仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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220話 計略Ⅴ 超速のアルテミス

 

皐月Side

 

瑛磨が消滅してしまい瑛磨が残した特殊なブーストバックルを手にするとそこにツムリさんとジーンさんが現れた。

 

ツムリ「皐月様!!」

 

皐月「ツムリさん…」 

 

私はツムリさんに赤いバックルを見せるとツムリさんは驚きの表情を浮かべた。

 

ツムリ「そのブーストバックルは瑛磨様が…?」

 

皐月「はい…弟が私に託してくれました…」

 

ツムリ「弟…」

 

ジーン「彼も英寿と同じく家族のために命を張れる…凄い男だ…」

 

皐月「弟が出来なかった事を私が…必ずラスボスを倒します!!」

 

ツムリ「そういえばケケラ様とベロバ様の姿がありませんね」

 

チャッキー「そういえば居ないね…どこ行ったんだろ?」

 

ジーン「まさか…」

 

ジーンはモニターに映像を映すとグレアと戦うベロバとケケラの姿が映し出されて皐月は2人の姿に驚きを隠せなかった。

 

皐月「ベロバさん…あの姿は?」

 

チャッキー「サポーターの2人がラスボスに辿り着いたみたいだよ!!」

 

皐月「待って…ラスボスの様子が?」

 

次に映し出されたのはグレアが敗北して変身解除されてヴィジョンドライバーをベロバが拾い上げている様子が映し出された。

 

チャッキー「あ、ベルトを奪っちゃった!!」

 

ツムリ「あれは!?」

 

グレアの正体はまさに死んだ筈の財団Xのエコルでありその正体を知ったジーンとツムリは驚きを隠せなかった。

 

ジーン「バカな…あの男は以前倒した筈…?それにあのドライバーは…」

 

そしてエコルはゼインに操られてしまいそのままドライバーを装着するとゼインに変身してしまった。

 

皐月「あれは…財団Xの研究所の資料で見たゼイン!?」

 

チャッキー「待って…ケケラが!?」

 

ゼインによりケケラが倒されてしまいケケラは体が微粒子状になり消滅してしまった。

 

皐月「なんて事を…こんなの…正義でも何でも無い…ただ力を奮って楽しんでるだけだ…」

 

私はベロバさんの元に駆けつけようと走り出そうとしたがその手をジーンさんが掴んだ。

 

ジーン「ダメだ…君まで消されてしまう…」

 

皐月「離してください…このままじゃベロバさんが…」

 

ジーン「ゼイン相手に無茶だ…もう助けられ無い。前はアウトサイダーズメンバーが全員集合してようやく倒せたのに…」

 

皐月「そんなのやって見なきゃわからない!!」

 

ジーン「君はなぜそうまでして彼女を助けようとする!?監視カメラで見てたけど…君にジャマトの力を注いで完全な怪物にしようとしていたじゃないか!!」

 

皐月「彼女を助けないといけないんです…彼女は私のサポーターです!!」

 

ジーン「助けたところで彼女は君の事をまた利用しようとする…人の不幸を食い物にする…そういう奴なんだよ彼女は…」

 

直後にゼインに敗北して変身解除されたベロバの姿が映し出されて皐月はベロバの表情を見て目を見開いて驚いた。

 

 

ベロバ「私は不幸を見たいだけなのに…」

 

ゼイン「不幸…?私にはお前の方が不幸に見えるのだがな」

 

ベロバ「あ…あああ…」

 

 

皐月「……」

 

ジーン「だから…君が助けに行く必要は…」

 

(SET)

 

私はジーンさんの言葉に耳を傾けながらも瑛磨が残した特殊なブーストバックルを装着した。

 

ジーン「な、なぜ…?」

 

皐月「私は彼女に選ばれた仮面ライダーです…それに彼女は本当に不幸を求めてる…私はそうは思いません…彼女は誰よりも幸福を求めている筈です。」

 

ジーン「幸福を!?」

 

皐月「彼女は自分自身の不幸を恐れてる…つまり幸せになりたいと願う人間なんです!!」

 

ジーン「自分自身の不幸を恐れてる…?」

 

皐月「私は…彼女を助けたい…彼女にも幸せになれる権利がある筈だから!!」

 

ツムリ「皐月様…」

 

チャッキー「本当…そういう優しいところ葉月さんそっくりだ…」

 

私はツムリさんとジーンさん、そしてチャッキーさんが笑みを浮かべたところで私はバックルを押し込み変身のために拳を強く握った。

 

皐月「変…身っ!!」

 

(BOOST MARK Ⅱ)(READY FIGHT)

 

私の全身を真っ赤な装甲が覆い体のあちこちからは炎のエネルギーが舞い上がっていた。

 

皐月「はあっ!!」

 

地面を思い切り蹴り駆け出すと高速のスピードが出てあっという間にゼインのいる場所へと辿り着き、私はベロバさんを助けるためにゼインに向かって蹴りを放った。

 

 

 

皐月「貴方は不幸なんかじゃありませんよ…この私がいる限り!!」

 

 

傷を負い頬を血に染めたベロバさんの血をハンカチで拭き取りながら私はベロバさんの手を握り締めた。

 

ベロバ「何なのアンタ?本当にわけわかんない…」

 

皐月「これが私です!!貴方の推しの仮面ライダーアルテミスです!!」

 

ベロバ「フッ…アッハッハッ…面白いわサッキー!!まさかここまで自分アピールしてくる子はアンタが初めてよ!!」

 

皐月「えっへへ…」

 

ゼイン「くだらない友情ごっこはそこまでにして貰おうか?そこを退きたまえ水瀬皐月君…その女に正義の裁きを下さねばならないのでね」

 

そこにゼインが歩み寄って来たので私はゼインを睨みつけながら拳を構えた。

 

皐月「それ以上手を出させないよ…貴方はここで倒す!!」

 

ゼイン「正義の化身である私を倒す?その行いは正義に反する行為だ…」

 

皐月「正義正義ってあんたのくだらない正義を押し付けるなぁぁぁ!!」

 

私は炎を纏いながら高速で動き拳を繰り出すがゼインは私の攻撃をいなし始めて蹴りを放ち私は再び加速して繰り出された蹴りを躱した。

 

皐月「絶対負けるもんかぁぁぁ!!」

 

ゼイン「私を攻撃するなら貴様にも正義の鉄槌を下そう…」

 

(カブトハイパーフォーム)

 

ゼインはカードを取り出すとドライバーに装填してレバーを引くとカードが断裁されて地面に落ちた。

 

(執行)(ジャスティスオーダー!)

 

ゼイン「クロックアップ!!」

 

皐月「クロックアップ!!」

 

(BOOST STRIKE)

 

皐月「でりゃりゃりゃ…りゃあ!!」

 

ゼイン「ぬおっ!?」

 

私はバックルを捻ると全身に炎を纏いながら高速で動きゼインの動きを合わせて連続の拳を浴びせた。

 

ジーン「さすが皐月さんだ。加速の副作用の影響を受けていない…元々高速で動けるネイティブ種族ならではだね」

 

ツムリ「しかし…そう長くは持たないでしょう…」

 

皐月「はぁ…はぁ…」

 

私は炎のエネルギーによって体に若干の負担が掛かっているのを感じてつい力が緩んでしまい拳をついに受け止められてしまった。

 

ゼイン「その姿では長くは持つまい…ハアッ!!」

 

皐月「ぐっ…あああああっ!!」

 

私はついに腕を捻りあげられてしまいそのまま地面に倒されると蹴り飛ばされて地面を転がった。

 

(ジャスティスオーダー!)

 

ゼイン「来るがいい…」

 

ゼインは手を翳すとパーフェクトゼクターが飛来して同時に3体のゼクターが飛来してパーフェクトゼクターに装着された。

 

ゼイン「これで終わりだ…」

 

皐月「終わるのは貴方の方だよ!!」

 

私は手を翳すとパーフェクトゼクターはゼインの手を離れて私の元に飛んできて私はパーフェクトゼクターを掴み取った。

 

ゼイン「何故だ…私の武器が…」

 

皐月「残念…私はネイティブ…全てのゼクターの使用権はネイティブである私に優先されるの!!」

 

 

(KABUTO POWER!)(THEBEE POWER!)

 

(DRAKE POWER!) (SASWORD POWER!)

 

    (ALL ZECTOR COMBINE!)

 

私は全てのスイッチを押してパーフェクトゼクターを構えるが体がふらついてしまった。

 

皐月「はぁ…はぁ…くっ…駄目…」

 

私はついに力尽きてしまい変身が解けてパーフェクトゼクターが消滅してしまった。

 

皐月「くっ…もう少しだったのに…」

 

ゼイン「さぁ…終わりにしようか…」

 

私に向かって拳を構えながらゼインが歩み寄るがゼインは何処からか放たれた銃撃を受けて思わず後ろに下がった。

 

皐月「ベロバさん!?」

 

ベロバ「ったく…情けないわねサッキー」

 

皐月「ベロバさん…貴方は…」

 

ベロバ「確か…こうするんだったわね…」

 

(REVOLVE ON)

 

ベロバさんは私のドライバーに触れて回転させると自身の持つ銃を私のドライバーに装着した。

 

(SET UP)

 

(DUAL ON)(HYPER LINK)

 

(LASER BOOST)(READY FIGHT)

 

私の赤い装甲にベロバさんと同じ桃色の装甲が追加で装着されて私はベロバさんと似たような変身を完了させた。

 

皐月「これは…?」

 

ベロバ「誰かさんが言ってたわ…レーザーレイズライザーには、理想の自分をデザインする力があるって…だから、あんたを少しだけ私色に染めさせて貰ったわ。」

 

皐月「凄い…こんな力があるなんて…」

 

ベロバ「ほら、さっさと倒しなさい」

 

私は改めてゼインへと向き直ると自身の拳を構えてゼインへと向き直った。

 

ゼイン「ベロバ…貴様が手を貸すとは…」

 

皐月「ゼイン!!私のスピードについて来れるかな?」

 

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