仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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238話 動き出した陰謀

 

 

(ヴィーナスグリフォン・ビックバンノヴァ!!)

 

 

魔蛇「私の…世界が……おのれぇ貴様らぁ!!」

 

私達の蹴りがそのまま押し込まれて魔蛇はそのまま大爆発を起こしてしまい私と湊先輩は地面に同時に着地を決めた。

 

城乃内「やった…あいつらが勝った!!」

 

凰蓮「お嬢さん!!」

 

葉月「皆さん!!」

 

私達の元にみんなが駆け寄って来て城乃内さん達が私のドライバーへと視線を向けた。

 

城乃内「新しいドライバーかそれ?」

 

葉月「えぇ…まぁ…」

 

シロ「はい…帰るよ2人とも!!」

 

シロちゃんが城乃内さんを連れて歩き出してしまいその後を凰蓮さんが追い、凰蓮さんが湊先輩に声を掛けた。

 

凰蓮「ちゃんと話してあげなさい」

 

耀子「えぇ…ありがとう」

 

凰蓮さん達はそのまま立ち去ってしまいその場には湊先輩と私の2人が残されて私は湊先輩へと視線を向けた。

 

葉月「やりましたね先輩!!」

 

耀子「えぇ…そうね…葉月?」

 

葉月「えっ!?」

 

湊先輩が私の方を心配そうに見つめて来たので私は自分の顔に何か付いているのかなと思い顔に触れると涙を溢しているのに気がついてしまった。

 

葉月「あれ…変だな…涙が…止まらないや…」

 

耀子「葉月…」

 

私は再び湊先輩へと視線を向けると胸の奥からこれまでの先輩へと思いが一気に溢れてさらに涙が溢れ始めて私は自分の感情の抑えが効かなくなって来た。

 

葉月「うぅ…うぅ…先輩…」

 

耀子「…いいわよ…」

 

湊先輩が私を迎え入れるように手を広げると私はついに涙を堪えきれずに湊先輩の胸の中に飛び込んだ。

 

葉月「うああああああん先輩…湊先輩ぃぃぃ!!」

 

耀子「あぁ…葉月…葉月!!」

 

湊先輩を強く抱きしめると湊先輩も涙を溢しながら私を抱きしめてくれて私達は10年振りの再会にただ子供のようにわんわん泣いた。

 

 

葉月「これ…湊先輩の荷物です」

 

耀子「ありがとう葉月…でもいいのかしら?」

 

私は湊先輩のアパートに段ボールなどの荷物を運び込むと中にある物を確認してもらっていた。

 

葉月「先輩が使っていたものです。私、結局処分出来なくて取っておいたんです」

 

人格が分かれる前の先輩が使っていた私物をそのまま今の湊先輩にお渡しすると湊先輩は申し訳なさそうな顔をした。

 

葉月「人格が別れても先輩は先輩ですから!!」

 

耀子「ありがとう葉月…」

 

葉月「先輩はこれからどうするんですか?」

 

耀子「そうね…この沢芽市で平和に暮らす…にも新しい仕事に就職しないといけないわね…」

 

葉月「でも…なかなか新たに就職するとなると…」

 

その時、私のスマホに着信が入り着信に出るとシロちゃんであった。

 

シロ「隣に湊さんが居る?電話を代わってくれる?」

 

葉月「う、うん…」

 

私は湊先輩にスマホを渡すと湊先輩はシロちゃんと話し始めてしばらくすると通話を終えた湊先輩が私にスマホを渡して来た。

 

葉月「シロちゃんから何を?」

 

耀子「さぁ…この後会いたいって連絡があったわ…」

 

葉月「なんでしょう?」

 

耀子「とりあえず…会って話を聞いてくるわ」

 

 

耀子Side

 

耀子は待ち合わせ場所のとある大きな建物へとやって来ると建物の看板を見て目を丸くした。

 

耀子「シロガネ電材株式会社?」

 

耀子は大きな建物を見ると中から従業員らしき人物が数人ほど出て行くのが見えて直後にシロ本人が出て来たのを見て目を丸くした。

 

シロ「待ってたよ湊さん…んじゃ入って入って!!」

 

耀子「えぇ…わかったわ…」

 

 

シロはいつもの私服ではなく珍しくビジネススーツ姿であり広い部屋に耀子を案内すると大きなテーブルを挟んで話し始めた。

 

シロ「ようこそ…シロガネ電材へ」

 

耀子「この会社は一体…」

 

シロ「ここはねシロガネ電材株式会社。主に電気設備機材の販売や修理や取り付けを行っている電気部品を販売している会社だよ」

 

耀子「電気部品?」

 

シロ「知り合いの大学の先生が代表取締役の会長で最近私が社長に任命されたんだ!!」

 

耀子「貴方が社長…?」

 

シロ「大学の卒業の単位をもう全てとったからね…それで、湊さん…次の仕事は決まってる?」

 

耀子「いえ…まだ決まってないのだけど…」

 

シロ「よかったら私の秘書になってくれないかな?」

 

耀子「私が…?」

 

シロ「私は社長になったばかりでまだ右も左もわからないからさ…力を貸して欲しいんだ。」

 

耀子「私で…いいのかしら」

 

シロ「社長の仕事をしながらドライバーやロックシードの開発を続けていきたいからさ…事情を知ってる人を側に置きたいんだ。」

 

耀子「……」

 

シロ「それに…今回の事件で改めて思った事があるんだ」

 

耀子「思った事…?」

 

シロ「財団Xやクラウドにハンドレッド…また連中は何か仕掛けて来ると思うんだ!!いつまでもあんな連中の好きにはさせないよ!!」

 

耀子「クラウドって確か…改造人間を作った連中って葉月から聞いたわ…」

 

シロ「連中はもう1人の貴方や他の死んだ仮面ライダーを作り出してるんだよ…そしてハンドレッドは仮面ライダーの技術をコピーしてるらしいし」

 

耀子「技術のコピー…」

 

シロ「連中はゲネシスドライバーまで完璧にコピーしてる…どういう技術かは知らないけどあんな連中に負けたくない!!」

 

耀子「それで…どうする気なの?」

 

シロ「私も連中に対抗するためにゲネシスドライバーを1から作る!!設計図なら戦極凌馬のパソコンにあったし!!」

 

耀子「プロフェッサーの!?」

 

シロ「これまでゲネシスドライバーを1から作る事は私の技術力じゃ不可能だったけど私はあれから大学にも通っていろんな知識を身につけたんだから!!」

 

耀子「貴方…もしかして…」

 

シロ「そ、さらに技術を磨くために大学に行ってた…今なら作れると思う…いや作ってみせる!!そのためには貴方の力が必要なんだ!!」

 

耀子「そうだったのね…」

 

シロは椅子から立ち上がると真剣な表情で耀子に向かって手を差し出した。

 

シロ「お願い…私の秘書になって欲しい!!世界を…お姉ちゃんが守ろうとしてるこの世界を守るために!!」

 

耀子はシロの方をじっと見つめると迷いもなくその手を握り返した。

 

耀子「よろしく頼むわ…私が貴方を支える」

 

シロ「ありがとう…それじゃ早速手伝って欲しいんだけど…」

 

耀子「わかったわ…」

 

 

 

りんねSide

 

 

(Exceed Charge)  

 

 

玲菜「フッ!!ハッ!!」

 

りんね「うあっ…」

 

沢芽市の戦いからしばらくしてとある場所にて九堂りんねは突如襲い掛かって来た仮面ライダーミューズこと胡桃玲菜の必殺技を受けて変身が解除されて地面に転がされていた。

 

ナユタ「りんね!!」

 

玲菜「この程度の実力でしたか…ごきげんよう」

 

りんね「ナユタ…うっ…うぅ…」

 

ナユタはそのまま玲菜とその部下に攫われてしまい地面に倒れたりんねは去り行くナユタの背中をただ見つめることしか出来ずについに力尽きて意識を失ってしまった。

 

 

-クラウドの研究施設-

 

連れ去られたナユタは台の上に拘束されており必死に顔を動かすナユタの視線に黒野すみれの姿が映った。

 

すみれ「恐怖に溺れて可哀想に…脳手術の途中で逃げ出すから記憶が混濁しちゃったのね?でももう大丈夫。何も怖がる事なんてない…勉強勉強ってうるさい両親のように私が全て排除してあげるから!!」

 

すみれはナユタの顔を触りながら怪しげな表情を浮かべナユタは困惑の視線を向けた。

 

すみれ「私の愛するオリジナル…」

 

ナユタ「ナユタのパパもママの事故も?」

 

玲菜「ベルトの調整が終わりましたわ」

 

そこに完成したベルトを手に玲菜が歩み寄りすみれにベルトを渡すとすみれは完成したベルトを見てさらに怪しげな表情を浮かべた。

 

玲菜「こちらの方も準備出来ましたわ」

 

すみれ「ふふふ…」

 

すみれはもう1つの台に寝かされている女性の姿を見てニヤリと笑うとその女性がゆっくりと起き上がった。

 

すみれ「耀子を超える私のもう1つの切り札の完成よ!!」

 

ナユタ「なっ…貴方は…!?何故!?」

 

???「すみれさん…私に命令を…」

 

すみれ「ガールズリミックスの連中がここを攻めて来るわ…連中の妨害をよろしくね」

 

???「任せてください」

 

その女性は黒いスーツを着た女性であり歩き出そうとした女性に玲菜が赤いドライバーを女性に渡した。

 

玲菜「これを使ってください」

 

???「ふふふ…」

 

女性は渡されたゲネシスドライバーを腰に装着すると懐からロックシードを取り出してニヤリと笑った。

 

ナユタ「貴方が…どうして…?」

 

すみれ「最終段階に移行する」

 

 

 

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