仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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249話 葉月の長い1日

 

耀子「葉月についてもっと知りたい?」

 

シロ「そ!!お姉ちゃんが1日をどういうふうに過ごしてるか知りたくない?」

 

耀子「いくら親しいからってプライベートにまで首を突っ込むのは…」

 

シロ「でもさ…知りたくない?お姉ちゃんの1日!!」

 

耀子「えぇ…まぁ…」

 

シロ「今日はお姉ちゃんの1日を追う事にするよ!!」

 

耀子「葉月は嫌がると思うけど…」

 

シロ「大丈夫…お姉ちゃんの許可は取ってる!!部屋にカメラの設置と移動の際は胸ポケットに小型カメラをつけてもらう事にしてるから」

 

耀子「嘘…葉月はこういったことは断る筈だけど…」

 

シロ(報酬は次の休みの日に湊さんと2人きりで映画に行って来てって映画のチケット渡したからね…快く引き受けてくれてよかったよ)

 

ふとそんな事を心の中で呟きながらシロはパソコンを起動させるとカメラの様子をチェックし始めた。

 

シロ「それじゃお姉ちゃんの朝まで3、2、1…」

 

耀子「葉月の朝…少し興味があるわ…」

 

 

葉月Side

 

私の朝は以前のユグドラシルに所属していた頃に比べるとゆっくりである。

 

葉月「うぅーん…」

 

朝7時半に起きてベッドから這い出ると顔を洗顔し始めてだらだらと歯磨きをし始めた。

 

葉月「歯磨き粉切れちゃった…新しいの買ってこなきゃ…」

 

そんな事を呟きながら歯磨きを済ませると化粧台へと向かい顔にメイクを施し始めた。

 

葉月「チャッキーさんに貰った新しい化粧品を使ってみよう」

 

高級そうな見た目の化粧品を使用して頬に馴染ませると乱れた髪をブラシで整え始めた。

 

葉月「近いうちに美容室にもいかなきゃな…」

 

私は髪を整えると後ろ髪を白いロングリボンで結び前髪を手で整えた。

 

葉月「今日のスーツは…」

 

その後私はクローゼットに向かい今日の仕事用のスーツを選び中から紺色のジャケットにフレアスカートを手に取った。

 

 

シロSide

 

シロ「今日は…紺色を選んだね?なるほどなるほど!!」

 

耀子「何…このメモ?」

 

シロは手帳に何かを書き記しており耀子はシロの持つメモを覗き込んだ。

 

シロ「お姉ちゃんの服装リスト…今日は紺色なんて珍しい…」

 

耀子「そうかしら?」

 

シロ「だって最近のお姉ちゃん白いジャケットに白いタイトスカートばっかりだったからさ…あれお気に入りなのかな?」

 

耀子「…あれは私のお下がりなのよ…」

 

シロ「なるほど…お姉ちゃんは湊さんのようにもっと足がすらっとした女性を目指している…なるほどなるほど…」

 

耀子「貴方…何を言って…」

 

シロ「だって湊さんが履いてたやつでしょ?湊さんに憧れててきっと湊さんの履きこなしを真似したいんじゃないの?」

 

耀子「そうだけど…」

 

シロ「でももう少し丈が短いような…あれで動いたらおパンツが見えちゃうじゃん…」

 

耀子「あまりに丈が長いとキック出来ないじゃないの…私達はあまり長いのを好まないのよ…」

 

シロ「ふーん…あのタイトスカートで敵と戦ったりしたの?」

 

耀子「えぇ…色々あって大変だったわ…激しいアクションで捲れたりしたし…」

 

シロ「えぇっ!?」

 

ふと耀子の頭に浮かんだのはかつて朱月藤果に襲われて白いタイトスカートを履いたまま机に向かって投げられたりと激しい動きをした時の事を思い出していた。

 

シロ「お姉ちゃんも足長いからなぁ…確かに似合ってるよね」

 

耀子「葉月も身長伸びたわね…似合っているわ」

 

シロ「ふーん…いいなぁ…」

 

 

葉月Side

 

スーツに着替えた私は服装の乱れがないかをしっかりチェックするとキッチンに移動して事前に用意していた菓子パンをもしゃもしゃと食べ始めた。

 

葉月「いちごホイップ味が1番だよね」

 

このサンドイッチパンは様々な味があるが1番好きなのがいちごホイップ味であり朝の菓子パン生活は以前とほぼ変わりなかった。

 

葉月「よし…後は…」

 

私はゲネシスドライバーを取り出してバックに押し込むと玄関へと歩いて行った。

 

葉月「おっとっと…今日はこれを付けるように言われたんだった…」

 

私は自宅を出るとユグドラシルへと向かうために歩き始めるが事前にシロちゃんから頼まれていた小型カメラを胸ポケットに付けて歩き始めた。

 

 

シロSide

 

シロ「お、会社に向かって歩き始めたね…」

 

耀子「ほ、本当にカメラをつけてくれるなんて…」

 

カメラの映像を切り替えるとお姉ちゃんが会社に向かって歩いておりしばらく歩いて行くと目の前に巨大なユグドラシルタワーが見えて来た。

 

耀子「懐かしいわ…ユグドラシルタワー!!」

 

シロ「湊さんは元々ここに所属していたんだよね?中はどうなってるの?」

 

耀子「中は結構広いわ…部署ごとに分かれてて私達は最上階だった筈…」

 

 

葉月Side

 

受付「おはようございます」

 

葉月「おはようございます!!最近暖かくなりましたね!!」

 

受付「そうですね…今日から私もコートから薄いジャケットにしましたよ」

 

葉月「でも気温の変化が激しいから体調には気をつけて下さいね?」

 

受付「ありがとうございます葉月さん!!」

 

葉月「いえいえ…それでは〜」

 

 

シロSide

 

シロ「受付の人とちゃんとコミュニケーション取ってるの偉いなぁ…」

 

耀子「葉月は優しいから…昔から呉島主任の後ろを歩きながら挨拶は欠かさなかったわ!!」

 

シロ「それがお姉ちゃんがみんなに好かれる理由かもしれないね…」

 

それからお姉ちゃんはエレベーターで最上階へと向かうと執務室へと入り、荷物を置くとパソコンを起動させた。

 

シロ「机の上には山のような書類が!?あ、さっそくハンコを押し始めたね!!」

 

耀子「パソコンのメールチェックをしながら溜まった書類を片付けているわね…」

 

それから2時間くらい作業を続けるとお姉ちゃんは立ち上がり手を伸ばし始めた。

 

シロ「机での作業はきついよね…私なんか疲れたら地べたで作業するもん」

 

耀子「まったく…ちゃんと椅子に座ってやりなさい!!」

 

シロ「はーい…」

 

 

その後もお姉ちゃんは書類を片付けるとパソコンのカメラを起動させるとどこかにリモート会議を始めた。

 

シロ「海外のユグドラシル支部とのやりとりかな?」

 

耀子「呉島主任が映ってるわ」

 

お姉ちゃんはパソコンに向かって2時間ぐらい会議を続けており昼過ぎになりようやくパソコンの会議を終えた。

 

耀子「そろそろお昼だけど…」

 

シロ「あれ社員食堂へ向かってる?」

 

お姉ちゃんは他の社員に混じって社員食堂へと並んでおり食券を購入してから席に着くとスマホをいじり始めた。

 

シロ「あれ…メッセージが来た…えーっと…?」

 

耀子「葉月から?」

 

シロ「今、見てますか?だって…」

 

耀子「フフ…ばっちり見てるって返事を打ちなさい」

 

シロ「おけ。今、ばっちり見ていますよ〜と…送信!!」

 

直後にメッセージをみたお姉ちゃんがカメラに向かってピースをすると丁度運ばれて来たカレーを食べ始めた。

 

シロ「金曜日だからカレー?」

 

耀子「カツカレーを食べているわね」

 

シロ「美味しそう…」

 

そしてお姉ちゃんはカレーを平らげるとお盆を返却口へと戻すと食堂から退出して先程の執務室へと戻り荷物を纏め始めた。

 

シロ「あれ…もう終わり?」

 

耀子「いえ…出掛ける予定のようね?」

 

お姉ちゃんはバック持つと今日の1日を記したメモ帳を開き始めた。

 

シロ「市役所…?これから市長さんと面談みたいだね?」

 

耀子「市長とのやりとりは以前は私が担当だったけど…葉月も市長と面会を始めたのね…」

 

お姉ちゃんは会社を出ると市役所へ向かってしばらく歩き始めたが何かを見つけたのかバッグを地面置いて急に走り出してしまった。

 

シロ「急に何!?」

 

耀子「はっ!?あれは!?オーロラカーテン!?」

 

少し先にオーロラカーテンが出現しておりそこからハンドレッドの兵士が現れて、お姉ちゃんはカメラをバックの上に置いたままそのままお姉ちゃんは腰にゲネシスドライバーを装着するとマロンエナジーロックシードを取り出しながら走り出していた。

 

葉月「変身!!」

 

一瞬だけお姉ちゃんがカメラの位置から外れるが画面の外からヴィーナスへと変身したお姉ちゃんが兵士に向かってソニックアローを叩きつけていた。

 

耀子「葉月…仕事の途中なのに大変ね…」

 

シロ「今日もマロンエナジーアームズか…やっぱりあの姿にはならないか…」

 

耀子「あの姿?」

 

シロ「指輪で変身したあのヴィーナス真って姿だよ。まだ1回しか見た事ないからさ…」

 

耀子「そうね…あの初変身からしばらく経ったけどまったく変身しないわね?」

 

シロ「新しい力を何故使わないんだろう?」

 

そんな事を話しながらお姉ちゃんの方を見ると兵士達を一瞬で倒してしまいカメラに向かってヴィーナスに変身したお姉ちゃんが歩む寄って変身を解除して再びカメラを胸ポケットに装着してから歩き始めた。

 

シロ「オーロラカーテン…最近増えたなぁ…」

 

耀子「何か大きな事件の前触れだったりするのかしら?」

 

 

その後は市役所へ着いたところでカメラを外してバッグに仕舞い込んでしまいそれから数時間後にカメラが起動した時には既にユグドラシルへと戻っているところだった。

 

シロ「執務室へと戻ってまたパソコンとにらめっこか…」

 

耀子「呉島主任の仕事を引き継いでいるから葉月も大変ね…」

 

お姉ちゃんはそれからパソコンをカタカタ入力をし始めてからまたしばらくするとパソコンを閉じて荷物を纏め始めて執務室を出て行ってしまった。

 

シロ「自宅に帰って来たね」

 

耀子「ふぁ…私達もそろそろ解散しましょう?ずっと見続けるのは疲れたわ…」

 

シロ「そうだね…お姉ちゃんの1日も分かったし…今日は私達も解散にしようか…」

 

シロと湊は一緒に会社を出るとレストランへと向かい今日の葉月の事について食事を交えながら楽しく語り合い3人の長い1日はようやく終わりを告げた。

 

 

 

-???-

 

現在の葉月の居る時代から少し先の未来にて、とある場所で大きな戦いが起こっていた。かつて倒された筈のグリオンの前に立ち塞がっていたのはオレンジ色のガッチャードであるガッチャードデイブレイクであった。

 

宝太郎「馬鹿な…」

 

グリオン「諦めろ…全ての人類はいずれ滅びる…我々の勝ちだ…」

 

宝太郎「俺達は過去の俺と約束した…俺は絶対に諦めないと!!」

 

???「抵抗など無駄だ…頼みの綱である呉島葉月は倒した!!」

 

そこに黒いぼろぼろのローブに身を包んだ何者かが現れて宝太郎の前に立ち塞がっていた。

 

宝太郎「呉島葉月が!?しかし沢芽市には彼女の仲間がいた筈だ…それに呉島葉月が言っていた葛葉紘汰と言う神が黙っている筈が…」

 

メラ「始まりの男…大した事は無かったなぁ…ま、神殺しの異名を持つ俺達に勝てる訳ないからなぁ?」

 

宝太郎「葛葉紘汰が…!?」

 

そこには黒いギーツことメラがおりその手には血に染まった極ロックシードが握られており葛葉紘汰がメラの手により倒された事を意味していた。

 

宝太郎「そんな…じゃあもう残っているのは俺達だけ?」

 

黒いローブの人物の隣にはグリオンとメラがおりその背後には歴代の仮面ライダーの戦った怪人達がおり宝太郎は絶望的な状況に膝をついた。

 

りんね「諦めないで宝太郎!!葉月さんが簡単にはやられる訳が…」

 

宝太郎「そうだ…葉月さんが…あの呉島葉月さんが簡単にやられる筈が…」

 

宝太郎の手にはザ・サンのケミーカードが握られておりそこに宿る九堂りんねが必死に宝太郎へと呼びかけていた。

 

アポロガイスト「彼女は倒した…これが証拠だ!!」

 

後ろにいたアポロガイストが何かを宝太郎へ向かって放り投げると宝太郎はそれを掴みとると言葉を失ってしまった。

 

りんね「まさか…このドライバーは葉月さんの…!?」

 

宝太郎の手にあるのは壊れた葉月のゲネシスドライバーであり隣のりんねも悲痛な声を漏らした。

 

宝太郎「ちっくしょう…じゃあ…沢芽はもう…」

 

ダクバ「あの街は僕が消したよ」

 

アポロガイストの隣には白いシャツの青年が笑みを浮かべて立っておりその後ろには歴代の仮面ライダーの怪人達が揃っていた。

 

宝太郎「そ、そんな…」

 

りんね「宝太郎!!諦めちゃだめ!!前も話したでしょう!?」

 

宝太郎「りんね…」

 

宝太郎はザ・サンのカードを掴み立ち上がるとガッチャートルネードを手に立ち上がった。

 

宝太郎「たとえ俺1人だけになろうが…最後まで戦う!!」

 

りんね「私も力を貸す!!一緒に戦おう宝太郎!!」

 

宝太郎「おう!!」

 

 

???「私も一緒に戦う!!」

 

グリオン「ヌッ!?」

 

そこにケミーライザーの一撃が放たれて全員の視線が攻撃を放った人物へと向けられた。

 

葉月「これ以上…貴方達の好きにはさせない!!」

 

宝太郎「呉島…葉月…さん」

 

りんね「葉月さん!!」

 

そこにはぼろぼろのスーツを身に纏った葉月がおりケミーライザーを構えていた。

 

???「呉島葉月…生きていたのか…」

 

葉月「貴方達のせいで沢芽は壊滅した…葛葉さんは倒されて湊先輩もシロちゃんも皐月もみんな死んじゃった…私が弱かったせいでみんな死んじゃった!!」

 

りんね「皆さんが…」

 

宝太郎「くっ…」

 

 

(アルケミスリンク)

 

 

葉月は赤いキンキラヴィーナとギングリフォンのカードを取り出すと腰にあるアルケミスドライバーへと装填した。

 

 

(GINGRFFON!)

 

 

(KINKIRAVINA!)

 

 

葉月「だから…宝太郎さんやりんねさん…せめて生き残った人々のために私は戦う!!変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(シャイニングフェザー!)

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン!)

 

 

葉月は赤と白の姿のヴィーナスであるヴィーナス・ルミナスへと変身を完了させてガッチャートルネードを構えた。

 

 

???「愚かな!!やれ!!」

 

怪人達が一斉に葉月と宝太郎へ向かって駆け出して2人も同じ武器を手に迎え撃つために走り出した。

 

グリオン「さぁ見せてくれ…お前達の絶望を!!」 

 

葉月と宝太郎は周りの怪人へと攻撃を仕掛けながら背中合わせになった。

 

宝太郎「葉月さん!!どうする!?」

 

りんね「このままじゃ…」

 

葉月「クロスウィザード!!」

 

 

(ケミーライズ・クロスウィザード!!)

 

 

葉月はクロスウィザードのカードをケミーライザーに装填するとボタンを押してクロスウィザードを召喚した。

 

クロスウィザード「葉月!?それに宝太郎も!?」

 

葉月は10枚のケミーカードを取り出してクロスウィザードへと手渡すとクロスウィザードはカードを受け取った。

 

葉月「そのカードを過去の私に渡してあげて!!これから来る破滅の未来を回避するために!!」

 

宝太郎「そうか!!前に俺が過去の俺に道を示したように…なら…九堂!!」」

 

九堂「宝太郎!?」

 

宝太郎はザ・サンとユニコンとタイムロードのカードをクロスウィザードへと手渡してクロスウィザードはカードを受け取って宝太郎の方へと向いた。

 

宝太郎「九堂…過去の葉月の力になってあげてくれ!!」

 

りんね「そんな…宝太郎はどうするの!?」

 

宝太郎「おれは葉月さんと共にここを食い止める…」

 

葉月「大丈夫…未来は私達が守ります!!過去の私によろしく…」

 

りんね「わかった…2人ともお願い…死なないで!!」

 

クロスウィザード「死んじゃダメだよ宝太郎…葉月!!」

 

クロスウィザードは13枚のケミーカードを受け取るとその場から離れるために瞬間移動のために魔法を使用しようとした。

 

???「逃すものかぁ!!」

 

葉月「やめてぇぇぇ!!」

 

背中を向けたクロスウィザードへ向かってローブの人物が攻撃を放ち葉月が間に割って入ると攻撃を代わりに受けようと手を広げた。

 

クロスウィザード「葉月!?」

 

葉月「後はお願い…ね…?」

 

クロスウィザード「くっ…うわああああっ!!」

 

クロスウィザードは叫び声を上げながら瞬間移動をして直後に葉月に攻撃が直撃して葉月が居た位置で大爆発が起きた。

 

葉月「きゃあああああっ!!」

 

宝太郎「あ…ぁ…葉月さぁぁぁん!!」

 

 

クロスウィザード「タイムロード…お願い!!」

 

りんね「クロスウィザード後ろ!!」

 

クロスウィザード「ウィ!?」

 

戦いの場から離れたクロスウィザードは13枚のケミーカードを持ったままタイムロードの力を発動させようとカードを構えるが背後に気配を感じて振り返った。

 

釘宮「勝手に行かれては困るなクロスウィザード…」

 

クロスウィザード「ウィ!?釘宮さん…僕を追って来たの!?」

 

釘宮「そういう訳だ…また私の力になって貰おうか!!」

 

クロスウィザード「い、嫌だ!!また僕の力でみんなを苦しませたくない!!」

 

釘宮「お前の意思は関係無い…暗黒に染まれ……」

 

釘宮は指輪を向けるとクロスウィザードは釘宮へと吸い込まれ始めてクロスウィザードは必死に逃れようと身を捩った。

 

クロスウィザード「嫌だ!!もうあんな思いはしたくない!!」

 

必死に抵抗するがついにクロスウィザードは釘宮に取り込まれてマルガム化してしまいマルガム化した釘宮はタイムロードのカードと13枚のケミーカードを掴み取った。

 

釘宮「さぁ…過去に飛び呉島葉月を消す…フッハッハッハッハッ!!」

 

タイムロードが起動してクロスウィザードを取り込んだ釘宮は13枚のケミーカードを手にしたまま過去へと飛ぶが時空の狭間へと飛び込んだ時に取り込んだ筈のクロスウィザードが抵抗をして体から火花が散った。

 

釘宮「ぐあっ…抵抗をするかクロスウィザード!!」

 

クロスウィザード「せめて託されたケミーだけでも…ウィー!!」

 

釘宮「馬鹿な…ケミーが…」

 

13枚のケミーカードは時空の狭間でバラバラとなって飛び散ってしまい釘宮は飛び散ったカードに手を伸ばすがカードは様々な時空の彼方へと消えてしまった。

 

釘宮「余計な真似を…」

 

りんね「ケミーが時空の彼方に!?」

 

クロスウィザード「これで貴方に利用されない…残念だったね!!」

 

釘宮「ケミー如きがぁぁぁぁ!!」

 

クロスウィザード「助けて…葉月…」

 

クロスウィザードはそのまま再び取り込まれてしまい釘宮は残された1枚のケミーカードを取り出してじっと見つめた。

 

釘宮「このケミーしか残らなかったか…まぁいい…この力を使い呉島葉月を始末するとしようか…あの方のために!!」

 

釘宮の手にはりんねの意識が入ったザ・サンのカードが握らせており釘宮はタイムロードのカードとザ・サンのカードを手に時空の狭間へと飛び込んでいった。

 

 

りんね(葉月さん…私達を助けて!!)

 

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