仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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264話 撫子の想い

 

-ラビットハッチ-

 

撫子「う、嘘…」

 

葉月「月面…!?」

 

私と撫子さんは美羽さん達の案内の元、天の川学園へとやって来ており狭いロッカーを通り抜けて仮面ライダー部の部室へとやって来たが窓の外に見える宇宙空間にとても驚いていた。

 

JK「まぁ…驚きますよね?まさか月面が見えるなんて!!」

 

美羽「それで?話を聞かせてくれるかしら?貴方の事について…」

 

葉月「わかりました…」

 

私は未来からやって来たことと自身の仮面ライダーの力の源(ケミーの存在は避けて)を探していることを伝えると皆さんはとても驚いた表情を浮かべた。

 

美羽「未来から…なるほどね貴方の事は大体わかったわ。」

 

葉月「あの…私はからもひとつ聞いていいですか?」

 

美羽「ええ…」

 

葉月「さっき撫子さんを撫子って名前で呼んでましたが…もしかしてお知り合いですか?」

 

美羽「それは…」

 

私の質問に皆さんが顔が複雑な表情になり私と撫子さんは首を傾げるが美羽さんは私の肩を掴むとどこかの個室へと引っ張って来た。

 

美羽「これは本人の前では言いにくいんだけど…」

 

葉月「はい…」

 

美羽「性格には私達、彼女の姿をコピーした宇宙生命体と会ったことがあったのよ」

 

葉月「宇宙生命体?」

 

美羽「賢吾君はSOLUって呼んでたけど弦太朗の恋のお相手よ」

 

葉月「それは素敵な…って…SOLU?なんか聞いたことが…あ!!」

 

 

-葉月の記憶-

 

すみれ(宇宙生命体SOLU…人間ではない生物同士お似合いね!!)

 

なでしこ(ふざけんな!!人間だろうが改造人間だろうが関係ねぇ!!)

 

 

葉月(黒野すみれと戦った時に一緒に戦った仮面ライダー…黒野すみれはSOLUって呼んでた!!そういえば亜樹子さんがなでしこちゃんとも言っていたような…)

 

私は黒野すみれと戦った時のことを思い出し、すみれがSOLU と亜樹子さんがなでしこちゃんと呼んでいた事を思い出していた。

 

葉月「SOLU…じゃなくて…なでしこさんは今は居ないんですか?」

 

美羽「なでしこは…」

 

 

-美羽の記憶-

 

美羽はかつてのなでしことの別れの出来事が脳裏をよぎりレム・カンナギに捕まってしまった瞬間の出来事を思い出しながら葉月に話し始めた。

 

なでしこ「弦太朗…」

 

弦太朗「なでしこぉぉぉ!!」

 

なでしこはレム・カンナギの手により肉体を失い小さい機械にエネルギー体として取り込まれてその時の衝撃と弦太朗の叫びを美羽は記憶として脳裏に強く焼き付いていた。

 

 

美羽「彼女の肉体は消滅した…でもまたいつか会える事を弦太朗は信じて今も戦っているのよ」

 

葉月「そうですか…じゃああの拳を上に下に突きつけるあれは弦太朗君の教えだったんですね」

 

美羽「呉島さん。貴方、もしかして未来でなでしこに会ったの?」

 

葉月「えぇ…一緒に戦いましたよ」

 

 

-葉月の記憶-

 

なでしこ(葉月!!…ダチになろうぜ!!)

 

葉月(えぇ…)

 

黒野すみれとの戦いの時に途中参戦した仮面ライダーとのやりとりを思い出していた。

 

 

美羽「じゃあ未来ではなでしこは弦太朗と再会出来るのね?」

 

葉月「はい。必ず!!」

 

私の美羽さんは個室から出ると撫子さんは個室でコソコソ話していたのが気になったのか私に詰め寄って来た。

 

撫子「ねぇ…2人で何話してたの?私の事?」

 

葉月(撫子さんの姿をコピーした宇宙人の事は確かに本人の前では話せないだろうなぁ…)

 

撫子「ねぇ?どうして私の事を知ってたのかな?」

 

葉月「えっと…撫子さん有名ですから!!他校でも名前が知られるぐらい可愛い女の子って噂になったからですよきっと!!」

 

撫子「えーっと…それ本当かな?」

 

葉月「ほ、本当ですよ…おそらく…きっと…」

 

撫子「なんか慌ててない葉月さん?」

 

上手い誤魔化し方がわからずついすぐにバレてしまいそうな嘘を吐いた私に撫子さんは私の顔を覗き込むように見つめてきたので私は思わず顔を逸らしてしまった。

 

撫子「まぁ…そういう事にしてあげる…あらがち間違いではないかもしれないから…」

 

美羽「どういう事?」

 

撫子「私、実はアイドル目指してたんだ…学校には内緒で今、オーディションを受けたの!!」

 

JK「アイドル!?」

 

撫子「大人数いるグループの研修生みたいなところなんだけど…でもつい最近辞めちゃったんだ…」

 

友子「どうして?」

 

撫子「アイドルを志望する人達との関係がしんどくなったんだ…みんなライバルだしアイドル同士の付き合いって言うよりも、どつきあいの関係って感じ…だからその関係がしんどくて辞めちゃった…」

 

美羽「そうだったのね…」

 

撫子「本当は私、心の中から一緒に頑張れる友達が欲しかったんだ。互いに睨み合うような関係じゃなくて…一緒に隣で笑い合える友達と言うか親友が欲しいって思ったの」

 

JK「眩しすぎる青春…」

 

葉月「撫子さんならきっと素敵な親友が出来ますよ!!」

 

撫子「うん…親友になれそうな人には最近出会えたかな」

 

葉月「おー!!誰ですか?」

 

撫子「うーん…内緒!!」

 

JK「ほぅ…これは…」

 

友子「女性同士の友情…眩しい…」

 

ユウキ「こちらユウキでーす!!応答願いまーす!!」

 

その時モニターにて女性の声が聞こえてきたので全員がモニターへと視線を向けた。

 

美羽「ユウキ!!ジュンは!?」

 

ユウキ「それが…」

 

ユウキはバガミールを地面であぐらをかいて座る弦太朗へとカメラを向けた。

 

弦太朗「すまん…急に知らない奴が乱入してゾディアーツが変な姿に変えられちまった…」

 

賢吾「黒いローブを羽織った人物がゾディアーツから謎の怪人に姿を変えてしまった…追跡していたが逃げられてしまった…」

 

弦太朗「すまん…」

 

美羽「わかった…ありがとう弦太朗。」

 

ユウキ「今から戻る。戻ってから今後の対策について話そう」

 

美羽「わかったわ」

 

通信を切ると美羽さんは何かを思い出して撫子さんの方へと視線を向けた。

 

美羽「忘れてた…撫子さんは隠れてて!!」

 

撫子「な、何で!?」

 

JK「あー…確かに弦太朗さんと本物の撫子さんを会わせるのはまずいっすよね」

 

友子「なでしこと涙の別れをしたばっかりの弦太朗さんが今の撫子さんを見たら…」

 

隼「あぁ…真っ先に撫子さんに抱きつきに行くだろう…SOLUのなでしこと勘違いして暴走する可能性が高いな…」

 

撫子「え!!暴走!?私の事をそんなに好きな人!?」

 

美羽「あー…そうだと言えるしそうでないとも…とにかく!!今はあそこに隠れてて!!」

 

撫子「う、うん…?」

 

撫子さんは言われるがままに部室の中の階段を登ると狭い隙間に入り込み身を隠してしまいその直後に扉が開いて先程の弦太朗君達が姿を現した。

 

ユウキ「あ、あれ?さっきの女の人がいる!?」

 

賢吾「おい…どう言う事だ?」

 

美羽「それなら心配しないでこの人も仮面ライダーよ!!」

 

弦太朗「何!?あんたも仮面ライダーだったのか!?」

 

葉月「え、ええ…そうです…」

 

賢吾「まさか…」

 

JK「嘘じゃないっすよ!!あの蠍座のゾディアーツを圧倒してましたから!!」

 

葉月「いや圧倒はしてないような…」

 

弦太朗「賢吾…そういえばエレキスイッチはどうだ?」

 

賢吾と呼ばれた青年が研修室へと入っていき作業台から何かを持ち出すと弦太朗さんへと手渡した。

 

賢吾「メンテ終了だ。次から使用可能だ」

 

弦太朗「やったぜ!!エレキ復活来たー!!」

 

賢吾「あと今調整中の24番スイッチをテストをしたい」

 

弦太朗「任せろ!!」

 

賢吾「それと呉島さん…だったか貴方のライダーシステムを少し見せてもらえないか?スイッチ開発の参考にしたい」

 

葉月「いいですけど…フォーゼのライダーシステムとは違うのであんまり参考にはならないかと…」

 

賢吾「それでも構いません…お願いします。」

 

 

 

(Hammer)(Hammer ON)

 

 

フォーゼに変身した弦太朗君が新たなスイッチを装着するとハンマーが装備されて弦太朗君は装備されたハンマーの底を叩き始めた。

 

賢吾「24番ハンマースイッチは打撃の瞬間にコズミックエナジーが流入することで強く反発、ヘッドの加速力を増幅して打撃力を増強させる事が可能だ。」

 

弦太朗「おお!?強そうじゃねぇか!!」

 

美羽「それで…呉島さんの方は?」

 

弦太朗「あぁ…彼女の方なんだが…」

 

葉月「………」

 

同じくヴィーナス・真へと変身した私の体に電極やら細かい装置が取り付けられており私は思わず苦笑いを浮かべた。

 

賢吾「一部ではあるが宇宙の力の一部が使用されている事がわかった…だがシステムが違うために全てを読み解く事は困難だ…」

 

友子(じーーっ)

 

葉月「あ、あの…」

 

私の体のあちこちを友子と呼ばれる少女が見つめており私の装甲などをペタペタ触って何かを確認していた。

 

友子「確かに宇宙のエネルギーを感じる…」

 

友子さんは私の胸の金色のコアに近いところを触れておりそれを見た賢吾さんはパソコンの画面をじっと見つめた。

 

賢吾「そうだ…その金色のコアのような部分からコズミックエナジーに近い力を感じる。」

 

友子「このマント…生き物の翼にも見える…」

 

次に友子さんは私の背中の電極が付いた銀色のマントに目をつけると鳥の翼のように横に広げ始めた。

 

葉月「鋭いですね…グリフォンの翼なんですよ…このマントは」

 

賢吾「そのマントは姿勢制御能力とあらゆる攻撃をひらりとかわして受け流すシールドとしても機能するようだ」

 

美羽「全体的に女性らしいデザインでオシャレよね」

 

賢吾「しかし肝心の力の源がなんなのかはわからなかった…流石は未知のシステムだ…」

 

賢吾君は私の体から電極のような物を外して私は変身を解除すると同じく弦太朗君は変身を解除していた。

 

ユウキ「そういえばこの前の部室に繋がるロッカーって動かせないように何か対策したほうがいいよね?」

 

賢吾「そうだった…また勝手に動かされては困るからな」

 

弦太朗「そうだな…」

 

葉月「私はそろそろ帰りますね。例の謎のローブの人物も気になりますし、姿が変わったゾディアーツ?も気になりますし」

 

弦太朗「おう!!困ったことがあったら力になるぜ!!」

 

葉月「はい。それでは!!」

 

私は弦太朗さんと握手をして友情の印として仮面ライダーなでしこの時と同じように拳を上に下に叩いてから私は仮面ライダー部の部室から出て行った。

 

 

葉月Side

 

葉月「すみませんお待たせして…」

 

撫子「大丈夫。ちょっと校内を散歩してたから!!」

 

私が賢吾さんにヴィーナス・真のライダーシステムを調べてもらい全員の視線が私に向いている隙に部室から抜け出した撫子さんと合流すると撫子さんの自宅の方へと歩き始めた。

 

葉月「学校には戻らなくていいんですか?」

 

撫子「大丈夫。用事は済ませたから。それより…葉月さんこの後時間ある?」

 

葉月「えぇ…ありますけど?」

 

撫子「今から遊園地に行かない?」

 

葉月「遊園地?それって…」

 

撫子「デートだよデート!!」

 

葉月「デート!?」

 

 

-遊園地-

 

葉月と撫子がやって来たのは少し前に弦太朗となでしこがデートに訪れた場所であり葉月は真っ先に食べ物のお店にやって来た。

 

葉月「たこ焼きにホットドッグにアメリカンドッグがありますよ」

 

撫子「うーん…どれも定番なんだよなぁ…」

 

葉月「じゃあこれならどうですか?肉まん!!」

 

撫子「ジャンボ肉まん?」

 

葉月「買って来ますね」

 

私はジャンボ肉まんを購入すると撫子さんへと手渡すとあまりの大きさに驚きの表情を浮かべた。

 

撫子「こんな大きいの食べられないよ」

 

葉月「私と半分こしましょう。それなら食べられますよね」

 

撫子「う、うん…」

 

なでしこは一口で2個分のジャンボ肉まんを丸呑みしてしまうが撫子は小さい口でジャンボ肉まんをゆっくりと口に運んでいき、2人はあっという間にジャンボ肉まんを平らげた。

 

葉月「あとこれ、お茶です」

 

撫子「ありがとう。葉月さんって気遣いうまいよね」

 

葉月「え、そうですか?」

 

撫子「葉月さんが男子だったら彼氏にしてたかも!!イケメンだし…」

 

葉月「私の先輩に女の子はガラス細工のように繊細に扱うようにって以前言われた事があったので!!特に女性同士でも特にって言ってました。」

 

撫子「先輩?もしかして仮面ライダーの先輩?」

 

葉月「そうです。私のお世話になってる先輩なんですよ」

 

撫子「仮面ライダーの先輩か…」

 

葉月「正確には以前の職場の先輩だったんですけどね…」

 

撫子「…ねぇ、仮面ライダーって誰でもなれるのかな?」

 

葉月「…誰でもとはどういう意味でしょうか?」

 

撫子「仮面ライダーって1人で人知れず悪と戦う孤独な戦士だなって思って…」

 

葉月「は、はぁ…」

 

撫子「私も葉月さんみたいに誰かを助けたり出来るのかな?」

 

葉月「もしかして撫子さん…」

 

撫子「私も仮面ライダーになりたい…のかもしれない…」

 

葉月「撫子さんがライダーに!?」

 

撫子「うん」

 

どういう心境の変化なのか撫子さんの口から驚きの言葉が飛び出して私は思わず目を見開いて驚いてしまった。

 

 

 

-2026年現在 沢芽市-

 

シロ「お姉ちゃんが過去に飛んで1週間…クウガの時代はすぐ帰って来れたのに今度はこんなに時間が掛かるなんて…」

 

耀子「やっぱり向こうの時代と現在では時間の流れが異なっているって事?」

 

シロ「うん…よくわからないけどそうみたい…」

 

シロの社長室にてパソコンの画面をチェックしていたシロと耀子であったが別のパソコンから何かの警報音が響いてシロは慌ててパソコンへと視線を向けた。

 

耀子「市街地に怪人が!?」

 

シロ「また襲撃…」

 

耀子とシロはドライバーを腰に装着すると慌てて会社を飛び出して現場に急行した。

 

 

-市街地-

 

市街地には2体の怪人がおり街中の建物を片っ端から破壊の限りを尽くしていた。

 

シロ「グロンギとゾディアーツ!?」

 

耀子「あれもライダーの敵…ってことよね」

 

シロ「うん…」

 

キグナス「私達の邪魔をするつもりかい?」

 

ズ・ザイン・ダ「ジャラゾグスバサビガラバサボソグ」

       (邪魔をするなら貴様から殺す)

 

シロ「破壊行動は許さない!!」

 

耀子「貴方達の好きにはさせないわ!!」

 

キグナス「私達の正義を邪魔するなら正義の名の下に君を倒す!!」

 

シロ「街を破壊しておいて何が正義なの?やってることと言っている事が逆だよ!!」

 

キグナス「ちびすけ…君は私が消してあげるよ!!デヤアッ!!」

 

シロ「わっ…」

 

 

(シルバー)

 

 

シロは銀のリンゴロックシードを解除するとキグナスの突進を地面に伏せながら躱してロックシードを素早くドライバーに装着してハンガーを閉じた。

 

 

(ロックオン・ソイヤ!!)

 

 

シロ「変身!!」

 

 

(シルバーアームズ!白銀ニューステージ!)

 

 

シロはアテナに変身を完了させると槍を手にしながら迫り来るキグナスに槍で突きを放った。

 

キグナス「グアッ…」

 

シロ「てぇい!!とりゃっ!!」

 

シロの突きでダメージを負ったキグナスにシロは槍を振り回しながらキグナスに連続で槍での攻撃を放ち最後に力の籠ったパンチを顔面に浴びせるとキグナスは顔面を手で押さえた。

 

キグナス「私の…正義の私の顔に傷を…」

 

シロ「貴方の正義なんか偽物だ!!」

 

キグナス「なんだと!?ちびすけ…貴様は許さない!!」

 

シロ「許さなくて結構〜コケコッコー!!」

 

キグナス「貴様ァ!!デヤアッ!!」

 

キグナスは怒りに任せて自身の体を回転させながらシロに迫るがシロは槍を野球のバットのように構えるとキグナスを跳ね返してしまい地面に落下したキグナスに対してカッティングブレードに手を掛けた。

 

 

(シルバースカッシュ)

 

 

シロ「これでどうだぁ!!」

 

キグナス「うわあああああっ!!」

 

シロの斬撃がキグナスを吹き飛ばしてしまいキグナスは建物へと激突して地面に落下してしまった。

 

キグナス「くっ…許さないよお前……ん?」

 

キグナスの側には逃げ遅れた子供がおりキグナスは子供の体を掴みその首元に自身の鋭い爪を突きつけていた。

 

シロ「人質…正義を語る奴がそんな事をするなんてね」

 

キグナス「この娘を死なせたくなければ指一本も動かすなぁ!!

 

シロ「なっ…ああああああっ!!」

 

キグナスは刃物のような羽をいくつも飛ばしてシロを攻撃するとシロは攻撃を躱す事が出来ずにその体で羽を受けてしまい地面に崩れ落ちてしまった。

 

シロ「はぁ…はぁ…くっ…」

 

キグナス「油断したね?…さぁて今こそ正義を執行する時だ!!」

 

キグナスは倒れているシロの体に跨るとシロの腰の戦極ドライバーに手を伸ばした。

 

シロ「何を…するの…」

 

キグナス「君には仮面ライダーメテオと同じように苦しめてあげるよ」

 

シロ「仮面ライダーメテオ?」

 

キグナスは戦極ドライバーのベルトの接続部を外すと戦極ドライバーをシロの腰から外してしまいシロはアテナの変身が解除されてしまった。

 

キグナス「以前奴も私の正義を邪魔をし私に拳を叩き込んで来た…だから私は彼の悪い手を潰してやろうと痛ぶったのさ…このようにね!!」

 

シロ「ああああああああっ!!」

 

キグナス「今度は生身で痛ぶってあげるよ…アッハッハッハッ!!」

 

シロ(お姉ちゃん…)

 

 

耀子Side

 

(ピーチエナジースカッシュ)

 

耀子「ハアッ!!」

 

その頃、サイの特徴を持つグロンギであるズ・ザイン・ダを相手に耀子はマリカに変身して対抗するがソニックアローの射撃も斬撃も効果は無く、必死にズ・ザイン・ダの攻撃を回避していた。

 

耀子「くっ…なんて強さなの…」

 

ズ・ザイン・ダ「ビゲデダバシゼパバデンゾ」

       (逃げてばかりでは勝てんぞ)

 

ズ・ザイン・ダは再び耀子に角を突き刺そうと突進するが耀子は高く飛び上がりズ・ザイン・ダの突進をひらりと躱してガラ空きの背中に矢を撃ち込むがズ・ザイン・ダは攻撃を受けながらも方向転換して再び突進した。

 

ズ・ザイン・ダ「オオオオオオオオ!!」

 

 

(ロックオン)

 

 

(ピーチエナジー!)

 

 

耀子「ハアッ!!」

 

 

耀子はソニックアローにピーチエナジーロックシードを装着し弦を弾いてすぐに射撃を行うが弓はズ・ザイン・ダの頑丈な体に弾かれてしまった。

 

耀子「くっ…斬撃もダメ…射撃もダメ…なら!!」

 

耀子はソニックアローからピーチエナジーロックシードを外して再びゲネシスドライバーへと装着してハンガーを閉じるとレバーを強く押し込んだ。

 

 

(ピーチエナジースパーキング)

 

 

耀子「ハアーーッ!!」

 

ズ・ザイン・ダ「ボギ!!」

       (来い!!)

 

ズ・ザイン・ダは耀子の蹴りを受け止めようと両手を広げて耀子の蹴りが放たれるのを待ち、それをみた耀子は得意の蹴りをズ・ザイン・ダに叩き込んだ。

 

耀子「止められた…!?」

 

ズ・ザイン・ダ「オオオオオオオオ!!」

 

耀子の必殺の蹴りをその強固な体で受け止めたズ・ザイン・ダは耀子の足を掴み地面に引き倒してしまい耀子は地面に倒れてズ・ザイン・ダは耀子の腹部を踏みつけようと足を振り上げた。

 

耀子「くっ…体勢を…整えないと…」

 

ズ・ザイン・ダ「オオオオオオオオ!!」

 

慌てて立ち上がったもののズ・ザイン・ダの突進が迫り耀子は今度は跳躍して回避する事が出来ずに突進を必死に受け止めた。

 

耀子「ぐっ…うううううう…」

 

耀子はズ・ザイン・ダに押されながらもなんとか足を踏ん張って耐えようとするがズ・ザイン・ダは耀子の腰のゲネシスドライバーと桃の鎧をがっしりと掴んでしまった。

 

耀子「何を…がっ…」

 

ズ・ザイン・ダは2箇所をがっしりと掴んだまま力を込めると耀子の軽い体は持ち上げられてしまい耀子はゲネシスドライバーと鎧をがっしりと捕まれたまま身動きが取れずに空中で必死にもがこうとした。

 

耀子「持ち上げられた…このままじゃ…」

 

ズ・ザイン・ダ「ギブグギギ」

       (死ぬがいい)

 

ズ・ザイン・ダは長く鋭い角を耀子に向けると急所である耀子の鎧に包まれていない黒いアンダースーツに覆われた腹部に狙いを定めると耀子を勢いに任せて空中に放り投げようと構えた。

 

耀子(あの角で腹部を刺されでもしたら…私は…)

 

 

ズ・ザイン・ダ「ドゾレザ!!」

       (とどめだ!!)

 

耀子「あぁっ!!」

 

ついにズ・ザイン・ダは耀子を真上に放り投げてしまい直後に耀子の体は落下を始め、下で鋭い角を耀子の腹部へ突き刺すためにズ・ザイン・ダは下で待ち構えた。

 

耀子「うううう…あっ…!?」

 

耀子はついに落下して直後に鈍い音が響いて耀子の苦しげな声が辺りに響き渡った。

 

 

 

???Side

 

その頃、沢芽市の市民が逃げ惑う商業施設の中を1人の女性がある場所を目指して走っていた。

 

???「この辺り…だよね?」

 

その女性は茶髪のミディアムヘアーであり、服装は私服の紺色のワンピースに身を包み黒いキャップを被っていた。

 

???「今、行くから!!」

 

逃げ惑う人々の間をすり抜けながら真剣な表情を浮かべる女性は目的の場所に近づくと避難誘導を行っている警備員に止められてしまった。

 

警備員「君…ここから先は危ない…行っては危険だ!!」

 

???「大丈夫。みんなを避難させたら貴方も逃げて!!」

 

警備員「君は…?」

 

撫子「大丈夫。私は…仮面ライダーだから!!」

 

そう答えた女性はまさしく立派な女性に成長した美咲撫子本人でありその手には4つの変身スイッチにレバーの付いた全体的に紺色の謎のドライバーが握られていた。

 

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