仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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286話 コンフォーコ・りんねの想い

 

数日後

 

-カフェ・マル・ダムール-

 

渡「じゃあ貴方も僕と同じく変身して敵と戦ってるって事ですか?」

 

葉月「えぇ…貴方やイクサと同じく変身して戦っています。」

 

私は恵さんの紹介で紅渡さんを紹介してもらっておりお互いの軽い自己紹介を行っていた。

 

恵「本当びっくりしたわよね…まさかイクサ以外のライダーシステムが存在していたなんて…」  

 

名護「嶋さん…彼女のライダーシステムについて何か心当たりは」

 

嶋「いや…ヴィーナスなど聞いたことがないな…それよりも1つ気掛かりな事がある…」

 

名護「気掛かり…?」

 

嶋「太牙から聞いた話だが妙な存在が確認されたらしい…」

 

名護「妙な存在?」

 

嶋「ファンガイアともまた異なる謎の存在が出現したらしい…」

 

 

-数日前-

 

-レストラン-

 

太牙「この間の提案をお受けしようと思いまして。貴方と手を組みキバを倒すという話…」

 

嶋「わかっているぞお前の狙いが…紅渡を精神的に追い詰め、絶望した彼はお前の元に来る…そういう筋書きだ。」

 

太牙「流石ですね…その通り、腹の探り合いでは貴方には勝てない…」

 

嶋「しかし残念だな、気が変わったんだ…彼ならファンガイアの力を押さえ込んで人間を助けてくれる…つまりそれは人類の勝利だ!!」

 

太牙「なぜそんなにファンガイアを憎むんです!?気づいていますか?昔から貴方は僕をバイ菌でも見るような目で見ていることに!!」

 

嶋「今でも痛むよ…お前に襲われた背中の傷が…」

 

嶋はかつて太牙に襲われた出来事を思い出して顔を顰めながらも立ち上がった。

 

嶋「ごちそうさま…美味しかったよ。」

 

太牙「そういえば妙な存在がうろついているそうですね」

 

嶋「何?呉島葉月の事なら我々が…」

 

太牙「違いますよ…ファンガイアとも異なる存在ですよ…」

 

嶋「なんだそれは?」

 

太牙「これですよ…」

 

太牙は1枚の写真を嶋に手渡すとそこに映っている存在を見て首を傾げた。

 

嶋「ファンガイアではないのか?」

 

太牙「我々が調べたところ…かつて存在したレジェンドルガに似ているという事がわかりました。」

 

嶋「レジェンドルガ?なんだそれは?」

 

太牙「ここまでのヒントを与えたんだ…後は自分で調べることをおすすめしますよ…」

 

嶋「レジェンドルガ…」

 

 

葉月Side

 

葉月「これって…グリフォン?」

 

嶋さんが私達に見せた写真には銀色の鳥のようなまるでギングリフォンのような怪人が空を飛行している場面であり私はじっと写真を見つめた。

 

嶋「レジェンドルガについては調査中だ…詳しい事がわかるまで気をつけるように…」

 

名護「レジェンドルガ…未知の敵というわけか…」

 

恵「渡君も戻って来たしきっと大丈夫じゃないかしら?それに呉島さんもいるわ…」

 

名護「まぁ…そうだが…」

 

 

-その夜-

 

私はトライチェイサーでホテル目指して走行していたところ突如空中から攻撃を受けてしまいトライチェイサーを慌てて停車させた。

 

葉月「ファンガイア!?」

 

グリフォンレジェンドルガ「オオオオ…」

 

現れたのは写真で見たレジェンドルガでありギングリフォンに似た姿をしていた。

 

葉月「例のレジェンドルガ…」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

(GINGRFFON!)

 

 

 

(KINKIRAVINA!)

 

 

葉月「変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(シャイニングフェザー!)

 

 

 

(ヴィーナスグリフォン!)

 

 

私はヴィーナス・真へと変身すると空中から襲いかかって来たレジェンドルガに蹴りを放つが鋭い足で逆に蹴り込まれてしまい地面を転がった。

 

葉月「ぐはっ…」

 

りんね「葉月さん!!私に代わって!!」

 

葉月「…でも敵の動きが早くて…」

 

 

(ケミーライズ・ゴキゲンメテオン)

 

 

ゴキゲンメテオンのカードをケミーライザーに装填してボタンを押すと空を飛ぶレジェンドルガに向かって隕石を落とすがレジェンドルガは隕石を素早く回避してしまった。

 

葉月「当たらない…」

 

グリフォンレジェンドルガ「オオッ!!」

 

葉月「ぐっ…うぅ…」

 

 

私は連続でダメージを受けて体がふらついてしまい体勢を崩してしまった。

 

りんね(なんて強さなの…)

 

グリフォンレジェンドルガ「オオオ…オッ!!」

 

葉月「ぐああああああっ!!」

 

私は空中からの、きりもみキックを受けてしまい全身から火花を散らしながら地面に倒れ込んでしまった。

 

葉月「くっ…このままじゃ…」

 

???「…こっちよ…」

 

突如私の背後に黒いローブを身に纏った女性が現れて私の手を捕みすぐ近くの茂みに入り込んでしまった。

 

葉月「助かりました…ありがとうございます」

 

???「いいえ…私を助けてくれたお礼がしたかっただけよ」

 

葉月「以前助けた?えっと…前にお会いした事がありましたっけ?」

 

???「えぇ…1986年で貴方が火の玉の確か…ケミーと言ったかしら…仲間にしてレジェンドルガと戦っているのを見ていたから…」

 

葉月「1986年?…それに…火の玉?」

 

りんね(葉月さん…火の玉のケミーってもしかしたらファイヤマルスかも)

 

葉月(ファイヤマルス?)

 

りんね(レベルナンバー5のコズミックケミー。ファイヤマルス…インフェニックスと相性がいいケミーだよ…)

 

葉月(そういえばこの時代に来てケミー探索をしていたのに急に片方の反応が消えたのってもしかしてファイヤマルス?)

 

りんね(方法はわからないけど何かしらの方法でファイヤマルスは1986年に飛んでしまったんだと思う…)

 

葉月(タイムロードを使わずに過去に行く方法なんて…)

 

???「あの火の玉は元気にしてるかしら?」

 

葉月「すみません…貴方を助けたのは今の私じゃないです恐らく…」

 

???「…そう…未来の貴方というわけね?」

 

葉月「そうかもです…」

 

???「なら…火の玉と仲間になりたいのであれば過去の私を尋ねなさい…」

 

葉月「わかりました…そういえば貴方の名前は?」

 

真夜「私は…真夜よ」

 

葉月「真夜さんですね?ありがとうございます…行ってみます!!」

 

真夜「それと…過去に行きたいのであればキャッスルドランを探しなさい?」

 

葉月「キャッスルドラン?」

 

真夜「それと…過去へ行ったらキングには気をつけなさい」

 

葉月「キング?」

 

真夜「会えばわかる…じゃあね…」     

 

そのまま真夜さんはゆっくりと森の中に消えてしまい私は急に飛び込んで来たワードを頭の中で整理していた。

 

葉月「えっと…キャッスルドランを使って1986年に行ってキングに気をつけながら真夜さんを尋ねる…といった感じですよね」

 

りんね(うん…でもキャッスルドランがどこにいるか…)

 

???「お前が呉島葉月だな?」

 

そこに黒いタキシードを着た謎の男性が現れて私はタイミングを見計らったような突然の登場にとても驚いてしまった。

 

次狼「俺は次狼…ある人からお前をキャッスルドランへ導くように頼まれた…」

 

葉月「ある人!?」

 

次狼「ついて来い…」

 

 

-キャッスルドラン-

 

森の中に巨大な城を背にしたドラゴンが眠っており私は次狼さんの案内の元、キャッスルドランの内部へと案内された。

 

次狼「お前を今から22年前の世界に飛ばす。お前は自身の使命を果たせ…」

 

葉月「あの…私を導くように頼んだのはもしかして未来の私ですか?」

 

次狼「いや違う…その者が言うには定められた運命に抗い、新たな未来をお前が作れとそう言っていた…」

 

葉月「定められた運命に抗う?」

 

直後にキャッスルドランの奥の扉が開いて私は光の差し込む扉の向こうに吸い込まれてしまった。

 

 

-1986年-

 

私は目を開けるとカフェ・マル・ダムールの席に座っており辺りを見渡した。

 

葉月「このカフェ…2018年とほぼ変わらないな…」

 

ふとそんなことを思っていると1人の女性がカフェの店内に入って来た。

 

ゆり「マスター…しばらく帰れないかもしれない…」

 

マスター「あらそう?」

 

ゆり「あぁ…すまない…」

 

そのまま女性は立ち去ってしまい私はその顔を見てどこかで見覚えのある顔だと思い記憶を頼りに思い辺り人物を思い浮かべていた。

 

りんね(恵さん?)

 

葉月「そうだ…恵さんに似てた!!ってことはお母さんだ!!そういえば1986年にはすでにファンガイアと戦ってたって言ってた!!」

 

私は席を立つとカフェを出ると走り去った恵さんのお母さんの後を追いかけた。

 

 

ゆり「真夜…どこだ…真夜…」

 

ゆりはキングによって攫われた紅音也を助けるために行方を知っているであろう真夜を探していたが突如目の前にユニコーンレジェンドルガが出現した。

 

ユニコーンレジェンドルガ「ウウウ…」

 

ゆり「なんだ貴様!!ハアッ!!」

 

ゆりはユニコーンレジェンドルガに戦いを挑み蛇腹剣のような物を繰り出すがユニコーンレジェンドルガは攻撃を回避して素早くゆりに距離を詰めた。

 

ゆり「うわっ…」

 

ゆりは腹部に拳で殴打されてしまいそのまま胸倉を掴まれると放り投げられてしまい地面に倒れ込んだ。

 

葉月「ハアッ!!」

 

ユニコーンレジェンドルガ「ウッ…」

 

そこに葉月がユニコーンレジェンドルガに向かって飛び蹴りを放ちユニコーンレジェンドルガは蹴りを浴びて蹴り飛ばされてしまった。

 

 

葉月Side

 

恵さんのお母さんらしき人を追いかけて行くと恵さんのお母さんは突如として現れた怪物に戦いを挑んでいた。

 

葉月「させない…ハアッ!!」

 

私は咄嗟に空中に飛び上がると飛び蹴りを放ち怪物を蹴り飛ばすと地面に着地を決めた。

 

葉月「大丈夫ですか?」

 

ゆり「あぁ…ここは私に任せてくれ…こいつは私が倒す!!」

 

恵さんのお母さんが私の前に立ち再び怪物に向き合うが私は指輪をはめ直してドライバーを出現させると恵さんのお母さんの前に出た。

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

葉月「あいつは私が倒します…えっと…貴方は…」

 

ゆり「麻生ゆりだ…」

 

葉月「ゆりさんですね?ここは私が!!」

 

りんね(葉月さん…ここは私が!!)

 

心の中でりんねんの声が響いて私はりんねさんと交代すると、2枚のカードを取り出すとドライバーに装填した。

 

 

(UNICON!) 

 

 

(THE SUN!)

 

 

りんね「変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(プロミネンスホーン!)

 

 

(サン・ユニコーン!)

 

 

私達はマジェードへと変身するとゆりさんが驚く中で可憐な動きで怪物へと距離を詰めて拳を繰り出した。

 

りんね「ハアッ!!フッ!!」

 

りんねさん得意のしなやかな足の蹴りで怪物を翻弄すると掌底を怪物へと叩き込んだ。

 

ゆり「イクサ以外のライダーシステム…」

 

 

ユニコーンレジェンドルガ「ウウウ…」

 

怪物はりんねさんの攻撃にダメージを受けたものの体が青白く光り始めた。

 

葉月(回復した!?)

 

りんね(ユニコンと同じ回復や浄化能力を持ってる…?なら!!)

 

 

(YOACERBERUS!) 

 

 

(NEMINEMOON!)

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(スリーヘッドスリーパー!)

 

 

(ムーンケルベロス!)

 

 

りんねさんはムーンケルベロスに姿を変えると再び素早く接近して拳を叩きつけた。

 

りんね「フッ!!ハッ!!」

 

りんねさんの鋭い強烈な連打パンチが怪物へと次々と繰り出されて怪物はついにダメージで膝を突いてしまった。

 

りんね「これで決める!!」

 

りんねさんは指輪を翳そうとした時に突如私達と怪物の何かしらの攻撃が放たれて私達は衝撃で吹き飛ばされてしまった。

 

りんね「くっ…何が起こったの?」

 

キング「ほぅ…退屈凌ぎに出て来てみれば見慣れない奴がいるな?」

 

そこに現れたのはキングでありその周りにはキバットバットⅡ世が飛び回っていた。

 

ゆり「貴様…キング!!音也を何処へやった!?」

 

りんね(キング!?…真夜さんが気をつけろって言ってた…)

 

キング「貴様一体何者だ?キバやイクサ以外の戦士など聞いたことが無い…」

 

りんね「私は…」

 

ゆり「キング…貴様!!音也を返せ!!うわああああっ!!」

 

りんね「あ、ちょっと!?」

 

りんねさんの静止も聞かずにゆりさんがキングへ向かって剣を手に向かって行くがキングは片手だけで剣を受け止めてしまった。

 

キング「貴様に用は無い…」

 

ゆり「うわっ…」

 

りんね「ゆりさん!!」

 

キングはゆりさんの胸倉を掴むとそのまま放り投げてしまい、りんねさんが放り投げられたゆりさんを受け止めた。

 

ゆり「音也…音也を返せ!!」

 

ユニコーンレジェンドルガ「ウアアッ!!」

 

キングの背後から怪物が襲い掛かるが周囲を飛び回っていたコウモリのような何かが怪物を跳ね返していた。

 

キバットバットⅡ世「絶滅タイムだ…カブリ!!」

 

キング「変身」

 

キングはコウモリのような何かを噛みつかせるとベルトを出現させて正面に構えるとベルトに装着して黒いキバに変身してしまった。

 

りんね「黒い…キバ…」

 

ユニコーンレジェンドルガ「ウアアッ!!」

 

キング「レジェンドルガ…絶滅せよ!!」

 

 

(ウェイクアップ・1!!)

 

 

迫り来る怪物を蹴り飛ばすと地面を蹴って高く飛び上がりそのまま空中からパンチを繰り出すと怪物は1発のパンチで大爆発を起こしてしまった。

 

ゆり「なんだと?」

 

キング「ん?」

 

爆発の中から白いエネルギー体が飛び出して上空に舞い上がりそのまま姿を消してしまった。

 

キング「時空の彼方へ消えたか…」

 

りんね「時空の彼方!?」

 

キング「どうやら時空が歪みが発生している…奴もその歪みの中からやって来たのか…」

 

キバットバットⅡ世「そのようだ…そして目の前のやつもおそらく…」

 

キング「ふむ…貴様、一体何者だ?」

 

りんね「…私は…仮面ライダーマジェード!!」

 

キング「マジェード…そうか、俺のこの姿を見ても驚かないとはなかなかに度胸がある…それともただ愚かなだけなのか…」

 

りんね「何が言いたいの?」

 

キング「喜べ…キングの名において貴様を俺の下僕にしてやろう」

 

りんね「ふざけないで!!それより…ゆりさんの言ってた音也さんを返せ!!」

 

ゆり「あ、あんた…」

 

キング「紅音也なら城の中にいる…キャッスルドランにライフエナジーを吸い取られてじきに奴は死ぬだろう!!」

 

ゆり「貴様ぁぁ!!」

 

りんね「紅…!?もしかして渡さんのお父さん!?」

 

りんねさんは今にも向かって行きそうなゆりさんの体を掴み止めた。

 

ゆり「なぜ止める!?」

 

りんね「生身の貴方では勝てない…私がやる!!」

 

りんねさんはキングの前に立つとキングはこちらに手を差し伸べた。

 

キング「さぁ…答えを聞かせてもらおうか!!」

 

りんね「貴方を倒して音也さんを取り戻す!!」

 

ゆり「あ、あんた…」

 

キング「愚かな…ならば…貴様は俺の手で処刑してやる!!」

 

キングがこちらに掌を向けると同時にりんねさんが走り出して直後にりんねさんの足元で大爆発が起こり、りんねさんは爆炎に飲み込まれながらも炎の中から拳を構えて飛び出して来た。

 

りんね「ああああああ…ハアッ!!」

 

キング「フッ!!」

 

りんねさんの拳を受け止めるとそのまま自分の元にぐいと引き寄せてしまい腹部に膝を叩き込まれてしまい装甲からは火花が散った。

 

りんね「ぐふっ…がはっ…」

 

キング「ハアッ!!」

 

続けてキングの拳が迫りりんねさんはそのまま殴り飛ばされてしまい地面を転がりながらも立ち上がり指輪を翳した。

 

 

(アルケミスリンク!)  

 

 

りんね「ハッ!!」

 

 

(ムーンケルベロス・ノヴァ!!)

 

 

りんね「ダダダダダダ…ダァッ!!」

 

 

りんねさんは飛び上がり蹴りの連打を浴びせるがキングは両手で攻撃を防御し、そのまま跳ね返してしまい、りんねさんは吹き飛びながらも空中で1回転しながら着地を決めた。

 

 

ゆり「あんた…しっかりしろ!!」

 

りんね「ゆりさんは下がってて!!」

 

りんねさんはユニコンとザ・サンのカードを取り出しながらゆりさんを後ろに下がらせると自身は再びキングへ向かって走り出した。

 

キング「無駄な事を…」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

りんね「ハッ!!」

 

 

りんねさんは2枚のカードを正面に投げると2枚のカードは自ら空中で動いてドライバーに装填されてりんねさんはレバーを引いた。

 

 

 

(UNICON!) 

 

 

(THE SUN!)

 

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(プロミネンスホーン!)

 

 

(サン・ユニコーン!)

 

 

りんね「ハアッ!!フッ!!」

 

キングの手首を掴むと、しなやかな動きで左、右と交互に蹴りを浴びせてキングにダメージを与えるがキングはりんねの首を掴んでしまった。

 

キング「少しはやるようだな?だが…これで終わりだ!!」

 

りんね「かはっ…あぁっ…」

 

キングはそのままりんねさんを放り投げてしまい、りんねさんは地面を転がった。

 

葉月(りんねさん!!)

 

りんね「助けるんだ…渡さんのお父さんを!!」

 

キング「ハアッ!!」

 

私達にとどめを刺すためかキングはこちらに掌を向けると緑色のキバの紋章のような物を出現させると私達の背後に放った。

 

葉月(なっ…これは…)

 

りんね「あっ!?」

 

キング「死ね」

 

キングが掌を握るような動作をすると同時に紋章のような物は凄まじい衝撃となって私達の体に襲い掛かり私達は激しいダメージを受けて全身から火花が散った。

 

葉月(あああああっ!!)

 

りんね「うああああああっ!!」

 

大ダメージを受けてしまい全身からは白い煙が上がり、りんねさんは地面にゆっくりと倒れ込んでしまった。

 

りんね「うっ…あぁ…」

 

キング「非力な自分を呪うがいい…キングに逆らうからこうなるのだ」

 

りんね「キング…王様は王である以上、平和のために尽くすのが使命じゃないんですか!?」

 

キング「何?」

 

りんね「ゆりさんから音也さんを奪った上に苦しめてる!!私は貴方のような人を王とは認めない!!」

 

キング「ほざけ…キングこそが絶対!!力無きものに生きる価値無し…キングの定めた事ルールこそ絶対であり、ファンガイアのための素晴らしき未来なのだ!!」

 

りんね「ルール…」

 

 

-りんねの回想-

 

 

アトロポス(やっぱり裏切り者の娘だね…掟を無視して敵を助けるの?)

 

 

水のエル(力を持つお前達は存在してはならない…あの方の愛した人間のみがあの方の理想のために生き続ければ良い…それがあの方の定めたルールなのだ…)

 

 

りんね「違う…貴方は間違ってる!!」

 

キング「何?」

 

りんね「力は誰かを傷つけるためのものじゃない!!弱い者を助けて支えるためのものだ!!ファンガイアだろうが人間だろうかそれはきっと変わらない!!」

 

キング「愚かな…」

 

葉月(その通りです!!力そのものに善も悪も無い…力を持つ者はそれなりの責任がある…私達はこの力でみんなの未来を守る!!)

 

ゆり「あんた…」

 

キング「貴様…」

 

 

りんね・葉月「「私達の往く道は私達が決める!!」」

 

 

 

キング「ならば…紅音也と共に貴様も死ぬがいい!!」

 

 

キングが私達に向かって再びキバの紋章のような攻撃を放ち私達は対抗するために構えを取るが突如私の指輪が光り輝き始めた。

 

葉月「指輪が!?」

 

ゆり「逃げろ!!」

 

私達が顔を上げた瞬間にゆりさんの叫び声が聞こえて来て直後な私達の足元で爆発が起こり、私達は大爆発に巻き込まれてしまった。

 

ゆり「あ、そんな…」

 

キング「力は誰かを傷つけるための力じゃ無いだと…貴様らのちっぽけな力では何も守る事など…」

 

キングは突如大爆発が起こった方向に目を凝らすと何かを目撃して言葉を失ってしまった。

 

キング「バカな…」

 

ゆり「えっ…」

 

爆炎の中から人型のシルエットが見えてゆりは思わず葉月が無事だった事に安堵するがその姿を見て驚きの表情を浮かべた。

 

 

 

(ブライトネス & ダークネス!)

 

 

( トワイライトマジェード!)

 

 

そこにはマジェードの最強フォームであるトワイライトマジェードが降臨しており手で炎を切り払うと一瞬で辺りの炎が消え去った。

 

 

???「どういう事だ?アトロポス…いや、アポロの黒い指輪が無い?」

 

本来は2つある筈の指輪は1つしかはめておらず頭部のボブカットのような物は黒ではなく銀色であった。

 

???「そうか…まだ完全に覚醒したわけではないのか…だが今のその力は恐らくキングと同等…いやそれ以上か!!」

 

 

物陰に隠れながらタブレットを操作しながら様子を見ていた謎の人物は興奮を抑えきれずにその様子をタブレットのカメラで撮影していた。

 

???「これもまた想定外!!本来トワイライトに目覚めるのはまだ先だが…今は…存分に楽しませてもらうぞ!!」

 

 

 

 

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