仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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26話 平成ライダー対昭和ライダー②

 

翔太郎「みーちゃーん!!おーいみーちゃんどこかな?」

 

葉月「みーちゃーん!!」

 

私達は風都ホールへとやって来ており「みー」と呼ばれる迷子猫を探していた。

どうやら飼い主は風都ホール付近でみーを見失ってしまい翔太郎さんに捜索の依頼を出したのだという。

 

葉月「風の街…風都…か…」

 

辺りを探索しながら私はふと呟いた。掲示板には「ふうとくん」と呼ばれる風都のイメージキャラクターの絵のポスターが掲示してありこの街の象徴だとわかる。

 

葉月(確かにこの街は風が強いなぁ…)

 

風都は常に風が吹き荒れている様で海沿いであるこの場所は特に海風が強く吹き荒れており、風見鶏や風車がくるくると激しく回っており、私のフレアスカートが風で激しくはためき、私は浮き上がるスカートを軽く押さえながら猫探しを続けた。

 

翔太郎「葉月さんそっちはどうだ?」

 

葉月「いえ…猫1匹見当たりません…」

 

翔太郎「仕方ねぇな…こうなったら奥の手だ」

 

葉月「お、奥の手…?」

 

翔太郎さんはその場に立ち止まり目を瞑り顎に手を当てて何か真剣な雰囲気になったので私は緊張してそれを見守った。

 

翔太郎「にゃ〜お!!にゃ〜お!!にゃにゃにゃにゃにゃ〜」

 

葉月(えぇー!!)

 

私は突然の猫の物真似をする翔太郎さんにドン引きしてしまうが翔太郎さんは猫の物真似をし続けたので私は翔太郎さんの肩を叩いた。

 

葉月「ちょっと翔太郎さん!!何ふざけてるんですか?」

 

翔太郎「ふざけてねぇよ…いいか?おやっさん言ってたぜ…相手を探す時はまず相手の気持ちになれ…それが探偵の鉄則だとな…にゃーお!!」

 

葉月「それは人間相手の話でしょう?」

 

翔太郎「なんか…前も同じ事突っ込まれた気がするぜ…にゃ〜お!!」

 

私はそう呟くが翔太郎さんは猫の物真似を続けるので私は溜息をついてしまいスマホを取り出して風都の迷い猫の掲示板のページを開きみーちゃんのページが無いかを確認した。

 

葉月(あったあった…みーちゃんの情報も登録にあるじゃん)

 

ふと目撃情報が無いか調べているといくつかの目撃情報があり私はその場所をスマホで調べた。

 

翔太郎「葉月さん…?何やってるんだ?」

 

葉月「私…情報収集は得意なのでここは私にお任せを」

 

 

 

 

翔太郎「マジかよ…」

 

葉月「ふふっ…情報戦の勝利ですね。」

 

私の腕の中には探していた迷い猫の「みー」がおり私はそれを持ち主に返すべく翔太郎さんの隣を歩いていた。

 

翔太郎「それにしてもマスターの元に居たなんて予想外だったぜ」

 

みーちゃんは「風麺」のマスターの屋台の近くにおりマスターが目撃情報を掲示板に投稿していたのであった。

 

翔太郎「とりあえずみーちゃんを飼い主に届けた後一旦カフェテラスに集まる事にするか…後で知り合いと集まる予定だったからな…」

 

葉月「この後、お知り合いと会う予定だったんですか?」

 

翔太郎「あぁ…そいつからも別の依頼を受ける予定で話を聞くために集まる予定だったんだ」

 

葉月「じゃあ私からの依頼もその時にお願いしてもいいですか?」

 

翔太郎「あぁ…そうしてくれると助か…」

 

翔太郎さんが返事をしかけた時、私達の目の前が突如爆発し、衝撃で私達は吹き飛ばされてしまい私と翔太郎さんは体を起こすとそこにはバダンの幹部が手下を引き連れていた。爆発の衝撃で私はみーちゃんを離してしまいみーちゃんはどこかへ逃走してしまった。

 

ヤマアラシロイド「全ての仮面ライダーはこのヤマアラシロイド様が始末してやる」

 

葉月「地下帝国バダンの…!!」

 

翔太郎「地下帝国…?」

 

葉月「鳴滝…って人が言ってました…ショッカーの意思を継ぐものだと…」

 

翔太郎「何?もしかして君の言ってた依頼ってもしかすると…」

 

葉月「バダンに対抗するために平成仮面ライダーを集めるのが私の依頼だったんです!!」

 

翔太郎「なるほどな…だったらここは俺に任せな」

 

そう言うと翔太郎さんは赤いドライバーを取り出して腰に装着し、USBメモリのような物を取り出して起動させてドライバーに装填した。

 

(JOKER)

 

翔太郎「変身」

 

ドライバーを倒すと翔太郎さんの体が黒いボディに覆われていき仮面ライダージョーカーと呼ばれる黒い仮面ライダーへと変身した。

 

翔太郎「俺は仮面ライダー…ジョーカー!!」

 

葉月「仮面ライダージョーカー…」

 

翔太郎「危ねぇから下がってろ!!」

 

変身した翔太郎さんはバダンの集団に向かって行き、パンチとキックを交えながら敵を蹴散らしていった。

 

ヤマアラシロイド「おのれ仮面ライダー!!」

 

翔太郎「うわぁぁっと…」

 

ヤマアラシ怪人の針の攻撃が降り注ぎ翔太郎さんはあわてて後ろに回避するがダメージを受けてしまい地面に転がった。

 

葉月「翔太郎さん1人では無茶です!!…私も…」

 

私はゲネシスドライバーを腰に装着し、マロンエナジーロックシードを開錠した。

 

(マロンエナジー)

 

葉月「変身!!」

 

翔太郎「何…?その錠前は…?」

 

(マロンエナジーアームズ)

 

私は素早くロックシードを装着してレバーを絞り変身を完了させて翔太郎さんを守るように前に出た。

 

葉月「はっ!!」

 

私はソニックアローでヤマアラシ怪人を狙いソニックアローで狙い撃ちヤマアラシ怪人は射撃を受けて吹き飛ばされていく。

 

翔太郎「葉月さん…あんた仮面ライダーだったのか…?」

 

葉月「ごめんなさい…私一応ライダーです!!」

 

翔太郎「そうか…んじゃ一緒にかますか!!」

 

葉月「はい!!」

 

翔太郎、葉月「「うおおおお!!」」

 

私と翔太郎さんは同時に駆け出してバダン集団を蹴散らして行き、翔太郎さんはジョーカーメモリーを横のスロットに差し、私はドライバーのレバーを一度絞った。

 

翔太郎「こいつで決まりだ!!」

 

(JOKERマキシマムドライブ)

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

翔太郎「どりゃー!!」

 

葉月「やあっ!!」

 

私達は同時に飛び上がりバダン集団に向かって必殺キックを繰り出し集団をまとめて撃破し私達は同時に着地した。

 

ヤマアラシロイド「おのれ…」

 

翔太郎「あとはテメェだけだ…」

 

そういいながら翔太郎さんは駆け出すが突如翔太郎さんは別方向から斬撃を食らってしまい地面に倒れてしまった。

 

翔太郎「な、なんだ…新手か?」

 

連「シュウはどこへやった…?」

 

翔太郎「アイツも仮面ライダーなのか…?」

 

葉月「あれは…バダン側の…仮面ライダーフィフティーン…」

 

翔太郎「フィフティーン…悪のライダーだと!?また悪のライダーか!!」

 

連「シュウを返せ!!」

 

翔太郎「ぐわあああ!!」

 

翔太郎さんは剣の攻撃を連続で受けてしまい地面に再び倒れてしまい、倒れた翔太郎に向かって剣を振り上げたので私は剣の一撃をソニックアローで受け止めた。

 

葉月「させない!!」

 

連「邪魔するなら…お前も潰す!!」

 

葉月「うっ…」

 

私はソニックアローで防ぐが力で押し切られてしまい肩に斬撃を浴びてしまい堪らず膝をついてしまった。

 

(W)

 

フィフティーンは平成ライダーロックシードを取り出し解錠すると素早く装着してブレードで斬りアーマーを身に纏った。

 

(Wアームズ! サイクロン!ジョーカー!ハッハッハ!)

 

葉月「Wアームズ…!!」

 

翔太郎「何っ!?」

 

連「ぬあっ!!」

 

葉月「あうっ…きゃあ!!」

 

私はフィフティーンにプリズムソードと呼ばれる武器で何度も斬られてしまい地面に倒れてしまった。

 

葉月「うぅ…」

 

(フォーゼ)

 

フィフティーンは再びロックシードを解錠しドライバーに装着してブレードで斬りアームズチェンジを果たした。

 

(フォーゼアームズ! 青・春・スイッチ・オン!)

 

連「はあっ!!」

 

葉月「きゃあっ…」

 

バリズンソードと呼ばれる武器で何度も攻撃を受けて私は再び地面に倒れてしまい立ち上がる事ができなかった。

 

翔太郎「ライダーパンチ」

 

(JOKERマキシマムドライブ)

 

連「邪魔だ!!」

 

翔太郎「ぐわあああ!!」

 

翔太郎さんは剣で必殺技を跳ね返されてしまいついに変身が解けてしまった。

 

翔太郎「ぐっ…強ぇ…」

 

葉月「そんな…翔太郎さんが…」

 

連「次はお前だ!!」

 

葉月「負けない…負けたくない!!はぁぁぁ!!」

 

連「無駄だ!!」

 

私の斬撃はバリズンソードで受け止められてしまい私は剣による反撃をくらい膝をついた。

 

連「お前は…俺には…勝てない!!ぬあっ!!」

 

葉月「うっ…きゃあああ!!」

 

私はもう何度目かわからないほどにダメージを受けてしまい、再び地面に伏せた。

 

葉月「ぐっ…うっ…」

 

翔太郎「葉月さん!!クソっ…何か手は無いのか…何か…」

 

変身の解けた翔太郎は地面に倒れたままダメージを受けて倒れる葉月をみて、ふと呟く。すると翔太郎のポケットにあるジョーカーメモリが光り始めた事に気づいて翔太郎はメモリを取り出して確認する。

 

翔太郎「何だ…?メモリが!?」

 

ジョーカーメモリが光り始めるとメモリの形が変わっていき、光が止むとそこにはメモリではなくロックシードがあった。

 

翔太郎「な…なんじゃこりゃ!!」

 

翔太郎のジョーカーメモリはWロックシードへと変化しており翔太郎はロックシードを手に取った。

 

翔太郎「こいつはもしかしたら…葉月さん…!!これを使え!!」

 

葉月「え…!?わっ…!!」

 

翔太郎はWロックシードを葉月に向かって投げ渡し、葉月はそれを掴み取った。

 

葉月「Wのロックシード!?でも何故!?」

 

翔太郎「よくわからねぇが使えるか!?」

 

翔太郎さんはそう叫ぶが使った事の無いロックシードを使用するのに不安を感じてしまう。私は戦闘中にアームズチェンジをした事が無かったのだ。

 

葉月(そもそもゲネシスドライバーで使えるの…?)

 

私はふと考えるがフィフティーンが剣を構えて迫ってきたので私はもう最後の望みをWロックシードに託すしか無かった。

 

葉月「翔太郎さん…仮面ライダーWの力…使わせて頂きます!!」

 

(W)

 

私はそう翔太郎さんに伝えるとWロックシードを解錠してドライバーに装着してハンガーを閉じると私のマロンの鎧が霧散して白いアンダースーツが露出した。

 

 

(ロックオン・リキッド)

 

上空から仮面ライダーWの顔のアーマーが降りてきて私は迷う事なくレバーを押し込むと白のアンダースーツの上からWの顔の鎧が装着されて私はアーマーを身に纏った。

 

(Wアームズ! サイクロン!ジョーカー!ハッハッハ!)

 

仮面ライダーWの緑と黒のアーマーが展開して装着され、私の手には銃形の武装であるトリガーマグナムが装備された。

 

連「何?」

 

翔太郎「よしっ!!」

 

葉月「アームズチェンジ出来た!!」

 

連「小賢しい真似を…」

 

翔太郎「ハードボイルドだぜ!!」

 

私はトリガーマグナムを構えながらフィフティーンに向かって叫んだ。

 

葉月「さぁ…貴方の罪を…数えろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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