224話 新たなる脅威
その襲撃は突如として訪れた。沢芽市を1人のアーマードライダーが襲撃し街中の建物などを次々と破壊し始めたのである。
供界「……」
城乃内「おい!!好き勝手やってるんじゃねぇ!!」
凰蓮「ワテクシ達がいるのを忘れてるのかしら?」
そこに城乃内と凰蓮が駆けつけてその手には既にロックシードが握られていた。
城乃内「師匠!!久しぶりにやっちゃいますか!!」
凰蓮「ええ…行くわよ坊や!!」
供界「……」
城乃内•凰蓮「「変身!!」」
(ドングリ) (ドリアン)
(ロックオン•Come on!)
(ロックオン)
2人は素早くロックシードを戦極ドライバーへと装着するとハンガーを閉じてカッティングブレードを倒した。
(ドングリアームズ!ネバー ギブアップ!)
(ドリアンアームズ!ミスター デンジャラス!)
城乃内「でやあああっ!!」
凰蓮「ハアッ!!」
2人はグリドンとブラーボに変身を完了させるとそれぞれ武器を手に供界へと駆け出した。
シロSide
リカ「シロちゃん!!狗道供界が!!」
シロ「状況は大体わかった…死んだ筈の狗道供界が現れたって事は間違いなく財団Xの仕業だ…」
リカ「すでに城乃内と凰蓮さんが戦ってるみたい!!」
シロ「うん…既に蝶のお姉ちゃんを向かわせてるから…チャッキーお姉ちゃんは?」
リカ「私と一緒にみんなに片っ端から連絡してるところ!!沢芽が危機だって事を!!」
シロ「オッケー…敵は1人だけど油断しないで蝶のお姉ちゃんがどんぐりとドリアンさんと交流するから!!」
リカ「どんぐりとドリアンさんって城乃内と凰蓮さんの事でしょ?」
シロ「うん…」
リカ「とにかく…今は私達だけどなんとか持ち堪えなきゃ!!」
シロ「当然…」
皐月Side
沢芽市に帰って来てから数日後に突如として死んだ筈の狗道供界が現れて街を破壊し始めて私はみんなの応援に行くために街を疾走していた。
皐月「今、行くから!!」
???「おおっと…こっから先は行かせないぜ?」
???「通りたければ我々を倒してからだ…」
皐月「なっ…シグルドにデューク!?何で…?」
シド「せっかく蘇ったんだ今度こそ好きにやらせてもらうぜ?」
凌馬「久しぶりに研究もしたいしね…こうやって復活出来たのも自分的にも興味深い!!」
皐月「シドさんに…戦極凌馬さん…」
シド「お前が水瀬のパチモンだって事も知ってる…さっさと俺達を倒してみな?」
凌馬「当然…ネイティブと言う種族…非常に興味深い!!是非とも解剖させて欲しい!!」
皐月「なっ…私の情報がバレてる…何で…?」
シド「さぁ…お前から始末してやるぜぇぇ!!」
皐月「うわっ!!」
シドさんと凌馬さんがソニックアローを手に襲い掛かってきたので私は慌てて攻撃を躱してゲネシスドライバーを装着してロックシードを構えた。
(チェリーエナジー)
皐月「狗道供界だけじゃなくてシドさんや凌馬さんまで…どう言う事?」
私はチェリーエナジーロックシードをドライバーに装着するとハンガーを閉じてレバーに手を掛けた。
皐月「…でも今はやるしかない!!変身っ!!」
(チェリーエナジーアームズ)
私はアーマードライダーアルテミスへと変身を完了させるとソニックアローを手に駆け出した。
皐月「はあっ!!」
シド「デヤアッ!!」
凌馬「ハッ!!」
2人を相手にソニックアローを叩きつけるがシドさんに受け止められてしまい背中から凌馬さんの斬撃を浴びてしまった。
シド「おいおい…そんなもんか?大した事ないなぁ!!」
凌馬「2人掛かりでネイティブとはいえ所詮はその程度…虫ケラではその程度さ」
皐月「虫ケラ…お前ぇぇぇ…!!」
凌馬「おー怖い…ハッハッハッ!!」
皐月「この野郎…ぶっ殺してやる!!」
私は虫ケラ扱いされたのに無性に腹が立ち、拳を繰り出すが2人に躱されてしまい地面に転がった。
シド「俺と同じロックシードを使ってるのがイマイチ納得いかねぇが…」
凌馬「まぁ…あのお方のためにさっさと終わらせるとしよう…ハッ!!」
皐月「あのお方…?がはっ…」
私はシドさんに鎧を掴まれてそのまま持ち上げられてしまい直後に凌馬さんの斬撃を浴びて地面に転がり2人はソニックアローにロックシードを装着した。
(ロックオン)
(ロックオン)
シド「これでくたばっちまいな!!」
凌馬「ハッハッハッ!!」
皐月「くっ…くたばるもんかぁぁぁ!!」
(チェリーエナジースカッシュ)
私はレバーを一回絞りソニックアローにエネルギーを溜めながら構えると一気に振り払ってエネルギーの刃を放った。
皐月「はっ!!」
シド「ハッ!!無駄だぁぁ!!」
凌馬「終わりにしよう…」
(チェリーエナジー!!)
(レモンエナジー!!)
皐月「ううう…きゃあああああっ!!」
私の技はあっという間に打ち砕かれて2人の矢を受けて私は吹き飛ばされてしまい吹き飛びながらゲネシスドライバーがあまりの衝撃に腰から外れて地面に転がった。
皐月「がはっ…うぅ…まだ…私は…」
私は地面に転がったゲネシスドライバーを拾おうと地面をずりずりと這って必死に手を伸ばすがついに力尽きてそのまま意識が無くなってしまい地に伏せた。
シド「2人掛かりだから意外と呆気なかったな!」
凌馬「ハッハッハッ…さぁ…彼女を攫って実験でもしようかな?」
シド「やれやれ…」
変身を解除した2人は地面に倒れた皐月を抱き起こそうとその体に近づくが突如何者かが2人の前に現れて2人を次々と蹴り飛ばした。
シド「何?ぐはぁ!!」
凌馬「誰だっ!?ぐあああっ!!」
???「っ!!」
全身を黒いローブで顔を覆った謎の人物は地面に落ちたドライバーを回収してそのまま皐月を抱えると素早い動きでその場から逃げ去ってしまった。
シド「ちっ!?逃しちまった…」
凌馬「謎のローブの人物…何者だ?」
城乃内Side
城乃内「これで終わりだぁぁ!!」
(ライチスパーキング)
凰蓮「行くわよ!!」
(キングドリアンスカッシュ)
2人は同時に飛び上がると2人は空中から武器を狗道供界へと叩き込み、そこから2人は蹴りの体制に入り2人同時に蹴りを繰り出した。
城乃内•凰蓮「「ハアッ!!」」
供界「グハァ…」
狗道供界は呆気なく吹き飛ばされてついに変身が解除されて地面を転がりザクロロックシードどブラッドオレンジロックシードが2人の足元に転がった。
城乃内•凰蓮「「フンッ!!」
2人はそれぞれロックシードを武器で叩き壊してしまい2人は勝利を喜び合った。
城乃内「どうだ!!もうお前なんか怖くねぇからな!!」
凰蓮「お嬢さんやメロンの君が居ない今、ワテクシがここで終わらせてあげるわ!!」
2人が狗道供界の身柄を抑えようと狗道供界の元へと歩み寄るが供界はよろよろと立ち上がると突如としてその目が赤く光った。
供界?「ふむこいつの体ではもはや限界か…ならば我が直々に相手をしよう!!」
城乃内「なっ…こいつまだやる気ですよ?」
凰蓮「お待ちなさい…この声…こいつは狗道供界じゃないわ!?」
城乃内「なっ…じゃあ一体?」
供界?「我の名前が知りたいか?ならば見せてやろう!!」
そう言うと謎の声の主は供界の体から離れて空中に舞い上がるとそこから漆黒の闇を放ち始めてやがてその闇は人の形を作り始めて供界の体に居た謎の存在の姿を露わにした。
城乃内「なっ…お前は誰だ!?」
???「変身!!」
(ミックス•ジンバーレモン!ハハーッ!)
凰蓮「そんな…黒い鎧武?」
それは真っ黒に染まった鎧武ジンバーレモンアームズであり無双セイバーを肩に担いでいた。
???「我の事は…魔蛇とでも呼んでもらおうか!!」
城乃内「魔蛇?」
ふと取り憑いていた狗道供界の方をみるとその体は微粒子状になり消滅してしまい2人は冷や汗を掻いた。
城乃内「まさかあの狗道供界を使い捨てにするなんて…」
魔蛇「今こそ世界の全てを私の支配下におくのだ!!」
城乃内「なんてわかりやすい悪党なんだ!!」
凰蓮「坊や…どうやらとんでもない化け物を相手にするみたいね?」
魔蛇「さぁ…今こそ我の元に集うのだ!!我が僕達よ!!」
突如クラックが開いて中から次々と魔蛇の手下が現れて魔蛇の元に集った。
凰蓮「なっ…まさか死んだアーマードライダー達!?」
城乃内「そんな…初瀬ちゃん…」
初瀬「久しぶりだな城乃内…」
凰蓮「くっ…ムッシュバナーヌ…」
戒斗「力こそ全て…力こそが世界を支配する!!」
シロSide
私はパソコンから街中の様子を眺めていたが死んだアーマードライダーが魔蛇を名乗る黒いアーマードライダーの元に集っているのを見て驚きを隠せなかった。
シロ「どうなってるの…これ…?」
女生徒「キャアアアア!!」
突如校舎内から悲鳴が響いて廊下に飛び出すと大勢の女生徒が逃げ惑っておりその1番後ろには1人のアーマードライダーがいた。
シロ「マリカ…湊耀子さん…貴方も蘇ったの?」
湊「さぁ…どうでしょう?」
シロ「貴方はデザイアロワイヤルの願いによって復活した…そうでしょ!?」
湊「訳のわからない事を…貴方を捕らえて魔蛇様と一つになるのよ!!」
シロ(まさか…デザイアロワイヤルで叶えた願いがこう言う結末になったって言うの…?)
湊「さぁ…私と一緒に来てもらうわよ?」
シロ「…嫌だ!!」
湊「仕方ないわね…力すぐて連れて行くわ!!」
湊はソニックアローを振り翳してシロは慌てて戦極ドライバーを取り出すが斬撃により戦極ドライバーを弾き飛ばされてしまいシロは首を掴まれてしまう。
シロ「しまっ…うぐっ…」
湊「私達の仲間にならないならこのまま貴方の首を折るわ」
シロ「かっ…やめ…て…」
湊「さぁ…これで終わりね?」
シロは首を絞められて意識が朦朧としてしまい湊はそのままシロを締め殺そうとしたが突如背後から何者かに蹴り飛ばされて地面を転がりその人物は倒れるシロを受け止めた。
シロ「だ…れ…」
その者は黒いフードで顔を隠しておりシロの安全を確かめると懐からゲネシスドライバーを取り出して腰に当てて装着した。
湊「貴方…何者?」
???「………」
(マロンエナジー)
フードの人物はマロンエナジーロックシードを開錠してドライバーに装着すると弧を描くように回してドライバーに装着した。
(ロックオン•リキッド)
(マロンエナジーアームズ)
シロ「なっ…お姉ちゃんの部屋に戻した筈のドライバーとロックシードをどうして?」
湊「ヴィーナス…その変身の構え…貴方、葉月?」
???「………」
湊「いいわ…直接変身を解除させてから貴方の正体を暴いてやるわ!!」
???「っ!!」
ヴィーナスはソニックアローを手に駆け出して湊に斬撃を与えるが湊のソニックアローもそれを防ぎお互い武器を鍔迫り合っておりシロは慌ててスマホを手に電話を掛けた。
シロ「チャッキーお姉ちゃん!?」
チャッキー「シロちゃん!?どうしたの?」
シロ「アーマードライダーヴィーナスが居るんだけど電話に出るって事は正体はチャッキーお姉ちゃんじゃないね?」
チャッキー「ヴィーナスが!?」
シロ「もしかしてリカお姉ちゃん?」
チャッキー「リカとラットなら隣に居るよ!!」
シロ「2人でもない…じゃあ蝶のお姉ちゃん?」
私は慌てて蝶のお姉ちゃんのスマホの位置情報を探るがまったく別方向にいるようだった。
シロ「違う…蝶のお姉ちゃんでも無い…残すはお姉ちゃんだけど…」
葉月には沢芽市の異変は一切伝えておらず今も修行をしているとシロは考えていた。
シロ「念の為…あれ…お姉ちゃんでも無い!?」
再度スマホの位置情報を探るが修行の地の近くに反応があり今も場所が動いており、シロは目を見開いた。
シロ「お姉ちゃんでもない…」
チャッキー「えぇ!?じゃあ誰がヴィーナスに変身してるの?」
シロ「わかんない…一体誰なんだろ?」
今だに戦いを続ける2人のアーマードライダーの戦いをシロはじっと見つめていた。
湊「葉月…貴方でしょう?顔を見せなさい!!」
???「…………」