210話 攫われる皐月
皐月Side
私は突如目の前に現れたゴルドドライブではなく仮面ライダーブロンズドライブを前にゆっくりと後ろに下がりながら言葉を投げかけた。
皐月「貴方は確かゼインに倒されたんじゃ!?」
蛮野「データさえ無事ならヒューマギアの体を使い私は何度でも蘇る事が出来るのだぁ…」
皐月「くっ…なんて事…」
蛮野「さぁ…大人しく私の部下になるか私に倒されるか好きな方を選べ?」
皐月「ふざけないで…どっちもお断り!!変身っ!!」
(チェリーエナジー)
上空からさくらんぼの赤い鎧が降りて来て皐月はゲネシスドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じた。
(ロックオン・ソーダー)
(チェリーエナジーアームズ)
皐月はゲネシスドライバーのレバーを押し込むと皐月の体を黒いアンダースーツが覆いさらにその上から赤い鎧が被さり展開して皐月はアーマードライダーアルテミスへと変身を完了させた。
蛮野「貴様も私の実験材料となれぇぇぇ!!」
皐月「うあっ…」
蛮野のハンドル剣をソニックアローで受け止めるがすぐに鎧に斬撃を浴びて皐月は吹き飛び地面を転がっていく。
蛮野「ええええい!!そんなものかぁぁぁ!!」
皐月「くっ…かはっ…」
蛮野「私に…跪けぇぇぇ!!」
蛮野は私のお腹に膝を連続で叩き込み私は体がくの字に曲がり連続で膝蹴りを浴びると地面に倒されてしまった。
蛮野「立てぇぇぇ!!」
皐月「うぅ…」
地面で呻く中、私の白いマントを乱暴に掴み上げると私は無理やり立たされてしまいそのままマントを掴まれたまま手すりに体を叩きつけられてしまった。
蛮野「これで私の部下になる気になったかな?」
皐月「ふざ…けんな…お前…なんか…に誰が…」
私は口調が本来の口調に自然と戻ってしまい必死に睨みつけるが蛮野は私の顔面を容赦なく殴りつけていき私は再びうめき声をあげてしまう。
皐月「うっ…がっ…なんて…乱暴な…攻撃…」
蛮野「フッハッハッハッ…その程度かぁ…?」
皐月「調子に乗らないで…ハアッ!!」
蛮野「ぬぅ?」
私は蛮野の腹を蹴り吹き飛ばすとソニックアローですれ違いざまに切りつけていき最後に回し蹴りで蹴り飛ばした。
蛮野「バカな…ぐあっ…」
(チェリーエナジースカッシュ)
皐月「せやあっ!!」
蛮野「ぬあああああっ!!」
私の斬撃波が蛮野を吹き飛ばして蛮野は地面を何度も転がり私はとどめを刺すためにゲネシスドライバーからチェリーエナジーロックシードを外してソニックアローに装着した。
(ロックオン)
皐月「これで…終わり!!」
私はソニックアローの弦を引き絞りエネルギーを溜めるがそれを見た蛮野が自身のドライバーを操作していた。
蛮野「終わるのは貴様の方だぁぁぁ!!」
皐月「なっ…ソニックアローが…?」
突如私のソニックアローが微粒子状になり私の手元から離れるとそれは蛮野の手の中でその形を復元させて蛮野は私のソニックアローを手にしてしまった。
蛮野「脆・弱!!」
蛮野は腕のブレスのボタンを押すと私のソニックアローの弦を引き絞りエネルギーを貯めると迷いもなく技を放ってしまった。
(チェリーエナジー!!)
蛮野「この…役立たずのゴミがぁぁぁ!!」
皐月「きゃああああああっ!!」
私は体を撃ち抜かれてしまい衝撃で吹き飛ばされて強制的に変身が解除されてしまい地面に崩れ落ちた。
蛮野「脆弱だなぁ…では貴様を捕らえて実験でもするかな?ハッハッハッ…」
皐月「うぅ…」
蛮野はソニックアローを再び構えると私に向かって再び弦を引き絞り始めて焦った私はライダーブレスを腕に装着してなんとか立ち上がると手を翳した。
皐月「まだ…まだだよ…来てっ!!」
蛮野「何だと!?」
ザビーゼクターが天井を突き破って飛来して蛮野に体当たりをしてソニックアローを弾き飛ばしてしまった。
皐月「変身!!」
(CAST OFF・CHANGE WASP)
ザビーゼクターが飛来して私のライダブレスに装着されて私はそのままザビーゼクターを回転させると一気にザビーのライダーフォームへと変身した。
皐月「クロックアップ!!」
(Clock Up)
蛮野「バカな…グハァッ…」
私は高速移動で蛮野を吹き飛ばすと地面に落ちたソニックアローを回収してそのまま高速移動しながらその場から逃げ去ることに成功した。
皐月「ぐっ… 蛮野の奴…容赦なく殴りやがって…ちっくしょう…」
私は1人愚痴りながらよろよろと人気の無い水辺の公園を歩いていたが体の痛みに耐えきれずについにその場に倒れ込んでしまった。
皐月「くっ…もう体が…動か…ない…意識も…もた…ない…」
皐月はついに力尽きてしまいその場で気を失ってしまうがそこに金髪の背の高い男性が現れて倒れ伏す皐月の体から流れる緑色の血を見て驚きの表情を浮かべた。
檀黎斗「緑色の血…?この女…人間じゃないな?ん〜?」
そこに現れたのは人間に戻った檀黎斗本人であり皐月の腰に装着されているゲネシスドライバーに興味を示すと皐月の腰からゲネシスドライバーを外してしまい気を失ったままの皐月の髪を撫でた。
檀黎斗「ほぅ…この女、仮面ライダーか…丁度いい…私の秘書にでもなって貰おうかな」
黎斗は皐月を優しく抱き上げるとどこかに歩き始めてしまい気を失ったままの皐月の表情を見るなり怪しげな笑みを浮かべた。
檀黎斗「我が幻夢無双コーポレーションのために私の力になって貰うぞ…」
皐月「………」
檀黎斗「ヴェアァハハハハハハハハァ!!」
黎斗は大声で笑い声を上げながら皐月を抱えたままその場から立ち去ってしまった。