仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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243話 仮面ライダーの先輩として

 

 

りんねSide

 

カーラ・アンガ「「変身」」

 

(チェンジ! ナウ!)

 

(Enter The GAME!Riding The END!)

 

その頃砂羽と望の2人が戦うカーラとアンガは仮面ライダーメイジとライドプレイヤーにそれぞれ変身を完了させて2人と遅れて合流したりんねは驚きの表情を浮かべた。

 

砂羽「えぇ…2人も変身出来るの?」

 

追い打ちを掛けるようにカーラとアンガの背後にオーロラカーテンが出現し中からカッシーンとクラウドの兵士が姿を現した。

 

りんね「やっぱりハンドレッド…」

 

りんねが思わず呟く中カッシーンの間を黒い衣装に身を包んだ黒野すみれが通り、りんね達の目の前にその姿を現した。

 

すみれ「いい加減諦めたら?」

 

亜樹子「ちょーっと待ったぁぁ!!」

 

りんね達の元にも亜樹子の掛け声と共に神代玲花、夏木花、桜井沙羅の3人が合流してすみれ達へと正面から向き合った。

 

沙羅「大丈夫?りんねちゃん…」

 

玲花「ここからは私達に任せてください」

 

花「危機一髪ってとこね。相変わらず無茶するんたがら…」

 

りんね「皆さん…」

 

すみれ「あら?」

 

亜樹子「黒野すみれ。貴方の正体も掴んだよ!!」

 

亜樹子は突如バックの中からメモ帳を取り出すとページを捲りそこに書かれたメモを大声で読み上げた。

 

亜樹子「仮面ライダーの力を複製し数々の世界を侵略する犯罪組織。ハンドレッドの一員…クロノス!!」

 

すみれ「そんな情報どこから?」

 

亜樹子「宇宙生命体の…ダチからね!!」

 

すみれ「そうかそうか…でもねその情報古いのよ…」

 

望「古い?」

 

すみれ「ハンドレッドの技術は所詮コピー。オリジナルこそ至高!!だから…組織とはバイバイ…オリジナルを作るために貴方達を利用させて貰ったの!!」

 

りんね「じゃあ…コヨミさんもさっきの葉月さんも貴方が!?」

 

すみれ「さてさて…私の完全オリジナル仮面ライダーが間も無く誕生するわ!!ナユタを変身者に迎えてね!!」

 

すみれは怪しげな表情を浮かべると再びオーロラカーテンを出現させてどこからか仮面ライダーファムのカードデッキを呼び出すとその手に掴み取った。

 

亜樹子「それって…」

 

すみれ「こいつはただの借り物。でもブルーバードから奪ったリュウガの戦闘データ利用すれば…」

 

すみれの手にある仮面ライダーファムのカードデッキは突如黒く染まってしまいそれを見たすみれはニヤリと笑みを浮かべた。

 

すみれ「これで私のオリジナル…お前達も改造人間にしてあげる!!」

 

すみれは黒いカードデッキを掲げるとベルトが腰に現れて構えを取るとカードデッキをベルトに装填した。

 

すみれ「変身」

 

黒い漆黒のマントがバサリと翻り、すみれはファムに酷似した漆黒のライダーである仮面ライダーファタールへと変身を完了させた。

 

花「オリジナル?泥棒がよく言うわ…サクッと倒してあげる!!」

 

 

(クイーンビー)

 

 

玲花「世界の均衡は我々が守ります」

 

 

(昆虫大百科)

 

 

沙羅「可愛いナユタっちのため命、賭けたるわ!!」

 

 

(SET)

 

 

りんね「貴方の野望もここで終わり…」

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

(ダークネスリンク!)

 

 

(UNICON! トワイライト!)

 

(THE SUN! トワイライト!)

 

 

それぞれが変身ツールを装着して一斉に変身の構えを取り4人が同時に叫んだ。

 

 

「「「「変身!!」」」」

 

 

 

(ガガガガッチャーンコ!!)

 

 

(狼煙開戦! FLYING! SMOG! STING! STEAM!)

 

 

(Subvert up! Wow! Just Believe in myself!)

 

 

 

(昆虫CHU大百科! 揺蕩う切っ先!)

 

 

(仮面ライダー Ah! アギレラ!)

 

 

(NINJA READY FIGHT!!)

 

 

 

(ブライトネス & ダークネス!)

 

( トワイライトマジェード!)

 

 

玲花はサーベラに花はアギレラに沙羅はハクビニンジャフォームへ最後にりんねがトワイライトマジェードへと変身を完了させて正面の敵へと向かい合った。

 

すみれ「行きなさい!!」

 

 

「「「ハアアアアアッ!!」」」

 

すみれ達クラウド、ハンドレッドとガールズリミックスが同時にぶつかり合い、砂羽と望は素手でクラウドの兵士と戦いを始めた。

 

 

(バッファロー!) (必殺承認!)

 

 

花「ハアーッ…ハッ!!」

 

 

(バッファロー・スタンピングデストロイ!!)

 

 

カーラ「うっ…ぐっ…うああああっ!!」

 

花のゲノムチェンジの力により呼び出された円形の武器の攻撃がカーラに連続で命中してカーラは必殺技を受けて大爆発を起こしてしまった。

 

 

(狼煙霧虫) (煙幕幻想撃!)

 

 

玲花「ハアッ!!」

 

アンガ「ぐああああっ!!」

 

玲花とアンガはお互いに互角の戦いを披露しアンガの攻撃を回避した玲花が斬撃波を放つとアンガに攻撃が命中してアンガも同様に大爆発を起こしてしまい倒されてしまった。

 

 

(ROUND 1・2・3)

 

(FEVER)(TACTICAL FINISH)

 

 

沙羅「ハアーッ…ハアー!!」

 

沙羅は敵の武器を躱しながらニンジャデュアラーを回転させると4つに増えた武器にそれぞれエレメントを纏わせると4本同時に投擲してカッシーンを同時に撃破した。

 

りんね「ハッ!!フッ!!」

 

すみれ「くっ…」

 

りんねはすみれの武器を躱しながら格闘技を仕掛けてすみれの武器を足で受け止めるが振り払われた武器の一撃を浴びてダメージを受けて思わず後ろに下がってしまった。 

 

りんね「はぁ…はぁ…ハアッ!!」

 

すみれ「フフッ…」

 

 

(GUARD VENT)

 

すみれはカードを装填すると黒い盾を召喚してりんねの拳を防御して逆にりんねに打撃を与えてしまいりんねはたまらず地面を転がりそれを見た花達が一斉にすみれへと駆け出した。

 

 

(SWORD VENT)

 

すみれは続けてカードを装填すると双刃の薙刀を召喚して向かって来たガールズリミックスのメンバーを次々と切り裂いていき、4人が放たれた隙を見て再びデッキからカードを引いた。

 

 

(FINAL VENT)

 

 

りんね「なっ…」

 

カードを装填すると再度バイザーからトーンの低い音声が流れると4人の背後に黒鳥の巨大なモンスターが出現し大きく羽ばたくと4人は羽ばたきで起こした暴風により吹き飛ばされてしまった。 

 

すみれ「フッ!!ハッ!!ハアッ!!」

 

吹き飛ばされた先には待機していたすみれが薙刀のような武器を構えて吹き飛ばされて来た4人を次々と両断していき4人は必殺技のダメージより地面に落下し変身が解除されてしまった。

 

りんね「うっ…くっ…」

 

すみれ「フッフッフッ」

 

4人の元に砂羽と望と亜樹子が駆け寄るがすみれの隣にはナユタが並び立ちりんねは驚きの表情を浮かべた。

 

りんね「ナユタ!!」

 

すみれ「被験体の初変身の目撃者になれてラッキーね」

 

りんね「違う…ナユタは1人の人間…ただ1人の!!」

 

ナユタ「改造人間…それが本当のナユタです!!」

 

りんね「ナユタ…」

 

ナユタはドッグタグを強く握り締めると腰にドライバーが出現してそれを見たりんねは再び驚きの表情を浮かべた。

 

ナユタ「もう辛いのは嫌!!悲しいのは嫌!!だからもうこの手で全部壊すの!!全部無くなっちゃえばいい!!」

 

すみれ「素晴らしい!!その力を物にして最強のオリジナルになりなさい!!全てを破壊し尽くす仮面ライダー!!それが貴方の本当の貴方!!」

 

 

???「ふざけた事を言わないでください!!」

 

 

すみれの横から射撃が放たれてすみれは攻撃を見切りソニックアローの射撃を弾いてしまった。

 

ナユタ「貴方は…」

 

すみれ「あら?遅かったわね…ナユタが最強のオリジナルの仮面ライダーになる瞬間をその目に焼き付けなさい!!」

 

すみれの視線の先には耀子達と別れて先に進んだ葉月がソニックアローを構えていた。

 

 

葉月Side

 

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

 

葉月「せやあ!!」

 

湊先輩達と別れて先に進んでいた私は迫り来るカッシーンとクラウドの兵士を蹴散らしながら先に進むとどこからか爆発音が響いて私はすぐに音の方向へと走り出すとそこには地面に倒れ伏すりんねさん達が居た。

 

葉月「そんな…りんねさん達が…あれはまさか黒野すみれ!?」

 

視線を向けると黒い仮面ライダーとその隣には攫われた筈のナユタさんがおりその腰にはベルトが装着されていた。

 

ナユタ「もう辛いのは嫌!!悲しいのは嫌!!だからもうこの手で全部壊すの!!全部無くなっちゃえばいい!!」

 

すみれ「素晴らしい!!その力を物にして最強のオリジナルになりなさい!!全てを破壊し尽くす仮面ライダー!!それが貴方の本当の貴方!!」

 

葉月「なっ…」

 

黒い仮面ライダーに変身する黒野すみれの言葉にふと私は今まで出会って来た仮面ライダーの事が頭に浮かんでいた。

 

 

紘汰(完全じゃなくていい!!俺は互いを認めて手を取り合う未来を選ぶ!!)

 

光実(たとえ世界の果てでも疾風の騎士の如く駆けつける…)

 

貴虎(俺達の思いが…いや人類全ての思い描く希望はやがて世界の壁を超えて悪を倒す!!)

 

アイム(俺には仲間が居る!!仲間達と立て直してみせる!!だってこの国は俺達の国だから!!)

 

チャッキー(葉月さんは沢芽のヒーローだよ… 紘汰さんと同じ!!)

 

耀子(無駄な事なんてないわ!!私達が諦めなければ希望はある!!)

 

これまで出会って来た仮面ライダー達はそれぞれが戦う中で正義の心で己の信じる正義のために戦って来たというのにすみれの一言はそれら全てを否定するように聞こえて私はどうしても仮面ライダーが悪の所業のために利用されるのが許せなかった。

 

 

葉月「ふざけた事を言わないでください!!」

 

私は怒りのあまりソニックアローを引き絞りすみれに射撃を行うが私の一撃は私の気配に気づいたすみれの薙刀に弾かれてしまった。

 

すみれ「あら?遅かったわね…ナユタが最強のオリジナルの仮面ライダーになる瞬間をその目に焼き付けなさい!!」

 

葉月「ふざけないでください…仮面ライダーは人々の希望なんです!貴方の野望のための道具じゃない!!」

 

すみれ「ハッ…仮面ライダーなんて所詮使い捨て…貴方のコピーも耀子もオリジナル仮面ライダー完成のための使い捨てよ!!」

 

葉月「くっ…ナユタさん!!私達の元に戻って来て下さい!!」

 

ナユタ「嫌です…私は改造人間…全てを壊す…全て無くなっちゃえばいいんです!!」

 

りんね「そいつの言葉に惑わされるな!!」

 

りんねさんがナユタさんに駆け寄り必死にその体を掴むがナユタがりんねに拳を叩き込み殴り飛ばすとりんねさんは樽に体をぶつけて倒れ込んだ。

 

葉月「りんねさん!!」

 

すみれ「呉島葉月?いいところなのに邪魔はさせないわ」

 

葉月「くっ…ナユタさん!!貴方は仮面ライダーの戦いを見て来た筈です!!貴方はりんねさんの戦いから何を学んだんですか!!」

 

すみれ「うるさいわね…私との戦いに集中しなさい!!」

 

私はすみれの薙刀を受け止めながら必死にナユタさんに呼びかけていたがすみれの薙刀を体に受けてしまい地面に倒れ込んでしまう。

 

葉月「かっ…」

 

すみれ「どう?もうナユタには貴方達の言葉は届かないわ!!」

 

葉月「ナユタさん…私に修行をつけてくれた方が言ってました…これからの未来を作るのは私達だって!!仮面ライダーである以上、みんなの想いをそれを次の世代に託していかないといけないんですよ!!」

 

ナユタ「……」

 

葉月「だから…今貴方が未来への可能性を壊す事をしては駄目!!私達が次の未来を作るんです!!」

 

ナユタ「どうして…貴方には関係無い!!」

 

葉月「私は貴方の先輩だから!!未来ある後輩が間違った道へ行くのを止めるのが役目だから!!」

 

すみれ「うるっさいわね…説教はうんざりよ!!ハアッ!!」

 

葉月「ぐっ…ああああ!!」

 

私は必死に呼びかけるがナユタさんはこちらを睨みつけており直後にすみれの斬撃を浴びて再び地面に転がった。

 

すみれ「これで終わりよ」

 

 

(ADVENT)

 

すみれはカードをバイザーに装填すると再び黒鳥が出現し葉月の目の前に迫って来た。

 

葉月「ぐはっ…あぁっ!!」

 

私は黒鳥の翼に切り付けられてしまい最後に黒鳥の突進を正面から受けてしまい鎧とアンダースーツから火花を散らしながら地面に落下し変身が解除されてしまった。

 

葉月「くっ…うぅ…ナユタさん…」

 

りんね「葉月さん…ナユタ!!貴方は私達に…仮面ライダーに憧れたんでしょ!!だったら自分の運命を諦めないで!!どんなに辛くても貴方の生き方は貴方が決めるしかない!!」

 

葉月「ナユタさん!!」

 

りんね「負けるな…ナユタ!!」

 

ナユタ「……」

 

すみれ「そろそろ黙りなさい!!」

 

すみれが私達に向かって薙刀を向けるがナユタさんが突如すみれの体を掴みそのまま突き飛ばしてしまった。

 

すみれ「くっ…」

 

ナユタ「ありがとう。りんね、葉月さん…もう今までのナユタじゃありません…運命なんて変えて見せます!!」

 

ナユタさんは真剣な表情ですみれを向き直りながら首のドッグタグを引きちぎり投げ捨ててしまった。

 

ナユタ「これ以上悲しみを生まないために全力を尽くして悪と戦う…それが私のなりたいただ1人の自分!!改造人間…仮面ライダーアインズ!!」

 

ナユタさんは両手を広げて構えを取ると本郷さんの変身する仮面ライダー1号と同じように手を斜めに掲げて叫んだ。

 

ナユタ「ライダー…変身!!」

 

ナユタさんは猛烈な風を巻き起こしながら黒い仮面ライダー…仮面ライダーアインズに変身を完了させた。

 

りんね「ナユタが仮面ライダーになった!?」

 

葉月「アインズ…確かドイツ語で1…本郷さんと同じ…」

 

すみれ「私のオリジナル…その性能を確かめなければ!!」

 

ナユタ「ここからはナユタにお任せ下さい!!」

 

すみれが合図を出すとクラウドの兵士がナユタさんに向かって駆け出しておりすみれが遅れてナユタさんに迫ろうとするが私はすみれの行く手を遮り前に再び出た。

 

葉月「ナユタさんは自分の意思で真の仮面ライダーになったんです…貴方にこれ以上好き勝手にさせない!!」

 

すみれ「私に無様に負けた先輩が今更邪魔をするつもり?」

 

葉月「後輩のデビュー戦に先輩が後ろから支えてあげないとどうするんですか!!」

 

 

(アルケミスドライバー)

 

私は指輪を嵌め直すと私の腰にドライバーが出現して2枚のケミーカードを取り出した。

 

 

りんね「葉月さん…その指輪は!?」

 

すみれ「何よそれ?」

 

葉月「ここからは第二ラウンドですよ!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

私は変化した指輪をドライバーに翳すと音声が流れて続けて2枚のケミーカードを同時に構えると順番にドライバーに装填した。

 

 

(GINGRFFON!)

 

 

(KINKIRAVINA!)

 

 

カードを2枚装填すると私は指輪を嵌めている左手を上に掲げてゆっくりと下に手の甲を見せながら下ろした。

 

 

(As above, so below……As above, so below…)

 

 

待機音が流れる中で私は下ろした掌を右手の掌と重ねて頭の上に掲げながら重ねた手を反転させると続けて重ねた掌を胸の辺りまで一気に下げて最後に両手で三角を作りながら前に突き出して勢いよく叫んだ。

 

 

葉月「変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(シャイニングフェザー!)

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン!)

 

 

私はヴィーナス真へと変身を果たすと目の前のすみれは以前見せなかった私の新たな変身に動揺しているようであった。

 

すみれ「何よそれ…聞いてない!!」

 

亜樹子「あーっ!!それ私の台詞!!」

 

りんね「葉月さん…その姿はもしかして…」

 

 

葉月「これは貴方のお父様や錬金アカデミーの皆様から託された力…そして…」

 

すみれ「何…!?」

 

 

葉月「そして…未来ある後輩ライダー達を導き世界を救うための力です!!」

 

 

 

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