仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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225話 ケミーの楽園

 

湊「ハアッ!!」

 

???「フッ!!」

 

シロ「あのヴィーナスは一体…?」

 

シロは地面に落ちた戦極ドライバーを拾い上げながら湊と戦うヴィーナスの戦いをじっと見つめていた。

 

???「ぐあっ…」

 

湊「さぁ…貴方の正体を見せなさい!!」

 

湊耀子がヴィーナスを蹴り飛ばすとヴィーナスは廊下を転がり再び立ちあがろうとしたが湊に手首を踏みつけられてしまい苦痛の声を漏らした。

 

湊「終わりね?」

 

???「ハアッ!!」

 

湊はソニックアローを構えるがヴィーナスはソニックアローを蹴り上げて湊のソニックアローが蹴り飛ばされて廊下を転がり湊は思わず廊下を転がるソニックアローへと視線を向けてしまった。

 

湊「なっ…ぐあっ…」

 

ヴィーナスは素早く立ち上がるとソニックアローの斬撃を与えて湊を吹き飛ばして湊は廊下を転がりながらも足元のソニックアローを掴み取るとピーチエナジーロックシードをソニックアローに装着してハンガーを閉じて構えた。

 

(ロックオン)

 

湊「覚悟しなさい…ハアッ!!」

 

(ピーチエナジー!!)

 

 

???「っ!!」

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

ヴィーナスはドライバーのレバーを1回押し込みソニックアローの刃にエネルギーを溜めると湊の動きに合わせてソニックアローを振り抜いた。

 

???「ハアアッ!!」

 

湊「ハッ!!」

 

2人の必殺技がお互いに命中して2人はダメージにより再び廊下を転がるが湊はゆっくりと立ち上がりヴィーナスとシロを睨みつけた。

 

湊「ちっ…まぁいいわ…今は退いてあげる。でも必ず後悔する事になるわよ?」

 

シロ「待って…貴方はお姉ちゃんの優しい先輩である湊耀子本人なの?」

 

湊「ふん…」

 

シロの問いには答えず湊は窓から飛び降りてしまいそのまま姿を消してしまいヴィーナスなロックシードの蓋を閉じて変身を解除した。

 

シロ「あの湊耀子と戦えるなんて強いんだね?」

 

???「………」

 

シロ「貴方は何者?」

 

???「………」

 

シロの問いかけには答えずに謎のフードの人物はゲネシスドライバーを腰から外してシロに手渡した。

 

シロ「正体は内緒…か…ま、いいや…とりあえず助かったよ。ありがとう」

 

???「………」

 

フードの人物は何も答えずにそのまま背中を向けるとそのまま歩き出してしまい廊下の奥へと姿を隠してしまった。

 

シロ「復活したアーマードライダーに謎のライダー魔蛇か…呉島貴虎達が居ない時に限って大変な事が次々と…今、何が起ころうとしているの?」

 

 

城乃内Side

 

城乃内「やめてよ初瀬ちゃん!!」

 

初瀬「気安く名前で呼ぶなぁぁ!!」

 

初瀬の槍により城乃内は何度も殴られてしまい地面を転がるが再度振り下ろされた槍をなんとか剣で受け止めた。

 

城乃内「俺、初瀬ちゃんにずっと謝りたかったんだ… 初瀬ちゃんを1人にして本当に本当ごめん!!」

 

初瀬「あぁ…?知らねぇなぁ?俺は魔蛇様の力により生まれ変わったんだよ!!」

 

城乃内「違う… 初瀬ちゃんはあの頃の初瀬ちゃんと変わらない…だからあんな奴の味方になってないで俺達と一緒に戦ってよ!!」

 

初瀬「うるせぇ!!」

 

城乃内の必死の説得にも初瀬は耳を貸さずひたすら城乃内を攻撃するが間に凰蓮が割って入った。

 

凰蓮「今の彼に何を言っても無駄のようね…」

 

城乃内「でも!!」

 

凰蓮「それにムッシュ・バナーヌがまったく手を出してこないのが不可解すぎて理解が追いつかないわ!!」

 

城乃内「本当にあいつは俺達の知ってる駆紋戒斗なのか!?」

 

初瀬の後ろでただこちらの様子を見つめたままの戒斗の様子に2人は違和感を感じて凰蓮は立ち上がってドライバーを操作した。

 

(キングドリアンスカッシュ)

 

凰蓮「ハアーッ!!」

 

初瀬「何?」

 

凰蓮は二刀流て地面に向けて斬撃を放つと砂埃が舞い、砂で撹乱してしたところを2人は同時に走り出した。

 

凰蓮「今は逃げましょう!!」

 

城乃内「はい…」

 

 

 

シロSide

 

シロの連絡のよりチーム鎧武のガレージに今現在沢芽に残っている元ビートライダーズとその仲間達が集合しておりシロは全員に向かって声を掛けた。

 

シロ「みんな気をつけて…魔蛇と名乗ったアーマードライダーは死んだアーマードライダーを復活させて手下にした…このままだと沢芽市どころか沢芽市外にまで被害が及ぶ可能性がある…」

 

凰蓮「まさか…こんな事態になるなんてね…」

 

城乃内「皐月のやつは大丈夫なのか?」

 

チャッキー「皐月さんなら病院に居るよ…アーマードライダー2人掛かりだったから大変だったみたい…」

 

リカ「どうしよう…ミッチもザックも貴虎さんも居ないんじゃどうしたらいいの?」

 

凰蓮「そういえばお嬢さんも修行の旅に出てるって言ってたわね?あれから連絡はあった?」

 

シロ「残念ながらまだ連絡は来てないよ…」

 

チャッキー「葉月さんがいればなんとかなるかもしれないけど…」

 

城乃内「俺達でなんとかするしかないでしょ!!いつまでもあいつに頼りきりにするのもなんかこう…自分が情けなくなってくる!!」

 

凰蓮「あら〜言うようになったじゃないの?」

 

シロ「とにかくみんな気をつけて…」

 

その後全員が一度解散したがその場にはシロとチャッキーとリカの3人が残った。

 

チャッキー「ねぇ…皐月さんがフードを被った謎の人に助けられたって言ってたけどシロちゃんのところにも現れたんだよね?」

 

シロ「うん…全身がボロいローブを着てて頭にフードを付けてたから正体がわからなかった…」

 

リカ「葉月さんじゃないんだよね…?」

 

シロ「それが確かめようにもお姉ちゃん電話にもメールも出てくれなくて…」

 

チャッキー「湊さん…せっかく私達で願いを叶えて甦ることが出来たのに…どうして…」

 

シロ「望まない形での復活…なのかなこれ…」

 

リカ「シロちゃん?」

 

シロ「あの湊耀子は魔蛇が復活させた湊耀子って可能性は?明らかに私を襲って来たし…」

 

チャッキー「じゃあ…シロちゃんの言う通り望まぬ形で湊さんが復活してしまったって事?これじゃあ願いを叶えた意味なんか…」

 

その時スマホが鳴りシロが慌てて着信に出ると顔が青ざめてしばらく通話をすると青ざめた顔のまま着信を切った。

 

リカ「どうしたの!?」

 

シロ「魔蛇達が街へ進軍を始めたって…このままじゃ沢芽が…」

 

チャッキー「駄目…葉月さんの帰って来る筈のこの街を滅ぼさせたりはしない!!」

 

リカ「ねぇ…でも葉月さん無しで勝てるの?」

 

シロ「こっちはアーマードライダーが4人しか居ない…しかも蝶のお姉ちゃん怪我で戦えないから実質3人…明らかに戦力不足だ…」

 

チャッキー「だったら私が戦うよ!!ゲネシスドライバーを貸して!!」

 

シロ「…わかった…チャッキーお姉ちゃんには戦わせたくはなかったけど…今は手を貸して欲しい!!」

 

チャッキー「任せて!!」

 

チャッキーはゲネシスドライバーを受け取ると懐に仕舞い込みそれを見ながらシロは街へ繰り出すために自身の戦極ドライバーを取り出した。

 

シロ「お姉ちゃんが居ない今、戦えるのは私達だけ…必ずこの沢芽を守ろう!!」

 

チャッキー「うん!!」

 

 

 

 

葉月Side

 

私はクロスウィザードの導きによりケミーの楽園へと続く扉を開けて中に入っていたが想定外の事態に頭の処理が追いつかずに必死に逃げていた。

 

葉月「ひゃあああああな、な、なんなんですかぁ… !!」

 

私は巨大な赤い恐竜に追いかけられておりその周りを大量のケミーがついて回っていた。

 

クロスウィザード「レベルNo.Xのエックスレックスだよ…葉月の事が気に入ったみたいだね?」

 

 

葉月「そんな事言ってる場合じゃないですよぉぉぉ!!」

 

私は必死に逃げていたが私の頭の上をバッタのようなケミーが飛び、その足元には蒸気機関車のようなケミーが走っていた。

 

葉月「あれ…貴方達は確か宝太郎さんの…?」

 

ホッパー1「ホッパホッパ!!」

 

スチームライナー「スチーム!!」

 

クロスウィザード「その2人は宝太郎の…相棒なのさ!!」

 

葉月「あ、変身音でスチームホッパーって言ったような…」

 

ふと周りを見渡すと他にもたくさんのケミーがおり私はエックスレックスの方へと視線を向けるとエックスレックスは私の方へと顔を近づけて来た?

 

葉月「おーよしよし…何だおとなしいじゃない……」

 

直後に私はエックスレックスに優しく噛みつかれてしまいそのまま飲み込まれてしまった。

 

クロスウィザード「あぁ…葉月が食べられたぁ!?」

 

クロスホッパー「ホッパァァァァ!!」

 

クロスウィザード達が慌てふためく中でそんな葉月の様子をキンキラヴィーナとギングリフォンはじっと見つめていた。

 

キンキラヴィーナ「………」

 

ギングリフォン「………」

 

 

 

 

 

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