仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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291話  災厄のE/復讐のR

 

-崩壊した未来-

 

宝太郎(未来)「くっ…ここももうダメか…」

 

クロトー「次の拠点まで撤退するぞ!!」

 

崩壊した未来では大量のドレットルーパーと仮面ライダーの怪人達により崩壊の一歩を辿っており、未来の宝太郎はドレッドルーパーを蹴散らしながら人々を避難させていた。

 

宝太郎(未来)「異世界から怪人を次々と召喚されてはキリが無い…」

 

アトロポス「厄介だね…こちらの戦力は君と葉月だけだ…苦しいね…」

 

宝太郎(未来)「だが…葉月さんはもっと苦しい筈だ…今もきっと…」

 

 

一方で未来の葉月はアポロガイストをガッチャートルネードで斬撃を与えていた。

 

 

葉月(未来)「あああああっ!!デヤアッ!!」

 

 

(ケミースラッシュ!)

 

 

アポロガイスト「ぐあっ…いつか私は…宇宙で最も迷惑な奴として甦るのだ!!」

 

 

直後にアポロガイストは大爆発を起こし、撃破するが突如背後からの銃撃を受けてしまい思わず視線を向けた。

 

葉月(未来)「はぁ…はぁ…次は貴方ですか…」

 

背後にはオーロラカーテンが出現しておりオーロラカーテンの向こうから大道克己と呼ばれる男が歩いて来ていた。

 

葉月(未来)「次から次へと…キリがない!!」

 

克己「これが本当の地獄だ…さぁ…踊ろうぜ!!」

 

 

(エターナル!)

 

 

克己「変身」

 

 

(エターナル!)

 

 

克己は仮面ライダーエターナルへと変身を完了させると黒いマントを大きくはためかせながらエターナルエッジを手に駆け出した。

 

克己「おおおおおおっ!!」

 

葉月(未来)「ハッ!!」

 

仮面ライダーヴィーナス・ルミナスと仮面ライダーエターナルがぶつかりあい激しく火花を散らすが葉月はガッチャートルネードでエターナルエッジを弾いて胸を思い切り蹴り上げた。

 

克己「ヘッ…やるじゃねぇか…さすがたった1人でも勝利のために戦う女神と言ったところか…」

 

葉月(未来)「がっ…」

 

葉月は横から攻撃を受けて地面を転がりながらも必死に顔を上げた。

 

葉月(未来)「お前っ!!」

 

ン・ダグバ・ゼバ「どうしたの?もっと僕を笑顔にしてよ?」

 

沢芽市を壊滅させたグロンギの王、ン・ダグバ・ゼバが立っており葉月は必死に体を起こした。

 

葉月(未来)「お前が沢芽を!!」

 

 

(エターナル・マキシマムドライブ!!)

 

 

直後に必殺技の音声が響いて視線を向けると克己がライダーキックを繰り出している場面であり葉月は慌ててガッチャートルネードを構えた。

 

克己「まだ勝負は終わってないぞ!!ハアッ!!」

 

葉月(未来)「くっ…うううう…」

 

葉月はキックを受け止めるがその横ではン・ダグバ・ゼバが手を翳しており葉月の体が炎に包まれ始めた。

 

葉月(未来)「くっ…熱い…苦しい…」

 

ン・ダグバ・ゼバ「これで…」

 

克己「終わりだぁぁぁ!!」

 

葉月(未来)「ぐわああああああっ!!」

 

葉月は同時攻撃を受けて吹き飛ばされてしまい変身が解除されて地面を転がった。

 

葉月(未来)「あぐっ…あぁ…」

 

地面に倒れると同時に葉月の腕を何者かが踏みつけて葉月は思わず悲鳴を上げた。

 

アレクト「無様だな…呉島葉月!!」

 

葉月(未来)「あんたは…確か…アレクト!?」

 

ラケシス「私もここにおりますわ」

 

アポロ「うん」

 

葉月(未来)(真・冥黒の三姉妹…!?)

 

ラケシス「呉島葉月…過去の貴方を始末するための切り札がついに完成致しましたわ…」

 

葉月(未来)「切り札…まさか!?」

 

アポロ「そう…そのまさかだよ」

 

アポロが掲げたのは完成したドレッドライバーでありアポロは数枚のケミーカードを取り出した。

 

葉月(未来)「レプリケミーカードまで…」

 

アレクト「こいつで奴はもう終わりだ…」

 

ラケシス「過去の自分が消えるのをそこで待っている事ですわね…」

 

アポロ「それじゃあ僕達は2026年へ…」

 

葉月(未来)「待てっ!!」

 

葉月は慌てて走り出すがエターナルに妨害されてしまい思わず後ろに後退した。

 

克己「終わりだ…」

 

葉月(未来)「舐めないで…私にはまだ…これがある!!」

 

 

葉月は2枚のケミーカードを取り出すが直後にケミーライザーからクロトー達の声が響いた。

 

クロトー「よせっ!!それは危険すぎる!!」

 

アトロポス「その組み合わせは誰も使いこなせなかった…負担も大きすぎる…」

 

葉月(未来)「でも…やるしかないんですよ!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

(DRAGONALOS!)

 

 

(GAIARD!)

 

 

葉月(未来)「はぁ…はぁ…変身!!」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

レバーを引いた瞬間に葉月の体の中でエネルギーが溢れてしまいあまりの衝撃で思わず膝を突きそうになるが足元を強く踏ん張って耐えた。

 

葉月(未来)「ううううう…あああああああっ!!」

 

克己「何だ…この力は!?」

 

ン・ダグバ・ゼバ「へぇ…」

 

 

 

(マイティザワールド!)

 

 

 

(ガイアードラゴン!)

 

 

 

ヴィーナス・ルミナスは赤と黒に染まり禁断のガイアードラゴンへと変身した葉月は大地を踏み鳴らして口からは白い煙を吐いた。

 

葉月(未来)「この力でお前達を倒す!!」

 

克己「やってみるがいい!!デヤアッ!!」

 

エターナルエッジを叩きつけるが葉月は赤いツインテールのような物を振り回してエターナルを跳ね飛ばしてしまい次に思い切り足を踏み鳴らした。

 

ン・ダグバ・ゼバ「うわ…」

 

大地は激しく揺れてン・ダグバ・ゼバは体勢を崩してしまい葉月は上空に舞い上がると両手を翳した。

 

葉月(未来)「ハアーッ!!」

 

ン・ダグバ・ゼバ「ぐわっ…」

 

葉月(未来)「ハアアアアアア…」

 

葉月の放った灼熱の炎がン・ダグバ・ゼバを包み込み、直後にン・ダグバ・ゼバは大爆発を起こして消滅してしまった。

 

アレクト「あのダグバを一撃だと!?」

 

アポロ「でも見てごらん」

 

葉月「がっ…あああああっ!!ぐうっ…」

 

葉月は火花を散らしながら激しい痛みが発生して立っていられずに膝を突いた。

 

宝太郎(未来)「葉月さんダメだ!!」

 

ラケシス「凄い力ですわ…でも長くは持たないようですわね…」

 

アトロポス「葉月…しっかりするんだ…」

 

応援にやって来たアトロポスと宝太郎が葉月を抱え起こすとその様子を見てアポロが笑みを浮かべた。

 

アポロ「裏切り者が死にに来たのかい?」

 

アトロポス「君達に葉月を倒されては困るからね…」

 

アポロ「僕のオリジナルの癖にどうしてグリオン様を裏切ったんだい?」

 

アトロポス「っ!!ラケシス…」

 

ラケシス「ア、アトロポス…」

 

アトロポスはアポロの問いには答えずラケシスの方へと視線を向けるとラケシスは慌ててアポロの後ろに隠れた。

 

アトロポス「僕達の元に来るんだ!!」

 

ラケシス「嫌ですわ…私は…もう死にたくありませんわ!!」

 

アポロ「そうだよラケシス…君がいるべきはこっちだ!!」

 

アレクト「そうだ…さぁ…行くぞ2026年へ…」

 

宝太郎(未来)「待てっ!!」

 

克己「ハッハッ…俺が相手だ…少しは楽しませろ…」

 

宝太郎の前にはエターナルが立ち塞がり宝太郎はガッチャートルネードを構えるが突如エターナルの背後に再びオーロラカーテンが出現した。

 

アトロポス「また異世界からの襲撃が…」

 

葉月(未来)「誰が相手だろうが…私が倒…す…うぐっ…」

 

葉月は火花を散らしながら立ち上がるが体勢を崩してしまいクロトーが素早く葉月を支えた。

 

クロトー「今の体では無理だ!!撤退するぞ!!」

 

葉月(未来)「撤退しようにも敵の数が…」

 

オーロラカーテンからは黒いジャケットを着た4人組が出現してそれを見たエターナルは変身を解きながら感嘆の声を上げた。

 

克己「おぉ…お前達も引き寄せられたか!!」

 

京水「気を付けて克己ちゃん!こいつ強いわ!特に・・・縛りがね!嫌いじゃないわん!…ってあれ〜?」

 

賢「俺達はあの女に攻撃を跳ね返されて…ここは!?」

 

剛三「ぐふっ…あの女はどこだぁぁぁ!!」

 

レイカ「……」

 

克己「ん?お前ら…まさか…過去から来たのか?」

 

京水「克己ちゃん!!ここはどこ?東南アジアで任務中だったのに…」

 

克己「よく聞けお前ら…ここは未来の世界だ…」

 

剛三「未来?」

 

克己「この世界を地獄に変える。その前にそこの奴らをぶっ潰してやるんだ!!」

 

葉月(未来)「くっ…また敵…」

 

アレクト「あいつらは過去からやって来たのか?」

 

アポロ「時空が入り乱れているようだね…」

 

葉月達の元に京水達がゆっくりと歩み寄って克己は笑みを浮かべた。

 

宝太郎(未来)「逃げろ…葉月さん!!」

 

京水「女のあんたはアタシが縛ってあげるわ!!」

 

賢「ゲーム・リスタート!!」

 

剛三「行くぞぉぉぉぉ!!」

 

レイカ「………」

 

克己「こういうのは久しぶりだなぁ…さぁ…地獄を楽しみな!!」

 

レイカ「!!」

 

克己は再びエターナルに変身しようとロストドライバーを取り出すがその瞬間を狙っていたのか突如レイカが克己に素早く駆け寄ると回し蹴りでロストドライバーを空中に蹴り上げた。

 

レイカ「ハッ!!」

 

克己「レイカ…何の真似だ?」

 

レイカ「へぇ…やっぱりあのおっさん達は過去から来たんだ…でもアタシは少し先の未来から来たっ!!ハッ!!」

 

克己「うおっ!?」

 

レイカは素早くロストドライバーを掴み取ると克己の方を睨みつけた。

 

克己「お前まさか…あの時のレイカか?」

 

レイカ「今でも思い出すよ…あの時の出来事を…」

 

 

-回想-

 

レイカ「克己…助けて…おかしいんだ…体が維持出来ない…」

 

克己「当然さ…お前は負け犬だ!!」

 

レイカ「ぐふっ…うぅ…」

 

克己「NEVERといえどもマキシマムに敗れれば塵に帰るさ!!」

 

レイカ「っ!!」

 

克己「ご苦労だったなレイカ…お前の代わりはいくらでも作れる。山ほどな…」

 

レイカ「酷いよ…」

 

床に倒れ伏すレイカの体は塵と化しておりその体を翔太郎が支えた。

 

翔太郎「おい…しっかりしろ!!」

 

レイカ「ダブルの左側…あんたって本当に甘いよ…甘すぎ…」

 

翔太郎「おい!!」

 

克己「ハッハッハッ!!いい気分だ!!」

 

 

レイカ「克己…アタシを見捨てたのは許せないよ…」

 

克己「そうか…ならお前もあいつらと一緒に消えるか?」

 

克己が銃を向けるがその銃を葉月が掴み克己を押し倒してしまった。

 

葉月(未来)「やらせないよ!!」

 

レイカ「あ、アンタ…」 

 

アレクト「行くぞ…」

 

ラケシス「えぇ…」

 

アポロ「長居は無用…だね…」

 

アレクト達がオーロラカーテンの向こうに駆け出すとそれを見た葉月は近くのキャリーケースを拾うとレイカに向かって投擲した。

 

葉月(未来)「あいつらを追って!!」

 

レイカ「はぁ?アンタ…いきなり何!?」

 

葉月(未来)「過去の私を助けてあげて…お願い!!」

 

レイカ「意味わかんないし…詳しく説明してよ!!」

 

克己「こいつを持って行きな」

 

京水「ガイアメモリ?何だかこのメモリ…初めてな気がしないわね…」

 

葉月(未来)「今だよ…早く!!」

 

葉月はレイカをオーロラカーテンの向こうに押しやるとレイカはオーロラカーテンの向こうに放り込まれてその後を追うように京水がオーロラカーテンへと飛び込んだ。

 

京水「裏切り者!!逃がさないわよ〜!!」

 

レイカと京水がオーロラカーテンの向こうに消えてしまい葉月は1人呟きながらゆっくりと視線を克己へと向けた。

 

葉月(未来)「あの人達の後は追わせないよ…」

 

克己「てめぇ…」

 

 

葉月(未来)(過去の私を…頼んだよ…)

 

 

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