私とチャッキーさんはボックスを受け取るとボックスの蓋をスライドして中に入っている物を確認していた。
チャッキー「ドライバー?」
皐月「このドライバーで仮面ライダーになるんですか?」
ツムリ「貴方達2人をデザイアロワイヤルにご招待致します!!さぁ…IDコアをドライバーに嵌めてドライバーを腰に装着してください」
(デザイアドライバー)
皐月「あれ…このIDコアにアルテミスの顔が…?」
私達はデザイアドライバーを装着するがドライバーに嵌めたIDコアと呼ばれる物に自分達の元々のライダーの顔を模した絵柄が描かれている事に気がついて思わず首を傾げた。
ツムリ「アルテミス…ヴィーナス登録完了…ではご案内致します!!」
私達は一瞬で別の場所に転送されて道の空間へとやって来ていた。
チャッキー「私達の服装もいつの間にか変わってる…?」
私達は紺色のユニフォームのような物を着ており靴を見るとブーツを履いていた。
皐月「未来感のある不思議な場所…」
チャッキー「なんか…カメラみたいなのがいっぱいある…?」
ツムリ「ようこそデザイア神殿へ…貴方達はこれからデザイアロワイヤルに参加して頂きゲームをクリアしてもらいます!!」
皐月「ゲーム…世界を救うゲームって事ですよね?」
ツムリ「貴方達2人にはある物を敵の親玉から取り戻して頂きたいのです!!」
チャッキー「ある物?」
ツムリはモニターに何かを映し出すとそれは紫色のドライバーのようであった。
ツムリ「ゲームマスターとプロデューサーが管理している特別なドライバーでありそのうちの一本が敵に奪われてしまいました…それを取り戻して頂きたいのです!!」
チャッキー「ゲームマスターからドライバーを奪うなんて…それほどの相手…って事だよね?」
ツムリ「我々運営もこの事態に以前行ったデザイアロワイヤル同様、異世界の仮面ライダーを召集する事を決定しました…そこで偶然願いを絵馬に書いた貴方達を召集しました…」
???「つまり…あんた達にはドライバーを回収してこのゲームをクリアして貰わないと私達も次回以降デザイアグランプリが開催出来ないって事よ」
皐月「貴方…は!?」
そこに黒髪とピンクと黒のゴスロリの服装の女性が現れて私の方へとやって来た。
ベロバ「私はベロバ…今回のあんたのサポーターよ」
皐月「サポーター?」
ツムリ「ある程度の功績を残したプレイヤーにはサポーターが付いてサポーターはプレイヤーを支援する権利が与えられのです」
皐月「あの…私達デザイアロワイヤル初参加なんですが…」
ベロバ「知ってんのよ?あんた達が元々仮面ライダーとして世界を救うために戦っていたのをね…その功績も反映されているのよ」
皐月「な、なるほど…?」
ベロバさんは私の方へと歩み寄ると私は思わず警戒してしまい一歩下がるが私の胸を軽く叩いた、
ベロバ「あんた人間じゃないんですってね?」
皐月「っ!?何でそれを…」
ベロバ「あんたに少しだけ興味が沸いたわ…私の真の推しは別にいるんだけど…今回ばかりはあんたのサポートをしてあげるから感謝しなさい?」
皐月「は、はぁ…よろしくお願いしますベロバさん…」
ベロバ「フフ…ゾクゾクする世界を私に見せて見なさい?」
皐月(この人がサポーターで大丈夫なの…?嫌な予感しかしない)
チャッキーSide
チャッキー「ねぇ…私のサポーターは居ないの?」
ツムリ「千秋様のサポーターならこちらに…」
???「よぉ!!」
チャッキー「???」
チャッキーは辺りを見渡すがそこには誰も居らず卓袱台にカエルの置き物が置いてあった。
チャッキー「カエルの置き物から声が…?」
ケケラ「俺はケケラだ…今回のお前さんのサポーターに任命された…」
チャッキー「そ、そうなんだ…?」
ケケラ「お前さんの事も調べが付いてるぜ?女神の名をもつ仮面ライダーの力を扱えるんだってな?お前はその力でヒーローになれる資格を得たってわけだ…その力でお前さんはどんな世界を作るつもりだ?」
チャッキー「この力は私の親友から借りた物…その親友のために私は私に出来る事をしたいの…」
ケケラ「ほぅ…」
チャッキー「私は今まで誰かに守られてきた…だけど今回は私がみんなのために戦いたいの!!」
ケケラ「ハハハハ…面白いじゃないか…だがそれだけではダメだ…理想の世界を作るには時には何かを犠牲にしないといけない時もある…」
チャッキー「……」
ケケラ「お前さんにはその覚悟があるかな?まさか…犠牲なく人々を救うとか甘い事を言うつもりじゃないよな?その程度の覚悟では世界は…」
チャッキー「私は!!誰も犠牲にするつもりはない!!」
ケケラ「何?」
私はケケラの言葉を遮るとカエルの置き物に向かって必死に声を紡いだ。
チャッキー「私は欲張りだから…欲しいものは必ず手に入れるつもり!!困っている人がいれば手を差し伸べたい!!かつて私が親友に助けられたように…」
ケケラ「随分と欲張りさんだな…だが…面白い!!」
チャッキー「あんたの望みが何かは知らないけど…私は私の意志を最後まで貫くから!!」
ケケラ「ハッハッハッハッ…そこまで強く出るか!!いいだろう!!新たな推しに乗り換えるつもりはないが…推してやるよお前のこともな!!」
チャッキー「推し…?」
ツムリ「話も纏まったようですね…それでは改めて今回のデザイアロワイヤルのルールを説明致します!!」
皐月「!!」
ツムリ「ルールは…迫り来る障害を排除しながら敵の手からヴィジョンドライバーを取り返して下さい!!しかしドライバーのIDコアを砕かれた時点でリタイアとなりますのでくれぐれもご注意を…」
チャッキー「このIDコアを…」
私はドライバーに装着されたヴィーナスの顔を模したコアを撫でるとツムリさんは私達の前に立って私達2人をそれぞれ見渡した。
ツムリ「それではゲームを開始します!!」
(ENTRY)
皐月・チャッキー「「うわあっ!?」」
ドライバーから音声が流れて私と皐月さんは黒いスーツを身に纏い仮面ライダーへと変身を完了させた。
チャッキー「あれ…武器が無い?」
直後に私と皐月さんは突如どこかの森の中に転送されており慌てて周りを見渡した。
ツムリ「それでは最初のアイテムを支給します!!」
ツムリさんの声が響いて私達の足元にアイテムボックスが現れて私達はそれぞれのボックスの中身を取り出した。
皐月「紫色の…バックル?」
チャッキー「黄緑の手裏剣みたいなバックル?」