仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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234話 仮面ライダーヴィーナス・真

 

 

葉月「字(あざな)は、仮面ライダーヴィーナス・真!!」

 

 

私は新たに名乗りをあげると辺りに白銀の風が舞い私のギングリフォンの翼を模した銀色のマントが風によって舞い上がった。

 

魔蛇「変身しようと無駄な事だぁ…やれ!!」

 

デェジュシャシュ「呉島葉月…その命を貰う!!」

 

シロ「お姉ちゃん!!」

 

デェジュシャシュが剣を構えたまま駆け出すが私は剣の一撃を首を横に振って躱すと膝を叩き込み、体勢が崩れたところに蹴りを叩き込んだ。

 

 

猛(もっと力を込めるんだ…心の中に守りたい人物を思い浮かべるんだ…そうすれば自身をさらに強くさせる!!)

 

 

葉月(守りたい人物…それはこれまで出会ってきた人々…それら全てを今度こそ自分の手で守りたい…)

 

ふとチャッキーさんやリカさんやシロちゃんや皐月達や沢芽の人達の顔が頭に過り私は拳に力を込めると金色のエネルギーが拳に溜まるのを感じた。

 

デェジュシャシュ「死ねぇぇ!!」

 

葉月「デヤアアアアアッ!!」

 

私の拳がデェジュシャシュの剣を粉砕しそのままデェジュシャシュを顎を狙い拳を下から掬い上げるように叩き込むとデェジュシャシュは上空に跳ね上げられた。

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

指輪をドライバーに翳してドライバーのレバーを押し込むと必殺技の待機音が流れ始めて、軽く足を開いて右手で目元を横に撫でるようにスライドさせるとそのまま右手の掌を勢いよくひっくり返してドライバーのレバーを再度引いた。

 

葉月「タアッ!!」

 

足元に金色の魔法陣のような物が現れて私は魔法陣を通して足元に力が溜まると地面を蹴り空中に飛び上がった。

 

デェジュシャシュ「バカな…」

 

葉月「ハアーッ!!」

 

 

(ヴィーナスグリフィン・ノヴァ!)

 

 

私の蹴りがデェジュシャシュの体に叩き込まれて一度ではなく5連続で蹴りを追加で叩き込みそのまま地面に向かって蹴り飛ばした。

 

デェジュシャシュ「グアッ!!」

 

地面に着地を決めた私に向かって地面に落下したデェジュシャシュが立ち上がり振り返った。

 

デェジュシャシュ「効かないなぁ…」

 

城乃内 「嘘だろ!?」

 

魔蛇「流石だデェジュシャシュ…さぁ…今こそ奴を滅ぼすのだ!!」

 

デェジュシャシュ「呉島葉月…命を貰うぞ!!」

 

耀子「葉月…」

 

再び剣を構えてデェジュシャシュが私の元へ歩いてくるが私は振り返る事もせずに背中を向けたまま呟いた。

 

葉月「貴方の負けだよ」

 

デェジュシャシュ「何?うおおおおおっ!?」

 

魔蛇「何!?どうしたというのだ!?」

 

デェジュシャシュの体は連続で蹴りの影響で蹴りの跡がいくつも浮かび上がり火花を散らした。

 

デェジュシャシュ「バカな…この…私が…グアアアアア…」

 

直後にデェジュシャシュが大爆発を起こしてしまい爆発の余波で私の銀色のマントが大きく舞い上がった。

 

シロ「つ、強い…」

 

魔蛇「バカな…なぜこれほどの強さを…」

 

デェムシュ「猿如きが…」

 

レデュエ「ふむ…」

 

私は次にデェムシュとレデュエの方へと視線を向けると再び拳を構えて向き合った、

 

葉月「覚悟!!」

 

魔蛇「えぇい…2人掛かりで奴を倒せ!!」

 

デェムシュ「おおおおお!!」

 

葉月「フッ!!」

 

剣を構えて突っ込んで来たデェムシュに向かって手を翳すと私の掌から銀色の羽のような物がいくつも召喚されてそのまま銀色の羽はダーツの矢のように高速で放たれてデェムシュの体にいくつも命中しデェムシュはダメージにより火花を散らした。

 

デェムシュ「ぐおっ…」

 

葉月「ハッ!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

再度指輪をドライバーに翳してドライバーのレバーを押し込むと再度必殺技の待機音が流れて私は少しだけ宙に浮かぶと体を捻って自身の体を回転させた。

 

葉月「アアアアアア…ハアッ!!」

 

 

(ヴィーナスグリフィン・ノヴァ!)

 

 

再度必殺技が発動し先程の蹴りではなくギングリフォンの風の力で浮かび上がりそのまま回転しながらまるで高速回転するコマのようにデェムシュへと突っ込んでいき吹き飛ばした。

 

デェムシュ「こんな…猿如きにぃぃぃ!!」

 

その言葉を最後にデェムシュは大爆発を起こしてしまい私は後ろで様子を見ているレデュエの方へとゆっくりと視線を向けた。

 

城乃内「すげぇ…」

 

凰蓮「強化された格闘術に加えてあんな変幻自在な攻撃まで…」

 

耀子「葉月…貴方はひたすら前に突き進んでいるのね…」

 

葉月「次は貴方の番ですよ…レデュエ!!」

 

私はレデュエに向かって拳を構えるとレデュエが両手を挙げた。

 

レデュエ「待て。私と手を組もう…私と共に世界を支配する気はないか?」

 

葉月「……」

 

レデュエ「その力さえあれば世界を意のままに操る事も出来る…どうだ?お前が支配して私が遊ぶ…素晴らしいじゃないか!!」

 

葉月「……」

 

レデュエ(そしてその力を奪い取り…私の物とするのだ…)

 

 

-レデュエの想像-

 

レデュエは葉月の新たな力を目にするやその力を手にした後の事を想像していた。

 

レデュエ「デヤアッ!!」

 

葉月「がはっ…レデュエ…」

 

レデュエの杖が葉月の胸を貫き葉月は変身が解けて地面に崩れ落ちた。

 

レデュエ「油断なされましたな女神よ…」

 

葉月「ぐっ…貴方…の目的は…最初から…」

 

レデュエ「この瞬間をずっと待ち焦がれていた…黄金の果実に代わる世界の全てを弄ぶための女神の力が私のものに!!」

 

レデュエは倒れた葉月の腰に跨るとアルケミスドライバーを掴み力を込め始めて葉月は必死にその手を掴み抵抗していた。

 

葉月「やめ…て…何をする…の…」

 

レデュエ「私の物だぁぁ!!」

 

葉月の腰からアルケミスドライバーが外されてレデュエはアルケミスドライバーを外して奪い取ると同時にその指輪を外して自身の指に嵌めた。

 

葉月「返…して…それは…」

 

レデュエ「もう…女神は用済みだ…死ね!!」

 

葉月「がっ…レデュ…エ…」

 

葉月の腹に杖を突き刺さして葉月はそのまま力尽きてしまいレデュエは奪い取ったアルケミスドライバーを腰に当てて装着するとレバーを引いた。

 

レデュエ「変身」

 

 

(ヴィーナスグリフォン)

 

 

レデュエはヴィーナス・真に変身を遂げるといつの間にか用意してあったのか王様が座るような豪華な椅子に腰掛けると手元に杖を呼び出しながら大きく笑い声を上げた。

 

レデュエ「すばらしい…その力で世界は私の物となるのだ!!」

 

 

-現実-

 

レデュエ「さぁ…私の女神よ…私と共に世界を手に入れよう!!」

 

レデュエが私の背後に回り私の肩を優しく掴むが私はその手を振り払った。

 

葉月「言いたいことはそれだけですか?」

 

レデュエ「何?ぐはっ…」

 

私はレデュエの腹に肘打ちを浴びせるとレデュエはたまらず後ろに下がり私は風の力で浮かびながら回転して蹴りを放った。

 

葉月「私は世界の支配なんて望んでない…私が望むのはみんなが笑って平和に暮らせる世界を作る事!!」

 

レデュエ「何だと?」

 

葉月「そして未来ある後輩ライダー達の先輩として後輩ライダー達の希望の光になる!!」

 

渡は地面に降り立つと握り拳を作って自身の胸に当てながら言葉を紡いだ。

 

葉月「私の力は…そのための力です!!」

 

レデュエ「おのれ…ならばその力を私が頂く!!」

 

レデュエは私に向かって杖を向けるとそこからヘルヘイムの植物の蔦が放たれて私の体を縛り上げて拘束してしまった。

 

葉月「うっ…!?」

 

レデュエ「貴様はもう動けない…さぁ…力を私に寄越せ!!」

 

レデュエは縛られて動けない私に向かって歩み寄ると指輪に狙いを定めたのか私の指輪に手を伸ばした。

 

シロ「お姉ちゃんの力を奪うつもり?」

 

耀子「大丈夫よ…葉月はこの程度じゃ負けないわ…」

 

私は全身に力を込めると私の全身が黄金に輝きレデュエは堪らず眩い光に目を背けてしまった。

 

レデュエ「なっ…眩しい…」

 

葉月「ハアアアアア…ハアッ!!」

 

黄金の輝きが蔦を吹き飛ばしてしまい私は拘束から抜け出すと指輪をドライバーに翳した。

 

 

(アルケミスリンク!)

 

私は拳に力を込めると私の拳が銀色の炎に包まれ始めてそのまま力が溜まるのを感じると再びドライバーのレバーを引いた。

 

 

(ヴィーナスグリフィン・ノヴァ!)

 

 

本日3度目となる必殺技が発動して私は再び空中に軽く浮かび上がると銀色の風に包まれながらレデュエに向かって素早く距離を詰めてエネルギーの溜まったパンチを1発叩き込んだ。

 

葉月「ハアッ!!」

 

レデュエ「グハッ…バカな…認めぬ…こんな事…認めぬぅぅ…」

 

私の渾身の必殺パンチを受けてレデュエも大爆発を起こしてしまい私は魔蛇へ向かって顔を向けた。

 

葉月「魔蛇!!貴方の野望もここまでです!!」

 

魔蛇「くっ…おのれぇぇぇ!!」

 

私は駆け出すと魔蛇が火球を放つが私は放たれた火球を手で背後に弾くと背後で爆発が起こった。

 

葉月「ハアッ!!デヤアッ!!」

 

魔蛇「グホッ…ヌゥ…」

 

私の連続の拳が魔蛇の体に連続で叩き込まれて魔蛇は必死に剣を構えようとするが私は剣による反撃を一才許さず剣を掴み上げるとガラ空きになった腹に再び右ストレートを叩き込んだ。

 

葉月「ハアーッ!!」

 

魔蛇「グアアアアッ!!」

 

魔蛇は葉月の格闘術を受けてふらついてしまいその手に持つ石板を落としてしまい葉月は石板を思い切り踏みつけて破壊した。

 

魔蛇「バカな…石板が…」

 

石板からはいくつもの光が飛び出してそれはロックシードへと形が変化してシロ達のて元へと戻って来た。

 

城乃内「よっしゃ!!」

 

凰蓮「これでワテクシ達も戦えるわね」

 

シロ「よし…反撃だよ!!」

 

シロ達がロックシードを開錠しようとしたが耀子がシロ達の前に立ち手を広げて待ったを掛けた。

 

耀子「ここは私と葉月に任せてくれないからしら…」

 

凰蓮「はぁ…貴方ならなんとなくだけどそう言うと思ったわ…」

 

城乃内「仕方ないな…ここは譲ってやるよ!!」

 

シロ「どんぐりさんはツンデレ…」

 

城乃内「なっ…意味わかんねーし…さっさと決めろ!!」

 

耀子「えぇ…」

 

耀子は葉月のゲネシスドライバーを再び装着するとピーチエナジーロックシードを構えると開錠した。

 

湊「変身っ!!」

 

 

(ピーチエナジー)

 

アラビアンな音声が流れて上空に桃の鎧が出現して手を後ろに回して勢いよくドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じた。

 

(ロックオン)

 

待機音が流れて耀子は一瞬目を閉じて黒い耀子の事を頭に浮かべながら再び目を開くとレバーに手を掛けて一気に押し込んだ。

 

耀子(行くわよ…耀子!!)

 

 

(ソーダ)

 

 

(ピーチエナジーアームズ)

 

 

耀子の上半身を桃の鎧が被さり同時に黒とピンクのアンダースーツが耀子の体を包み込み桃の鎧が展開されて最後にソニックアローを掴むと耀子はアーマードライダーマリカへと変身を完了させた。

 

 

耀子「ハアッ!!」

 

魔蛇「グアッ!?」

 

耀子はソニックアローで魔蛇を狙い撃ち、魔蛇は堪らずダメージを受けて体勢を崩してしまいソニックアローの斬撃を続けて放つが魔蛇はソニックアローの刃を掴んでしまった。

 

魔蛇「調子に乗るなよ…」

 

耀子「くっ…うぅぅ…」

 

 

(ガッチャートルネード!)

 

 

葉月「ハアッ!!」

 

魔蛇「うおっ!?」

 

そこにガッチャートルネードを手にした葉月が連続射撃を魔蛇に浴びせて斬撃モードで魔蛇に斬撃を与えた。

 

耀子「葉月…」

 

葉月「先輩…大丈夫ですか?」

 

耀子「えぇ…助かったわ葉月…」

 

私の隣に湊先輩が立ちソニックアローを構えると私も以前りんねさんが使用していた武器ガッチャートルネードと呼ばれる武器を構えた。

 

耀子「私も一緒に戦うわ!!」

 

葉月「はいっ!!一緒に!!」

 

魔蛇「おのれ…貴様らぁぁぁ!!」

 

葉月「行きますよ…湊先輩!!」

 

耀子「えぇ!!」

 

私達はそれぞれの武器を手に決着をつけるために走り出した。

 

 

戒斗「それがお前達の強さか!!」

 

シロ「頑張れ…2人とも!!」

 

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