仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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214話 デザイアロワイヤル

 

葉月Side

 

葉月「ふっ!!ふっ!!」

 

私は修行の休憩の合間に新しいヴィーナスに変身出来ないか再び試していたが今だに指輪は反応を見せずに私は変身出来ない理由をずっと考えていた。

 

葉月「駄目だ…やっぱり変身出来ないや…」

 

私は指輪を外して指輪をじっと見つめていたが今だに変化を見せない指輪を見て思わず溜息をついてしまった。

 

葉月「やっぱり錬金術師じゃないと変身出来ないのかな?それとも私とケミーとの絆がまだ足りない?」

 

クロスウィザード「修行はどう?葉月ー!?」

 

葉月「うわぁっ!?クロスウィザード!?何でここに…」

 

突如私の背後にクロスウィザードが現れて私は驚いてその手に持った指輪を落としそうになってしまった。

 

クロスウィザード「修行の様子が気になっちゃって…瞬間移動で見に来た!!」

 

葉月「魔法使いって本当に便利ですね…」

 

クロスウィザード「そんな事よりさ…何か悩み事?」

 

葉月「修行を続けてるんですが今だに指輪の力を引き出せなくて…」

 

クロスウィザード「なるほど〜」

 

葉月「やはり私は錬金術師じゃないから変身出来ないんでしょうか?」

 

クロスウィザード「ううん…風雅さんに調整して貰ってるからいつか必ず変身出来るようになるよ!!」

 

葉月「でも今だに時間が掛かってるのはどうしてでしょうか?」

 

クロスウィザード「ケミーからの信頼は大丈夫…後は気持ちの問題じゃないかな?」

 

葉月「気持ち…ですか?」

 

クロスウィザード「一向に変身出来ない事に焦ってしまってるんじゃない?たぶん…その気持ちが変身を妨げてるかもよ?」

 

葉月「そっか…焦りすぎてたのかもしれないんですね…」

 

クロスウィザード「大丈夫だよ…来たるべき日にきっとその指輪とケミーは必ず応えてくれる日が来る筈…今は焦ったら駄目だよ?」

 

葉月「そっか…ありがとうございますクロスウィザード…」

 

クロスウィザード「ウィーヒッヒッ!!元気が出たみたいでよかったよ!!」

 

 

 

皐月Side

 

その頃私はチャッキーさんと一緒にとある神社の近くの祠へとやって来ていた。

 

チャッキー「この絵馬に願いを書けばいいんだよね」

 

皐月「シロちゃんの話によれば絵馬に願いを書けばナビゲーターが導いてくれるんだってよ?

 

チャッキー「ふぅん…絵馬に書くなんて神社らしくて素敵!!」

 

皐月「とりあえず一旦シロちゃんの元へ行って情報を集めよう!!」

 

皐月とチャッキーの2人がその場を離れたしばらくして絵馬のある場所に白と黒のツートンカラーの服装の女性が現れて新たに増えた絵馬をじっと見つめていた。

 

ツムリ「また新たな願いが…あら…?」

 

ツムリは新たに増えた2つの絵馬を手に取ると交互に見比べながら目を見開いた。

 

 

親友、呉島葉月さんの大切な先輩が生き返る 千秋

 

 

葉月の先輩、湊耀子先輩の復活  水瀬皐月

 

 

ツムリ「この2人は自分自身ではなく自分の知り合いのために同じ願い事を?」

 

ツムリはスマホのような機械を取り出すとどこかに連絡を入れて通話を切るとどこかに歩き始めた。

 

ツムリ「呉島葉月さんに湊耀子さん…このお二人は…」

 

 

 

シロ「お疲れ様〜」

 

皐月「それで…何か情報は掴んだ?」

 

シロ「かつてデザイアグランプリやデザイアロワイヤルって理想の世界に変えられるゲームがあったんだって!!」

 

皐月「理想の世界…つまり願いが叶うって事ですね…」

 

シロ「そのためにはデザ神に…つまりゲームで最後まで生き残らなきゃいけないんだって!!」

 

チャッキー「最後まで生き残る…」

 

皐月「そうすれば願いが叶うんですね…」

 

シロ「…でも本当にいいの?2人にも叶えたい願いがあるんじゃないの?」

 

チャッキー「うん…」

 

皐月「そう…だけど…」」

 

チャッキーの頭の中には紘汰や舞の姿が浮かび、皐月の頭にはかつてのネイティブの仲間と立川の顔が浮かび上がっていた。

 

チャッキー「シロちゃんこそ絵馬に願い事を書かなくてよかったの?神社の神主さんを生き返らせる事も出来るかもしれないのに?」

 

シロ「私は…託されたから…これからの未来を…そんな中でまた甦らせるのもなんか違うかなと思って…」

 

チャッキー「私も…紘汰さんや舞は死んだ訳じゃないし…向こうの世界を守るために頑張ってる筈…だから大丈夫!!」

 

皐月「私は本当はネイティブの仲間にもう一度会いたい…でも今の私は料理でみんなを笑顔にするって夢があるんだ…だからみんなに会うのはまだ先になりそうかな?」

 

シロ「そっか…みんな強いね…」

 

チャッキー「葉月さんのためだったら私、何でもするよ?そのために日本に戻って来たんだから…」

 

皐月「私も…葉月の幸せが私の幸せなんだ!!今のあの子には心の支えである湊先輩が必要なんだよ…」

 

シロ「うん…私達がこうして友達になれたのも全てお姉ちゃんのお陰だもんね…」

 

チャッキー「うん!!」

 

皐月「そうだね…」

 

シロ「それじゃ沢芽ガールズチームでお姉ちゃんの願いを叶えよう!!」

 

皐月「沢芽ガールズチーム!?」

 

チャッキー「いや…ここはチーム・VENUSじゃないの?」

 

シロ「私…アテナだし…」

 

皐月「それを言うなら私はアルテミスですし…」

 

チャッキー「チーム・VENUSの方が響きいいじゃん…」

 

シロ「えー」

 

皐月「な、なんでもいいですよ…」

 

チャッキー「ここはちゃんと決めようよ!?」

 

私達がお互いの意見を出し合っていると私達のいるシロちゃんの研究室に生徒の1人がやって来て私達は一斉に女子生徒の方へと視線を向けた。

 

女子生徒「皐月さんと千秋さんはこちらにいらっしゃいますか?」

 

シロ「2人ならここにいるけど…なんかあった?」

 

女子生徒「その…2人に会いたいって言ってる人がいるんですけど…」

 

シロ「もしかして…」

 

シロちゃんは立ち上がると真剣な表情を浮かべながら私達の方へと向いた。

 

シロ「お迎えが来たみたい…2人とも後は任せるよ…?」

 

皐月「来たってもしかして…?」

 

チャッキー「例のデザイアグランプリの…?」

 

シロ「私は引き続き財団Xやクラウドの動きを監視してるから…2人とも気をつけてね…」

 

皐月・チャッキー「「うん!!」」

 

私が大学の正門へと駆けつけると白と黒のツートンカラーの服を着た謎の女性がおり私達の姿を見るなり歩み寄って来た。

 

皐月「貴方がもしかして…ツムリさん?」

 

ツムリ「ナビゲーターのツムリと申します…水瀬皐月様と千秋様ですね?」

 

チャッキー「は、はい…」

 

ツムリ「おめでとうこざいます…貴方達2人をデザイアロワイヤルに招待いたします!!」

 

皐月「デザイアロワイヤル?」

 

チャッキー「デザイアグランプリじゃなくて?」

 

私達が呆気に取られているとツムリさんはピンクと黄色のボックスを私達に差し出して来て私達はボックスを受け取った。

 

ツムリ「貴方達2人は…仮面ライダーです!!」

 

 

 

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