仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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199話 クロスウィザードの誘い

 

葉月と湊耀子と戦闘から数日後、かつて一ノ瀬宝太郎達が通っていた富良洲高校の片隅にある地球とケミー達の暮らす新しい地球を繋ぐ白い扉から一体のケミーが扉を開けて宝太郎のいる地球へとやって来ていた。

 

クロスウィザード「今日はお店に宝太郎いるかな?」

 

クロスウィザードは一ノ瀬宝太郎の食堂である「キッチンいちのせ」に定期的に通っていたが宝太郎は調理師免許の資格取得の勉強のために勉強の日々が始まってしまい店の表に出てくる事が少なくなっていた。

 

クロスウィザード「やっぱり宝太郎は居ないか…」

 

クロスウィザードはキッチンいちのせに向かうが宝太郎はおらず客の1人も居ない状況であった。

 

クロスウィザード「ウィ!?」

 

そこに店の扉が開く音が聞こえて来て1人の女性が来店してきたのでクロスウィザードは慌てて身を隠すが女性の姿を見るなり目を輝かせた。

 

クロスウィザード(葉月だ!!まさかここで会えるなんて!!)

 

思わず話しかけようとしたが葉月の様子を見て再び身を潜めながら葉月の様子をじっと見つめていた。

 

葉月「……」

 

クロスウィザード(あれ…葉月…なんか真剣な表情…どうしたんだろ?)

 

早々に料理が運ばれて来て葉月はいそいそと料理を食べ始めてその勢いぶりにクロスウィザードは不思議そうに眺めていた。

 

葉月「よし…行こう!!」

 

葉月は早々に食べ終わると会計を済ませて食堂を出て行ってしまいクロスウィザードは慌てて葉月の後を追うと葉月のバックの中に入り込んだ。

 

 

葉月Side

 

私は沢芽市を出て食堂で素早く食事を終えると修行をつけてくれるであろうとある人物に会うために再び歩き始めてが道の途中で突如目の前にオーロラカーテンが出現して思わず足を止めた。

 

葉月「このオーロラカーテン…前に見た事がある…まさか時空が歪んでる!?」

 

目の前のオーロラを避けるために来た道を戻ろうとしたが背後にも別のオーロラカーテンが出現してしまい私はオーロラカーテンの壁に挟まれてしまいカーテンの向こうから以前戦った機械兵が姿を現した。

 

葉月「しまった…」

 

カッシーン「仮面ライダーヴィーナスを発見!!」

 

葉月「どうして私の事を…」

 

カッシーン「アカツキ様の仇を討たせてもらう!!」

 

葉月「アカツキって確か…ハンドレッドの!?」

 

かつて異世界で戦ったハンドレッドの事を思い出して私は思わず後ろに下がった。

 

カッシーン「ん?どうした…変身しないのか?」

 

葉月「ドライバーは…」

 

私は修行の一環として生身の体と精神力を鍛えるために全てのドライバーとロックシードを自宅に置いてきてしまったのだ。

 

カッシーン「変身出来なければ好都合だ!!」

 

葉月「はあっ!!」

 

私は振り下ろされた槍を慌てて躱して拳を体に叩き込むが槍の一撃を受けてしまい頬に切り傷をつけてしまいそのまま腹を槍で殴打されて私は地面に崩れ落ちた。

 

カッシーン「食らえ!!」

 

葉月「くっ…」

 

地面に転がった私を槍で貫こうとしたが私は地面を転がって回避しながら振り下ろされた槍を足で蹴って弾き、慌てて立ち上がって体勢を整えた。

 

葉月「やっぱり…変身出来ないと…私は無力だ…」

 

思わず変身出来なければここまで無力なのだと私は自身の弱さを実感してしまいそんな中、敵は私に向かって槍を構えて歩み寄って来た。

 

カッシーン「死ね!!」

 

クロスウィザード「危ない…葉月!!」

 

突如聞き覚えのある声が響いて私の前に魔法陣のような盾が出現して敵の攻撃を防いでいた。

 

葉月「クロスウィザード!?」

 

クロスウィザード「今だよ… キンキラヴィーナ!!ギングリフォン!!」

 

キンキラヴィーナ「ヴィ〜ナ!」

 

ギングリフォン「グリフォン!!」

 

葉月「えっ…!?」

 

クロスウィザードの魔法陣の横から金色に光る球体のような生き物と銀色の大きな鳥のような生き物が敵に向かって攻撃を放っていた。

 

カッシーン「ぐあっ… バカな…」

 

カッシーンは謎の生き物達の攻撃を受けてしまい吹き飛ばされて私の元にクロスウィザードが駆け寄って来て私の肩を掴んだ?

 

葉月「な、何を!?」

 

クロスウィザード「逃げるんだよ!!ウィー!!」

 

葉月の肩を掴んだままクロスウィザードは転移魔法を使い別の場所へと転移してしまい別の場所に転移した葉月はクロスウィザードへと向き直った。

 

葉月「ありがとうクロスウィザード…助かりました…」

 

クロスウィザード「どうして変身しなかったのさ?変身したらあんな奴ら簡単に倒せたのに!!」

 

葉月「ドライバーは家に置いて来ました…だから今変身出来ないんです…」

 

クロスウィザード「どうして?」

 

葉月「修行の旅の途中なんです…私は強くならないといけないんです…アーマードライダーの力に頼らずに肉体的にも精神的にも強くなりたい…だからアーマードライダーの力は置いて来ました。」

 

クロスウィザード「そんなの危なすぎるよ!!さっき見たでしょ?オーロラカーテンは突然現れる…敵がいつ襲って来てもおかしくないんだよ!?」

 

葉月「それでも…私は強くならないといけないんです…今度こそ…みんなを守るために…」

 

クロスウィザード「そもそもさ、修行の旅って具体的に何の修行なのさ?」

 

葉月「精神と肉体を強くするための修行です。私の知り合いが修行をつけてくれそうな人を調べてくれたんです。私はその人に修行をつけてもらわないといけないんです…」

 

クロスウィザード「そうなんだ…じゃあさ!!その人に会う前にちょっと寄り道していかない?」

 

葉月「寄り道?」

 

クロスウィザード「君に戦うための力を授けてくれそうな人のところ!!修行の間せめて戦うための力はあった方がいいだろうし…」

 

葉月「でも私は戦う力なんて…」

 

クロスウィザード「ほらっ!!この子達も葉月の力になりたいって言ってるよ!!」

 

葉月「貴方達…」

 

私の周りをキンキラヴィーナとギングリフォンのカード2枚が浮かび上がっていた。

 

葉月「わかりました…案内してくれますか?」

 

クロスウィザード「了解!!それじゃ行くよ…」

 

私は再びクロスウィザードの肩を掴むとクロスウィザードの転移魔法を発動させようとした

 

葉月「それで…戦うための力と言うのは?」

 

クロスウィザード「君が前に異世界で変身した仮面ライダーだよ!!」

 

葉月「…もしかして新しいヴィーナス?」

 

クロスウィザード「そ!!錬金術師の力だよ!!」

 

ふと前にハンドレッドの戦いにりんねさんの指輪を借りて変身した仮面ライダーの姿を思い出していた。

 

葉月「新しいヴィーナスか…」

 

私が静かに呟くとクロスウィザードは魔法陣を展開すると私達は一瞬で別の場所へと転移した。

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