仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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221話 計略VI 歪んだ正義にベロベロバァ

 

葉月Side

 

-迷いの森-

 

りんね「葉月さん…貴方はいつまで修行を続けるつもり?いくら修行を続けたってそれで誰かを助ける事なんて出来ないよ」

 

宝太郎「俺達のケミーを返せよ!!キンキラヴィーナとギングリフォンは俺の大事な仲間なんだ!!」

 

スパナ「笑えないジョークだ…」

 

蓮華「アンタ如きが仮面ライダーを名乗るんはうちらは絶対認めへん!!」

 

錆丸「そんなの…許されない…」

 

アイザック「錬金術師でもないやつが指輪を使うだと…?」

 

ミナト「錬金術師では無い者に指輪とカードを渡すわけにはいかない…お前のカードと指輪を渡して貰おう!!」

 

葉月「………」

 

私の前にはりんねさんと宝太郎さんの他にまだ会ったことの無い見知らぬ人達が私に向かって罵声を浴びせており私はみんなの声に耳を傾けながら必死に冷静に言葉を返した。

 

葉月「そうですね…錬金術師では無い私に…この指輪を使う資格は無い。確かにその通りです…でも…!!」

 

私が顔を上げると宝太郎さんとりんねさんともう1人の黒いジャケットの男性が既にドライバーを装着しており変身のための構えをとっていた。

 

宝太郎・りんね・スパナ「「「変身!!」」」

 

(ガッチャ!&ゴー!)

 

(レインボーガッチャード!)

 

 

(ブライトネス & ダークネス!)

 

( トワイライトマジェード!)

 

 

(オーバートップギア!)

 

(KUROGANE(黒鋼)!)

 

 

3人は変身を完了させると生身の私に向かって駆け出して私は3人を相手に防御もせずにそのまま攻撃を受けた。

 

葉月「ぐっ…それでも…!!私は!!」

 

宝太郎「ダァッ!!」

 

葉月「それでも私は戦う…指輪を託してくれた風雅さんと私をここまで送り出してくれたクロスウィザード…そして今でも戦い続けてくれているシロちゃんやみんなのために!!」

 

宝太郎「ぐはあっ!!」

 

りんね「一ノ瀬!?」

 

私へと放たれる攻撃は全てすり抜けて私は宝太郎さんを背中を押して地面に倒すと続けてりんねさんと黒いジャケットと青年が私に向かって駆け出していた。

 

 

(ブライトネスリンク)(ダークネスリンク)

 

(トワイライトノヴァ)

 

りんね「ハアッ!!」

 

 

(リミットクラッシュ)(オーバーヴァルバラバースト)

 

 

スパナ「チェックメイトだ!!」

 

続けて2人が蹴りを放ち私は拳で2本の剣を弾き2人の蹴りを受け止めた。

 

りんね・スパナ「「なっ!?」」

 

葉月「いつか…私は貴方達を助けられるぐらいに強くなる!!そのためにこのケミーの力をみんなのために!!」

 

りんね「なっ!?うわああああ!!」

 

スパナ「くっ…ぐああああああ!!」

 

私は2人をそのまま跳ね返して地面に倒してしまい2人はよろよろと立ち上がった。

 

 

(ケミーライザー)

 

 

私はケミーライザーにギングリフォンのカードを装填してボタンを押した。

 

 

(ケミーライズ・ギングリフォン!!)

 

 

葉月「ハアッ!!」

 

私の一撃で同時に3人を撃ち抜くと3人は変身が解除されて宝太郎さんが先程までとは異なる笑顔を向けた。

 

宝太郎「そっか…それが…葉月さんのガッチャか!!」

 

葉月「そうですね…それが私のガッチャ…なのかもしれませんね」

 

宝太郎「葉月さんならきっと大丈夫!!きっとケミー達も認めてくれる!!」

 

りんね「うん…きっと葉月さんなら…強くなって帰って来てくれるって思う!!」

 

スパナ「お手並み拝見と行くか…」

 

3人の仮面ライダーと3人のお仲間さんは最後に笑顔を向けると姿が無くなってしまいふと私は周りを見渡すと迷いの森を再び突破している事に気がついた。

 

葉月「迷いの森突破…私はもう迷わない!!」

 

出口付近では本郷さんが私の無事を確認すると満足そうな表情を浮かべた。

 

猛「うむ!!」

 

葉月「宝太郎さんもりんねさん達も見た事もない姿だった…幻だったからいいけど本物だったらこの程度な訳ない…」

 

 

皐月Side

 

皐月「でえええやああああっ!!」

 

ゼイン「ぬおっ!?」

 

私の高速のスピードにゼインはついていけずに必死に拳を繰り出すが私は一瞬で背後を取り、銃をドライバーから外して背中を容赦なく撃ち抜いた。

 

皐月「はっ!!」

 

私は手を翳すと巨大な手から岩を出すイメージを想像すると手から岩が放たれて私は高速で放たれた岩を蹴りゼインに向かってぶつけた。

 

ゼイン「無駄な事を!!」

 

(鎧武極アームズ)

 

(執行)(ジャスティスオーダー!)

 

ゼインは鎧武極アームズのカードを使用して火縄大橙DJ銃と無双セイバーを召喚すると合体させて大剣モードにした。

 

ゼイン「ハアッ!!」

 

ゼインは目の前に迫る岩を切り裂いて砕くが直後に目の前にまで接近してきた皐月の蹴りを浴びて後ろに吹き飛ばされた。

 

皐月「行くよ!!」

 

(BOOST TIME!)

 

(HYPER BOOST GRAND VICTORY!)

 

私はブーストバックルのスロットル部分を2回捻り再度捻ると必殺技の音声が流れて私は全身に炎を纏わせながら握り拳を作り高速で動きゼインのボディに拳を打ち込んだ。

 

皐月「でやあっ!!」

 

ゼイン「ぐっ…ぐはっ!!」

 

ゼインはたまらず吹き飛ばされて地面に転がるが再び立ち上がりカードを取り出してドライバーに装填した。

 

ゼイン「こんなことはあってはならない…正義の化身である私が敗れるなど…」

 

(ダブル・サイクロンジョーカーエクストリーム)

 

(執行)(ジャスティスオーダー!)

 

ゼイン「ハアッ!!」

 

ゼインは足元に風の力を纏わせるとそのまま空中へと浮き上がり蹴りの体制に入り私もレーザーレイズライザーのレバーを操作してトリガーを引くと足元に炎のエネルギーが宿り勢いを付けて飛び上がった。

 

(LASER BOOST VICTORY)

 

皐月「貴方の歪んだ正義もここまで!!はっ!!」

 

ゼイン「おおおおおおっ!!」

 

私とゼインの蹴りが衝突するが私の隣には幻影だが仮面ライダーギーツが現れており同時に蹴りを放っていた。

 

瑛磨「姉さん!!」

 

皐月「瑛磨!!」

 

私達は顔を見渡せるとそのままゼインを押し切りその体を蹴りで地面に叩きつけて地面にはギーツの絵柄がくっきりと浮かび上がった。

 

ゼイン「何故だ…私は正義のために戦おうと…」

 

皐月「正義のために戦うのが仮面ライダーじゃないよ」

 

ゼイン「何だと…?」

 

皐月「人々の笑顔と自由のために戦うのが仮面ライダーなんだよ!!」

 

ゼイン「そんな事…理解不能…」

 

ゼインは全身から火花を散らしながら立ちあがろうとしたがもはや抵抗する力もないようで私は哀れな表情をゼインに向けた。

 

皐月「貴方のその歪んだ正義では誰も幸せにはなれない…醜い歪んだ正義の化身の貴方に仮面ライダーを名乗る資格はないよ!!」

 

私は変身を解除して素顔を晒して堂々と言い放つと満足した顔のベロバさんが隣に立ち私達は顔を見合わせるとゼインに向かって嘲笑うかのように下まぶたを引き下げて舌を出した。

 

皐月・ベロバ「「ベーっ!!」」

 

ゼイン「おのれ…悪党共めが…」

 

直後にゼインは大爆発を起こしてしまい私達は爆発を背に堂々とその場から立ち去るために歩き出した。

 

 

ツムリ「ラスボス討伐おめでとうございます!!」

 

チャッキー「やったね皐月さん!!」

 

皐月「イェーイ!!」

 

私達はハイタッチを交わすとそれを見たベロバさんが溜息を吐いた。

 

ベロバ「はいはい…ラスボスを倒してハッピーエンド!!はーっつまんないわ!!」

 

皐月「そうかな?だったらベロバさんもハイタッチします?」

 

ベロバ「するわけないじゃない…バッカみたい!!」

 

チャッキー「まぁまぁ…」

 

ベロバ「それでプレイヤー2人が残ったけどテザ神を決めるために2人を戦わせるつもり?」

 

ツムリ「それには及びません…2人は同じ願いをデザグライヤカードに記入して頂いております」

 

チャッキー「って事は?」

 

ツムリ「本来は必ず1人だけがデザ神の称号を獲得する筈だったのですが同じ願いをカード記入したために今回は特別に2人をデザ神の称号を授与します!!」

 

皐月・チャッキー「「やったあ!!」」

 

ツムリ「我々の神がそう時間も掛からないうちに願いを叶えてくれるでしょう!!」

 

皐月「聞きましたチャッキーさん!?神ですって!!」

 

チャッキー「紘汰さんみたいな神様かな!?」

 

ベロバ「あーあーつまんない!!もう帰るわ!!」

 

ベロバさんが開いているゲートを通って元の世界であろう場所へと戻ろうとしているのを見てチャッキーさんが私の方を見て囁いた。

 

チャッキー「ベロバさんとこのまま黙ってお別れしちゃっていいの?」

 

チャッキー「………」

 

 

ベロバ(私はベロバ…今回のあんたのサポーターよ)

 

ベロバ(あんたのその不幸…すっごいいいわ〜!!ゾクゾクしちゃう!!)

 

皐月(どう…し…てこんな…事を…私を…応援…してくれるって…)

 

ベロバ(アッハッハッ…推してあげるわよ…アンタの不幸を拝みながら怪物になったアンタを見守ってあげるわよ!!アッハッハッハッ!!)

 

ベロバ(あり得ない…あり得ない!!私は不幸じゃ無い…!!)

 

ベロバ(フッ…アッハッハッ…面白いわサッキー!!まさかここまで自分アピールしてくる子はアンタが初めてよ!!)

 

ベロバ(ほら、さっさと倒しなさい)

 

 

皐月「待ってベロバさん!!」

 

ふとこれまでのベロバさんとのやりとりを思い出しながら私は帰ろうとするベロバさんの手を掴んで止めた。

 

ベロバ「何?」

 

皐月「私を推してくれて…私を仮面ライダーにしてくれてありがとうございました!!」

 

ベロバ「はぁ?私は私自身がゾクゾク出来ればそれでよかったの!!アンタなんか勝とうが負けようがどうでも良かったのよ!!」

 

皐月「でも私に負けないで欲しかったんですよね?最後にレーザーレイズライザーを貸して下さいましたし…」

 

ベロバ「そ、それは…たまたまよ!!」

 

皐月「にやにや」

 

ベロバ「な、何よアンタ…」

 

皐月「ベロバさんは素直じゃないなぁ…」

 

ベロバ「はぁ?」

 

チャッキー「ベロバさんはきっとツンデレさんなんだよ!!」

 

皐月「あぁ…なるほど…ツンデレ猫さんですね!!」

 

ベロバ「何?アンタ達揶揄うつもり!?…もう帰る!!」

 

皐月「改めて…本当にありがとうございましたベロバさん!!私を助けてくれて!!最後の一撃はベロバさんのサポートあっての勝利ですよ!!」

 

ベロバ「そうね…アンタが勝って…良かったって今は思うわ…」

 

皐月「はい!!」

 

ベロバ「次会った時は今度こそゾクゾクさせて貰うわよ…サッキー…」

 

そのままベロバさんはゲートへと歩き出そうとしたので私は再びその手を掴んだ。

 

ベロバ「ちょっ…何!?」

 

皐月「それはそれとして…私を酷い目に遭わせた責任は…取ってもらいますね?」

 

私はにっこりと笑いながらベロバさんの手を強く握りそれを見たベロバさんは慌てた様子で私の方を見た。

 

ベロバ「はぁ?サッキー!?アンタ…何を…?」

 

チャッキー「そうだね〜皐月さんを完全なネイティブにしようとしてたもんね〜」

 

皐月「そうそう!!私の不幸がなんとかかんとか…」

 

ベロバ「ちょっと待っ…アンタ達…何を!?」

 

私とチャッキーさんはベロバさんを両脇に抱えるとツムリさんの方へと向いた。

 

皐月「ツムリさん…今回はありがとうございました!!ちょーっとベロバさんをお借りしていきますね?」

 

ベロバ「はぁ?」

 

ツムリ「お好きにどうぞ?それではお二人ともお元気で!!」

 

ジーン「ははっ!!バイバイ…異世界の仮面ライダー達!!」

 

チャッキー「それじゃ行きましょー!!」

 

皐月「おー!!それじゃ行きますよベロバさん?」

 

ベロバ「はぁ?ちょっ…こんな結末聞いてない…アタシをどうする気?」

 

皐月「それは…どうでしょう?ふふっ…」

 

ベロバ「ちょっ…やめ…離しなさいよ!!あーーー!!」

 

私達はツムリさん達に別れを告げるとデザイア神殿を後にして嫌がるベロバさんを無理やり連れて歩き始めた。

 

 

 

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