葉月「ハッ!!」
ズ・ゴオマ・グ「ガッ…」
私のマントを狙ってコウモリのグロンギが私に飛び掛かりすぐに体勢を低くして躱すとガドルの剣が振り下ろされて私は咄嗟にガッチャートルネードでガドルの剣を受け止めた。
(ケミースラッシュ)
葉月「デヤアッ!!」
ガドル「ヌゥ!?」
私のザ・サンの力が込められた斬撃がガドルを吹き飛ばしてしまい追撃を仕掛けようと駆け出そうとしたが背後から飛翔音が聞こえて慌てて振り向くとコウモリのグロンギが迫っていた。
葉月「くっ…」
ズ・ゴオマ・グ「ヅダガゾロギドデデジャス!!」
(翼をもぎ取ってやる!!)
葉月「!!」
私は背後から体当たりを浴びて地面に倒れてしまいそのまま私に跨ると私のマントに手を伸ばした。
葉月「ギングリフォン!!」
ギングリフォン「グーリ!!」
ギングリフォンが叫ぶと私の周りに銀色の羽がいくつも現れて羽が矢のようにコウモリのグロンギに放たれてコウモリのグロンギは慌てて私から離れて距離を取った。
ゴ・ガドル・バ「オオッ!!」
葉月「キンキラヴィーナ!!」
キンキラヴィーナ「ヴィーナ!!」
ガドルが再び剣を勢いよく振りかぶるが私はあえて攻撃を無理に避けようとはせずに正面から攻撃を受けて剣先が私の胸の装甲に命中するが金色のコアが眩い光が溢れてガドルの剣を弾いてしまった。
葉月「デヤアアアッ!!」
ゴ・ガドル・バ「!!」
(アルケミスリンク!)
剣を弾かれたのが予想外だったのかガドルは体勢を崩してしまい、その隙を狙って私はドライバーのレバーを押し込みすぐにレバーを引いて地面を強く蹴って飛び上がった。
(ヴィーナスグリフォン・ノヴァ!)
葉月「タアッ!!ディヤァ!!」
ゴ・ガドル・バ「オオオオッ!?」
空中で蹴りの連打を浴びせるとガドルの胸蹴って空中で1回転しながら地面に着地を決めるとガドルは再び剣を手に首を横に振った。
ゴ・ガドル・バ「この短時間の中でここまで力を上げたか…」
葉月「前回の私とは違いますよ!!」
私とガドルは正面から向き合うとお互いに拳を構えるが再び背後から再びコウモリのグロンギが迫って来たので私はケミーライザーを装着してザ・サンのカードを装填した。
(ケミーライズ・ザ・サン!!)
ズ・ゴオマ・グ「ガアッ!!」
(アルケミスリンク!)
ザ・サンの激しい光によりコウモリのグロンギは地面に落下してしまい私は再び指輪を翳してドライバーを素早く操作しながら駆け出した。
(ヴィーナスグリフォン・ノヴァ!)
本日2度目の蹴りが放たれてコウモリのグロンギは私の蹴りを受け止めようと耐えるがギングリフォンの風の力とキンキラヴィーナの金星のエネルギーがコウモリのグロンギの体に流れ込み始めた。
葉月「ハアーッ!!」
ズ・ゴオマ・グ「ガアアアアアッ!!」
コウモリのグロンギはついに私の蹴りの衝撃に耐えきれずに吹き飛ばされてしまい地面を転がりすぐに立ち上がるが首元の銀色のマントが消滅してしまい力を失ったのか膝を突いた。
ズ・ゴオマ・グ「ゴラゲパギヅバボソグ」
(お前はいつか殺す)
コウモリのグロンギは翼を負傷したようで血が流れており私の方を指差して何かを叫ぶとどこかに飛び去ってしまった。
葉月「がはっ…」
コウモリのグロンギを撃退させたのも束の間、ガドルの拳が目の前まで迫っており私は思い切り殴られてしまい地面を転がりうつ伏せに倒れてしまいガドルはうつ伏せに倒れた私の銀色のマントを掴み上げて私は無理やり立たされてしまった。
葉月「うぅ…かはっ…」
ゴ・ガドル・バ「確かに前回とは違うようだな…だが!!」
葉月「うぅぅぅ…」
私は背後から首を絞められてしまい私は引き剥がそうと必死にもがいた。
ゴ・ガドル・バ「終わりだ…」
葉月「がっ…あぁぁ…」
私は首を絞められた事で意識が遠のいてしまい体に力が入らなくなってしまった。
ドンポセイドン「ドーン!!」
マーキュリン「マーキュリン!!」
そこに2枚のケミーカードがガドルに突撃し顔面にぶつかるとガドルは思わぬ反撃で後ろに下がってしまった。
葉月「ドンポセイドン…マーキュリン…どうして?」
今回も様子をじっと見ているだけかと思ったが2体は私の元へと飛んでくると私は思わず2枚を掴み取った。
クロスウィザード「2人は君の事を認めてくれたんだよきっと!!」
葉月「私は大したことは…」
クロスウィザード「ううん…葉月は憎しみを振り切って2体1の状況にもかかわらず最後まで諦めなかった…その気持ちに答えてくれたんじゃないかな?」
葉月「貴方達…」
私は2枚のケミーカードをじっと見つめるとカードの絵柄が動いて私は笑みを浮かべた。
葉月「…行きますよ2人とも!!」
ドンポセイドン「ドドーン!!」
マーキュリン「マーキュリン!!」
(アルケミスリンク!)
私は指輪を翳すと2枚のケミーカードを構えて1枚ずつカードをドライバーに装填した。
(DONPOSEIDON!)
(MERCURIN!)
(As above, so below……As above, so below…)
ガドルが私の様子をじっと見つめる中で再び待機音が流れて私はレバーを引いた。
(ガガガガッチャーンコ!)
(ウェーブガーディアン!)
(マーキュリーポセイドン!)
私の体は水の渦に包まれて直後に私は手刀で水を切り払うように振り上げると渦が弾けて私の新たな姿が露わになった。
ゴ・ガドル・バ「…!!」
水色の装甲に頭にはゴーグルと王冠のような装飾が付いて顔には透明のバイザーのような物が付いて背中のマントは銀色から紺色へと色が変わった。
ゴ・ガドル・バ「新たな力を手に入れたか…」
ガドルが剣を構えると同時に私は再びガッチャートルネードを構えてギングリフォンのカードを装填した。
(ケミーセット)
葉月「ハアーッ」
ゴ・ガドル・バ「ヌオオオオッ!!」
同時に叫びながら駆け出すとお互いの武器を同時に叩きつけて火花を散らした。
葉月「ハアッ!!セイッ!!」
ゴ・ガドル・バ「………」
剣をガッチャートルネードで跳ね上げてガラ空きとなった体に斬撃を放とうとしたが私は突如として強い衝撃に襲われて動きを止めてしまった。
葉月「がっ…はっ…」
視線を向けると私のお腹にガドルの拳がめり込んでおり、ぐりぐりと拳を押し込まれてしまい私は口からは乾いた音が出てしまった。
ゴ・ガドル・バ「ヌゥン!!」
葉月「あぁぁっ…」
私はそのまま殴り飛ばされてしまい地面を何度も転がり再び体を起こしたところでガドルの剣が振り下ろされており私は慌てて剣をガッチャートルネードで受け止めに入った。
ゴ・ガドル・バ「姿が変わってもその程度か?ヌンッ!!」
葉月「しまっ…」
ガッチャートルネードを跳ね上げられてしまい遠くに転がり防御の術を失った私は何度も斬撃を浴びて膝を突いてしまった。
葉月「あぁっ…」
私は立ち上がって拳を固めて挑み掛かるが拳を受け止められてしまいそのまま腕を捻り上げられてしまい私は痛みに悲鳴をあげた。
ゴ・ガドル・バ「フン!!」
葉月「きゃっ…」
私はそのまま胸を蹴られてしまい再び地面を転がってしまうがある事に気がついてゆっくりと立ち上がった。
葉月「違う…こうじゃない!!この姿での戦い方は…」
私は立ち上がってふと視線を向けると目の前までガドルの剣が迫っており武器で受け止めようとせずに手首で受け止めるとそのままガドルの手を掴んだ。
葉月「ハッ!!」
そのまま相手の勢いを利用してガドルを地面に投げ飛ばすとガドルはすぐに立ち上がって私に向かって剣を連続で切り掛かって来た。
葉月「そうだ…こうだ!!」
私は剣を受け止めようとはせずに後ろに下がりながら冷静に攻撃を見極めながら回転しながら回避していき1回転するたびに私の全身から水飛沫が飛んだ。
葉月「そうそう…こんな感じ…」
りんね(無理に力まずに水のように滑らかな動きで相手を翻弄してる…)
ゴ・ガドル・バ「………」
葉月「覚悟して!!」
私は滑らかな動きで攻撃を回避しながら水を放ちガドルを翻弄し剣を回し蹴りで蹴り飛ばすと手を翳した。
葉月「行って!!」
私の周りからポセイドンの槍がいくつも召喚されて手を払うと一斉にガドルに槍が襲い掛かり体に槍がいくつも突き刺さった。
ゴ・ガドル・バ「……!!」
(アルケミスリンク!)
(ハイアルケミスリンク!)
葉月「これで決めます!!」
私は槍を突き刺して動きを止めるとガドルの足元から巨大な水の渦が発生してガドルは渦に飲み込まれてしまい私は高く飛び上がって渦の中心のガドルに向かって空中に出現した水のリングを潜り抜けながら蹴りを放った。
(マーキュリーポセイドン・ビックバンノヴァ!)
葉月「ハアーッ!!」
ゴ・ガドル・バ「グッ…」
私の蹴りを受けてガドルは吹き飛ばされて地面に着地を決めるがついに膝を突いてさらに人間体に戻ってしまい僅かに笑みを浮かべながらゆっくりと立ち上がった。
ゴ・ガドル・バ「だがそれでも俺を倒すには至らなかったな…」
葉月「そうですね…でも貴方を倒すのは私じゃない…」
ゴ・ガドル・バ「!?」
葉月「クウガです!!」
私は人間体に戻ったガドルに向かって叫ぶとガドルは私に背を向けた。
ゴ・ガドル・バ「やはりリントは変わったな…」
葉月「リント…?」
そのままガドルは立ち去ってしまい私は思わず緊張感が一気に抜けて膝を突いてしまった。
葉月「はぁ…強かったなあのガドルって言うグロンギ…」
クロスウィザード「凄いじゃん!!あのガドルに勝つなんて!!」
葉月「いえ…彼は本気を出していませんでした…本気の彼と戦ったら勝てなかったと思います…」
私がクロスウィザードにそう呟いているて背後からパトカーのサイレンが聞こえて来てパトカーの中から一条さんと笹山さんの2人が出て来て笹山さんが真っ先に駆け寄って来た。
笹山「呉島さん!!大丈夫ですか!?」
葉月「笹山さん!?」
笹山さんは私の胸をファイルで軽く小突いて来て私は慌てて変身を解除した。
笹山「意識不明で病院に運ばれてたって聞いて…勝手に病院を抜け出してまた未確認と戦うなんて私、心配したんですから!!」
葉月「す、すみません…でももう大丈夫ですから!!」
笹山「もうっ!!」
笹山さんには私が病院を抜け出した事がバレてしまっていたようでプンスカ怒っており私は頭を下げる事しか出来なかった。
笹山「…でもよかったです。無事で!!」
葉月「…はい!!」
タイムロード「ターイム…」
その時私のポケットの中のタイムロードのカードが震えて私はカードを取り出してじっと見つめた。
葉月「タイムロード!?」
笹山「呉島さん体が…透けてる!?」
葉月「あ…これって…」
私の体は透けておりタイムロードのカードに描かれている時計がカードの中でぐるぐると回転していた。
葉月(ケミー回収の使命を果たしたからか…)
笹山「元の時代にお帰りになるんですね?」
葉月「そのようです。って…えぇ!?どうしてそれを!?」
なぜか笹山さんには私がこの時代の人間ではない事がバレてしまっており後ろにいた一条さんはポケットから何かを取り出した。
一条「笹山さんに君の免許証をコピーして貰った時に笹山さんは真っ先に気づいたんだよ。君が今の時代より少し先の未来の人物だって事にね」
笹山「交付された日にちも有効期限もかなり先の時代だったのですぐに違和感に気づきました。偽装された形跡もないようでしたので間違いないと思いました。」
葉月「そっか…バレてたんですね…」
笹山「未来の世界では未確認はどうなったんですか?」
葉月「私は未確認の存在を知りませんでした…新聞やメディアでも名前を見た事が無かったので未来ではおそらく滅んでいるものかと…」
一条「この戦いはいつか終わるのか…」
葉月「えぇ…必ず!!」
私は体がさらに薄くなるのをふと見ながら笹山さんと一条さんに頭を下げた。
葉月「短い時間でしたが一緒に戦えてよかったです!!一条さん…」
一条「あぁ…」
葉月「あと五代さんに伝えてください…未来はきっと明るいですよって!!」
一条「あぁ…必ず伝える…」
葉月「…それでは…また…」
私は最後にサムズアップを見せて2人はサムズアップを返してくれて私は2000年の時代から去っていった。