仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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226話 仮面ライダーヴァルバラド

 

葉月「もう…危うく消化されると思いましたよ」

 

私を呑み込んだエックスレックスは私を呑み込んでしばらくすると私を吐き出して私はエックスレックスを軽く叩くとエックスレックスは大人しくなってしまった。

 

葉月「あれ…なんか悲しんでる?」

 

先程とは違いやけに悲しそうな表情になっており地面に伏せて大人しくなってしまった。

 

クロスウィザード「エックスレックスは食べた人間の記憶を見る事が出来るんだ」

 

葉月「私の記憶を?」

 

クロスウィザード「どうやらこれまでの戦いの記憶を見ちゃったんだろうね…」

 

葉月「そっか…でも過去がどうあれ私は私の信じる未来へ進みますよ…だから心配しないでね?」

 

エックスレックスは私の言葉に頷くと立ち上がりゆっくりとその場を立ち去った。

 

葉月「ケミーも感情豊かなんですね…」

 

クロスウィザード「そりゃそうさ!!ケミーは人間に興味津々だからね僕だってその1人さ!!」

 

葉月「やっぱりそうなんですね」

 

クロスウィザード「僕は昔から人間と友達になりたかったんだ…でも人間は僕から離れていく…僕は長い間、ひとりぼっちだったんだ…」

 

葉月「ひとりぼっち…」

 

クロスウィザード「そしてカードから解放された後は、とある錬金術師に付いて言ってたけど…結局僕は力を利用されてただけだった…その後に宝太郎に出会ったんだ!!」

 

葉月「宝太郎さん?」

 

クロスウィザード「僕はその後囚われて宝太郎が助けてくれたんだ。今の錬金連合は解体されて人間とケミーが仲良く暮らせるために宝太郎が今も頑張ってくれてるんだ…」

 

葉月「やっぱり宝太郎さんは凄いや…人間だけじゃなくてケミーのためにもあんなに一生懸命になれるのは…」

 

クロスウィザード「そうだよ…彼は面白い子なんだ!!僕が囚われた時も彼はボロボロになりながらも必死に助けようとしてくれたんだ!!」

 

葉月「そんな事が…」

 

クロスウィザード「そして宝太郎は最終決戦の後に全てのケミーをこの世界に連れて来てくれたんだ…彼のお陰で僕達はまた新たな未来を掴み取ったんだ!!」

 

葉月「あ…」

 

ふと背後を見ると宝太郎さん達が連れて来たであろうたくさんのケミーが集まって来ており、あまりの数の多さに圧倒されてしまった。

 

葉月「こ、こんなに…この子達全員を宝太郎さん達が回収してここに連れて来てくれたんですね…」

 

要塞のような姿をした子やショベルカー、恐竜や巨大な大樹、花やヤマタノオロチなど様々な物がモチーフとなっているようなケミーがおり私はその中でもふとキンキラヴィーナとギングリフォンの方へと視線を向けた。

 

葉月「あの2体は私の事をじっと観察してる?」

 

クロスウィザード「前にも言ったけどあの2体は葉月の力に共鳴して引き寄せられたみたい…葉月がどんな人間かもっと知りたいみたいだね」

 

葉月「そういえばシンパシーを感じてって言ってましたね…まだ私はあの2体に認められて無いんでしょうか?」

 

クロスウィザード「大丈夫…気高き心があればケミーは必ず答えてくれる筈さ!!」

 

葉月「それ…私に指輪を授けてくれたりんねさんのお父様が言ってましたね…」

 

クロスウィザード「うん。きっと葉月なら変身出来る筈!!」

 

葉月「そっか…後は私の気持ち次第ですね。」

 

???「まさか…錬金術師以外の人間が迷い込むとはな…」

 

葉月「貴方は…」

 

そこに黒のジャケットを着た青年と黒い錬金術師の服装をした男性2人組が現れて私の方へと歩み寄って来た。

 

???「ここは錬金術師と招かれた一部の人間しか来れない場所だが…」

 

???「待て…彼女はもしかしたら…」

 

黒い錬金術師の男性は私の方へとやって来ると指輪を私に見せつけるように掲げると眩い光が溢れた。

 

葉月「…貴方達はもしかして宝太郎さんやりんねさんのお知り合いですか?」

 

???「記憶が消えない…?笑えないジョークだ…」

 

???「思った通りだ…それに見ろ」

 

私の周りにキンキラヴィーナとギングリフォンが浮遊し私は手を差し出すと2体はカードとなり私の手の中に収まった。

 

???「キンキラヴィーナとギングリフォン…あの2体に選ばれたと言う事は彼女が一ノ瀬が言っていた呉島さんで間違いないだろう…」

 

???「彼女が…?」

 

葉月「あの…」

 

ミナト「すまない…私はミナト。錬金アカデミーで錬金術師の教師をしている」

 

葉月「では宝太郎さんやりんねさんの先生って事なんですね…」

 

ミナト「そして彼が黒鋼スパナ…君と同じ仮面ライダーでもあり錬金術師だ…」

 

スパナ「……」

 

葉月「彼も…って私が仮面ライダーだって事をどうして…?」

 

ミナト「一ノ瀬と九堂から話は聞いている…キンキラヴィーナにギングリフォンに選ばれて、さらにクロスウィザードまでもが興味を示しているとな…」

 

葉月「宝太郎さん達が?」

 

ミナト「本来であれば錬金術師以外がケミーをパートナーにするのはあり得ないと思っていたのだが…その指輪を見る限り九堂の父親、風雅さんに指輪を託されたようだな…」

 

スパナ「だが…錬金術師として認められない限り指輪を持つ事は許されない…そうだろう?」

 

ミナト「そうだ…だが君はケミーに選ばれた…だから特別待遇とまではいかないがその指輪を扱う資格を得るための試練に挑戦するチャンスをあげよう」

 

葉月「チャンス…?」

 

ミナト「君には我々に力を示して欲しい…あの強力な2体のケミーを扱うにはそれなりの力が必要だ。」

 

葉月「力を示す…?」

 

ミナト「君にはスパナと戦ってもらう…君が力を見せれば錬金術師の資格とは言わないが錬金術と指輪を扱う事を認めよう」

 

スパナ「俺が相手をしよう」

 

スパナと呼ばれる青年はドライバーを装着しており2枚のカードを取り出して構えた。

 

(MACHWHEEL!イグナイト!)

 

(DAIOHNI!イグナイト!)

 

 

スパナ「変身」

 

 

(ガッチャーンコ!バースト!)

 

(ヴァルバラド!)

 

スパナさんは仮面ライダーに変身を完了させて紫色の剣を肩に担いだ。

 

スパナ「字(あざな)は…仮面ライダーヴァルバラド」

 

葉月「仮面ライダー…ヴァルバラド…」

 

スパナ「お前も仮面ライダーなのだろう?その力…見せてみろ!!」

 

私は指輪を嵌め直して掲げるがやはりドライバーは現れず私はすぐにクロスウィザードに声を掛けた。

 

葉月「クロスウィザード…私の部屋からドライバーとロックシードの入ったケースを持って来てくれませんか?」

 

クロスウィザード「わ、わかった!!」

 

クロスウィザードは魔法で瞬間移動をしすぐにケースを持って私の前に再び現れた。

 

クロスウィザード「これ?」

 

葉月「これで十分です…」

 

私はケースを開けると戦極ドライバーとロックシードにゲネシスコアを取り出すとドライバーを素早く腰に装着した。

 

 

葉月「変身」

 

(イチゴ)

 

(ロックオン・ソイヤ!!)

 

私はイチゴロックシードを開錠してドライバーに装着するとハンガーを閉じてカッティングブレードを素早く倒した。

 

 

(イチゴアームズ! シュシュッとスパーク!)

 

 

私はヴィーナスイチゴアームズへと変身を完了させると腰の無双セイバーを鞘から外して構えた。

 

ミナト「苺の鎧を身に纏うとは…変わったライダーシステムだ…」

 

葉月「変身音は開発者の趣味…だそうですよ…」

 

ミナト「そ、そうか…」

 

私は無双セイバーを構えながら相手の出方を伺っていると先にスパナさんが剣を構えて迫って来た。

 

スパナ「ハアアアアッ!!」

 

葉月「ふっ!!」

 

相手の攻撃に合わせて私は無双セイバーを叩きつけると炎が上がり私とスパナさんは鍔迫り合いの状態になった。

 

 

 

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