仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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22話 再びヘルヘイムの森へ

 

凰蓮「お嬢ちゃん!!無事!?」

 

葉月「凰蓮さん…来てくれたんですね…」

 

私が葛葉さんの戦いを見守る中、連絡を受けたのか凰蓮さんが私の元へと駆けつけてくれた。体勢を整えた私達は斬月・真に変身する人物をじっと観察した。

 

凰蓮「あの動き…メロンの君では無いわね…エレガンスが欠けているわ」

 

葉月「やっぱり凰蓮さんも気づきましたか…私もすぐに気づきました。」

 

葉月(じゃあ一体誰が…)

 

私がそう考えている中葛葉さんはアームズウェポンを次々と連続召喚して2人相手に上手く立ち回っているようだった。

 

(火縄大橙DJ銃)

 

(ロックオン)

 

葛葉さんは火縄大橙DJ銃にイチゴロックシードを装着して斬月・真に向かって必殺技を放つが近くにいたオーバーロードを盾にして攻撃を防いでしまった。

 

葉月(防いだ!?)

 

私は爆発する直前に逃げ出す斬月・真を追跡しようと立ち上がるが相手も必死だったのか爆発に紛れて逃走を許してしまった。

 

凰蓮「メロンの君を騙るなんて不届き者!!許せないわ!!」

 

紘汰「シャルモンのおっさん!?いつの間に…」

 

 

 

???Side

 

???「何でだ…?何であの人ばかり強くなる!!」

 

変身を解除して姿を現したのはなんと光実であり、光実は怒りの余り金網に手を叩き付けた。

 

光実「でも…どんな力を得たところで紘汰さんは紘汰さんのままだ…付け入る隙はある!!」

 

ふと視線を動かすと植物に覆われているユグドラシルタワーが目に見えて光実はにやりと笑う。

 

光実「最後に笑うのは僕だ…フフフフフフ…」

 

 

 

葉月Side

 

紘汰「なぁ葉月、シャルモンのおっさん…本当にあの白いアーマードライダーは偽物なんだな?」

 

葉月「間違い無いです」

 

凰蓮「ワタクシ達の目に狂いは無いわ!!」

 

ペコ「適当な事言ってんじゃ無いの?」

 

凰蓮「はあっ!?」

 

ペコさんの一言で凰蓮さんは怒り狂いペコさんに激しく詰め寄ったところで私は巻き込まれると思い湊先輩の隣に緊急避難しながら葛葉さんに再び話しかけた。

 

葉月「そこで…私、もう一度あの森で貴虎さんを探してみようと思います。」

 

紘汰「じゃあ俺も一緒に…」

 

葉月「いえ…私は貴虎さんの秘書です…貴虎さんの居場所を見つけるのは…私の使命です!!」

 

紘汰「葉月…」

 

葉月「葛葉さんは街の方をお願いします。必ず貴虎さんを連れて帰って来ます!!」

 

私はそう言ってガレージを出て行こうとすると椅子に座っていた湊先輩が私を引き止めた。

 

湊「葉月…私も行くわ!!」

 

葉月「先輩は葛葉さん達の力になってあげて下さい!!ここは私が!!」

 

湊「でも…貴方1人では…」

 

湊先輩は私が1人だと不安なのか私の手を掴んで引き止めようとするが私はその手をとって優しく手のひらで優しく掴んで放させた。

 

葉月「私…強くなったんです…戦いが嫌いな私が街のみんなを守れるくらいに…だから貴虎さんは必ず連れて帰って来ます!!」

 

湊「でも…!!」

 

戒斗「行かせてやれ…」

 

湊「戒斗… ?」

 

戒斗「そいつは俺達が思っている以上に強くなった…もう誰かの力に頼らず自分1人の力で前へ向いていける強さを手に入れたようだ。」

 

葉月「駆紋さん…」

 

戒斗「お前は強くなった…だから必ずお前の望む者を取り戻して来い!!」

 

葉月「はい!!必ず!!では…」

 

私は駆紋さんに力強く返事を返すと勢いよくガレージを飛び出した。

 

私がガレージを飛び出すとロックビークルに乗り込みマロンエナジーロックシードを構えた。

 

葉月「変身!!」

 

(マロンエナジーアームズ)

 

私は素早く変身してバイクのスロットルを勢いよく回して発進させてスピードを上げたところで空間の裂け目を発生させ、ヘルヘイムの森へと移動した。

 

 

湊Side

 

葉月がガレージを飛び出したあと入れ違いに光実がガレージにやって来て紘汰達は喜んで出迎えたが湊と戒斗はガレージを出て行き戒斗は1人でどこかに去ってしまった。

 

光実「どうして貴方がここに?戦極凌馬に見捨てられたのかい?」

 

湊「君こそ呉島貴虎になりすまして今度は何を企んでいるの?」

 

光実「オーバーロードと話をつけた。今、僕と彼等は協力関係にある」

 

湊「どういうつもり…?」

 

光実「知恵の実はオーバーロードの王が持ってる、僕に手を貸してよ…そうすれば葉月さんと一緒に知恵の実を横取りできるチャンスをあげる…」

 

湊「君は葛葉紘汰を排除するのに私を利用したいだけ…でも残念ね、誰もが君の思惑通りに動く訳じゃ無いわ」

 

光実「…知恵の実が欲しく無いのか…?」

 

湊「私も葉月もシドとは違う…王になりたい訳じゃ無い、私は王をこの手で生み出したいのよ!!王になろうとする人間の生き様をこの目で見届けたいの。」

 

光実「何それ…?まったく理解出来ない…」

 

湊「君には何の魅力も感じないって言ってるのよお坊ちゃん…君は王の器じゃ無い…腰巾着が関の山ってところね。」

 

光実「出ていけ!!ここは僕の居場所なんだ…関係の無いあんた達が土足で踏み躙っていい場所じゃ無い!!」

 

湊「馬鹿ね…君の居場所なんてとっくの昔に無くなってるわ…人を騙し続けていた君が今更誰かと寄り添える筈がないもの…」

 

 

 

葉月Side

 

葉月「貴虎さーん!!どこですかー!!」

 

私はヘルヘイムの森に着くとすぐに探索を始めて大声で貴虎さんの名前を呼んだ。

 

葉月「一体どこにいるの…?貴虎さん…」

 

私は広いヘルヘイムの森をひたすら歩いていたがすぐ近くに木の影にオーバーロードがこちらを覗いているのに気が付かなかった。

 

レデュエ「グリンシャ…」

 

グリンシャ「ヌオオオオ!!」

 

葉月「…!?きゃあっ!!」

 

私は突如として現れた白い牛のようなオーバーロードに気づかず猛突進を受けて跳ね飛ばされてしまった。

 

葉月「オーバーロードが2体も?」

 

私はすぐに体勢を整えるとソニックアローを構えて戦闘体勢に入り、牛のオーバーロードに向かって射撃を行った。

 

葉月「はっ!!」

 

グリンシャ「ヌゥ!!」

 

葉月「なっ…効いてない…?」

 

私のソニックアローの一撃を受けたもののまったく効果が無く再び私に向かって突進して来たので私はそれを横に跳んで躱わす。

 

葉月「それなら…」

 

私は射撃を止めてソニックアローで接近戦を試みる事にして牛のオーバーロードの背後を取り思い切りソニックアローの刃を叩き付けた。

 

葉月「やっ!!…っ硬っ!?なんて頑丈さなの…」

 

私の斬撃すら通じず私は手を抑えるがその隙に牛のオーバーロードは再び私に向かって突進して来て私はそれを躱しきれずに突進を食らってしまった。

 

葉月「あぅ…歯が立たない…なんてパワーなの…?」

 

グリンシャ「ヌオオ!!」

 

葉月「ぐっ…ううう…」

 

私の背中に木が当たり追い詰められてしまい、再び突進を躱わす事が出来ずに私は無我夢中で牛のオーバーロードの角を掴んだ。

 

グリンシャ「ヌオッ!?」

 

葉月「きゃああっ!!」

 

私は角を掴んだ事に驚いた牛のオーバーロードだったが思い切り体を捩って角を動かして私を振り払われてしまい、私は再び跳ね飛ばされてしまった。

 

グリンシャ「ヌオオオ!!」

 

葉月「こんなところで…負けられない…」

 

(ロックオン)

 

離れた所に跳ね飛ばされた私はすぐに起き上がり、マロンエナジーロックシードをソニックアローに装着して牛のオーバーロードに狙いを定めた。

 

葉月「やぁ!!」

 

(マロンエナジー)

 

私のエネルギーの込めたソニックアローの一撃が白いオーバーロードに命中し攻撃が効いたのか後ろに仰け反ったが再び私に突進を仕掛けてきた。

 

葉月「嘘っ!?これでも駄目なの…?」

 

グリンシャ「ヌオオオオオ!!」

 

葉月「きゃああああ!!」

 

私は再び突進を避けきれず私の体を牛のオーバーロードの角が捕えて私は空高く打ち上げられてしまった。

 

葉月「これなら…どうだ!!」

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

私は空中に打ち上げられた状態でソニックアローのマロンエナジーロックシードをドライバーに素早く装着してレバーを1回絞り空中で身を捩って2回目の必殺技の構えに入る。

 

葉月「やあああああ!!」

 

グリンシャ「ヌオオオ…」

 

私の空中で咄嗟に放ったキックが牛のオーバーロードに炸裂しオーバーロードを吹き飛ばす事に成功し、私はスカートを翻しながら綺麗に地面に着地した。

 

レデュエ「やっぱり面白いね…お前…」

 

葉月「貴方は…確か…」

 

レデュエ「いいだろう…お前を禁断の果実を持つ王の元へと案内してやろう…」

 

葉月「王…?」

 

 

私はレデュエと呼ばれる緑色のオーバーロードの後に続き森の奥へと足を踏み入れた。

 

葉月(もしかしたら貴虎さんが居るかも…?罠かも知れないけど行ってみる価値はある!!)

 

 

 

-遺跡の奥にて-

 

ロシュオ「再び…招かれざる客が来たようだな…」

 

貴虎「何だと?」

 

ロシュオ「レデュエの導きか…いいだろう、私が再び見定めてやろう…」

 

 

 

 

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