仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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195話 黒と白の対決!!マリカ対マリカ!!

 

りんね達と別れて工場の奥にやって来た亜樹子達は攫われた女子大生達を見つけて檻越しに必死に呼びかけていた。

 

紗羽「貴方が三日月ナユタね?」

 

亜樹子「もう心配いらないからね?私達ガールズリミックスが…」

 

???「流石ガールズリミックス…早かったわね」

 

突如背後からスーツ姿の女性が現れて突然の登場に亜樹子達は思わず振り返った。

 

亜樹子「貴方は依頼人の黒野すみれさん…どうして?」

 

すみれ「私達はクラウド。究極の改造人間を造り、いずれこの世界を手に入れる事が目的。」

 

望「究極の改造人間?」

 

紗羽「その為に優秀な人を集めていたってわけね?」

 

すみれ「そうよ…やっぱり捜査を依頼して正解ね。仮面ライダーと言う逸材を2人も連れて来てくれたんだから…」

 

亜樹子「まさか…本当の狙いはりんねちゃんと玲花さん!?」

 

 

その頃、りんねと玲花はそれぞれ格闘術を駆使して仮面の男達を圧倒し順調に地面に倒していった。

 

湊「ハアーッ!!ハッ!!」

 

りんね「ぐはっ…」

 

しかし突如乱入した湊耀子の蹴りを浴びて玲花とりんねは蹴り飛ばされてしまい思わず後ろに下がってしまった。

 

湊「王の誕生を私はこの目で見届ける!!」

 

湊はゲネシスドライバーを装着してピーチエナジーロックシードを構えて解錠した。

 

湊「変身!!」

 

(ピーチエナジー)

 

(ロックオン・ソーダ)

 

(ピーチエナジーアームズ)

 

桃の鎧が被さり同時に湊の顔をモモックヘッドピースと呼ばれる兜が装着されて全身をピンクと黒のツートンカラーのアンダースーツが覆い最後に桃の鎧が展開して湊はマリカに変身を完了させてソニックアローを構えた。

 

湊「ハッ!!」

 

りんね「うわぁ…」

 

玲花「ぐわっ…」

 

湊の斬撃がりんねに斬撃のダメージを負わせて直後に玲花の剣をソニックアローで受け止めて防ぎ、すかさず蹴りを放ったりんねを躱すと玲花とりんねに交互に斬撃を浴びせていく。

 

(ロックオン)

 

湊「ハアー…ハアッ!!」

 

(ピーチエナジー!!)

 

りんね・玲花「「うわあああああっ!!」」

 

湊の射撃が2人に命中して2人はあまりのダメージに一瞬で変身が解除されてしまい地面に膝をついた。

 

亜樹子「りんねちゃん!?玲花さん!?」

 

攫われた女子大生達を引き連れた亜樹子が変身の解けた2人を見て驚きの声を上げるが望がナイフを構えて湊へと挑みかかった。

 

望「この前の決着つけようぜ?」

 

湊「フン…」

 

望「ハアッ!!」

 

容赦なく振り下ろされたソニックアローをナイフで受け止めてすかさずナイフの一撃を浴びせようとしたが湊の手捌きに翻弄されてナイフを掴む手を取られてしまい頬を殴打されて最後に蹴り飛ばされてしまった。

 

湊「くっ!?うぅ…」

 

たまらず後ろに下がった望に追い打ちをかけようとゆっくりと歩みを進める湊だが突如何処からか放たれた銃撃を受けて火花を散らしながら後ろに後退した。

 

花「待ちなさい…仮面ライダーマリカ…湊耀子!!貴方はもう死んでいる!!」

 

そこに遅れながらも駆けつけた夏木花が銃を構えており、りんねと玲花は花の側に集まった。

 

りんね「やっぱり貴方も…」

 

亜樹子「えっ!?」

 

すみれ「そう!!耀子も私が遺伝子情報から造った改造人間…ゲネシスドライバーは借り物だけどね?」

 

湊「すみれこそ…新たな王となるべき存在!!」

 

りんね「くっ…」

 

湊が再びソニックアローを構えて3人に歩み寄るが何処からかソニックアローの弦を引き絞るエネルギーのチャージ音が響いて直後に3人の横をすり抜けて桃色の光の矢が放たれて3人に歩み寄る湊に命中した。

 

湊「なっ…ぐあっ…」

 

すみれ「今度は誰?」

 

玲花「今の攻撃は!?」

 

3人が矢の放たれた方向を見るとそこには亜樹子と攫われていた女子大生達がおり、亜樹子の横をすり抜けてこちらに歩み寄る仮面ライダーの姿があった。

 

湊「何!?」

 

すみれ「何者?」

 

玲花「なっ…」

 

望「嘘…だろ…?」

 

???「……」

 

りんね「仮面ライダーマリカが…2人!?」

 

マリカに向かって歩み寄るのはまさしくもう1人の仮面ライダーマリカでありソニックアローを構えたままゆっくりと歩み寄っていた。

 

花「貴方…まさか…?」

 

???「はっ!!」

 

湊「くっ…ハアッ!!」

 

マリカとマリカが同時にぶつかり湊はもう1人のマリカに向かってソニックアローの斬撃を浴びせようとするがもう1人のマリカは冷静に攻撃を同じソニックアローで防ぎ、すかさず繰り出された蹴りを同じく蹴りで返していく。

 

湊「ハアアアッ!!」

 

???「はああああっ!!」

 

お互いのソニックアローがぶつかり合いお互いに鍔迫り合いの状態になり湊は目の前の自身と同じ姿のマリカに向かって言葉を投げかけた。

 

湊「貴方…何者!?」

 

???「私の事を忘れたんですか湊先輩?」

 

湊「その声…貴方まさか!?」

 

2人は同時に後ろに下がってソニックアローを構えたままゲネシスドライバーのレバーを一回押し込んだ。

 

 

((ピーチエナジースカッシュ))

 

湊・???「「ハアッ!!」」

 

2人の同じ技が放たれて2人の斬撃がぶつかりあって2人は衝撃波で後ろに吹き飛ばされてしまった。

 

湊「その強さ…やっぱり貴方…」

 

???「私ですよ…湊先輩?」

 

もう1人のマリカはピーチエナジーロックシードの蓋を閉じるとマリカの変身を解除して姿を晒すと全員が驚きの表情を浮かべた。

 

玲花「貴方は!?」

 

りんね「呉島…さん!?」

 

花「呉島葉月さん…どうして貴方がマリカに…?」

 

もう1人のマリカの正体はまさしく呉島葉月本人であり湊が黒のスーツに対して葉月は白いスーツであり白と黒の対決を表していた。

 

すみれ「呉島葉月…とんでもない大物を連れて来てくれたわね?感謝するわよガールズリミックス!!」

 

望「お前…何言ってやがる…」

 

すみれ「見なさい」

 

全員が葉月と湊の方を見比べ始めると花が何かに気づいて冷や汗を掻き始めた。

 

花「まずい…」

 

りんね「どうしたんですか?」

 

花「呉島葉月さんは湊耀子の後輩…これは嫌な予感がする…」

 

りんね「まさか!?」

 

葉月「貴方は本物の湊先輩じゃない…一体…?」

 

すみれ「知りたいかしら?」

 

葉月「貴方はもしかしてすみれさん?」

 

すみれ「えぇ…そうよ?そこに居る耀子は遺伝子情報から造った改造人間よ!!」

 

葉月「改造人間…湊先輩の遺伝子情報を何処で…」

 

すみれ「全てはこの世界を手に入れるためよ?耀子は私のために力になってくれるの…」

 

湊「葉月…すみれこそ新たな王となるべき存在なのよ!!」

 

葉月「何を言って…貴方はすみれさんじゃなくて駆紋戒斗さんを王とするために戦ってたじゃないですか!!」

 

湊「私の王は…すみれただ1人よ!!」

 

葉月「ふざけないで下さい…私が目を覚まさせてあげ…」

 

すみれ「いいの?貴方は耀子の後輩…貴方にとって1番助けたかった人物の筈…」

 

葉月「っ!!」

 

すみれ「知ってるわよ…貴方のせいで耀子は死んだ…また耀子の敵になるつもり?」

 

葉月「あ…それは…」

 

すみれ「造られた存在とは言え耀子はかつての記憶を持っている…貴方との思い出も全部ね…」

 

葉月「記憶を…」

 

すみれ「また耀子を死なせるつもり?」

 

葉月「っ!!」

 

湊「その通りよ葉月…貴方がいるべきはこっち…でしょう?」

 

葉月「湊…先輩…それでも…私は…」

 

湊「また私の言う事に背くつもり?また私を…殺す気?」

 

りんね「呉島さん!!彼女の言葉に耳を貸しちゃ駄目!!」

 

葉月「あ…あぁぁぁ…」

 

葉月は思わず頭を抱えてしまい膝をついてしまった。

 

 

すみれ「ふふふ…これで呉島葉月も私の物よ!!アッハッハッ!!」

 

最後に湊は葉月に向かって手を差し出してそれを見た葉月は顔が凍りついた。

 

葉月「湊…先輩…」

 

葉月(あの時手を取れなかった先輩がまた私に手を…)

 

 

湊「さぁ…葉月…私と一緒に行きましょう?」

 

 

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