葉月「仮面ライダーヴィーナス・真!!貴方の運命は私が決める!!」
新たなる姿であるゴキゲンオーディンへと姿を変えた私は、胸の装甲に5色の隕石の装飾と金色の雷の形を模したパーツが正面に付き、頭には金色の兜のような飾りが付いて、背中には金色のマントは金色に色が変化した。
ムーンマルガム「姿を変えたところで同じこ…」
葉月「ふっ!!」
私はマルガムが言葉を発している間に稲妻の如く素早く接近して、金色のナックルパーツが付いた拳を腹部に叩き込んだ。
ムーンマルガム「がっ…ば…か…な…」
葉月「フッ!!ハッ!!ホワッチャー!!」
マルガムは私の電撃を纏ったパンチを受けて、上半身が一瞬で消し飛びすぐに再生が始まるが、空に向かって手を翳した。
ムーンマルガム「無駄だ!!すぐに再生して…」
葉月「ハッ!!」
ムーンマルガム「隕石だと!?がはっ…」
上空から赤、青、緑、黄、ピンクとカラフルな隕石が次々とマルガムに向かって落下しマルガムの再生を止めるほどにダメージを与えており再び上半身が消し飛んでしまった。
撫子「す、凄い…」
ムーンマルガム「ならば…再びあの娘を闇に沈めて…」
撫子さんに狙いを定めたのかマルガムは長い鎌を構えるが私は手元にハオーディンの槍を召喚すると地面に勢いよく突きつけた。
ムーンマルガム「あがががががが!!痺れて…」
葉月「ホワッチャー!!」
足元に強力な電撃が流れてマルガムを痺れさせると、動けないマルガムに向かって下からアッパーを浴びせて、空中へと打ち上げて落下して来たところを蹴り飛ばした。
葉月「決めます!!」
(アルケミスリンク!)
葉月「フッ!!ハッ!!」
ムーンマルガム「ガアッ…」
指輪を翳してレバーを押し込み、両手に槍を召喚してマルガムに向かって投擲した。すると、マルガムの体に2本の槍が突き刺さり、ポインティングマーカーのような物がマルガムの体を拘束してしまい、私は高く飛び上がりながらレバーを引いた。
葉月「ハアーッ!!」
(ゴキゲンオーディン・ノヴァ!!)
ムーンマルガム「この…私が…グアアアッ!!」
足元に5色のエレメントが発生してそのままマルガムを蹴り飛ばすと、マルガムは再生出来ずにそのまま大爆発を起こして、爆発の中からスイッチのような物が弾かれて飛んできた。私はスイッチを掴み取った。
葉月「オフにすればいいんだよね」
スイッチを押すとそのままスイッチは消えてしまい、再びマルガムに視線を向けると崩れゆくマルガムの体から三日月のようなケミーから飛び出して来た。私はカードホルダーからブランクのカードを取り出して構えた。
ネミネムーン「ムーン…」
葉月「ネミネムーン回収…」
変身を解除すると撫子さんが駆け寄って来たので、私は久しぶりの笑顔を向けた。
撫子「やっぱりかっこいいなぁ…仮面ライダーって!!」
-ラビットハッチ-
ジュン「あれ…私…?」
美羽「ジュン!?よかった!!目を覚ましたのね!!」
隼「どうやら呉島さんがやってくれたようだな」
流星「呉島さん?彼女に何が…?」
弦太朗「やっぱあいつただもんじゃなかったな…」
賢吾「あぁ…未知のライダーシステム…もう少し解析したかったが…」
流星(呉島葉月…仮面ライダーヴィーナス・真か…いつか奴と本気で手合わせしたいものだ…)
葉月Side
???「よくもやってくれたね呉島葉月…」
葉月「あ、まだ居たんですか?」
???「これで勝ったと思わないことだよ…」
葉月「貴方達が何を企んでいるかは知りませんが私はもう負けない…」
???「何?」
葉月「グリオンでしたっけ…いつか必ず私が倒します!!そして未来の世界を救います!!」
???「調子に乗らないことだよ…いつか君のドライバーを必ず貰うよ」
葉月「………」
黒いローブの少女は一瞬で瞬間移動で姿を消してしまい、私はようやく溜息を吐いた。
撫子「お疲れ様。葉月さん!!」
葉月「助けるのが遅くなってごめんなさい撫子さん…」
撫子「ううん…きっと助けに来てくれるって信じてたから!!」
私は撫子さんに笑顔を向けるが私は自分の体が透けている事に気がついた。
撫子「葉月さん!?体が薄く…」
葉月「そっか…ケミーを回収したから未来に帰るんだ…」
撫子「未来に…ねぇ葉月さんって未来で何年のどこに住んでるの?」
葉月「2026年の沢芽市ですよ。」
撫子「必ず会いに行くから!!今度は私も大人の姿で!!」
葉月「大人…そういえば歳はほぼ同じでしたっけ?」
撫子「うん!!そうなの!!必ず未来でまた会おうね!!」
葉月「はい!!また…必ず!!」
私は体が薄くなりながらも最後に撫子さんが私の胸に飛び込もうとしたので、私は両手を広げて撫子さんを迎え入れようと構えた。
???「ハアッ!!」
葉月「ぐあっ…」
撫子「キャアッ!!」
突如私達は何者かに銃撃されてしまう。慌てて体を起こすと、高台に謎の仮面ライダーがおり、こちらに銃を構えていた。
葉月「仮面…ライダー…?」
撫子「あ、葉月さん!?」
タイムロード「ターイム…ロード…」
タイムロードのカードを取り出すと、タイムロードが調子が悪そうに激しく動いており、ふと自身の体を確認した。
葉月「私の体が…タイムロードも様子がおかしく…」
私の体は薄くなりながらも赤く光っており、元の時代に戻ろうとした瞬間に攻撃を受けた事で、何かしらの不具合が起こっているようだった。
撫子「は、葉月さん?大丈夫なの?」
葉月「わかりません…タイムロードの調子が…無事に帰れるといいんですが…」
その言葉の直後に葉月は一瞬で消え去り、この2011年の時代から立ち去ってしまった。
撫子「葉月さん…必ず未来で会おうね…約束だよ!!」
1人取り残された撫子は空に向かって叫ぶが、その様子を銃を持った仮面ライダーがじっと見つめており、顔を銃を下ろすとその場を立ち去ってしまった。
海東「呉島葉月。君のお宝はいずれ僕が貰うよ」
葉月Side
私は目を開けるとそこは沢芽市ではなく知らない場所であり、周りを見渡すと何かの乗り物に乗っているようで、窓の外を見ると海が見えて私は思わず目を擦った。
葉月「海!?どこ…ここ!?」
りんね(現代に戻ってない?タイムロードがエラーを起こしたの?)
真島「アンタ…どこから入って来た?さっきまで居なかっただろ?」
ふと知らない青年から声を掛けられてしまい私は思わず頭を下げた。
葉月「す、すみません…気づいたらここに…」
真島「何もないところからいきなり現れてびっくりしただろ!?」
葉月「ご、ごめんなさい…」
私はどうこの場を切り抜けようか考えていると、突如船が大きく揺れてその場にいる全員が体勢を崩した。
葉月「なっ…さっきまで晴れてたのに…」
窓を見ると暴風雨が発生しており、大きな波が船体に大きくぶつかった。
女性「きゃあ!?」
葉月「っ!?」
外に居た人達が船内に入って来た直後に、私のすぐ近くに座っていた女性が悲鳴をあげて思わず視線を向けると、奥の椅子に白い服の男性が座っていた。
葉月(誰?)
白い青年は1人の青年に目をつけると眩い光を放ち青年はその光を直視してしまっていた。
葉月(ま、眩しい…なんなの…この光!?)
青年の隣に居た私もその光を浴びてしまい、思わず目を細めて謎の青年を見つめるが、青年は微笑みながら光に包まれて姿を消してしまった。
葉月(今の光は一体…さっきの青年が放ったの…?)
光が消え去り、周囲は再び暗闇に包まれて、全員が消え去った青年の方へと視線を向けた。
りんね(!?何か…来る!!)
突如私達は大きな揺れに襲われて床に倒れ込んでしまい、体を起こすと室内の真ん中に謎の怪人が立っていた。
水のエル「ハアアアアア…」
真澄「何よ…なんなのよこれ!?」
葉月(インベスでもゾディアーツでもグロンギでもない…新手の怪人?)
翔一「うわ…ああああああ…」
怪人は私の隣にいた光を1番近くで浴びた青年に目をつけて、ゆっくりと近づいていき手から何かを放つと、青年を外に弾き出してしまった。
水のエル「人でない者は滅ばねばならない」
翔一「うわ…あああああ」
葉月「くっ…やめなさい!!」
私は怪人の背後から飛びつく形で体を抑えに掛かるが、杖を腹部に突かれてしまい、私は船内に押し返されてしまった。
葉月「がはっ…」
水のエル「アアアア…」
怪人は私には目もくれずに青年に向かって杖を突きつけており、私は青年を助けるために再び外に出ようとしたが、男性に体を掴まれてしまった。
葉月「離してください!!彼を助けないと…」
木野「よせ!!君までやられる!!」
私は助けられない事に唇を噛み締めるが、青年が金色の光に包まれるのを見て、思わず足を止めてしまった。
葉月「変身…?」
青年は黄金の仮面の戦士に変身した。怪人は黄金の戦士に襲い掛かり杖を叩きつけるが、黄金の戦士はパンチとキックで反撃に出ていた。
葉月「もしかして仮面ライダー!?」
翔一「ハアッ!!」
水のエル「ウオッ!?」
翔一「ぐあっ…」
黄金のライダーは腕を捻り上げられてしまい、再びパンチを繰り出すも受け止められてしまい、怪人は黄金のライダーを殴打した。
翔一「うわあああああ…」
葉月「そ、そんな…」
黄金のライダーは手すりを乗り越えて海に落下してしまい、私達は一斉に外へと飛び出した。
水のエル「お前達もまた悪しき光を浴びた。あの男同様やがて人では無くなる…だがそれまでは生きられるだろう…覚醒の前兆まで。」
葉月(悪しき光!?さっき私も思いきり光を浴びちゃった…)
水のエル「ただしこの事は誰にも言ってはならない決して。忘れるな…お前達の時間は長くない…お前達に未来は無いのだ!!」
みんなが涙を流し泣き叫び始めた。私は自身の手をじっと見つめるがすぐに我に帰り、指輪を嵌め直してドライバーを出現させた。
(アルケミスリンク!)
葉月「人の運命を…貴方が語るな!!」
水のエル「ン?」
怪人が私に向かって視線を向けたところで指輪をドライバーに翳して、私はドライバーにカードを装填した。
(GINGRFFON!)
(KINKIRAVINA!)
葉月「変身…」
(ガガガガッチャーンコ!)
(シャイニングフェザー!)
(ヴィーナスグリフォン!)
私はヴィーナス・真へと変身すると、それを見た怪人は甲板まで降りて来たので、私は拳を構えた。
水のエル「ヌアッ!!」
葉月「デヤアッ!!」
私は怪人に向かってパンチを繰り出すが腕を捻り上げられてしまい、そのまま体を強く押されて手すりに叩きつけられてしまった。
葉月「がはっ…」
水のエル「お前はまだ覚醒していない…しかし妙な力を持っているな?」
葉月「ハアッ!!ぐっ…あぁっ…」
私は力の限り拳を繰り出すが簡単に受け止められてしまい、腹部を殴打されて体勢が崩れたところで、首を掴まれて持ち上げられてしまった。
葉月(なんか力が…入らない…なんで!?)
りんね(さっきの光が葉月さんの仮面ライダーの力に影響を及ぼしてる?)
水のエル「貴様も長くは生きられぬ…覚醒の時まで震えて過ごすのだな…」
葉月「覚醒…?うあっ…」
私のヒールが床を離れて私の体は手すりを乗り越え始めてしまい、怪人は私を海に落とそうとさらに力を込めて持ち上げた。
水のエル「お前に未来はない… 」
葉月「かっ…は…」
私はさらに持ち上げられてしまい、背中の銀色のマントが手すりの外側へと垂れて雨風により大きくはためき、私は後少しで落とされる寸前にま追い詰められてしまった。
葉月「フッ…」
水のエル「ンン?」
葉月「人間を舐めないでください…人はいつだって自分の意思で生きられる…誰かに人の人生を左右されて言い訳がない!!」
水のエル「愚かな…人は神によって管理されなければならない…力を持つ者は滅ばなければならない!!」
りんね(神…)
葉月「ふざけないで…貴方は私が倒す!!」
水のエル「愚かな…フンッ!!」
葉月「きゃあっ…」
私は顔を殴打されて衝撃でついに海へと転落してしまった。しかし、着水する直前に私のタイムロードが起動し始めた。
タイムロード「ターイム!!」
りんね(元の時代に戻ろうとしてる…)
葉月「くっ…せめて一撃だけでも…」
私の意識はだんだんと薄くなってしまい、そのまま意識を手放してしまった。最後に映った光景は、怪人が空の彼方へと消え去る瞬間であり、同時に私のすぐ近くで私を必死で叫ぶ女性の声が、微かに聞こえた。
りんね(葉月さん?葉月さん!!)
葉月(……だ…れ…?)
直後に葉月はこの世界から消え去り、元の2026年の沢芽市へと帰還した。