仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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212話 ときめきブライダル

 

檀黎斗「うおおっ!?」

 

???「セヤアッ!!」

 

突如私を助けてくれたヴィーナスは、ソニックアローの斬撃に頼らずにほぼ格闘術だけで黎斗さんを圧倒していた。

 

 

(マイティクリティカルストライク!!)

 

 

檀黎斗「ぬううううん!!」

 

 

(マロンエナジースパーキング)

 

 

???「フッ!!」

 

2人は同時に飛び上がると蹴りが炸裂し、お互いにエネルギーを発しながらぶつかり合うが、ヴィーナスがゲンムを押し切ってしまい、ゲンムをそのまま蹴り飛ばしてしまった。

 

檀黎斗「ぐはっ…」

 

???「ふぅ…」

 

皐月「つ、強い…あそこまで圧倒するなんて…」

 

檀黎斗「やるなぁ…だがこれならどうだ?)

 

黎斗さんは紫色の大きなガシャットを取り出すと回転させて構えた。

 

 

(幻夢無双!)

 

 

檀黎斗「グレード無双……変身っ…っ!?んおっ!?」

 

???「遅い!!ハッ!!」

 

ヴィーナスは素早く檀黎斗に近づくとガシャットを蹴り飛ばしてしまい、ガシャットは地面に虚しく転がった。

 

皐月「変身を止めた…」

 

ヴィーナスはそのまま変身に失敗して狼狽える黎斗さんの胸倉を掴むと、そのままお腹を蹴り遠くに蹴り飛ばしてしまった。

 

檀黎斗「ぐああああ!!」

 

皐月「ねぇ!!貴方は一体…?」

 

ヴィーナスは私の声に反応して私の方へとやって来ると、マロンエナジーロックシードの蓋を閉じて変身を解除した。

 

チャッキー「大丈夫だった?皐月さん…?」

 

皐月「貴方は…チャッキーさん!?」

 

ヴィーナスの正体は海外で仕事中のチャッキーさんであり、私は驚きの表情を浮かべた。

 

皐月「ど、どうしてチャッキーさんが…?海外で仕事中だったんじゃ?」

 

チャッキー「シロちゃんから皐月さんを手伝って欲しいって連絡があってね…仕事も一区切りしたから急いで駆けつけたんだ…」

 

皐月「そ、そうだったんだ…」

 

チャッキー「皐月さん…あの人に嫌な事されたでしょ?」

 

皐月「えぇ…変なウイルス貰っちゃいましたし服脱がされそうになりました…」

 

チャッキー「…待ってて…すぐ終わらせてくるから…」

 

チャッキーさんは倒れている黎斗さんの方へと歩み寄ると、胸倉を掴んで自身の方へと引き寄せた。

 

チャッキー「檀黎斗…アンタの話は聞いてるよ…前にみんなに酷い事をした悪い人だって!!」

 

檀黎斗「あぁ…懐かしいな…私にもそう言うヤンチャで懐かしい日々があったなぁ…」

 

チャッキー「ふざけないで…今度は皐月さんまで酷い目に合わせるつもり?」

 

檀黎斗「彼女は私に必要な存在だ…だから彼女には私の秘書になって貰う!!」

 

チャッキー「この…!!」

 

皐月「待ってチャッキーさん!!って言うかそんな好戦的な感じでしたっけ?」

 

チャッキー「私はね…葉月さんを目の前で死なせた事があるんだ…」

 

皐月「え…」

 

チャッキー「紘汰さんや舞…みんな居なくなった…そんな時、私は何も出来なかった…これ以上大切な人が傷つくのは見ていられないの!!」

 

皐月「チャッキーさん…」

 

チャッキー「だから…私は海外でモデルの仕事をしながら体を鍛えてきたの!!今度こそ大切な人を守れるために…葉月さんの隣で戦えるぐらいに!!」

 

皐月「だから…あそこまで戦えたんだ…」

 

チャッキー「平気で人を傷つける貴方を絶対に許さない…」

 

檀黎斗「許しを請う気などなぁい!!」

 

チャッキー「アンタ…そろそろいい加減に…」

 

皐月「チャッキーさん待って!!」

 

チャッキーさんは相当のお怒りの様子で今にも黎斗さんを殴り飛ばしそうな勢いのために私は慌ててチャッキーさんを止めに入った。

 

チャッキー「アイツから酷い目にあったんでしょ?」

 

皐月「それはそうですが…もしかしたら何か事情があるのかも…せめて話を聞くぐらいは…」

 

私は今だに痛む頭を抑えながら黎斗さんに歩み寄りその顔を覗き込んだ。

 

皐月「私を側に置きたい…私にウイルスに感染させてまで貴方が成し遂げたい事は一体何ですか?」

 

檀黎斗「ふっ…いいだろう付いてきたまえ…」

 

私達は黎斗さんの後に続き幻夢無双コーポレーションへと戻ると、パソコンに繋がれている白いガシャットを私達見せてきた。

 

皐月「このガシャットは…?」

 

檀黎斗「ときめきブライダルのガシャットだ」

 

チャッキー「ときめきブライダル?」

 

檀黎斗「これは理想の相手とのマッチングや恋愛、結婚を通じて愛を育みレベルを上げる出会い系恋愛ゲームだ!!」

 

皐月「はぁ…このガシャットに何か問題が?」

 

檀黎斗「私はこのゲームを一般販売するにあたって、深く知るべき事があると感じている…」

 

皐月「知るべき事?」

 

檀黎斗「恋愛だ…」

 

チャッキー「私は恋愛についての知識が浅い…以前、私の父が愛について語っていたのを思い出したのだが…私は恋愛というものが今だによくわかっていない…」

 

皐月「つまり…恋愛が何かを知りたい…と?」

 

檀黎斗「そうだ…このゲームをテストプレイして私に恋愛というものを教えて欲しい…」

 

皐月「それなら私に任せてください!!」

 

チャッキー「皐月さん!?大丈夫なの…?」

 

皐月「任せてください!!私、恋愛ゲームは得意なんですよ!!」

 

檀黎斗「ほぅ…やはり君に頼んで正解だったな…ならば見せてくれ…君のゲームのエンディングを!!」

 

私は黎斗さんからときめきブライダルのガシャットを受け取るとスイッチを押して起動させた。

 

(ときめきブライダル)

 

ガシャットを起動させると私はゲームエリアへと転送されていき私は目の前に現れた建物に目を丸くした。

 

皐月「ここは…大学?」

 

 

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