仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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246話 ロックビークル

 

 

-ヘルヘイムの森-

 

葉月「森の中で走行チェックがしたいので少しお邪魔します。」

 

ユグドラシル職員「わかりました」

 

私は事前に貴虎さんの許可を得てロックビークルを手にヘルヘイムの森へとやって来ると、森の中でロックシードの採集などを行っているユグドラシルの職員さんにバイクで走行する事を知らせていた。

 

葉月「この辺りなら…」

 

開けたところでロックシードを開錠すると変形したロックビークルに跨ってヘルメットを被った。

 

葉月「よし…行こう!!」

 

私はエンジンを掛けてスロットルを勢いよく回すと森の中にバイクの音が響き渡りそれを見たユグドラシル職員がその様子をじっと見守っていた。

 

葉月「よっ!!ほっ!!」

 

私はスロットルを再度回してゆっくりと走り出すと森の中を走り出したが不安定な地面に苦戦を強いられてしまった。

 

葉月「ちゃんとした道路じゃないから難しいな…葛葉さんや駆紋さんはよくこんな場所で走れましたよね…」

 

ふとそんな事を思いながら幾つもの木々をスラロームのパイロンに見立てて躱しながらバイクを方向転換させた。

 

葉月「エンジン吹かせて…走る!!」

 

再びスロットルを回して方向転換すると勢いを落とす事なく走り出して私は心の中でガッツポーズを決めた。

 

葉月「うんうん!!なんとか行けるかも…さっそく凌馬さんに連絡して…」

 

ユグドラシル職員「うわああああっ!!」

 

私がクラック入口へと戻ろうとした時入口付近からユグドラシル職員の悲鳴が上がりバイクを走らせるとたくさんの初級インベスがユグドラシル職員に襲い掛かっているところだった。

 

葉月「あちゃ…バイクの駆動音に引き寄せられたんだ…」

 

私はバイクから降りて駆け出すとユグドラシル職員に襲いかかるインベスの背中を蹴り体勢を崩した。

 

葉月「逃げてください!!ここは私が!!」

 

私は別のユグドラシル職員に襲い掛かるインベスを引き剥がしながら蹴りを叩き込みユグドラシル職員を私の後ろに避難させながらゲネシスドライバーを取り出して腰に装着した。

 

葉月「変身!!」

 

 

(マロンエナジー)

 

 

葉月「せやあっ!!」

 

 

私の上空にクラックが開き中から栗の鎧が出現して私は襲いかかるインベスに回し蹴りをしながらロックシードを装着してハンガーを閉じた。

 

 

(ロックオン・リキッド)

 

 

レバーを押し込むとマロンエナジーロックシードが展開して私の体に鎧が回転しながら私の体に被さり同時に私の全身を白いアンダースーツが覆い直後に鎧が展開して私の体に装着された。

 

 

(マロンエナジーアームズ)

 

 

ファンファーレのような音声が流れて私はアーマードライダーヴィーナスへと変身を完了させるとソニックアローを掴み、迫り来るインベスに向かってソニックアローの矢を放った。

 

葉月「はっ!!」

 

奥の方から迫り来るインベスを狙いを付けて冷静に射撃を行い茶色い矢がインベスを次々と撃ち抜くがインベスの群れが再度襲い掛かって来た。

 

 

葉月「エンジン音で引き寄せられるなんて私の失態だ…」

 

 

ソニックアローの斬撃でインベスを切り裂きながら回し蹴りでインベスを蹴り飛ばしながら他のインベスの攻撃を回避していたが近くに停車してあるロックビークルへと思わず視線を向けた。

 

葉月「こうなったらバイクで蹴散らす!!」

 

私は近くにあるバイクへと駆け寄るとすぐに跨りエンジンを吹かし始めた。

 

葉月「いっけぇぇぇ!!」

 

バイクを加速させて迫り来るインベスをバイクで次々と蹴散らしていき私はバイクを方向転換させた。

 

葉月「よし!!このまま…」

 

ユグドラシル職員「うわああああ!!」

 

再度ユグドラシル職員の悲鳴が上がり視線を向けると大きなキャリーケースを持ったユグドラシル職員がインベスに襲われておりインベスの攻撃によってケースを取り落としてしまった。

 

葉月「キャリーケース?」

 

地面に落ちたキャリーケースは壊れたのか蓋が開いてしまいインベスの群れがキャリケースへと飛びついて中にある物を取り出し始めた。

 

葉月「ロックシード?あぁ…勿体無い…じゃなくてまずい!!」

 

隙間からキャリーケースの中に綺麗に収められていた数々のロックシードが視界に入り、私はすぐにキャリーケースに群がるインベスに向かって矢を放った。

 

葉月「くっ…間に合わない…」

 

インベスは次々とロックシードを食べ始めて進化を始めてしまい数体の進化体が私の方へと向き私はバイクから降りてからソニックアローを構えた。

 

葉月「進化体がこんなに…」

 

10体以上の初級インベスが進化体になってしまい私はソニックアローで私に迫るインベスを順番に撃ち抜いていくが他のインベスが迫って来たので私は咄嗟にバイクに跨った。

 

葉月「くっ…はあっ!!」

 

インベスをバイクで再び蹴散らしながら一旦距離を取ろうと方向転換してバイクを加速させるが私の後を追うようにコウモリ型のインベスとライオンと龍のようなインベスが迫り私に向かって火球を放ってきた。

 

葉月「わっ…わわわわ…」

 

私は火球をなんとか体を傾けて躱す事には成功するが躱したせいで前方に大きな切り株がある事に気づくのが遅れてしまった。

 

葉月「あっ…」

 

私は咄嗟にハンドルを動かすが時既に遅く、切り株にタイヤが勢いよく接触して私は衝撃でバイクから跳ね飛ばされてしまった。

 

葉月「きゃああああっ!!」

 

私は地面にうつ伏せで倒れてしまい衝撃ですぐには立ち上がる事が出来なかった。

 

葉月「うぅっ…」

 

地面に倒れた私の背中をインベスが掴み私は無理やり立たされてしまいフラフラの私にインベスは私の体を甚振るかのように体のあちこちを攻撃し始めた。

 

葉月「がはっ…うぅ…」

 

私は背中を羽交締めにされてしまい動きを封じられたところをライオンのようなインベスとヤギのようなインベスに拳や爪を叩き込まれてしまった。

 

葉月「くっ…この…!!」

 

私は地面を蹴り上げて私のお腹に拳を叩き込もうとするライオンインベスにジャンプ蹴りを浴びせて地面に転がした。

 

葉月「ふっ!!せいやあっ!!」

 

すぐに私の背中に組み付くカミキリムシのようなインベスを肘打ちを叩き込み私から離すと回し蹴りで蹴り飛ばした。

 

葉月「はぁ…はぁ…一旦逃げないと…」

 

私はあまりのダメージに一旦退避することにして元来た道を戻ろうとしたが背後からコウモリインベスが飛来してすれ違い様に私の体を切り裂き私はダメージにより再び体がふらついてしまった。

 

葉月「このままじゃ…やられる…」

 

私は必死に逃げようとしたが前方にインベスの群れが私の行く手を塞いでおり私は思わず足を止めた。

 

葉月「くっ…逃げられない」

 

直後に私は背中に火球のような攻撃を受けて吹き飛ばされてしまい再び地面に倒れ込んでしまった。

 

葉月「ぐっ…うぅぅぅ…」

 

私は再び大きなダメージにより立ち上がる事が出来ずに地面で倒れたまま呻くことしか出来ずに鎧とアンダースーツからは白い煙が上がった。

 

葉月「こんなところで負けたくない…」

 

背後から攻撃を放ったライオンインベスに視線を向けながら呟き背後からもインベス達が迫るのを感じて私は殺されてしまうかもと思い目を瞑った。

 

???「ハアーッ…ハアッ!!」

 

 

(メロンエナジー!!)

 

突如ソニックアローの技が発動する音声と男性の声が響き渡り目を開けると私の目の前のライオンインベス達がまとめて光の矢が撃ち抜き私は思わず顔を上げた。

 

貴虎「水瀬!!大丈夫か!?」

 

葉月「貴虎さん!!」

 

貴虎さんが斬月・真に変身してソニックアローを構えており私は貴虎さんの応援に驚きの声を上げた。

 

シド「デェェイ!!ハッ!!」

 

葉月「シドさん!?」

 

すぐ近くではシグルドに変身したシドさんが既に戦闘を開始しており迫り来るインベスを次々とソニックアローで切り裂いていく。

 

シド「ったく…どうした?どうした?だらしねぇぞ水瀬!!」

 

葉月「はい…すみません…」

 

私に向かって声を掛けたシドさんに思わず謝罪の言葉を掛けるが私に向かって迫り来るインベスの気配に気づいて私は思わず振り返るとマリカに変身した湊先輩がソニックアローを構えており一気に矢を放った。

 

湊「ハアッ!!」

 

葉月「湊先輩!?」

 

湊「1人で行くから心配して来てみれば…無茶をして!!」

 

葉月「すみません…先輩…」

 

湊先輩は私の体を支えながらゆっくりと立ち上がらせると私は思わず湊先輩に視線を向けた。

 

葉月「先輩…でも私はみんなの役に立ちたくて…ロックビークルを乗りこなせばきっと貴重なデータが…」

 

湊「でも…1人で行かせたのは私のせいね…ごめんなさい失態だったわ…」

 

葉月「いえ…先輩のせいでは!!」

 

貴虎「いや、水瀬に1人で行っていいと許可を出したのは私だ…私に責任が…」

 

湊「いえ…私が…」

 

貴虎「私だ…」

 

葉月「えっ…ちょっ…2人とも!?」

 

2人がお互いに自分のせいだと主張し始めて私は慌てて2人の間に割って入ろうとした。

 

凌馬「お熱い争いはそこまでにしてそろそろ目の前の敵に集中したらどうだい?諸君…」

 

葉月「その声は…まさか… 凌馬さん!?」

 

私達の前にレモンの鎧を身に纏ったアーマードライダーが現れてその声にすぐに正体が凌馬さんだと分かり私は驚きの声を上げた。

 

葉月「凌馬さんが新しいドライバーで変身を…」

 

凌馬「おや?知らなかったのかい…まぁ…仕方ないか君には直接この姿は見せてなかったから無理は無いか…」

 

葉月「そう…ですね…」

 

気づけば私の周りに貴虎さんにシドさんに湊先輩に凌馬さんと4人が集まり私達は横一列に並び目の前のインベスへと向き直った。

 

シド「貴虎に湊…お前らの水瀬の監督不足が招いた結末だ…後始末くらいしたらどうだ?」

 

貴虎「シド…」

 

 

-貴虎の回想-

 

貴虎(お前の悪ふざけが招いた結末だ…後始末くらいしたらどうだ?)

 

シド(はいはい…)

 

 

かつてインベス化した初瀬を仕留める時に同じような事を言われた事を根に持っていたのかシドは以前の貴虎と同じ言葉で貴虎を揶揄い始めると貴虎は思わず顔を背けてしまった。

 

貴虎「わかっている…ここは私と湊で…」

 

湊「はい…主任…」

 

葉月「ま、待ってください!!」

 

貴虎さんと湊先輩が前に出ようとしたので私が思わず前に出ると2人は思わず足を止めた。

 

貴虎「水瀬?ここは私達に任せろ」

 

湊「えぇ…貴方を1人にした私達の責任よ」

 

葉月「いいえ…最初に1人で練習しに行くって言い出したのは私です!!私がきちんと最後まで後始末をつけます!!いや…つけさせてください!!」

 

貴虎「水瀬…」

 

湊「葉月…」

 

シド「おいおい…いくらお前が湊に鍛えられているからってそれは無茶だろ?」

 

シドさんが思わず私の肩を掴むが私は自分の肩からシドさんの手を取ってゆっくりと下ろさせるとシドさんへと向き直った。

 

葉月「汚れ仕事も平気でこなせるようになってからが一人前の大人…ですよね?」

 

シド「あぁ?」

 

葉月「この仕事を汚れ仕事とは思いませんが…頼まれた仕事は最後まで責任持ってやり抜く…それも大人である以上大切な事だと思うんです…だから最後まで私に責任持ってやらせて欲しいんです!!」

 

シド「ははっ…ハハハハハハ!!やっぱ面白いわ水瀬!!葛葉紘汰と違いお前はまさに理想の大人そのものだな!!貴虎…やっぱ水瀬をお前の秘書にしておくのは勿体無いわ!!」

 

貴虎「何を言ってる…水瀬は私の秘書だ…」

 

湊「そうよ…葉月は私の大事な後輩よ…」

 

シド「はぁ…おいおい…」

 

凌馬「いや〜愛されてるねぇ水瀬君…そうだシド…水瀬君にあれを貸してあげてはどうかな?」

 

シド「あいよ…ホラっ!!」

 

葉月「わっ…なんですかこれ?」

 

シドさんが私に変わった形のロックシードを放り投げて私はロックシードを受け取ってしげしげと眺めた。

 

シド「開けてみな」

 

葉月「ほっ…わっ!?これって…」

 

ロックシードは変形して宙に少しだけ浮いており私は思わずエアバイクのような乗り物へと近づいた。

 

シド「最近大量生産されたエアバイク型ロックビークルだ…こいつを使ってみろ」

 

凌馬「最近黒影トルーパー隊に配備されたやつだね…乗り心地を試して見たまえ」

 

葉月「はい!!よっと…」

 

私は新たなロックビークルに跨ると空中に浮かび上がり私は高く舞い上がった。

 

湊「行きなさい…葉月!!」

 

貴虎「地上のインベスは任せろ!!」

 

葉月「はい!!おおおおおっ!!」

 

私はロックビークルを操作しながらビームを発射しながら迫り来るコウモリインベスと巨大な龍のようなインベスを迎え撃った。

 

貴虎「行くぞ!!」

 

湊「フッ!!」

 

シド「あいよ!!」

 

凌馬「結局全員で行くのかい…まぁ、ゲネシスドライバーの性能を改めてチェックするいい機会だ…私もたまには体を動かすとしようか…ハッハッハッ!!」

 

ふと地上を見ると貴虎さん達が次々と進化体インベスと戦い始めており私は安心して目の前のインベスに集中する事が出来てロックビークルを操作して一気に加速させた。

 

葉月「空を飛ぶバイク…普通のバイクと同じでエンジンを吹かせて…」

 

私は通常のバイクと同じ要領でスロットルを回して加速させるとすれ違い様に迫り来るインベスをソニックアローの斬撃で切り裂いてから一気に方向転換させた。

 

葉月「いっけぇぇぇ!!」

 

私はロックビークルの射撃モードににてインベスの背中に向かって射撃を行いコウモリ型インベスを撃破すると反対方向から放たれた龍型インベスの炎を躱しながら迫り来るライオンインベスへ向かって再び射撃体勢に入った。

 

葉月「おおおおお!!」

 

 

貴虎「ハアッ!!」

 

地上では貴虎達がそれぞれインベスに立ち向かっており貴虎は圧倒的な力でインベスを切り裂いていた。

 

シド「おいおいどうした?そんなもんか?」

 

シドはインベスを煽るように指をクイと動かして挑発しソニックアローの斬撃でダメージを負わせていた。

 

凌馬「ハッ!!」

 

凌馬は最低限の動きでインベスの攻撃を躱しながら斬撃を与えて後ろに下がらせると射撃の体制に入り容赦なく弓を撃ち込んで行く。

 

湊「ハアアッ!!」

 

湊は一回転しながらアクロバティックな動きでインベスを翻弄し回し蹴りで蹴り飛ばしていた。

 

貴虎「これで終わりだ…」

 

 

(メロンエナジースカッシュ)

 

 

シド「こいつを食らいな!!」

 

 

(ロックオン)

 

 

凌馬「やれやれ手応えの無い…」

 

 

(ロックオン)

 

 

湊「これで終わりよ!!」

 

 

(ピーチエナジースカッシュ)

 

 

貴虎「ハアーッ!!」

 

湊「ハアッ!!」

 

貴虎と湊はゲネシスドライバーを一回押し込みソニックアローにエネルギーを溜めると一気にエネルギーの溜まった斬撃を放ちインベスを殲滅させると同時にシドと凌馬の光の矢がそれぞれのインベスを容赦なく撃ち抜いた。

 

 

(チェリーエナジー!!)

 

 

シド「くたばりやがれ!!」

 

 

(レモンエナジー!!)

 

 

凌馬「ハアッ!!」

 

貴虎達は地上のインベスを殲滅させると今も上空で戦っている葉月の方へと視線をむけた。

 

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

 

葉月「はああああっ!!」

 

葉月の斬撃波が龍型インベスの体を切り裂いていくが突如葉月の背後からライオンインベスが組み付いて来て慌てて振り解こうと身を捩った。

 

 

葉月「うっ…離れて…ぐっ…」

 

私は背後からギリギリ締め上げられてしまい身動きが取れなくなってしまうが地上から2本の光の矢が飛んで来て私の背後のライオンインベスを撃ち抜いた。

 

葉月「皆さん!!」

 

地上では貴虎と湊がライオンインベスを撃ち抜いてシドと凌馬は龍型インベスに攻撃を仕掛けており私は再度龍型インベスに向かってロックビークルを走らせた。

 

葉月「せぇぇぇい!!」

 

すれ違い様にソニックアローの斬撃で龍型インベスの体を切り裂いて行き体が崩壊しかけている龍型インベスへと方向転換すると空中で自動的に浮遊させるモードに切り替えた葉月は座席から立ち上がった。

 

 

貴虎「水瀬!!」

 

湊「葉月!!」

 

葉月「はい!!これで…終わりです!!」

 

 

(ロックオン)

 

 

ロックシードをソニックアローに装着してハンガーを閉じて弦を引き始めるとエネルギーがチャージされていき私は龍型インベスへと狙いを定めた。

 

 

葉月「はああああああ…はあっ!!」

 

 

(マロンエナジー!!)

 

 

茶色の光の矢が龍型インベスを粉砕してしまい空中で大爆発を起こしてしまった。

 

貴虎「やったな…水瀬…」

 

シド「フン…」

 

凌馬「やれやれ…」

 

湊「よくやったわ…葉月!!」

 

 

地上から貴虎さん達がこちらに向かって目線を向けてるのが見えて私は思わず座席に立ち上がったまま4人に手を振った。

 

 

葉月「みなさーん!!私、やりましたよ!!」

 

湊「ちょっと葉月!?」

 

しかし私は空中でバランスを崩してしまい慌てて座席に座ろうとしたがロックビークルから落下してしまった。

 

葉月「わっ…きゃあああああ!!」

 

私は落下しながら強制的に変身が解除されてしまい地面に叩きつけられているところを想像してしまい思わず目を瞑ってしまった。

 

貴虎「全く…相変わらず無茶をする…」

 

葉月「貴虎さん…うぅ〜ん…」

 

私の体は貴虎さんに受け止められており私は一気に脱力状態で貴虎さんに体を預けたまま緊張感が無くなると共にそのまま意識が無くなり一瞬で夢の世界に誘われてしまいゆっくりと目を閉じた。

 

湊「緊張感が一気に抜けたのね…」

 

シド「ほんっとアンタらを見ていると父親と娘にしか見えねぇな…」

 

貴虎「シド…さっきから同じ事言ってないか?」

 

凌馬「ほんと大したもんだよ…彼女は…」

 

凌馬は気を失っている葉月の腰のゲネシスドライバーからマロンエナジーロックシードを外すとその茶色の断面をじっと見つめた。

 

 

凌馬(やはり彼女にこのロックシードを託して正解だった。我々のエナジーロックシードのデータを元に作った最高傑作だからね…さっきのロックビークルといい、素晴らしいデータが取れたよ)

 

 

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