仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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230話 フードの人物の正体

 

私はソニックアローを投げ捨ててしまいそのまま膝を突いてしまい、その様子を湊先輩がじっと見つめていた。

 

葉月「もう嫌なんですよ…こうやって先輩とぶつかるのは…」

 

湊「葉月…」

 

魔蛇「さぁ…湊耀子よ呉島葉月を始末するのだ!!」

 

湊「葉月、悪いけど…貴方を倒させてもらうわ…」

 

葉月「先輩…」

 

湊先輩はソニックアローを握ると私に向かって振り上げるが私の顔に当たる前に止めてしまい私は湊先輩も私と同じく動揺している事に気がついた。

 

湊「……私は…」

 

魔蛇「ええい…何をしている!!早く始末しろ!!」

 

湊「魔蛇様…彼女はもはや倒す価値もないかと…」

 

魔蛇「愚か者がぁぁ!!」

 

湊「なっ…うっ…あああああああ!!」

 

葉月「先輩!?」

 

魔蛇は手を翳すと湊先輩の全身が紫色の光に包まれ始めて湊先輩は堪らず苦痛な声を漏らした。

 

魔蛇「貴様にはがっかりだ…精々最後まで私の役に立てぇぇぇ!!」

 

湊「うっ…うああああああ!!」

 

葉月「湊先輩!!」

 

私は慌てて湊先輩に駆け寄るが湊先輩は顔を俯いたまま動かなくなり私は必死に顔を覗き込もうと肩を掴むが突如湊先輩は私の手を掴み上げると乱暴に振り払った。

 

葉月「先輩?」

 

湊「魔蛇様のために…ハアッ!!」

 

葉月「がはっ…」

 

湊先輩は目が赤くなり私の首を掴むと私の顔を殴打し地面に倒れた私の体を踏みつけ始めた。

 

葉月「…先輩を操ってるの!?うっ…あぁっ…」

 

シロ「くっ…お姉ちゃんを離して!!」

 

レデュエ「今、彼女はお楽しみ中なんだからさ邪魔しないであげなよ?」

 

葉月を助けようと駆け出したシロの元に突如レデュエが現れてシロに向かって槍を突きつけた。

 

レデュエ「お前もおもちゃが壊れる様を見たいだろう?」

 

シロ「邪魔…しないで!!」

 

魔蛇「さぁ…呉島葉月を始末するのだ!!」

 

葉月「うぅっ…」

 

私は湊先輩に殴打されてさらにお腹を容赦なく蹴られて私は地面に倒れてしまい湊先輩は倒れた私に向かってソニックアローを構えた。

 

(ロックオン)

 

湊「ハアッ!!」

 

(ピーチエナジー!!)

 

 

葉月「きゃあああああっ!!」

 

私は湊先輩に撃ち抜かれて吹き飛ばされてしまい地面を転がり変身が解除されてしまい、慌てて体を起こした私に向かって湊先輩はソニックアローの刃を突きつけた。

 

魔蛇「さぁ…とどめを刺すのだ!!」

 

湊「はい…魔蛇様…」

 

湊先輩は魔蛇の言葉にソニックアローの刃先を向けて大きく振りかぶった。

 

葉月「まだ…まだです!!」

 

(ケミーライザー)

 

私はケミーライザーを取り出してカードを装填して湊先輩を浄化して元に戻そうとしたが湊先輩はケミーライザーを蹴り飛ばしてしまった。

 

葉月「しまっ…」

 

湊「終わりね?永遠の眠りにつきなさい!!」

 

湊先輩は再びソニックアローを構えると私に向かって勢いよく振り下ろそうとしてみんなが一斉に叫んだ。

 

城乃内「やめろー!!」

 

凰蓮「お嬢さん!!」

 

シロ「お姉ちゃん!!」

 

チャッキー「駄目ーーっ!!」

 

魔蛇「やれっ!!」

 

湊「ハアアアアアアッ!!」

 

ついにソニックアローが振り下ろされて私はついに湊先輩にやられてしまうと覚悟して思わず目を瞑った。

 

葉月(せっかく修行したのに…またみんなに迷惑かけた…)

 

そんな事を思いながら自分は死を覚悟したもののいつまでも衝撃が来ない事に気づくと私はゆっくりと目を開けた。

 

???「くっ…ううううう…」

 

葉月「えっ…」

 

湊「何?」

 

振り下ろされたソニックアローをフードで顔を隠した何者かが受け止めておりそれを見た湊先輩はそのまま力任せにソニックアローを振り抜いてフードの人物のフードを切り裂いた。

 

 

???「ぐああああああっ!!」

 

湊先輩はそのまま力任せにソニックアローを振り下ろしてしまいフードの人物のフードを切り裂いてフードの人物は再度振り翳したソニックアローを掴み抵抗した。

 

湊「なっ…何故貴方が!?」

 

???「これ以上はやらせないわ!!」

 

フードの人物は湊先輩の胸を蹴り距離を離すと自身の額から流れる赤い血を手の甲で拭い取っていた。

 

葉月「あの…大丈夫です……か…」

 

私はフードの人物に駆け寄るとフードの人物のフードが破れて中の人物の顔が露わになりその顔を見るなり私は驚きのあまり目を見開いた。

 

葉月「…え……」

 

城乃内「なっ…」

 

凰蓮「嘘…でしょう?」

 

シロ「まさか…!!」

 

チャッキー「えっ…」

 

フードの人物の顔を全員が直視してしまい私含めた全員が驚きの声をあげていた。

 

 

葉月「湊…先輩…?」

 

フードの人物の正体はまさかの2人目の湊先輩であり私が驚きの表情を浮かべる中で湊先輩は地面に落ちた私のケミーライザーを素早く拾い上げるとマリカに変身した湊先輩に射撃を行った。

 

湊?「ハッ!!」

 

湊「くっ…」

 

湊?「今よ!!シロ!!」

 

シロ「えっ…なっ…あぁ…わかった!!」

 

城乃内「ちょっ…何するんだよ!?」

 

凰蓮「蔦が!?」

 

シロ「脱出するよ!!」

 

シロちゃんはクラックを開くと私達を蔦でまとめて縛り上げてそのままクラックの中へと放り込んでしまい自身もクラックの中に飛び込むとクラックを閉じてしまった。

 

 

湊「……耀子…」

 

魔蛇「これは予想外だ…まさか湊耀子がもう1人居たとは…だがいくら抵抗しようが無駄な事だ!!フッハッハッハッハッ!!」

 

 

 

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