仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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233話 覚醒 

 

デェジュシャシュ「アーマードライダー共…今度こそ貴様らの最後だ!!」

 

城乃内「なっ…何であいつまで復活してるんだ…?」

 

魔蛇「彼ももはや私の操り人形だ…フッハッハッハッハッ!!」

 

城乃内「舐めるな!!俺達にはこいつがある!!」

 

(ライチ)

 

凰蓮「そうね…ワテクシ達の本当の力を見せてあげるわ!!」

 

(キングドリアン)

 

城乃内と凰蓮は強化ロックシードを開錠すると素早くドライバーに装着してハンガーを閉じてブレードを倒した。

 

 

(ライチアームズ!ユア・ザ・ヒーロー!)

 

(キングドリアンアームズ!ミスターバイオレンス!)

 

 

デェジュシャシュ「かかって来い!!」

 

城乃内「舐めるな!!」

 

凰蓮「おおおおおっ!!」

 

2人はそれぞれ武器を手にデェジュシャシュへと立ち向かうが武器を受け止められてしまった。

 

城乃内「なっ…止めた!?」

 

デェジュシャシュ「ほぅ…新たな力を手にしたか…だが私には勝てん!!ヌアッ!!」

 

城乃内・凰蓮「「うわあああああっ!!」」

 

2人は武器を掴んだまま投げ飛ばされてしまい2人は受け身も取れずに地面で呻いた。

 

シロ「お兄ちゃん!!」

 

(シルバースカッシュ)

 

デェジュシャシュ「ヌ!?愚かな妹よ…無駄な抵抗だぁぁ!!」

 

シロ「くっ…かはっ…」

 

デェジュシャシュはシロの槍の一撃を黒い剣で受け止めるとシロの首を掴み持ち上げた。

 

シロ「あ、ああああああっ!!」

 

シロは地面に倒されると鎧を踏みつけられて銀色の鎧が激しく火花を散らしてしまいシロはあまりの衝撃に悲鳴を上げた。

 

 

戒斗「くっ…」

 

湊(黒)「なんて事…」

 

魔蛇「おおっと…貴様らの相手はこの私だぁぁ!!」

 

戒斗「グアッ…」

 

湊(黒)「あぁっ…」

 

魔蛇は戒斗と黒い耀子を剣で切り払うと2人はダメージ受けて地面に倒れ込み魔蛇はカッティングブレードを倒した。

 

(魔蛇スカッシュ)

 

魔蛇「消えろ…弱き者よ!!」

 

戒斗「耀子!!グアアアッ!!」

 

湊(黒)「戒斗!?私を庇って…?」

 

戒斗「何をしている…俺より早く奴を…」

 

魔蛇「まだ生きているとはな…だが終わりだぁぁ!!」

 

変身の解けた戒斗を介抱する黒い耀子であったが魔蛇は2人に向かって剣を振り下ろそうとしたが振り下ろされた剣を白い耀子のソニックアローがそれを防いだ。

 

湊(黒)「耀子!?」

 

湊(白)「くっ…ううううう…」

 

魔蛇「フッハッハッハッハッ私を相手にしてていいのか?」

 

湊(白)「なっ…」

 

魔蛇の指摘に思わず視線をシロ達の方へと向けるとシロが踏みつけられている様子を目撃してしまい思わずシロの方へと走り出した。

 

デェジュシャシュ「ハアッ!!」

 

シロ「かはっ…うぅ…」

 

シロはついに変身が解けてしまいデェジュシャシュはシロに向かって剣を構えるが白い耀子がソニックアローでデェジュシャシュを撃ち抜いて狙いを自身へと向けさせた。

 

デェジュシャシュ「貴様から先に死にたいのか?」

 

湊(白)「させないわ…ハアッ!!」

 

白い耀子はソニックアローに斬撃を与えるがデェジュシャシュにソニックアローを掴まれてしまい力任せに振り解こうとしたがついにソニックアローを叩き落とされてしまった。

 

デェジュシャシュ「ハアアアアッ!!」

 

湊(白)「ぐわああああああっ!!」

 

葉月「あ、ああ、湊先輩ぃぃぃ!!」

 

白い耀子は下から切り上げられてしまい地面に落下すると同時についに変身が解除されてしまった。

 

魔蛇「さぁ… デェジュシャシュよ…その女を始末しろ!!」

 

デェジュシャシュ「アーマードライダーは全員皆殺しだ!!」

 

湊(白)「うっ…ううう…」

 

葉月「させるかぁぁぁぁ!!」

 

白い耀子にとどめを刺そうとしたデェジュシャシュに向かって生身の葉月が飛び蹴りを放つが受け止められてしまい同じく地面に倒されてしまった。

 

湊(白)「あああ、葉月ぃぃぃ!!」

 

デェジュシャシュ「呉島葉月ぃぃぃ…かつて私を倒した貴様だけは許さん!!もう一度その命を奪ってやる!!」

 

城乃内「くそ…させるか!!」

 

凰蓮「やらせないわ!!」

 

戒斗「くっ…」

 

シロ「やめて!!お姉ちゃんを2度も殺さないで!!」

 

葉月に向かって剣を振り翳そうとしたデェジュシャシュに向かって城乃内達がロックシードを構えて一斉に飛び掛かるが背後に居た魔蛇が石板のような物を掲げた。

 

魔蛇「レデュエよ…貴様が作ったこの石板の力を試してやる…」

 

レデュエ「どうぞお使いください…」

 

魔蛇「行くぞ…ハアッ!!」

 

城乃内「なっ…」

 

凰蓮「ワテクシ達のロックシードが!?」

 

戒斗「何だと!?」

 

シロ「嘘…」

 

その場に居たアーマードライダー全員分のロックシードが突如持ち主の手や仕舞い込んでいた懐から勝手に浮かび上がり魔蛇が掲げた石板に吸い込まれてしまった。

 

湊(白)「なんてこと…」

 

白い耀子の腰に装着されていたピーチエナジーロックシードもゲネシスドライバーから外れてしまい石板によって引き寄せられてしまい同じく石板の中に吸い込まれてしまった。

 

湊(黒)「私も…変身が…」

 

黒い耀子も勝手にロックシードの蓋が閉じてしまい変身が強制的に解除されてピーチエナジーロックシードがドライバーから外れて皆と同じように石板の中に吸い込まれてしまった。

 

 

葉月Side

 

 

葉月「私のロックシードが…」

 

葉月の手持ちのロックシードも全て奪い取られてしまい悔しい表情を浮かべるが葉月はデェジュシャシュに首を掴まれてしまい持ち上げられてしまった。

 

葉月「あぐっ…」

 

デェジュシャシュ「この時をずっと待っていたのだ!!貴様を再び殺すこの日をな!!」

 

葉月「くっ…かっは…」

 

デェジュシャシュは葉月を放り投げると地面で呻く葉月に向かって剣を構えて近づいてき来た。

 

デェジュシャシュ「さぁ…終わりの時だ!!」

 

湊(白)「やめなさい!!」

 

デェジュシャシュ「ヌ!?邪魔だぁ!!」

 

湊(白)「あぁっ…」

 

蹴りを放った白い耀子の足を掴みあげて地面に倒してしまいそのまま蹴り転がしてしまい白い耀子は苦痛の声を漏らした。

 

湊(黒)「耀子!!」

 

デェジュシャシュ「邪魔者はもう居ない…呉島葉月よ貴様の最後の時だ!!」

 

葉月「それでも私は…こんなところでは終われない!!」

 

デェジュシャシュ「無駄な抵抗だ…消えろぉぉ!!」

 

耀子(白)「駄目…葉月ぃぃぃ!!」

 

シロ「やめてぇぇぇ!!」

 

城乃内「やめろぉぉ!!」

 

凰蓮「お嬢さん!!」

 

戒斗「くっ…」

 

デェジュシャシュの剣がついに私の心臓目掛けて振り下ろされてしまいみんなの声が響き渡った。

 

葉月(ここまで…なの…?)

 

葉月が死を覚悟して思わず目を瞑るが葉月は自身の体に違和感がない事に気がついて思わず顔をあげた。

 

葉月「え…」

 

葉月の前に黒い耀子が葉月を庇うように立ち塞がっておりデェジュシャシュの繰り出された剣は黒い耀子のお腹を貫いていた。

 

湊(黒)「こふっ…は…ず…き…」

 

葉月「あ、あああああああ先輩…湊先輩ぃぃぃぃ!!」

 

黒い耀子の体から剣が引き抜かれて耀子は口から血を吐いてしまい地面に崩れ落ちるが葉月がその体を受け止めるがそこに再度デェジュシャシュの剣が振り下ろされようとしていた。

 

デェジュシャシュ「今度こそ…死ぬがいい!!」

 

耀子(白)「葉月ぃぃぃぃ!!」

 

クロスウィザード「葉月!!僕をケミーライザーに!!」

 

葉月「ああああああ…はあっ!!」

 

 

(ケミーライズ・クロスウィザード!!)

 

葉月はケミーライザーで剣を受け止めるとクロスウィザードのカードを装填してボタンを押した。

 

デェジュシャシュ「おおおっ!?」

 

ケミーライザーから銃撃が放たれてデェジュシャシュは思わず吹き飛ばされてしまい葉月はすぐに倒れた黒い耀子の体を支えた。

 

葉月「先輩…湊先輩!!死なないで…お願いだから死なないで下さい!!」

 

湊(黒)「こふっ…こんな私でも…先輩と呼んで…くれるのね…」

 

葉月「当たり前じゃないですか!!先輩は先輩ですよ!!」

 

湊(黒)「耀子の言う通りだったわ…人格が分かれる前から私と貴方との思い出は確かに本物だった。私は戒斗を王にしたかったけど…心の奥底には貴方への気持ちが確かにあったわ…」

 

黒い耀子は口から吐血しながらも必死に言葉を紡いていたがだんだんと体が薄く微粒子状になり始めて葉月は必死に黒い耀子を強く抱きしめた。

 

葉月「嫌っ…嫌あああ!!先輩…置いていかないで…また私を置いていかないでください!!」

 

湊(黒)「貴方が私の後輩でよかったわ…これからは耀子と幸せに生きて…ね…」

 

葉月「先輩…」

 

湊(黒)「耀子…葉月の事…頼んだわ…よ…」

 

湊(白)「えぇ…」

 

湊(黒)「戒斗…また先に行くわね…」

 

戒斗「…俺もすぐにそっちに行く…だから待っていろ…」

 

湊(黒)「えぇ…待って…いる…わ…」

 

その言葉を最後に黒い湊先輩は完全に消滅してしまい私は涙でぐちゃぐちゃになりながらも必死に大声で叫んだ。

 

 

葉月「湊先輩ぃぃぃぃ…うわあああああああ!!」

 

 

耀子(白)「葉月…」

 

デェジュシャシュ「次は貴様の番だ呉島葉月!!」

 

葉月「っ!!」

 

魔蛇「所詮は奴は使い捨て…人の想いなどくだらない!!」

 

葉月「っ!!くだらない…ですって…!?」

 

魔蛇「貴様もすぐに後を追わせてやる!!やれ!!」

 

デェジュシャシュ「今後こそ…死ぬがいい!!」

 

葉月「私は諦めない…最後まで!!」

 

魔蛇「無駄だ!!貴様らのロックシードは封印した!!貴様はもうアーマードライダーに変身することなどできぬ!!」

 

私に向かって再び剣を構えるが私の指輪が眩い光を放ち始めてデェジュシャシュは思わず足を止めた。

 

デェジュシャシュ「何だと!?」

 

魔蛇「何だ…この光は!?」

 

葉月「人の想いを…馬鹿にするなぁぁぁ!!」  

 

魔蛇「何だと?」

 

葉月はオレンジ色に光り輝く指輪を右手中指に差し替えると錬金連合のエンブレムを象った姿に変化した。

 

 

 

(アルケミスドライバー)

 

 

 

シロ「お姉ちゃん…」

 

城乃内「葉月…?」

 

凰蓮「お嬢さん!?」

 

戒斗「何をするつもりだ…?」

 

クロスウィザード「葉月の強い想いについに指輪が答えてくれたんだ!!」

 

 

みんなが驚きの表情を浮かべるが私は腰にドライバーを出現させると2枚のケミーカードが私のポケットから飛び出して浮かび上がった。

 

葉月「行きますよ…2人共!!」

 

キンキラヴィーナ「ヴィーナ!!」

 

ギングリフォン「グーリフォン!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

私は変化した指輪をドライバーに翳すと音声が流れて続けて2枚のケミーカードを同時に構えると順番にドライバーに装填した。

 

 

(GINGRFFON!)

 

 

葉月「ふっ!!」

 

 

(KINKIRAVINA!)

 

 

カードを2枚装填すると私は指輪を嵌めている左手を上に掲げてゆっくりと下に手の甲を見せながら下ろした。

 

 

(As above, so below……As above, so below…)

 

 

待機音が流れる中で私は下ろした掌を右手の掌と重ねて頭の上に掲げながら重ねた手を反転させると続けて重ねた掌を胸の辺りまで一気に下げて最後に両手で三角を作りながら前に突き出して勢いよく叫んだ。

 

 

葉月「変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(シャイニングフェザー!)

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン!)

 

 

ドライバーのレバーを横に展開すると変身音が響き渡り私の全身を光が包み込み私は新たなヴィーナスへと変身を完了させた。

 

湊(白)「葉月…その姿は…?」

 

シロ「お姉ちゃんが新しい姿に…?」

 

城乃内「すげぇ…」

 

凰蓮「お嬢さん…なんて麗しいの…」

 

戒斗「貴様の力を見せてみろ…」

 

 

以前異世界でりんねさんの指輪を使って変身したヴィーナスとは全く異なる姿をしておりメインカラーは白で真ん中の胸には金色の大きな宝石のようなコアが埋め込まれており背中には銀色の2つに分かれたマントが付いており頭にはギングリフォンの嘴のような突起物が付いていた。

 

 

魔蛇「何だその姿は…?新たなライダーになったとでも言うのか!?」

 

デェジュシャシュ「貴様は一体何なのだ!?」

 

 

 

葉月「字(あざな)は、仮面ライダーヴィーナス・真!!」

 

 

 

 

 

 

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