仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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257話 真夜中の死闘

 

私は一条さんから託されたトライチェイサーに乗り、夜の国道を疾走していると進行方向の左方向の曲がり角からクウガに変身した五代さんがトライチェイサーで走っており私はスピードを上げて五代さんへと追いついた。

 

葉月「五代さん!!」

 

雄介「呉島さん!?そのバイク…」

 

葉月「一条さんから託されました!!」

 

雄介「そっか…認めてくれたんだね!!君の事!!」

 

葉月「はい!!…それで現在の状況は?」

 

雄介「30号を追いかけてたんだけど見失っちゃって…」

 

葉月「それなら…」

 

私はケミーライザーを片手でケミーライザーを装着するとサーチモードで探知すると居場所を五代さんに伝えた。

 

葉月「六本木です!!」

 

雄介「え!?」

 

葉月「六本木のタワー付近は美術館や東京タワーなどの観光名所でいっぱいです…夜の夜景を見にたくさんの人が周辺に集まると思います!!」

 

雄介「わかった!!行ってみよう!!」

 

私はきっとケミー達は30号の行方を追っているのだと思いケミーライザーの反応を頼りにトライチェイサーをしばらく走らせた。

 

 

-六本木-

 

六本木周辺に到着した私達はまだ工事の途中の六本木ヒルズの展望台へとやって来ると上空から30号が現れてこちらに黄色い液体を噴射し始めた。

 

メ・デムド・バ「バゼボボグパバダダ!?」 

      (なぜここがわかった!?)

 

葉月「来た!!」

 

雄介「超変身!!」

 

私達は液体を躱すと五代さんは足元の金属の棒を掴み青いクウガへと変身して金属の棒を専用武器に変えると変化した武器で30号に向かって跳躍しながら武器を叩きつけた。

 

雄介「おりゃあ!!」

 

メ・デムド・バ「ガッ…」

 

30号は五代さんのロッド攻撃により殴打されて地面に落下するがすぐに起き上がると反対方向へと飛び去ろうとした。

 

葉月「くっ…逃げた…」

 

 

(トルネードアロー!!)

 

私はすぐにガッチャートルネードを召喚してカードを装填して弓を放つが私の弓を躱して飛び去ってしまった。

 

雄介「あ、呉島さん!!その弓貸してくれる!?」

 

葉月「えっ…いいですけど…」

 

その時上空から巨大な何かがゆっくりと降りて来て五代さんはそれを見るなり腰のベルトに触れて構えを取った。

 

葉月「おっきなクワガタ!?」

 

雄介「超変身!!」

 

五代さんは今度は緑色のクウガに変身すると私はカードを抜いてからガッチャートルネードを五代さんに手渡すとオレンジ色の弓は一瞬で黒、金、緑の3色のボウガンへと姿を変えてしまった。

 

葉月「変わった…」

 

雄介「ゴウラムの足に捕まって空中から狙おう!!」

 

葉月「えっ…わかりました…」

 

五代さんが片手でゴウラムと呼ばれるクワガタらしき飛行物体に捕まっておりそれを真似て私も片手で足に捕まるとゴウラムは私達をぶら下げたまま高く舞い上がった。

 

葉月「わっ…」

 

私は片手でゴウラムの足に捕まりながら30号を追いかけるとあっという間に追いついてしまい五代さんはボウガンを構えて一気に発射した。

 

メ・デムド・バ「ギャッ…」

 

葉月「当たった!!」

 

ボウガンの一撃は30号の羽に命中し羽にボウガンのダメージが蓄積されるが30号は空中でばたつかせながらも自身の羽を掴み始めた。

 

メ・デムド・バ「ボンデギゾゼ…」

      (この程度で…)

 

雄介「あっ…!?」

 

葉月「逃がさない…ここで決める!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

30号は羽を引きちぎってしまいそのまま逃げ去ろうとしたが私は指輪を一度翳すともう一度指輪を翳した。

 

 

(ハイアルケミスリンク!!)

 

 

30号の周りに竜巻が発生して30号は竜巻に飲み込まれ始めて私は片手でレバーを押し込むと再度レバーを引いてゴウラムから手を離した。

 

 

雄介「呉島さん!?」

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン・ビックバンノヴァ!!)

 

 

葉月「ハアアアア…ダァッ!!」

 

 

私は風の力で僅かに浮かび上がると竜巻の上空から30号目掛けて蹴りを放ち、私の蹴りが30号に炸裂してそのまま体を地面に叩きつけた。

 

メ・デムド・バ「ガアアアアッ!!」

 

30号は地面に体を叩きつけられると同時に30号は大爆発を起こしてしまい私は少し離れた場所に着地を決めた。

 

葉月「ふぅ…」

 

私の隣に五代さんが着地を決めたところですぐ近くに車が停車して一条さんが姿を現すと私達は一条さんに向かってサムズアップを見せた。

 

一条「!!」

 

一条さんも私達の姿を見るなりサムズアップを返して私達は仮面の下で笑顔を浮かべるがそんな私達の様子を2体のケミーが近くで見ていることに私達は気がつかなかった。

 

 

葉月「ロックビークルの事忘れてた…」

 

私は五代さんと一条さんと別れて自身の泊まるホテルへ戻ろうとしたがポレポレにロックビークルを置きっぱなしだと言う事を思い出して街中の道路を走っていた。

 

ズ・ゴオマ・グ「リヅベダゾ!!」

       (見つけだぞ!!)

 

葉月「うわっ…」

 

突如私の前から何かが飛来して私は慌てて飛来した何かを躱すとそれはこの前見かけたコウモリ怪人であった。

 

葉月「あの時のコウモリ怪人…」

 

ズ・ゴオマ・グ「キョグゼゴラゲロゴパシザ!!」

       (今日でお前も終わりだ!!)

 

 

(アルケミスリンク!)

 

私は指輪を嵌め直してドライバーを出現させると指輪を翳して素早くカードを装填した。

 

 

(GINGRFFON!)

 

 

(KINKIRAVINA!)

 

 

葉月「今度こそ逃がさない…変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)  

 

 

 

(シャイニングフェザー!)

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン!)

 

 

素早くレバーを引いてからバイクのスロットルを回すと勢いよく走り出して走りながら私はヴィーナス・真へと変身を遂げた。

 

ズ・ゴオマ・グ「ボヂヂザ…ボギ!!」

       (こっちだ…来い!!)

 

葉月「待ちなさい!!」

 

コウモリ怪人は戦おうともせずに反対方向へと飛んで行き、私はトライチェイサーを加速させてコウモリ怪人の後を追いながら無線機能を使って一条さんに連絡を取った。

 

一条「呉島葉月…どうかしたか?」

 

葉月「帰宅途中でコウモリ怪人に襲われて…今、追跡しています!!」

 

一条「コウモリ…第3号か!!」

 

葉月「第3号!?」

 

一条「今からそっちに向かう!!くれぐれも無茶をするなよ!!」

 

葉月「はい!!」

 

私は無線に向かって叫びながら前を飛ぶ3号の後を必死に追いかけていった。

 

 

-千葉県内-

 

私は3号の後を追って東京を出ると千葉県内に入ってしまい人気の無い廃工場へと辿り着いた。

 

葉月(どうして東京の外へ…まるで千葉県に誘導されてたみたい…)

 

ふとそんな事を思いながらトライチェイサーから降りると廃工場の敷地内を散策していると私の目の前の物陰から飛来音が響いて私は足に力を込めて飛び上がった。

 

葉月「ハアッ!!」

 

ズ・ゴオマ・グ「ガッ…」

 

目の前から真っ直ぐに飛来した3号に対して私はタイミングを見計らって地面を強く蹴り3号にオーバーヘッドキックを浴びせて3号を地面に落下させた。

 

 

葉月「ハアアアア…ハッ!!」

 

ズ・ゴオマ・グ「ガッ…ギャッ…」

 

私はすぐに体勢を立て直す前に素早く駆け出すとハイキックからの回し蹴りと次々と蹴りを放つと最後に胸に強いハイキックを放ち3号を壁へと叩きつけた。

 

葉月「これで終わり…」

 

ズ・ゴオマ・グ「ジャブレパザダギダゾ…バルバ…」

       (役目は果たしたぞ…バルバ…)

 

私はとどめを指すべく指輪を翳そうとするが3号は何を思ったがその場から飛び去ってしまった。

 

葉月「あ、待て!!」

 

私は呆気なく逃げ去った3号の飛び去る様子を見ながら再びトライチェイサーへ乗り追いかけようとしたが工場の奥から何者かの気配を感じて動きを止めた。

 

葉月「…誰か…来る…」

 

じっとトライチェイサーの照らすライトを頼りに気配の迫る方向へと視線を向けると工場の奥から謎の男性が歩いて来ており私はすぐに警戒モードへと入った。

 

葉月「誰…!?」

 

その男はその場には見慣れない軍服風の衣装を身に纏い謎の威圧感があり明らかに只者ではない事を感じた。

 

葉月「まさか…こいつも未確認…?」

 

ゴ・ガドル・バ「バルバの知らせの通りだな…リントもここまで変わるとは…」

 

葉月「!?…日本語を…!?」

 

ゴ・ガドル・バ「今回ばかりはゴオマには感謝をしておこう…」

 

葉月「ゴオマ?まさか…さっきの3号!?」

 

私がそう呟いた直後に目の前の男は怪人体へと姿を変えて私は思わず拳を構えた。

 

葉月(そうか…3号は私をここまで誘い出したのはこいつと戦わせるためだったんだ…」

 

それかカブトムシのような特徴を持った未確認であり明らかに今までの未確認とは雰囲気がまるで違った。

 

ゴ・ガドル・バ「ゴセパザバギンバシグラゴ・ガドル・バザ」

     (俺は破壊のカリスマ ゴ・ガドル・バだ)

 

葉月(見ただけでわかる…こいつ今までの奴らとは違う!!)

 

私は気づけば一歩後ずさりしてしまっており、すぐに視線をカブトムシ怪人へと戻したが、直後に私はお腹を殴られていた。

 

葉月「がっ…はっ…」

 

ゴ・ガドル・バ「ヌゥン!!」

 

私はお腹に拳を叩き込まれた直後に強力な蹴りが私を襲い、地面を何度も転がった。

 

葉月「はぁ…はぁ…ぐっ…」

 

たった2発のパンチとキックだけで私はダメージを追ってしまった。そんな私に向かってゆっくりと距離を詰めて来たので、慌てて立ち上がって拳を構えた。

 

葉月「ハアーッ…ハアッ!!」

 

私は全力を込めたパンチを繰り出すが片手で受け止められてしまい、拳を押し付けたままなんとかさらに押し込もうとするが、カブトムシ怪人は私の拳を握るとゆっくりとその手を捻り始めた。

 

葉月「がっ…ああああああ…」

 

ゴ・ガドル・バ「弱い…ヌアッ!!」

 

葉月「きゃあああああっ!!」

 

私はそのまま捻りあげられてしまい、衝撃で吹き飛ばされて地面を再び転がった。

 

葉月「くっ…負けない!!ハアッ!!」

 

私は立ち上がり駆け出して蹴りを放つが、カブトムシ怪人は冷静に私の蹴りを躱してしまい、繰り出したハイキックを片手で止めてしまった。

 

葉月「うっ…嘘…」

 

直後に私は足を取られてそのまま地面に倒されてしまい、私を踏みつけようと足を振り上げたので、ガッチャートルネードを召喚して、踏みつけを必死に防御した。

 

葉月「ハアッ!!」

 

 

(ケミーセット!!)

 

 

ゴ・ガドル・バ「ヌッ!?」

 

 

(トルネードアロー!!)

 

 

私は至近距離でザ・サンのケミーカードを装填して弓を放つと、突然の反撃にカブトムシ怪人はダメージで後ろに下がってしまった。

 

ゴ・ガドル・バ「ヌゥ…」

 

葉月「ハッ!!」

 

再度矢を放つとカブトムシ怪人は首元の飾りに触れて何かを作り出すとそれを私に向けて放った。

 

葉月「きゃあっ!!」

 

カブトムシ怪人が放ったのはまさしく私と同じ矢の攻撃であり、突然の射撃に私は防御も間に合わずに攻撃を受けてしまい、地面に倒れ込んだ。

 

葉月「がっ…あぁ…」

 

相当な防御力を誇る筈の私の装甲も深く傷が入り火花が散っており、私はすぐに起きあがれずに全身から白い煙を上げながら、地面で呻く事しか出来なかった。

 

ゴ・ガドル・バ「こんなものか?」

 

葉月「こんなところで…負けるわけには!!」

 

ゴ・ガドル・バ「お前の実力はわかった…今のお前やクウガでは俺には勝てない」

 

葉月「なっ…ふざけないで!!貴方達みたいな奴らのせいで多くの人が犠牲になった!!私のお父さんとお母さんだって…」

 

ふと今は亡き父と母の事を思い出した。私がまだ幼い頃2001年の1月にお母さんは大雨の中で長野県内で未確認に殺されていた事を。

 

葉月「貴方達のせいで私のお父さんとお母さんはああああ!!」

 

仮面の下で涙が溢れてガッチャートルネードを手に走り出した。私の脳裏によぎるかつての記憶。それは全身のあちこちが焼けた母親の遺体でありその遺体の側には私に送る予定だったボロボロになったスケッチブックがあったのだと言う。

 

葉月「絶対に許さない!!ハアッ!!」

 

 

(ケミーライズ・クロスウィザード!!)

 

 

クロスウィザード「ウィーッ!!」

 

ゴ・ガドル・バ「ヌッ!?」

 

私のケミーライザーからクロスウィザードの声が響いた直後に、カブトムシ怪人を魔法で縛り付けて、その隙に斬撃を与えるためにガッチャートルネードを手に駆け出した。

 

葉月「ハアアアア…デヤアッ!!」

 

ゴ・ガドル・バ「…言った筈だ。今のお前では勝てないと…フンッ!!」

 

 

葉月「なっ…クロスウィザードの拘束魔法を…」

 

カブトムシ怪人は拘束魔法を力技で無理やり引きちぎってしまったが、私はそのままガッチャートルネードで斬撃を与えるために刃を勢いよく叩きつけた。

 

葉月「なっ…硬い…」

 

私のガッチャートルネードは鎧のような体に阻まれてしまい、再び大きく振りかぶったガッチャートルネードをカブトムシ怪人は両手で受け止めてしまった。

 

ゴ・ガドル・バ「ゴラゲンヂバサゾシジョグガゲデロサグ」

       (お前の力を利用させてもらう)

 

葉月「なっ…私の武器が…」

 

カブトムシ怪人は私の武器を掴み力を込めると武器が色が黒く染まり、異なる形の剣に変化させてしまった。そのまま私に向かってパンチを繰り出した。

 

葉月「私の武器を変化させた…その力は五代さんと同じ…?」

 

ゴ・ガドル・バ「ヌゥン!!」

 

葉月「がっ…あぁっ…」

 

私は剣で切り裂かれてしまい、私の装甲からは火花が散った。私は地面に転がり追い打ちを掛けるように肩を掴まれて無理やり立たされると、下から切り上げられてしまった。

 

葉月「があああああっ…ぐうっ…」

 

ゴ・ガドル・バ「ヌゥン!!」

 

カブトムシ怪人の斬撃が再び襲い掛かり、肩から腰にかけて斜めにを切られてしまい再び膝を突くが、そのままカブトムシ怪人は私の胸を狙って剣を振り翳した。

 

葉月「うっ…あぁっ…」

 

私は地面を再び転がりうつ伏せのまま地面に伏せてしまい、なんとか立ちあがろうと膝を突くが、直後に私の背中を斬撃が襲い掛かってきて、再び苦痛の声を漏らした。

 

ゴ・ガドル・バ「ゴセグゴラゲンゲンバギザ!!」

       (それがお前の限界だ!)

 

葉月「あ…あぁ…ぁぁ…」

 

私は膝を突いたまま息を整えようとするが、直後に私の背中からエネルギーを感じて慌てて振り向こうとするが既に遅かった。

 

ゴ・ガドル・バ「オオオオオオ…ハアッ!!」

 

葉月「ぐっ…があああああああっ!!」

 

私の背中を強い力で大きく切られてしまい、私の背中の片方のマントの根本の留め具から切断されてしまい、切られたマントが虚しく地面にパサリと落ちてしまった。

 

葉月「がっ…うぅ…」

 

私は相当なダメージによりゆっくりと立ち上がる事しか出来ずに、カブトムシ怪人をキッと睨みつけた。

 

葉月「負けたくない…貴方には…」

 

私は手を翳して風を発生させると、そのまま風の刃でカブトムシ怪人を切り裂こうとするが、カブトムシ怪人は攻撃を片手で防いでしまった。

 

(アルケミスリンク!)

 

 

葉月「タアッ!!」

 

私は風の刃で撹乱してす指輪を翳してドライバーを押し込み、すぐにレバーを引いて空中に飛び上がり蹴りの体勢に入った。

 

葉月「デヤアアアアアアッ!!」

 

 

ゴ・ガドル・バ「来い!!」

 

私の蹴りを迎え撃つかのように防御もせずに受け入れる体勢になり、勢いのまま必殺の蹴りを繰り出した。

 

 

(ヴィーナスグリフォン・ノヴァ!)

 

 

ゴ・ガドル・バ「ヌゥゥゥゥゥ…」

 

 

葉月「ああああああああっ!!」

 

私の蹴りを受け止めたカブトムシ怪人相手に、私の蹴りは完全に受け止められてしまった。直後に私は足を払われて投げ飛ばされてしまった。

 

 

葉月「そ…ん…な…私の技が…全く効いて…ない…」

 

 

ゴ・ガドル・バ「蹴りとはこうするのだ…」

 

なんとか立ち上がった私に向かってカブトムシ怪人は高く空中に飛び上がり蹴りを放とうとしたので、私はすぐに迎え撃つために指輪を2回ドライバーに翳してレバーを押し込んだ。

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

(ハイアルケミスリンク!!)

 

 

葉月「負ける…もんかあああああっ!!」

 

 

(ヴィーナスグリフォン・ビックバンノヴァ!!)

 

 

私の最強必殺技である蹴りが放たれてカブトムシ怪人も同じタイミングで蹴りを放ち、私とカブトムシ怪人は蹴りが同時に命中するが、私があっという間に押し負けてしまい、私の胸に蹴りが命中してしまった。

 

ゴ・ガドル・バ「ゴパシザ!!」

       (終わりだ!!)

 

葉月「きゃあああああああっ…」

 

 

私は蹴りを受けて工場の側のガラクタ置き場に体を叩きつけられてしまい、ドラム缶やブルーシートを巻き込みながらガラクタの山に吹き飛ばされてしまった。

 

葉月「はぁ…はぁ…私は…ま…だ…」

 

私はガラクタを辺りに散らかしながらガラクタの山から這い出るが、ついに力尽きてしまい地面に倒れ込んだ。

 

 

葉月「私は…負けられ…な…いのに…うっ…」

 

直後に葉月はダメージの負荷により、変身が強制的に解除されてしまい、生身の葉月が地面に倒れた。

 

 

ゴ・ガドル・バ「ゴンバヂバサゼ ボソゲバギゾパ ダグバ」

 (そんな力ではダグバは殺せないぞ)

 

葉月に声を掛けるが、葉月は気を失ったまま地面に伏せたまま答えることが出来ず、ゴ・ガドル・バは足元に落ちている自身が切断したヴィーナス・真の片方の銀色のマントを拾い上げると、倒れ伏す葉月に背を向けて立ち去ろうと歩き出した。

 

ゴ・ガドル・バ「まぁ…いい。この戦利品だけ貰って行くぞ…」

 

ゴ・ガドル・バはそのままヴィーナス・真のマントを持ち去ってしまい姿を消してしまった。

 

その様子を物陰からズ・ゴオマ・グ覗いており立ち去るゴ・ガドル・バへ向かって1人呟いた。

 

ズ・ゴオマ・グ「ガンランドゾグダギ、ドシボレダゴセパガサビヅジョギヂバサゾデビギセサセス!!」

 

(あのマントを奪い、取り込めば俺はさらに強い力を手に入れられる!!)

 

 

-翌日-

 

一条が現場に駆けつけた頃には夜が明けており、一条は葉月のトライチェイサーの位置をレーダーを頼りに探していたが、地面に倒れた葉月を見つけると、慌てて駆け寄って体を揺さぶった。

 

一条「呉島!!おい!!呉島…しっかりしろ!!」

 

葉月「………」

 

葉月は口から血を流したまま目覚めることは無く一条はその場で葉月の名前を叫ぶことしか出来なかった。

 

 

一条「呉島ぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

-翌日-

 

-本部-

 

笹山「第3号の超音波飛行が長野で捕らえられたそうです!!」

 

一条「千葉から東京に移ってそこからさらに長野へと行ったと言うのか…」

 

笹山「長野県の駒ヶ根付近を巡回中の警官が東京方面へと飛び去る第3号を目撃したそうです」

 

一条「昨日の夜の第3号の動きといい…第3号の狙いは一体…」

 

笹山「詳しくはこの後の会議で詳しい話があるかと…それより一条さん…」

 

一条「なんだ?」

 

笹山「その…27号…いえ…呉島さんは大丈夫なのでしょうか?第3号と接触したとの事でしたが…」

 

一条「………」

 

笹山「一条さん?」

 

一条「現在、意識不明の重体です…意識がないまま関東医大病院に運ばれました…」

 

笹山「嘘……」

 

 

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