仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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231話 2人の湊耀子

 

-チーム鎧武ガレージ-

 

突如私達の危機を救ったフードの人物こと湊先輩はぼろぼろのローブを脱ぎ捨てると中から白いスーツの姿を見せた。

 

シロ「とりあえず区別するために向こうの湊さんを黒湊、貴方を白湊って呼ぶね?」

 

湊(白)「えぇ…」

 

葉月「本当に湊先輩なんですか?」

 

湊(白)「えぇ…そうよ葉月。」

 

私達はチーム鎧武のガレージにてフードの人物こともう1人の湊先輩の言葉に耳を傾けていた。

 

湊(白)「私は気づいたら貴方の部屋に居たのよ…修行をしている貴方の元へと行こうと思ったのだけど魔蛇と死んだアーマードライダーやオーバーロード達の襲撃に気がついて裏から皆を支える事にしたのよ。」

 

シロ「湊耀子…もしかしてお姉ちゃんが言ってた2つに別れた湊耀子の人格の1人が貴方?」

 

湊(白)「そう言う事になるわね」

 

チャッキー「よかった…じゃあ結果として正義の心の湊さんが願いで甦ったんだ!!」

 

シロ「チャッキーお姉ちゃん…それは内緒…」

 

チャッキー「あ、そうだったね…」

 

葉月「???願い?」

 

シロ「それよりさ…これからあいつらにどう対抗するか考えないと!!」

 

葉月「そ、そうですね…相手は魔蛇に湊先輩や駆紋戒斗さんやオーバーロード達です。生半可な攻撃では勝てないでしょう…」

 

チャッキー(あれ…葉月さん…せっかく湊さんが甦ったのに喜んでない?)

 

 

 

今後の対策を話し合った後それぞれが体を休めるために一度解散したものの葉月と湊だけはガレージに残り葉月は耀子から離れたところで体を休めていた。

 

クロスウィザード「あの人が葉月が会いたかった人でしょ?どうしてその胸に飛び込まないの?」

 

葉月「まだ戦いは終わってませんから…それに今、甘えたら多分…もう感情的にもぐちゃぐちゃになっちゃって戦えなくなると思うので…」

 

クロスウィザード「そっか…」

 

葉月「さ、今のうちに寝ておきましょう!!」

 

クロスウィザード「葉月…」

 

葉月はベンチで横になると疲労のためにすぐに寝息を立て始めて寝ている葉月の元に耀子が近づいて葉月の頭を撫でた。

 

湊(白)「葉月…本当に強くなったわね…でも私のせいで本当にごめんなさい…貴方の中に私という存在を縛り付けたせいで貴方が辛い目に遭ってしまった。」

 

耀子は床に置かれた銀色のケースからピーチエナジーロックシードを取り出して自身の懐に仕舞い込み、最後に机の上に置かれた葉月のゲネシスドライバーを掴み静かにガレージから出て行ってしまった。

 

湊?「葉月…貴方には戦わせない…もう1人の私は私自身で決着を付けるわ!!」

 

 

-翌朝-

 

クロスウィザード「起きてよ葉月!!大変なんだってば!!」

 

葉月「うーん…何かあったんですか?」

 

クロスウィザード「あの人が…湊さんが居なくなっちゃったんだよ!!」

 

葉月「先輩が!?」

 

ふと机の上にあるゲネシスドライバーを掴みガレージを出ようとしたがドライバーが無い事に気がついてもしやと思いケースを開けて中を確認するとピーチエナジーロックシードだけが無い事に気がついた。

 

葉月「先輩…1人で決着を付ける気です!!」

 

クロスウィザード「なっ…」

 

葉月「止めなきゃ…先輩達を止めなきゃ!!」

 

私はマロンエナジーロックシードとケミーライザーを掴むとガレージを飛び出した。

 

 

その頃、耀子はもう1人の自分である黒い耀子と決着を付けるために街の大きな広場へとやって来ると向こうからも黒いスーツの湊耀子が真剣な眼差しで歩いて来た。

 

湊(黒)「やっぱり貴方なら来ると思っていたわ。葉月ではなく自分自身で決着を付けたいと考える筈だもの」

 

湊(白)「えぇ。貴方が沢芽市を破壊する連中の味方をするなら私は貴方を倒すわ!!」

 

湊(黒)「貴方は私という存在から別れた存在。貴方の考えていることはわかるわ…だって私は貴方なのだから…」

 

湊(白)「だったなら何故!!」

 

湊(黒)「私と私の違いはただ見守るべき相手が違っただけ…見守った先に待っているのが古き世界の破壊…ただそれだけよ」

 

湊(白)「貴方…魔蛇の手先になってどうするつもり?」

 

湊(黒)「戒斗が魔蛇側にいる以上居る以上、私は魔蛇に従うつもりよ…貴方達を倒した後は私が魔蛇を倒して戒斗を王にするわ!!」

 

湊(白)「やっぱり貴方…魔蛇に操られたフリをしているわね?」

 

湊(黒)「さぁ…?どうかしら?」

 

黒い耀子はゲネシスドライバーを取り出すと腰に当てて装着すると白い耀子も同じように葉月のゲネシスドライバーを装着して2人は同時にロックシードを構えた。

 

湊(黒)「私は戒斗と共に未来を掴むわ…そのためにこの古き世界を捨てるわ」

 

湊(白)「この世界は葉月や葛葉紘汰が守り抜いた世界よ…魔蛇や貴方達の好きにはさせないわ!!」

 

湊(黒)「フッ!!来なさい…どちらの想いが強いか決着を付けましょう!!」

 

2人は一歩下がるとお互いに同じロックシードであるピーチエナジーロックシードを開錠した。

 

湊(黒)・湊(白)「「変身っ!!」」

 

 

((ピーチエナジー))

 

 

((ロックオン・ソーダ))

 

 

((ピーチエナジーアームズ))

 

2人は同じマリカに変身を完了させるとソニックアローを手に同時に駆け出してソニックアローの一撃を繰り出して2人は火花を散らしながら次の一撃を同時に繰り出した。

 

 

湊(黒)「ハアッ!!」

 

湊(白)「ハッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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