仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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203話 お菓子を求めて

 

シロ「…迷った…」

 

ハロウィン会場を彷徨っていたシロはお菓子の入ったお皿を持ったまま廊下をゆっくりと歩いていたが目の前の部屋から3人の女性が飛び出して来た。

 

沙羅「こっち!!」

 

ミメイ「逃がさないわ!!」

 

コヨミ「ふふふ…」

 

3人を捕えようとコヨミが姿を現して別の指輪を取り出すとバックルに指輪を翳した。

 

(チェイン・ナウ)

 

コヨミ「ハッ!!」

 

3人を捕えようとコヨミの放った鎖が迫るが別方向から放たれた植物の蔦が鎖を巻き取り動きを封じてしまった。

 

コヨミ「何者?」

 

シロ「こんにちは魔法使いさん」

 

シロは物陰から姿を現すと植物の蔦で鎖を引きちぎるとそのまま鎖を消し去ってしまった。

 

ミメイ「ハアッ!!」

 

すかさずミメイが刀をシロに振り翳すがシロは手から電撃を放ちミメイを吹き飛ばしてしまった。

 

ミメイ「バカな…魔法?」

 

シロ「魔法じゃなくて超能力なんだよ…これ…」

 

コヨミ「ゲームの飛び入り参加者が居たなんてね」

 

シロ「ハロウィンパーティでしょ?途中参戦もあり…でしょう?」

 

コヨミ「いいわ?貴方もゲームに参加する権利をあげましょう」

 

(テレポート・ナウ)

 

シロ「あ、待て!!」

 

コヨミとミメイはその場から姿を消すとシロも部屋から飛び出してコヨミ達の後を追っていた。

 

 

 

葉月Side

 

ショッカーを撃退した葉月と本郷猛は再び滝行にて精神を鍛えるために修行へと戻っていた。

 

葉月(変身出来なかったのは私の精神的な迷いや弱さが原因…どんな事にも狼狽えない鋼の精神が必要なんだ…)

 

私は手を合わせたままじっと水の冷たさに耐えながらじっと滝行を行い自分自身を見つめ直していた。

 

葉月?(だからやるだけ無駄だって…貴方じゃ誰も救えない…)

 

葉月(………)

 

葉月?(貴方のその豆腐メンタルじゃまた挫けるのがオチだよ)

 

葉月(すぅ〜はぁ〜)

 

葉月?(ちょっと聞いてるの?貴方じゃ誰も救えない!!さっさっと諦めて…)

 

葉月(心頭滅却)

 

葉月?(なっ…心の中にバリアー!?くっ…私の声が届かない!!)

 

心に現れる負の感情が生み出したもう1人の私の言葉も私には効果が弱まって来ており必死に私を絶望させようとするが私は心の中でバリアを張り、もう1人の私を寄せ付けないようにする事が出来るようになった。

 

葉月(だって私は見ちゃったんだもん…本郷さんの仮面ライダーとしての戦いを…)

 

私の脳裏には仮面ライダー1号となりショッカーを撃退する様子が蘇り私の心を熱くさせていた。

 

葉月(あれが始まりのライダーの戦い…私もあんなふうに強くなりたい…)

 

修行に明け暮れる葉月の様子を本郷はじっと見つめており、近くの岩場にはキンキラヴィーナとギングリフォンがその様子をじっと同じように見つめていた。

 

キンキラヴィーナ「ヴィーナ!!」

 

ギングリフォン「ギン!!」

 

猛「葉月君…君はきっと強くなれる…今回の修行で何かを掴む事が出来る筈だ」

 

 

シロSide

 

シロは途中で襲い来る改造人間達を蹴散らしながら廊下を進むと3人の女性が先程のコヨミ達3人の刺客と正面から向き合っている様子に遭遇した。

 

コヨミ「あら?貴方も生き延びたのですね?」

 

シロ「あんなのおやつの後の運動にもならないよ」

 

シロはりんね達との間に割って入るとりんね達はシロの突然の乱入に目を丸くした。

 

沙羅「わっ…今度は誰?」

 

静香「いきなりでびっくりした…」

 

りんね「貴方誰なの?」

 

シロ「はろはろー…私はシロ…仮面ライダーの先輩ってところかな?」

 

りんね「貴方も仮面ライダーなの!?」

 

シロ「そういう貴方は九堂りんねちゃんだよね?私の知り合いから話は聞いてる…」

 

りんね「知り合い?」

 

シロ「呉島葉月、仮面ライダーヴィーナスの知り合いって言えばわかる?」

 

りんね「呉島さんの!?ねぇ呉島さんは大丈夫なの!?今、どこに!?」

 

シロ「ちょっ落ち着きなよ…ヴィーナスなら大丈夫だよ今、修行の旅に出てるんだ…強くなりたいからって…」

 

りんね「修行…?」

 

シロ「彼女から頼まれたんだ…私の代わりにりんねさん達を支えてあげて欲しいって!!」

 

りんね「そう…なんだ…」

 

シロ「私も戦うよ…お姉ちゃんの代わりにね」

 

りんね「呉島さんがお姉ちゃん?」

 

シロ「お姉ちゃんは私を本当の家族のように扱ってくれる…だからお姉ちゃんなんだ…」

 

沙羅「美しい姉妹愛…素敵です」

 

静香「ねぇ…そんな事より前!!前!!」

 

シロ達は目の前の敵に視線を戻すとコヨミ達は一斉に変身のためのツールを起動させた。

 

グロッタ「もう少し楽しませて貰わないと」

 

ミメイ「そろそろ決着をつけるべき」

 

コヨミ「ゲームのクライマックスは私も参加するわ」

 

(ドライバーオン・ナウ)

 

コヨミはドライバーを出現させるとハンドルを操作して指輪を構えた。

 

(シャバドゥビタッチヘンシン)

 

コヨミ「変身」

 

(チェンジ・ナウ)

 

コヨミが仮面ライダーワイズマンに変身を完了させて同時にグロッタとミメイも怪人に変身を完了させた。

 

りんね「みんなにも変身して戦えって事?勝手すぎる…」

 

沙羅「人の命を奪うゲームなんて絶対許さない!!」

 

静香「キバーラ…協力してくれる?」

 

キバーラ「いいでしょう。貴方に特別な力をあげるわ」

 

静香「りんねちゃん戦うよ!!きっとそういう定めなんだ…あたしも!!」

 

りんね「静香さん…沙羅さん…わかりました。みんなで戦いましょう…」

 

りんねは最後にシロの方を見るとシロは口に詰め込んだお菓子を飲み込むと戦極ドライバーを取り出した。

 

シロ「貴方達を倒してお菓子をいただくよ」

 

りんね「お菓子!?」

 

シロは戦極ドライバーを腰に装着すると黄色いベルト帯がシロの腰に巻きついてドライバーが腰に固定された。

 

(SET)

 

沙羅「変身!!」

 

(ARMED CLAW)(READY FIGHT!!)

 

 

静香・キバーラ「「変身」」

 

 

(アルケミスリンク)

 

(YOACERBERUS!) (NEMINEMOON!)

 

 

(シルバー)

 

 

りんね・シロ「「変身!!」」 

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(ロックオン・ソイヤ!)

 

 

(スリーヘッドスリーパー!)(ムーンケルベロス!)

 

 

(シルバーアームズ!白銀ニューステージ!)

 

 

沙羅は仮面ライダーハクビに静香は仮面ライダーキバーラにりんねはマジェードに最後にシロが仮面ライダーアテナに変身を完了させた。

 

 

コヨミ「さぁ…ショウタイムよ!」

 

 

3人が一斉に駆け出すのと同時に3人の仮面ライダーが駆け出すとアテナに変身を完了させたシロが遅れて杖を手に駆け出した。

 

シロ(お姉ちゃん…こっちは任せて…)

 

 

 

 

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