仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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244話 ナユタの決意

 

すみれ「ハアッ!!」

 

葉月「その攻撃はもう見切った!!ハッ!!」

 

ヴィーナス真に変身した私にすみれの薙刀が迫るが手首で薙刀の一撃を受けると足で薙刀を蹴り落としすみれの腹に連続で拳を叩き込んだ。

 

すみれ「かっ…」

 

葉月「ハアッー!!」

 

私の拳の連打を受けてふらついたすみれに最後に思い切り蹴りを放ち吹き飛ばすとすみれは再び体勢を立て直して剣を手に駆け出した。

 

すみれ「くっ…さっきまでとは動きが…」

 

ナユタ「葉月さん…ナユタにお任せを!!」

 

葉月「えぇ!!」

 

クラウドの兵士を全滅させたナユタさんがこちらに走って来たので私はナユタさんと入れ替わるように後ろに後退し入れ替わりにナユタさんがすみれの前に出て拳を構えて突っ込んでいく。

 

ナユタ「フッ!!ハアッ!!」

 

すみれ「無駄無駄!!諦めなさい!!」

 

りんね「頑張れナユタ!!仮面ライダーアインズ!!」

 

ナユタ「うっ…あぁ…」

 

すみれ「仮面ライダーとは違い人間ではない貴方が幸せになれる筈が無い!!」

 

すみれの突きがナユタにダメージを与え始めてナユタは突きに続き斬撃を浴びてしまい思わず後ろに後退して苦しそうに息を吐いた。

 

ナユタ「はぁ…はぁ…改造人間は幸せになれないの?」

 

葉月「そんな事はありません!!人は誰だって幸せになれます!!」

 

すみれ「何!?」

 

後ろに後退した私はナユタさんのピンチに再度ナユタさんの横を駆け抜けてすみれに迫り拳を繰り出した。

 

すみれ「私の邪魔をするなぁ!!」

 

私の拳を躱したすみれは剣で再び連続突きを繰り出して来たので私は後ろにグルリと回りながら攻撃を回避すると勢いよく舞い上がった私の銀色のマントからギングリフォンの羽がいくつも放たれてすみれは羽により視界が遮られてしまい必死に羽を剣で払いのけた。

 

すみれ「くっ…どこへ行った!?」

 

葉月「ここですよ!!」

 

私は既にすみれのすぐ下に迫っており体勢を低くしてすみれの剣の一撃をしゃがんで回避すると拳にキンキラヴィーナの金星の力を纏わせるとすみれの顎を狙ってアッパーカットを叩き込んだ。

 

すみれ「がはっ…」

 

りんね「凄い…ケミーの力をあそこまで引き出せるなんて!!」

 

ナユタ「葉月さん…私は…」

 

私はナユタさんの元へと駆け寄るとその手を取って体を起こしてあげた。

 

葉月「人間だろうが改造人間だろうが誰にでも幸せになれる権利はあるんです!!それを否定する者…邪魔をする者を私は許さない!!」

 

ナユタ「葉月さん…」

 

私は隣に立つナユタさんの肩を軽くポンと叩くとナユタさんは私の方へと視線を向けた。

 

葉月「まだ…やれますね?」

 

ナユタ「…はいっ!!ナユタ…まだやれます!!」

 

すみれ「くっ…おのれぇぇ!!」

 

???「なでしこロケットパーンチ!!」

 

葉月・ナユタ「「!?」」

 

突如天ロケットを手にした銀色の仮面ライダーが天井を突き破って現れてすみれへと突貫して地面に着地を決めた。

 

なでしこ「うふっ!!宇宙ーーーきたーー!!」

 

亜樹子「なでしこちゃん来たー!!」

 

なでしこ「ごめんごめん弦太朗やライダー部に会ってて遅れちゃった!!」

 

すみれ「宇宙生命体SOLU…人間ではない生物同士お似合いね!!」

 

なでしこ「ふざけんな!!人間だろうが改造人間だろうが関係ねぇ!!」

 

なでしこと呼ばれる女性ライダーはナユタさんの隣に立つと握手のために手を差し出した。

 

なでしこ「ダチになろうぜ!!ナユタ!!」

 

ナユタ「うん!!」

 

2人は握手を躱すと拳を上に下に突き合わせて挨拶を交わして友情を確かめあっていた。

 

葉月「なでしこさんの言う通りです…人間だろうが改造人間だろうがそんな事は関係無いんです…人は誰とだって繋がりを得る事でこうやって幸せになれるんですから!!」

 

ナユタ「はい!!ナユタ嬉しいです!!」

 

私は再度ナユタさんの肩を軽く叩くとナユタさんは嬉しそうな仕草を見せておりその様子を見たなでしこさんが今度は私の前に進み出た。

 

なでしこ「葉月!!…ダチになろうぜ!!」

 

葉月「えぇ…」

 

私はナユタさんの時と同じように握手を交わすと拳を上に下に突き合わせると目の前のすみれへと視線を戻した。

 

なでしこ「仮面ライダーなでしこ!!一瞬だけ…タイマン張らせてもらうぜ!!」

 

すみれ「ハッ!!」

 

なでしこさんが先行して突撃しすみれの剣を躱しながら地面をお尻で滑りながら剣を回避して繰り出された剣を再び躱すと足で胸を蹴り上げた。

 

なでしこ「ほっ!!よいしょっ!!」

 

すみれ「うわっ…」

 

なでしこさんの予測不能な動きに翻弄されてすみれは後ろに後退してしまいなでしこさんはドライバーのスイッチを押した。

 

 

(ロケット・オン)

 

 

なでしこ「なでしこロケットキック!!」

 

 

すみれ「あぁっ…」

 

なでしこ「葉月!!」

 

葉月「はいっ!!」

 

 

(アルケミスリンク!!)

 

 

なでしこさんのキックが命中してなでしこさんが地面に着地を決めると私はそれに続くように駆け出すと指輪をドライバーに翳してドライバーを押し込んだ、

 

すみれ「おのれ…ハアッ!!」

 

葉月「ハッ!!」

 

駆け出した私に向かって剣で横に薙ぎ払おうとしたが私は体を逸らして攻撃を躱すと振り返ってドライバーを展開し地面を蹴りガラ空きとなった体に連続で蹴りを叩き込んだ。

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン・ノヴァ!)

 

 

葉月「デヤアアアアアッ!!」

 

すみれ「うっ…がっ…あぁっ…」

 

私は5連続の蹴りをすみれの体に叩き込むと胸を思い切り蹴り上げて背後に跳躍するとマントをひらめかせながら地面に着地を決めた。

 

なでしこ「今だよナユタ!!」

 

葉月「決めてください!!」

 

ナユタ「はい!!貴方を倒してナユタは前に進みます!!」

 

ナユタさんはすみれに向かって駆け出すと再び剣を躱しながら拳を繰り出していきすみれはナユタさんの連打で思わず後ろに下がりその隙にナユタさんは高く飛び上がった。

 

ナユタ「タアッ!!とうっ!!」

 

ナユタさんは高く飛び上がるとベルトから風と共に光が溢れてそのままナユタさんは蹴りの体制に入り足元に赤いエネルギーがチャージされた。

 

ナユタ「ライダーーー…キック!!」

 

すみれ「ぐああああああっ!!」

 

ナユタさんの蹴りを浴びたすみれは吹き飛ばされてしまい立ち上がるが大爆発を起こして変身が解けて地面に崩れ落ちた。

 

すみれ「流石私のオリジナル…想像以上の出来栄えね!!」

 

すみれはその一言を残すと消滅してしまいナユタさんは振り返ってアインズのメットを外して素顔を見せた。

 

亜樹子「ナユタっち!!」

 

りんねさんが真っ先にナユタさんに駆け寄りナユタはりんねを強く抱きしめており私は同じく変身を解除するとその様子を温かく見守った。

 

ナユタ「葉月さん…あの…!!」

 

みんなと話していたナユタさんであったが最後に私の元へとやって来ると私に向かって頭を下げた。

 

ナユタ「改造人間である私にここまで導いてくれてありがとうございました!!」

 

葉月「いえ…私は大した事はしてないですよ…」

 

ナユタ「改造人間だって幸せになれる…そう言ってくれた葉月さんの教えを胸に私は旅をしようと思います。一人前の仮面ライダーになるために!!」

 

葉月「旅ですか…私もついこの前まで修行の旅に出てましたが旅は自分自身をさらに強くさせてくれます。ナユタさんならきっともっと成長出来ると思います。」

 

ナユタ「私、必ず!!次お会いした時にはもっと成長したナユタをお見せできるように精進します!!」

 

葉月「…期待していますよ…後輩!!」

 

ナユタ「はい!!…先輩!!」

 

私はナユタさんのがっしり握手するとナユタさんはりんねさんの元へと戻り、私はシロちゃん達と合流するために入口付近へと歩き出した。

 

耀子「葉月!!」

 

葉月「あ、湊先輩大丈夫でしたか?」

 

耀子「えぇ…その様子だと全て終わったようね?」

 

葉月「はい…黒野すみれは消滅しました…でもクラウドの残党は残ってる筈です…」

 

シロ「やれやれ…まぁまた襲って来てもきっと大丈夫だよね?」

 

皐月「うんうん…私達沢芽チームにガールズリミックスがいるんだから大丈夫…だよね!!」

 

葉月「きっと大丈夫です!!未来ある後輩に期待しましょう!!」

 

シロ「うん!!」

 

耀子「それじゃ沢芽に帰りましょうか…」

 

葉月「はい!!みなさん…帰りましょう!!」

 

私達は4人揃って帰路に着き、今回の戦いのことなどについて語り合いながら沢芽に続く道を歩き出した。

 

 

 

 

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