仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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27話 平成ライダー対昭和ライダー③

 

葉月「はあっ!!」

 

連「くっ…」

 

Wアームズへとアームズチェンジした私は、青い銃であるトリガーマグナムを連射してフィフティーンを追い詰めており、フィフティーンは堪らず後ろに下がってしまう。

 

(トリガーマキシマムドライブ)

 

私はトリガーマグナムを構えると、トリガーマグナムから音声が流れてエネルギーがチャージされていった。  

 

葉月「いっけぇぇ!!」

 

私の必殺の一撃がフィフティーンに命中し、フィフティーンは攻撃を受けて吹き飛ばされるがすぐに起き上がり、平成ロックシードを外して再び解錠しドライバーに装着した。

 

(ディケイド)

 

(ディケイドアームズ!破壊者 オン・ザ・ロード!)

 

連「ぬああっ!!」

 

葉月「ぐっ…何回アームズチェンジできるんですか…?」

 

フィフティーンは新たに召喚したライドブッカーと呼ばれる武器を振り翳したので、私も新たにメタルシャフトと呼ばれるロッド型の武器を召喚して斬撃を受け止めた。

 

連「俺は15の仮面ライダーの力が使える…お前に勝ち目は…無い!!」

 

葉月「15?…だからフィフティーン!?」

 

私は押し切られて斬撃を浴び、後方へと押しやられた。しかし、ゲネシスドライバーのシーボルコンプレッサーを押し込むのと同時に、フィフティーンもカッティングブレードを1回押し下げた。

 

(マキシマムドライブ)

 

(ディケイドスカッシュ)

 

連「落ちろ!!」

 

葉月「ぐあっ…」

 

私は風を纏って必殺キックを放つが銃の形になったライドブッカーの銃撃を浴びて私はバランスを崩して落下しまった。

 

(ディケイドスカッシュ)

 

葉月「うっ…ぐっ…きゃああっ…」

 

再びカッティングブレードを1回押し下げると、フィフティーンは分身してライドブッカーを剣モードに変形させて、私は連続で斬撃を浴びてしまい、ついに地面に倒れて変身が解けてしまった。

 

連「これ以上俺の邪魔をするな」

 

葉月「ま……待ちな…さい…うっ…」

 

地面に倒れた私を見下ろすとフィフティーンはどこかに去ってしまい、私は悔しくて拳を地面に叩きつけた。

 

翔太郎「おい…大丈夫か!?」

 

翔太郎さんは私を介抱すると、私はWロックシードをドライバーから外して翔太郎さんに返した。するとWロックシードはジョーカーメモリに戻り、翔太郎さんはそれを受け取った。

 

翔太郎「フィフティーンに地下帝国バダンか…とんでもないやつが現れたな」

 

葉月「早く彼を追わないと…」

 

翔太郎「いや…一旦体勢を整えないと…どうせこの後待ち合わせをする予定だったからな」

 

翔太郎さんは私に手を差し出すと、私はその手を取って立ち上がり、待ち合わせ場所であるカフェテラスへと歩き出した。

 

 

-カフェテラス-

 

私達はカフェテラスにて待ち合わせの人物を待ちながら休憩をしていた。私の足元には翔太郎さんが保護した迷い犬がおり、テーブルの上には同じく保護された亀が飼育ケースに入れられていた。

 

翔太郎「お、来た来た」

 

私が紅茶の入ったカップを置くと、そこに1人の背の高い男性が現れた。翔太郎さんの話によると彼も仮面ライダーなのだとか。

 

士「あんたもいたのか…水瀬葉月、いや…仮面ライダーヴィーナス」

 

葉月「初めまして…ですね門矢 士さん」

 

士「あんたもいるなら話が早い…それで戒斗は?」

 

翔太郎「後はお前に任せるってさ…かなり怒ってたな…んで話ってのは?」

 

翔太郎さんが士さんに尋ねると士さんもバダンと接触があった様で、やはりバダン絡みの話であった。

 

翔太郎「地下帝国バダンか…やはりか…」

 

士「知っているなら話が早い…それで手伝ってくれるか?」

 

翔太郎「俺がこの街を離れれば風都を守るライダーが居なくなる」

 

士「要するに風都を離れたくないだけだろ…ところで風都にシュウと言う名前の少年がいるか知らないか?」

 

翔太郎「風都は俺の庭だ…この街の住人の事は俺が全て把握してる」

 

士「シュウがどうしてもやらなきゃいけない事を探りたい」

 

翔太郎「だがそのシュウって言う少年は確か…」

 

翔太郎さんはシュウと呼ばれる少年の事を語り出した。話によるとシュウは既に交通事故で亡くなっているという衝撃的な事実であり、死んでもなお現世に留まって何かを成し遂げようとしているとの事だった。

 

翔太郎「俺は風都を離れる事は出来ない…だが…代わりにこの子が力になってくれる」

 

士「あんたの力を借りたいヴィーナス…残りの平成ライダー集めも含めて手を貸してくれるか?」

 

葉月「お任せを…それで残りの平成ライダーについてなんですが…」

 

士「キバとオーズには既に声をかけている…あんたにはウィザードに声をかけて欲しい。」

 

葉月「わかりました…それでウィザードについてなんですが…何か情報はありませんか?」

 

士「俺も一度しか会ったことしかないからわからんが名前の通り、魔法使いだ。」

 

葉月「うーん…情報が少なすぎて探すのに苦労しそうですがなんとか探してみます。」

 

私は紅茶を飲み干して立ち上がりカフェテラスを後にした。目的はもちろんウィザードを探すためだ。

 

 

 

葉月「まぁ…当然検索しても出るわけないよね…」

 

私はスマホで仮面ライダーウィザードを検索したが、特にこれといった情報は無かった。私は特に情報を掴めないままバイクをひたすら走らせていたが、前方に何者かの集団が私の進路を塞いでおり、私はバイクを停めてヘルメットを外した。

 

ジャーク将軍「お前にはここで死んで貰うぞ…仮面ライダーヴィーナス」

 

葉月「もう…またバダンですか…」

 

私はすぐにゲネシスドライバーを腰に装着させ、マロンエナジーロックシードを構えて解錠した。

 

葉月「変身!!」

 

(マロンエナジー)

 

私はロックシードを装着するとハンガーを閉じようとするが、バダンの一味の赤と黒の姿の戦闘員が私の変身を妨害するためか武器を振り翳して来たので私はそれを躱しながら蹴りを放ち戦闘員を蹴り飛ばした。

 

ジャーク将軍「変身させるな!!ベルトを奪ってしまえ!!」

 

葉月「…なっ!?」

 

私は目の前の戦闘員を慌てて投げ飛ばすと、すぐに他の戦闘員向かってきたのでバックステップで距離を取るが、戦闘員は私のドライバーを狙って執拗に迫って来た。

 

葉月「はっ!!…しつ…こい…」

 

私は蹴りと拳を交えながらひたすら戦闘員に対抗していたが、数が多く気がつくと私は防戦一方であった。

 

葉月「こ…の!!」

 

(ロックオン)

 

隙を見て私はロックシードのハンガーを閉じて、変身まであと一歩というところで右手をシーボルコンプレッサーに添えて押し込もうとするが、戦闘員が私の右手を掴んでしまう。

 

葉月「…なっ…離して!!」

 

私は無理やりにシーボルコンプレッサーを押し込もうとするが、変身前の生身の状態で力で上回る事ができる筈も無く、ついに左手も掴まれてしまい、私は数人がかりで動きを抑え込まれてしまった。

 

葉月「うっ…数が多すぎる…」

 

私がそう呟く中、動きを封じられた私の元に新手の戦闘員が加わり、ついに私のゲネシスドライバーを腰から外そうと私のドライバーへと手をかけた。

 

葉月「ちょっと…触らないで!!」

 

戦闘員は私の腰からドライバーを外そうと引っ張るが、私のドライバーは腰に固定されて装着されているので、簡単に外す事が出来ずに手間取っていた。

 

葉月「いい加減にしなさい!!」

 

火事場の馬鹿力と言うべきか、私は周りに纏わりつく戦闘員を全て跳ね飛ばしていき、目の前の戦闘員は拳で殴り飛ばした。

 

ジャーク将軍「小娘1人何手間取っている!!」

 

葉月「あぐっ…」

 

私はジャーク将軍の接近に気づくのが遅れてしまい、片手で首を絞められて手すりへと体を押し付けられてしまった。

 

葉月(なんて…力…息が…出来…無い)

 

ジャーク将軍は片手で私の首を絞めながら、視線は私の腰のゲネシスドライバーへと向けられていた。やはり私の戦力を奪うためか、その手がドライバーを掴む。

 

ジャーク将軍「ヌン!!」

 

葉月「うぅ…あぁっ…」

 

私のドライバーを掴む手に力が入り、ベルトの接続部を無理矢理力で外されてしまい、私の腰に固定されているベルト帯が消失してしまい、私はついにドライバーを無理やり外されて奪われてしまった。

 

ジャーク将軍「ヌアッ!!」

 

葉月「きゃあああっ!!」

 

私は殴られてしまい、地面に倒れてしまった。ジャーク将軍は私のドライバーを片手で持ちながら剣を私に向かって振り上げた。

 

ジャーク将軍「終わりだ!!」

 

葉月(ここまで…なの…?)

 

私に剣が振り下ろされ、ついに死を覚悟してしまい目を瞑った。

 

???「とあっ!!」

 

???「キキーッ!!」

 

ジャーク将軍「おおおっ!?」

 

私はふと目を開けると、ジャーク将軍は突如として現れた2人の仮面ライダーによって、蹴りを浴びせられ吹き飛ばされていた。

 

葉月「仮面ライダー!?」

 

スーパー1「仮面ライダー…スーパー1!」

 

アマゾン「アーマーゾーン!」

 

2人の仮面ライダーはジャーク将軍に向かっていき、ジャーク将軍を見事なコンビネーションで追い詰めていく。

 

スーパー1「エレキハンド!!」

 

ジャーク将軍「ぬおおっ!!」

 

スーパー1の攻撃がジャーク将軍のボディを斬り裂き、衝撃で手に持っていた私のゲネシスドライバーが吹き飛び地面に音を立てて落ちてしまった。

 

葉月(今っ!!)

 

私は地面に落ちたゲネシスドライバーを拾い後ろに後退すると、2人の戦いを見守った。

 

葉月「この2人…つ、強い…」

 

私が見守る中で、ジャーク将軍は2人の攻撃を連続で受けて地面に転がっていく。

 

スーパー1「今だ!!」

 

アマゾン「キキーッ!!」

 

2人は同時に必殺技の構えを取ると同時に高く飛び上がり、ジャーク将軍目掛けて必殺技を発動させた。

 

スーパー1「スーパーライダー月面キック!!」

 

アマゾン「大切断!!」

 

ジャーク将軍「ぬあああ!!」

 

ジャーク将軍は必殺技の衝撃を受けて遠くに跳ね飛ばされてしまった。

 

ジャーク将軍「くっそぉ…覚えていろ仮面ライダー!!」

 

ジャーク将軍は黒いマントをバサリと翻すと、姿を眩ましてしまった。

 

葉月「助かりました…ありがとうございます!!」

 

スーパー1「助けたつもりは無い…次はお前を倒す!!」

 

葉月「なっ…!?何故ですか!?」

 

スーパー1「バダンをこの地上に呼び出したのはお前達平成ライダーだからだ!!」」

 

葉月「そ、そんなわけ…」

 

スーパー1「バダンと共に消し去るしか無い!!」

 

葉月「ちょっと待って下さい…私は戦うつもりは…」

 

私に向かってスーパー1が拳を振り上げてきたので慌てて回避するが、そこにアマゾンの爪が迫っており、私は横に回転しながら再び回避した。

 

葉月「貴方達…もしかして鳴滝さんが言っていた昭和ライダー…?」

 

私は距離を取りながらゲネシスドライバーにロックシードが装着されているのを確認すると、再び腰に当ててドライバーを装着した。

 

葉月「どうしても…戦わなければならないんですか?」

 

その問いには答えてくれず、スーパー1とアマゾンの拳と爪を回避しながら、私はひたすら攻撃を躱しながらゲネシスドライバーのシーボルコンプレッサーに手を添えた。

 

葉月「私もこのままやられる訳にはいかないんです!!変身!!」

 

(リキッド)

 

(マロンエナジーアームズ)

 

私の体を白のアンダースーツが覆い、その上にいつもの栗の鎧が覆い被さり衝撃で2人は吹き飛ばされていき、私は変身を完了させた。

 

葉月「行きます!!」

 

今、幾つもの戦いを経験した伝説の先輩ライダー2人に、若き新人秘書ライダーが戦いを挑む事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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