仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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204話 謎のベルト

 

シロを含めたガールズリミックスメンバーとコヨミ達の激しい戦いが繰り広げられる中、会場の外にいた亜樹子がかつてツクヨミが使っていた銃を手に戦いの場に合流していた。

 

りんね「亜樹子さん何ですかそれ?」

 

亜樹子「ガールズの絆は永遠って事!!」

 

シロ「何それ…後で触らせて欲しい!!」

 

亜樹子「わっ…新しい子が!?えーっと確か貴方は…」

 

亜樹子はシロの姿を見るやメモ帳を取り出してシロの情報を確認しようとしていた。

 

シロ「シロ!!仮面ライダーアテナ!!以上!!」

 

亜樹子「あぁっ!!私が説明しようとしてたのに…」

 

シロ「そんな事より何かあった?」

 

亜樹子「あ、そうだ…それより新しい情報を掴んだよ。この事件の首謀者の名前はコヨミ。でもそれは本当の姿じゃない…彼女は既に消滅しているから!!」

 

沙羅「えっ!?」

 

亜樹子「彼女は仮面ライダーウィザードと共にファントムと戦うために作られた賢者の石が埋め込まれた人形!!」

 

シロ「賢者の石…」

 

亜樹子「コヨミちゃんは世界を守る為に力を差し出して命を失う事を選んだ…」

 

りんね「賢者の石…人形…コヨミさんは操られているだけなんだ!!きっと本当の心を取り戻せる!!」

 

コヨミ「うるさい!!ゲームに集中しなさい!!」

 

りんね「あぁっ…」

 

コヨミの激しい斬撃によりりんねはダメージを受けて調理台から鍋などをひっくり返しながら地面に崩れ落ちた。

 

シロ「それ以上はやめて!!」

 

りんねの前にシロが立ち塞がり槍でコヨミの武器を受け止めて武器を跳ね上げると自身は回し蹴りでコヨミを蹴り飛ばした。

 

コヨミ「ぐっ…」

 

シロ「ハアアアアッ!!」

 

シロは槍を手に地面に倒れたコヨミに向かって槍を繰り出すがコヨミの顔に当たる瞬間に思わず止めてしまいシロは刃先を突きつけた状態で動きを止めてしまった。

 

シロ(私には無理だ…この人を傷つけたくない…)

 

コヨミ「ハアッ!!」

 

シロ「あぐっ…」

 

動きを止めた一瞬の隙を狙ってコヨミはシロに斬撃を繰り出してシロはダメージを受けて床を転がりコヨミは再び指輪を翳した。

 

 

(イエス・スペシャル・アンダスタンド?)

 

シロ「うぐっ…」

 

コヨミの火炎魔法によりシロは強烈な火炎魔法を浴びてたまらず吹き飛び床を転がっていく。

 

コヨミ「そこで大人しくしていなさい」

 

 

(アルケミスリンク)

 

(ムーンケルベロス・ノヴァ)

 

 

りんね「ハアッ!!」

 

りんねが入れ替わりにドライバーを操作して飛び上がり蹴りを放つがコヨミに蹴りを跳ね返されてしまい地面に転がりながらも再び立ち上がるがコヨミは再び指輪を翳した。

 

(エクスプロージョン・ナウ)

 

コヨミ「ハッ!!」

 

りんね「ハッ!!うぅ…あぁっ!!」

 

爆発魔法にりんねは拳を連打し衝撃を防ぐが全ての攻撃は防ぎきれずにダメージを受け始めて最後に斬撃を浴びてりんねは変身が解除されてしまった。

 

コヨミ「フフフ…トドメよ…ハアッ!!」

 

シロ「うぅぅ…」

 

コヨミ「何!?」

 

りんねに向かって武器を振り上げたコヨミだが間に割り込んで来たシロが攻撃をその身で受けてしまい銀色の鎧が火花を散らした。

 

りんね「シロさん!?私を庇って…」

 

シロ「…何でなの?」

 

コヨミ「何?」

 

シロ「ハロウィンってもっと楽しいイベントじゃないの?こんなに傷つけあうなんて悲しいだけだよ!!」

 

りんね「シロさん…」

 

シロはコヨミの武器を受け止めたまま必死に言葉を投げかけるがコヨミはそのままシロの腹を蹴りシロはたまらず床を転がった。

 

りんね「くっ…うぅぅ…」

 

コヨミはりんねに再び狙いを定めるとその首を掴むとそのまま地面に倒してしまった。

 

沙羅「コヨミさん目を覚まして!!貴方も仮面ライダーを近くで見てきたんでしょ!!」

 

コヨミ「何故私に構うの!?早く絶望しなさいよ!!」

 

コヨミが武器を振り上げようとした瞬間にコヨミの武器に植物の蔦が巻き付いて動きを封じており沙羅が視線を向けるとシロが倒れたまま手を翳して植物を操っていた。

 

シロ「仮面ライダーがいる限り…誰1人絶望なんかさせないよ!!」

 

コヨミ「くっ…」

 

コヨミは力任せに植物の蔦を引きちぎると再び武器を振り翳そうと構えるが間に割り込んだりんねがケミーライザーで武器を受け止めた。

 

りんね「私は絶望しないし誰も見捨てたくない!!それが仮面ライダーだから!!貴方の事も諦めない…絶対に助ける!!」

 

(ケミーライズ)(ユニコン!)

 

コヨミ「うっ…」

 

りんねの咄嗟の一撃がコヨミの魂を浄化し、コヨミは変身が解けて思わず後ろに下がりながらも本来の自分自身の意識を取り戻していた。

 

コヨミ「…ありがとう。私の心を取り戻してくれて…」

 

りんね「コヨミさん…貴方を利用したのは誰なの?」

 

コヨミ「わからない…けどその脅威は近くに…絶対に諦めないで!!希望は必ずあるから!!」

 

コヨミはそう言い残すと消滅してしまいりんね達は思わず悲しげな表情を浮かべた。

 

亜樹子「これにて一件落着ね…」

 

全員が一息付いた瞬間にあたりに何かの駆動音が響いて全員の視線が突如として現れたナユタに向かって視線が注がれてその腰に装着されているベルトを見て全員が驚きの表情を浮かべた。

 

亜樹子「私聞いてない!!あのベルト消滅したんじゃなかったの!?」

 

りんね「駄目ナユタ…そのベルト外して!!」

 

ナユタ「うわあああああ!!」

 

ベルトからエネルギーが迸り、静香と沙羅がナユタを抑えに掛かるが、2人からファンガイアとジャマトのエネルギーがベルトに吸収されていくとベルトの暴走は収まり、ナユタは意識を失った2人に支えられながらりんねの中で意識を失ってしまった。

 

シロ「何…このベルトは…?」

 

シロは床に音を立てて落ちたベルトを拾い上げるとその中心で怪しげに光るコアのような部分をじっと見つめた。

 

シロ「敵の狙いはもしかして…このベルトが完成するのを狙ってる…?」

 

 

 

葉月Side

 

本郷猛の元で修行を続ける葉月は本郷猛の案内の元、森の奥のさらに奥へと足を踏み入れていた。

 

葉月「ここは…?」

 

猛「迷いの森だ…」

 

葉月「迷いの森?」

 

猛「ここから先は昼であろうが決して光の届かない暗闇の世界だ…」

 

葉月「今回の修行はもしかして…」

 

猛「そう…君の精神力を鍛える修行だ…」

 

葉月「精神力…つまりこの森を突破すればいいんですね?」

 

猛「そう簡単な事では無い…この森には、もののけが住むと呼ばれている…」

 

葉月「もののけ?」

 

猛「くれぐれも気をつけるんだ…君の心の強さが試される恐ろしい場所だ…」

 

葉月「何者が相手だろうと私は絶対に負けません!!」

 

私は本郷さんが静かに立ち去ったのを確認すると森の中へと足を踏み入れた。

 

葉月「昼間なのに暗いな…」

 

スマホの明かりを頼りにゆっくりと歩みを進めてしばらくすると開けた場所に辿り着くと何者かの気配を感じて私はゆっくりと後ろを振り返った。

 

???「フッ!!…」

 

葉月「貴方は…まさか!?」

 

背後に薄らとだが人型の何かが現れておりそれはやがて見知った人物へと姿が変わり私は思わずその姿に冷や汗を掻いてしまった。

 

貴虎?「葉月…お前は私の側にいる資格は無い…」

 

葉月「貴虎さん?いや…貴虎さんがここにいる訳が無い…」

 

貴虎さんの姿をした何かは私を睨みつけると私の心を突くような言葉を投げ掛けた。

 

貴虎?「お前のような弱い奴と結婚したのは間違いだったようだ…」

 

葉月「なるほど。迷いの森…そういう事ですか…」

 

 

私の精神力を試される修行が今、静かに始まろうとしていた。

 

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