りんね「私がいる限り…貴方の好きにはさせない!!」
マジェードへと変身したりんねは素早く水のエルに向かって一気に距離を詰めてアクロバティックな動きで水のエルを翻弄していき、たまらず水のエルは反撃に長柄の戦斧を繰り出した。
りんね「フッ!!タアッ!!」
槍の一撃を体を逸らして回避したりんねは水のエルの腹部に掌底を叩き込み、水のエルは掌底を受けて後ろに下がってしまった。
水のエル「愚かな…ハアッ!!」
りんね「フッ!!」
水のエルは再び戦斧を繰り出すが、りんねは手首で戦斧を受け止めると戦斧を持つ手首を掴むと、ぐいと自分の方へと引き寄せた。
りんね「ハアッ!!ハッ!!」
水のエル「ヌオッ…」
水のエルの手首を掴むと、しなやかな動きで左、右と交互に蹴りを浴びせて水のエルにダメージを与えていき最後に足払いを掛けると、水のエルは地面に倒れ込み、りんねは倒れた水のエルの腹部に左足を振り下ろした。
水のエル「なんなのだその力は…」
水のエルは立ち上がり戦斧をりんねの真上に紋章状のエネルギーを放ちで広範囲攻撃を放とうとしたが、りんねは素早く回避し不発に終わってしまった。
翔一「ハアッ!!」
水のエル「ヌオオッ!?」
隙を見せた水のエルに対して体勢を立て直した翔一は水のエルへと炎のパンチを繰り出して水のエルを殴り飛ばしてしまった。
涼「ウワアアアアアッ!!」
続けて涼はエクシードギルスへと変身し、高くジャンプすると踵落としを浴びせてヒールクロウを突き立てた。
水のエル「ヌッ!?」
涼は水のエルを蹴って後ろに飛び退くと着地を決め、それに続くように木野がライダーキックの構えに入った。
木野「スゥゥゥゥゥ…トウッ!!」
水のエル「オオオオオ…ッ!!」
水のエルはアナザーアギトのキックを受けて後ろに下がり翔一の方へと慌てて視線を向けると翔一は太陽の方へと視線を向けていた。
りんね「ハアッ!!」
翔一に出来た隙を埋めるためにりんねが駆け出して水のエルに蹴りを放つが水のエルは戦斧で蹴りを受け止めてしまい水のエルは自身に迫るりんねの首を掴んだ。
りんぬ「くっ…うぅ…!?」
水のエル「人が神に近づくなど許されない…消えろ!!」
葉月「ハアッ!!」
首を絞められて苦しむりんねだが突如左手が勝手に動いて水のエルを吹き飛ばしてしまいりんねは自身の手をじっと見つめた。
りんね「葉月さん!?」
葉月「1人で先走らないで…一緒に戦えますよ!!」
りんね「あ、ありがとう葉月さん!!」
葉月とりんねは共に魂を重ね合わせると蹴りとパンチを交互に繰り出して最後にハイキックで水のエルを蹴り飛ばしてしまった。
翔一「ハッ!!」
一方で太陽の光を吸収しバーニングフォームの赤い装甲が剥がれるとその下の白い装甲が姿を現して翔一はシャイニングフォームへと変身を完了させた。
翔一「ハアアアア…」
(アルケミスリンク!)
翔一がライダーキックの構えに入り、力を溜めると同時にりんねは指輪を翳してドライバーのレバーを押し込み再びレバーを引いて同じように足元に力を溜めた。
翔一とりんねの正面に白いアギトの紋章が浮かび上がり力を溜めた翔一とりんねは同時に駆け出すと飛び上がり白いアギトの紋章を潜り抜けてライダーキックを放った。
(サン・ユニコーン!ノヴァ!)
翔一「ハアアアアアアッ!!」
りんね・葉月「「ハアアアアア!!」」
水のエル「オオオオオオオ…」
ライダーキックを浴びて水のエルは頭上に天使の輪を出現させて直後に大爆発を起こしてしまい爆発の中からエネルギー体が上空へと飛び去ってしまった。
翔一「氷川さん!!」
翔一が真っ先に倒れている氷川の元へと駆け寄り、りんねも氷川の元へと歩み寄ろうとしたものの木野がりんねの肩を掴んだ。
りんね「な、なんですか?」
木野「お前…その姿は何だ?」
りんね「これは…」
木野「それはアギトでは無い…しかしあかつき号で見た白い戦士にも似ている…」
りんね(白い戦士…もしかしてヴィーナス・真の事…?)
木野「それに…お前のその姿から僅かにだがアギトの力を感じる…お前、アギトの力を自身のその姿に変身するための力に変換したのか?」
りんね「その通りです…よくわかりましたね」
翔一「あのーちょっと手伝って貰えませんか!!」
遠くで翔一が3人に声を掛けており、りんねはドライバーのレバーを押し込んで変身を解除して翔一の方へと駆け寄った。
りんね「今…行きます!!」
-数日後- スーパー
葉月Side
りんね「本当にいいの?」
葉月(はい。私の体でよければ…)
りんねさんが指輪とケミーカードを通じて私の体に宿る事が出来るようになり、りんねさんには私の体を使って自由に過ごす事になり私達は買い出しのためにスーパーへと立ち寄っていた。
葉月(一つ聞いてもいいですか?)
りんね「?」
葉月(マジェードはりんねさんしか変身出来ない筈…それが出来るという事はもしかして…)
りんね「この間も話した通り。私の魂が葉月さんの体に宿った事で変身出来るようになった…アギトの力はそのための力に変換されたってことだよね…きっと!!」
葉月(へぇ…そんな事が出来るんですね…)
翔一「あ!!こんなところで会えるなんて奇遇ですね!!」
そこに津上さんが食材の入った買い物カゴを手にこちらに歩み寄って来ており隣には知らない女性が立っていた。
りんね「津上さん?」
真魚「こんにちは。翔一君の知り合い?」
翔一「あ、そうそう!!同じアギト繋がりってやつ?確か名前は…」
りんね(どうしよう…葉月さんの名前で名乗った方がいいかな?)
葉月(そ、そうですね…)
翔一「倉橋さん?」
りんね「え、倉橋?」
翔一「島田さん…黒島さん…いや…」
りんね・葉月((ゴクリ…))
翔一「金剛寺さんだったかな〜」
りんね・葉月((金剛寺!?))
真魚「もう!!またそれ?あ、なんかすみません…」
りんね「だ、大丈夫です…私は九堂…いえ呉島葉月って言います。」
真魚「よろしくお願いします。そういえば…アギト繋がりって言ってましたけど呉島さんって…」
翔一「そうそう…この人もアギト…あれ…アギトだったっけ?」
りんね「まぁなんて言うか…似たようなものですよ」
真魚「そ、そうなんですか…」
りんね「2人は買い物ですか?」
翔一「そうそう!!今日はパーっと豪華に行こうかなって思って!!」
真魚「翔一君、記憶が戻ってからこんな調子で…」
りんね「記憶?」
翔一「あ、俺、記憶喪失だったんだ…本当の名前は沢木哲也…よろしくね」
りんね・葉月「「???」」
その後、翔一が実は記憶喪失だったことと津上翔一という名前が自身が持っていた封筒に書かれていた名前を名乗っていたという事実に2人はとても驚きながらも2人は夕食の買い物があるからと賑やかに去って行ってしまった。
葉月Side
数日後に私はトライチェイサーに乗ってホテルに向かっていくと私の頭上に空を飛ぶアンノウンの姿が見えてアンノウンを追って私はとある噴水広場へとやって来た。
葉月「アンノウン!!」
(アルケミスリンク!)
白いフクロウのようなアンノウンは私に向かって飛び掛かって来たのですぐに指輪をはめ直してドライバーを出現させるとカードを素早く装填した。
(GINGRFFON!)
(KINKIRAVINA!)
葉月「変身!!」
(ガガガガッチャーンコ!)
(シャイニングフェザー!)
(ヴィーナスグリフォン!)
葉月「テイヤッ!!」
私はこちらに飛び掛かって来たアンノウンに向かって空中で一回転しながら蹴りを下から浴びせるとアンノウンは地面に落下してしまい、落下したアンノウンに向かって素早く接近して拳を繰り出した。
葉月「っ!?くっ…」
アンノウンを攻める私は再び拳を叩き込もうと駆け出したが突如足元が火花を散らして私は動きを止めて回避行動を取った。
葉月「誰ですか!?」
私の元に黒い服の青年が歩み寄って来ておりその手はこちらに向いていた。
りんね(あの人…船に居た人!?」
葉月「えっ…!?」
闇の力「怖がる必要はありません。貴方のアギトの力を私にください…」
葉月「な…アギトの力!?」
直後に謎の青年は私に向かって衝撃波のようなものを放つと私は吹き飛ばされてしまい地面を転がった。
葉月「くっ…」
りんね(葉月さん後ろ!!)
慌てて後ろを振り返ると先程の白いフクロウのアンノウンが私に向かって飛んできており私は空中から攻撃を受けて再び吹き飛ばされてしまった。
葉月「ぐはっ…」
りんね(葉月さん!!一旦態勢を立て直さないと…)
私は防御も出来ずに空中からの攻撃により変身が解除されてしまい、トライチェイサーに跨ると慌ててその場から退散してしまった。
闇の力「無駄なことを…」
ホテルに逃げ帰って来た私だが駐車場にバイクが2台停まっている事に気づいてヘルメットを外した。
葉月「葦原さんに木野さん?」
涼「あんたを探してたんだ…その様子だと奴に襲われたようだな」
葉月「もしかしてあの黒い青年?」
木野「奴が何者かは知らない…だが奴はアギトの力を奪おうと行動を開始している…」
葉月「!?まさか…2人ともアギトの力を!?」
涼「奪われた…俺達は力を奪われた…もう変身する事が出来ない…」
木野「お前も、もしやと思ってな…様子を見に来た。」
葉月「私のアギトの力はもう力に変換されて消えた筈なんですが…」
木野「おそらく奴はその事を知らない。今だにお前の中にアギトの力が残ってると思っているのだろう…」
葉月「それは…はっ!!津上さんは!?」
涼「津上の奴も狙われた…家には帰ったようだがな…」
木野「お前も気をつけるんだな…」
葉月「わかりました…気をつけます…」
-ホテル-
私はホテルに戻り、部屋の風呂にゆっくりと浸かっていると洗面器の中に張ったお湯に浸かっているザ・サンことりんねさんが話しかけて来た。
りんね「葉月さん…これからどうするの?」
葉月「力を失ったみんなの支えにならないと…まともに戦えるのは私達だけなんですから…」
りんね「そう…だね…やっぱり葉月さんは強いなぁ…」
葉月「ふと気になってた事があるんですが…りんねさんは未来からやって来たんですよね?」
りんね「うん」
葉月「未来のヴィーナスについて話してくれたと思うんですが未来の私はどんな感じなんですか?」
りんね「私達の時代の葉月さんは沢芽市出身の上級錬金術師だったの…錬金術師でありながらアーマードライダーヴィーナスの力を持っていたの…」
葉月「未来の私が上級錬金術師?」
りんね「葉月さんは最初は明るくて優しい私達の先輩だったけど…復活したグリオン達の襲撃で沢芽市を壊滅させられてからは人が変わってしまった…」
葉月「沢芽市が壊滅…?」
りんね「葉月さんの仲間のアーマードライダー達は全員大量のドレッド兵とグロンギに倒されてしまった。」
葉月「嘘…」
りんね「宝太郎達が駆けつけた時にはもう…」
-りんねの記憶 未来の沢芽市-
葉月「み、皆さん…」
沢芽市内は火の海に包まれており沢芽市を象徴するユグドラシルタワーは崩壊してしまっていた。
耀子「葉月…貴方は逃げなさい!!貴方だけは生きるのよ!!」
葉月「いや…嫌です!!先輩を残してなんか!!きっと葛葉さんがきっと…」
メラ「残念ながら神様は終わっちゃたんだよね〜」
葉月「なっ…誰ですか?」
メラ「愉快に楽しく滅亡しようぜぇ〜!!ハッハ〜」
そこには謎の男性がおり私に向かって指をパチンと鳴らした。
メラ「ここでお前もゲームオーバーじゃん!!」
葉月「ふざけないで…貴方は私が倒す!!」
(マロンエナジー)
葉月「変身!!」
(ロックオン・リキッド)
(マロンエナジーアームズ)
葉月はヴィーナスに変身しソニックアローを構えるが突如背後から攻撃を食らってしまい地面に倒れた。
葉月「新手!?」
ダクバ「どうしたの?もっと僕を笑顔にしてよ?」
耀子「葉月!!行きなさい!!」
直後にダクバの攻撃が放たれて耀子は葉月を庇うように前に出て葉月を突き飛ばしてしまった。
耀子「ぐっあああああああっ!!」
葉月「あ…あああああああ先輩ぃぃぃ!!」
耀子は攻撃を受けて一撃でマリカの変身を解除されてしまい地面に倒れた耀子の体を葉月は強く抱きしめた。
葉月「嫌…嫌…死なないで…死なないで先輩!!」
耀子「は…ず…き…ごめんなさ…い…」
葉月「先輩!?」
耀子「私の…貴方の生き様を見届けるのも…ここまでね…」
葉月「何言ってるんですか先輩!?」
耀子「沢芽はもう壊滅したわ…貴方はこの街の外に避難しなさい…貴方が生きるにはそれしか…ない…」
葉月「嫌…嫌だぁ…先輩…先輩ぃぃ!!」
耀子「生きなさい…はず…き…」
そのまま耀子は力尽きて動かなくなってしまい葉月はソニックアローを手にメラへと走り出した。
葉月「貴方達の…お前達のせいで…先輩は…湊先輩わあああああ!!」
メラ「やれ」
葉月「あ、きゃああああああ!!」
葉月はダクバの攻撃を受けてしまい一瞬で変身が解除されてしまい地面に倒れ伏して近くには壊れたゲネシスドライバーが転がった。
葉月「ドライバーが…」
メラ「さぁ…これで最後だよ〜アッハッハッ!!」
(ガッチャージバスター!)
メラ「んあ?なんだぁ?」
突如ダクバに銃撃が放たれて視線を向けるとそこにはオレンジ色のガッチャードことガッチャードデイブレイクが銃を構えていた。
葉月「宝太郎!?」
宝太郎「葉月さん…これを使うんだ!!」
宝太郎は2枚の赤いケミーカードを投げ渡し葉月はカードを掴み取った。
葉月「ケミーカード…錬金術師の仮面ライダーの力?」
宝太郎「グリオンが復活した…頼む!!一緒に戦って欲しい!!」
葉月「グリオン?過去の宝太郎君とりんねさんと一緒に倒したんじゃ?」
宝太郎「何者かが奴を復活させた…また世界をめちゃくちゃにするつもりだ!!」
葉月は地面に倒れている耀子の遺体に一瞬だけ視線を動かすと指輪をはめ直してドライバーを出現させた。
(アルケミスドライバー)
(アルケミスリンク!)
葉月は指輪を翳すと2枚の赤いケミーカードをドライバーに装填させていく。
(GINGRFFON!)
(KINKIRAVINA!)
葉月「うわあああああ…変身!!」
(ガガガガッチャーンコ!)
(シャイニングフェザー!)
(ヴィーナスグリフォン!)
メラ「なんだと?」
葉月「お前達を倒して…未来を取り戻す!!」
りんね「そして…葉月さんは宝太郎と一緒に未来を取り戻すために戦い始めた…残された人々を守るために…」
葉月「そう…でしたか…」
りんね「お願い…未来の宝太郎と葉月さんを助けてあげて欲しいの!!」
葉月「そんなの決まってるじゃないですか!!」
葉月は風呂から上がり体を拭きながらりんねの方へと視線を向けた。
葉月「必ず強くなって…貴方達の未来へ行きます!!」
りんね「ありがとう葉月さん…今度は私も一緒に戦うよ!!」
葉月「そのためには…」
りんね「まずは目の前の問題を片付けなくちゃね!!」
葉月「はい!!津上さん達を助けにいかないとですね!!」
-翌日-
葦原さんからホテルに電話が掛かって来て津上さんが無茶をしようとしてるので止めて欲しいと連絡があり葦原さん達と合流するためにヴィーナス・真に変身してからトライチェイサーで港の倉庫の近くへとやって来ていた。
葦原「津上!!」
翔一「ぐわっ…うう…」
葉月「まさか…」
りんね(津上さんのアギトの力まで!?)
津上さんは地面に倒れており苦しむ津上さんを皆さんが必死に介抱していた。
闇の力「貰いましたよアギトの力を…うぐっ…」
葉月「何が…」
りんね(アギトの力を取り込んで苦しんでる!?)
黒い服の青年は私の方へと視線を向けると私に向かって手を伸ばした。
闇の力「後は貴方だけです。貴方のアギトの力を私に…」
葉月「うわっ…」
衝撃波が放たれて私は慌てて攻撃を回避するが回避した先にはハヤブサのようなアンノウンがおり私に向かって飛び掛かって来た。
葉月「ぐわっ…」
私はアンノウンの突進を受けてしまい地面に倒れてしまい慌てて立ち上がったものの謎の青年が私に向かって手を翳していた。
涼「逃げろ!!」
闇の力「貰いますよ…ハッ!!」
葉月「がはあっ!?」
私の体を謎の衝撃波が襲い私は一瞬で変身が解けてしまい私の体が白く光り始めるがすぐに収まってしまった。
闇の力「何?なぜ…なぜアギトの力を奪えない!?」
葉月「残念でしたね…アギトの力はとっくに私達の新しい力に変換されましたよ」
闇の力「何?」
私はゆっくりと立ち上がると再び指輪をはめ直してドライバーを出現させた。
りんね(葉月さん…今度は私が戦う!!)
葉月「わかりました!!」
私は指輪とカードを通じてりんねさんと繋がるとりんねさんに体の制御を任せる事にした。
りんね「貴方の野望もここで終わり!!」
(UNICON!)
(THE SUN!)
りんね「変身っ!!」
(ガガガガッチャーンコ!)
(プロミネンスホーン!)
(サン・ユニコーン!)
りんねはマジェードへと変身すると闇の青年に向かって駆け出して掌底を叩き込むが謎のバリアに跳ね返されてしまい吹き飛び地面を転がった。
りんね「ぐはっ…」
葉月(りんねさん大丈夫ですか!?)
りんね「シールド!?」
闇の力(無駄な事を…アギトでなくなった貴方には私に触れることは出来ません…)
りんね「負けない…私がみんなを助ける!!」