亜樹子の携帯から着信が鳴りすぐに携帯を開くと目を丸くして着信に出た。
亜樹子「おっと紗羽さんからだ!!タイミングはっちり…はいっ!!」
紗羽「依頼されてた誘拐組織のアジトを突き止めた!!位置情報を送るからそこで合流ね!!」
亜樹子「わかった!!」
花「私はまだ調べる事があるから後から合流する。りんねちゃんよろしくね…」
りんね「はい…皆さん行きましょう!!」
亜樹子「よーし…ガールズリミックス出動!!」
りんね・望・花・玲花「「……」」
一瞬の沈黙が流れてりんね達は互いをチラリと見るが再び亜樹子がスリッパを掲げた。
亜樹子「出動!!」
りんね「おー」
花は再びパソコンに向かい、りんね達は誘拐組織のアジトへ向かうためにそれぞれが動き始めた。
葉月Side
(マロンエナジースカッシュ)
葉月「はあっ!!」
私の斬撃が仮面の男達を吹き飛ばして、直後にさくらさんの拳が仮面の男を地面に沈めると私はさくらさんの隣に立ち、さくらさんと息を合わせて同時に拳を繰り出した。
葉月・さくら「「やあーっ!!」」
私とさくらさんの拳が同時に繰り出されて仮面の男を遠くに吹き飛ばして周囲の仲間を巻き込んで倒れ込んだ。
さくら「サクッと…」
葉月「決めます!!」
(クジャク・スタンピングスマッシュ)
(マロンエナジースパーキング)
さくらさんの扇子が背中の羽のようになりさらにスタンプを倒すと同時に私はゲネシスドライバーを2回押し込んだ。
さくら「ハアッ!!」
葉月「はああああ!!」
私達は同時に飛び上がると蹴りを繰り出して仮面の男達の集団をまとめて吹き飛ばすと私とさくらさんは同時に着地を決めると私達の側に青い着ぐるみのような生き物がやって来た。
ラブコフ「ラブ〜!!さくら〜」
葉月「っ!?かわっ…何ですかこの子!?」
さくら「この子はラブちゃん。私の…その…悪魔なんだ…」
葉月「悪魔!?」
さくら「でも悪い子じゃないから安心して!?」
葉月「あ、はい…」
ラブコフ「ラブ〜仮面…クズ!!」
葉月「クズ!?」
葉月(さらっと毒を吐いた…コブラだけに…?)
ラブちゃんは仮面の男達の元へとのそのそと近づくと仮面の男をじっと見つめていた。
葉月「これは…手術痕!?」
男達の仮面の下は手術痕があり地面に転がった仮面を拾い上げた。
さくら「こいつら普通の人間じゃない…?」
ときめ「どうやらこいつらは改造人間らしいよ?」
葉月「ときめさん!!」
私達の元にときめさんが合流して私達は一斉に変身を解除した。
ときめ「フィリップから連絡があったんだ…そいつらは改造された人間だって…」
さくら「貴方は?」
ときめ「私はときめ…呉島さんと今回の仮面の男達の襲撃事件を追ってるの」
さくら「この仮面の男…もしかして他のところでも同じ様に襲撃を?」
葉月「私の知り合いの通う大学まで襲われました…襲われた被害者の共通点は優秀な頭脳を持つ少女のようなんです…」
さくら「優秀な頭脳を持つ少女…敵の狙いは一体…」
葉月「それを探るために手掛かりを探しているんですが…」
さくら「それなら夏木探偵事務所ってところに行ってみて!!」
葉月「夏木探偵事務所?」
さくら「私の親友、夏木花って子なんだけど…何か情報を掴んでるかも…彼女も仮面ライダーなんだ…」
葉月「夏木…花さん?」
ときめ「女性の仮面ライダーって何人もいるんだ?」
さくら「ある人が言ってた…仮面ライダーは女の子の涙を拭うって…きっと被害者の女生徒を救うために動いてる筈だよ…」
葉月「なんかかっこいいですね…」
さくら「花にあったら伝えて…私は大丈夫だから…だって私は無敵だからって!!だから花も無茶しないでねって!!」
葉月「わかりました…花さんにお会いしたら必ず伝えます!!」
さくら「お願い…私はこのまま大学で女生徒を守るから…葉月さんも負けないで…」
葉月「はい!!」
最後に私達は夏木探偵事務所の場所を教えてもらうとさくらさんと別れて夏木探偵事務所へと向かう事になった。
花Side
花「わかった…私も今から向かうから無茶しないで」
事務所に1人残っていた夏木花は亜樹子と連絡を取り、無事にフリージャーナリストである滝川紗羽と合流出来たと連絡を受けてパソコンで送られて来た位置情報を確認していた。
花「この場所…隠れるには絶好ね。それよりも…」
パソコンの画面に映し出された湊耀子の情報をチェックしていたがとある部分を見て衝撃を受けていた。
花「仮面ライダーマリカ…湊耀子は既に死んでいる…?」
画面を進めていくと沢芽市の戦いが記録されておりその時に犠牲や行方不明になった人物達のリストが載っており花はリストに目を通した。
花「現在は呉島葉月…仮面ライダーヴィーナスを中心に沢芽市の防衛を行なっている…呉島…葉月?」
画面に葉月のプロフィールが表示されて花は目を丸くしていた。
花「呉島葉月…か…一応連絡を取ってみようかしら」
プロフィールに記載された葉月の携帯番号に着信を入れるが葉月は電話に応答せず花は電話を切ってしまった。
花「出ない…湊耀子の事を聞けると思ったけどこうなったら直接湊耀子と直接対面して色々聞いてみないと…」
花はキャリーケースに納められた拳銃を手にすると自身の装備を整えてりんね達のいる場所へと向かうために事務所を飛び出した。
-工場-
一方、紗羽と合流して工場の奥へと進むりんね達の行方を仮面の男達が遮り全員が一斉に戦闘態勢に入った。
玲花「そう簡単には通してくれないようね」
紗羽「今回はちゃーんと準備してきたんだから!!」
紗羽はクロコダイルクラックフルボトルを取り出すのと同時に仮面の男達が一斉に武器を構えて駆け出してりんね達も迎え撃つために駆け出した。
紗羽「ハッ!!」
(クロコダイル)
クロコダイルクラックフルボトルの蓋を回すと音声が響き紗羽はボトルの力で身体能力が大幅に強化されて仮面の男を連続で殴りつけて地面に倒していく。
玲花「フッ!!デヤッ!!」
玲花は煙叡剣狼煙と呼ばれる剣を振り翳して仮面の男達の攻撃を受け止めながら自身の体を持ち上げた敵の力を利用して周りの仮面の男達を蹴り飛ばして最後に剣を素早く一閃し地面に倒していった。
りんね「くっ…ハッ!!ハアッ!!」
りんねは足技で敵を転ばせながら攻撃を上手く捌いていき自身を背後から掴む敵を肘打ちを浴びせてバランスを崩すと最後に回転蹴りを浴びせた。
望「フッ!!ハッ!!」
望みはナイフで切り裂いていき腕を掴まれたところで自身は回転して自身を掴む手を無理やり離して転がして再びナイフを振り翳した。
望「こいつらも相当な戦闘能力だ…」
紗羽「フッ!!」
仮面の男「ぐわっ…」
紗羽の拳を受けて仮面の男は吹き飛び自身の仮面が外れて地面を転がるが地面で呻く男の手術痕を見て紗羽は怪訝な表情を浮かべた。
紗羽「手術痕…?おそらく彼等は改造人間ってとこね!!」
亜樹子「改造人間?あたし聞いてない!!」
亜樹子はツッコミを入れ、仮面の男達の攻撃をギリギリで躱しながらスリッパを叩きつけると仮面の男は地面に崩れ落ちるが援軍が現れて玲花とりんねが前に出た。
玲花「ここは私達が… 亜樹子さん達は攫われた人達を探してください!!」
亜樹子「わ、わかった!!」
望「死ぬんじゃねぇぞ!!」
りんね「勿論です」
紗羽「こっちよ」
紗羽の案内で亜樹子達はその場から移動してりんね達は目の前の仮面の男達へと向き直った。
玲花「貴方達を粛清します」
(昆虫大百科)
りんね「力を貸して!!」
(UNICON!) (THE SUN!)
玲花・りんね「「変身!!」」
(狼煙開戦!)
(ガガガガッチャーンコ!)(サン•ユニコーン!)
玲花はサーベラにりんねはマジェードに変身を果たすと仮面の男達に向かって駆け出した。
葉月Side
葉月「失礼します…夏木花さんいらっしゃいますか?」
ときめ「どうやら…留守のようね」
花とは入れ違いに遅れて夏木探偵事務所に到着した葉月とときめは事務所の中に入るが中に誰もいない事に気づいて事務所の中をぐるりと見渡した。
ときめ「テーブルの上に飲みかけのお茶や誰かの荷物が残ってる…」
葉月「じゃあ…さっきまで誰か居たって事ですよね…入れ違いだったんでしょうか?」
ときめ「そうね…夏木さん?がどこに行ったかわからないかな?」
葉月「何か手掛かりがあればいいんですが…」
ふと1番奥の机を見るとパソコンが置いてあり私は開きっぱなしの画面をチェックした。
葉月「画面つけっぱなし…夏木さん勝手に見ちゃってごめんなさい…」
私は一言詫びを入れながら画面を見ていたが私は先程まで開いていたであろうサイトを見ると思わず目を丸くした。
葉月「どうして私と湊先輩の情報が…?まさか…」
私は思わずスマホを見ると着信が入っている事に気がついてすぐに折り返し電話を掛けるために不在着信履歴から番号を押した。
ときめ「誰から?」
葉月「おそらく夏木さんから…私、移動中だったから電話出れませんでした…」
しばらく着信を掛け続けたが花は電話に応答せずに私は着信を切りスマホを仕舞い込んだ。
葉月「駄目…夏木さんも移動中なのか出てくれません…」
ときめ「こうなったら直接、夏木さんに会ってみないと…」
葉月「でも…どこへ行ったのかわからないんじゃ…」
ときめ「もしかしたらパソコンのメールとかに何かメッセージとか残ってるんじゃ…」
葉月「確かに…あっ!!これかもです!!」
メールを開くと先程届いたばかりの新着メッセージがあり私はメッセージに添付されているどこかの位置情報とメッセージを見て衝撃を受けた。
ときめ「誘拐組織のアジトの場所…?」
葉月「誘拐組織ってもしかして今回の連続少女誘拐事件の事!?まさか夏木さんも今回の事件を追って…?」
ときめ「さくらさんが言う通り既に情報を掴んで居たと言うことね」
葉月「それでアジトの場所は…ここからそう遠くないです!!」
ときめ「私達も行きましょう!!」
葉月「はいっ!!」
事務所を飛び出した葉月達がガールズリミックスの面々と合流して湊耀子と衝撃の再会をするまでにあと30分。