仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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294話 脅威のルナ・ドーパント

 

葉月Side

 

葉月「はっ!!」

 

京水「く~ね~くね~、くねくね~」

 

私はドーパントと化した男性に向かってソニックアローを放つが、男性は体をくねらせながら攻撃を回避した。

 

葉月「何ですか…その動き…!?」

 

京水「効かないわよ!!」

 

葉月「きゃっ…」

 

私の必死の射撃は謎の動きで全て回避されてしまい、私は腹部を蹴られた衝撃で吹き飛び、地面を転がった。

 

京水「仮面ライダーって言ってもこの程度なのね?」

 

葉月「なっ…舐めないで!!」

 

私は距離をとって反撃に出るために地面を強く蹴り、背後の高台に向かって跳躍した。

 

京水「天まで届け!!」

 

葉月「うわっ…」

 

空中で私は体を鞭のように長い手で体を叩かれ、ガラクタの山に落下してしまった。

 

京水「やった!!当たったわ!!」

 

葉月「くっ…この人…ふざけてるように見えて…強い…」

 

京水「あら?痛い?痛かった?」

 

私は痛む体を庇いながら必死に立ちあがろうと膝を突いたが、男性は私に向かってじりじりと距離を詰めて来た。

 

京水「さぁ…そろそろとどめよ!!」

 

葉月「くっ…」

 

レイカ「ハアッ!!」

 

私の危機に背後からレイカさんが割り込んで来て男性に回し蹴りを浴びせると、顔に掛かった髪をゆっくりとかき上げた。

 

京水「裏切り者のレイカ!!邪魔をするの!?」

 

レイカ「悪いねオッさん…今こいつを倒されると困るんだよ…」

 

京水「何よ?私より少し可愛いからって!!」

 

レイカ「ハァ?意味分からないし…」

 

京水「だったら裏切り者のアンタから始末してあげる!!」

 

レイカは再びガイアメモリを取り出そうとしたが、京水の伸びる手がレイカの手のガイアメモリを弾き飛ばしてしまい、レイカは京水に蹴り飛ばされてしまった。

 

レイカ「ぐっ…こんな時に!!うぅ…」

 

レイカの体に異変が起こり、レイカは体の細胞が崩壊するのを感じて地面に倒れ込んだ。

 

京水「酵素切れのようね?残念だわ〜!!」

 

葉月「なっ…レイカさんの体が!?」

 

京水「さーよーうーなーらー!!」

 

京水は崩壊しかけているレイカに向かってとどめを刺すために、先端を鋭く尖らせた手先を伸ばしてレイカに突き刺そうとした。

 

レイカ「ハッ…終わりか…アタシも…ここで……」

 

葉月「レイカさぁぁぁん!!」

 

 

(ケミーライズ・ギングリフォン!)

 

 

私はケミーライザーにギングリフォンのカードを装填してボタンを押すと、足元に風の力を纏わせて高速で動き、レイカさんを庇うように前に出てソニックアローを構えた。

 

葉月「させない!!」

 

京水「邪魔をしないで頂戴!!こうなったら…」

 

私はソニックアローで伸びる手を切り裂いていくが、圧倒的なスピードで再生する手を完全に防ぐ事が出来ず、伸びる手が私の体を巻き付け、動きを封じられてしまった。

 

葉月「ぐっ…動け…ない…」

 

レイカ「なっ…」

 

京水「登って〜行くのよ〜!!」

 

私は体を巻きつかれたまま空中に高く持ち上げられ、1番高いところまで伸び切ったところで、私は思い切り地面に叩きつけられてしまった。

 

京水「紐なし…バンジージャーンプ!!」

 

葉月「がはっ…」

 

私は地面に叩きつけられた衝撃で全身から大きな火花が上がると、ドーパントは私の体を再び高く持ち上げた。

 

京水「からの〜おかわり!!行ってらっしゃーい!!」

 

葉月「がっ…ああ…」

 

私は再び地面に叩きつけられてしまい、2回目でついに変身が解けて地面に倒れ伏してしまった。

 

京水「やったわ!!仮面ライダーに勝っちゃったわ!!見てるかしら克己ちゃん!?」

 

葉月「くっ…私は…まだ!!」

 

私は震える足を叩いてなんとか立ち上がり、反撃のために腰のベルトのケミーライザーを腕に嵌め、射撃を行うためにドーパントに狙いを定めた。

 

京水「アナタは…ここまでよ!!」

 

葉月「うあっ…」

 

再び伸びた手が私のケミーライザーを弾き飛ばしてしまい、ケミーライザーが転がった方へと視線を向けるが、再び伸びる手が私の体を拘束しようと襲い掛かった。

 

葉月「くっ…変し……」

 

京水「遅いわよ!!えいっ!!」

 

葉月「なっ!?」

 

私はゲネシスドライバーのレバーを押し込み再び変身しようとレバーに手を掛けるが、伸びた手が私のレバーを握る手を掴み、もう片方の伸びた手が私のゲネシスドライバーの銀色のベルト帯へと巻き付いた。

 

京水「いらっしゃ〜い!!」

 

葉月「しまっ…」

 

ガチャリとベルト帯が外れる音が響いて私の腰からゲネシスドライバーが外されてしまい、そのままゲネシスドライバーは伸びた手に巻きつかれてドーパントの手に渡ってしまった。

 

京水「やったやった!!仮面ライダーのベルトは頂いたわ!!」

 

葉月「返しなさい!!」

 

私は変身が解けてしまい、すぐにゲネシスドライバーを取り戻そうと足元のケミーライザーを掴み射撃を行うが、突如ドーパントはガイアメモリを抜いて変身を解除して、また奇妙な動きで私を挑発した。

 

葉月「なんで変身を!?勝ったつもりですか!?」

 

京水「貴方のベルトは頂いた…後は生身で痛ぶってあげる!!」

 

葉月「舐めないで…ハッ!!」

 

京水「ぬ~るぬる〜ぬるぬる〜♪うぅ!ぬ〜る〜ぬる〜ぬるぬる〜〜♪」

 

男性は再び奇妙な動きで回避し、私は銃弾を当てられずについに蹴りを浴びて地面に転がった。

 

葉月「ぐっ…この人…戦いにくい…」

 

私が起き上がると、男性は懐から鞭を取り出してニヤリと笑みを浮かべた。

 

京水「実を言うと、私・・・女に厳しい。」

 

葉月「くっ…あうっ…」

 

私は鞭で殴打されて体がふらつき、後ろの大きな樽に体を預けてしまった。

 

京水「今日は出血大サービスよ?」

 

葉月「ハアッ!!デヤアッ!!」

 

私は男性に向かってハイキックを繰り出して湊先輩直伝の回転蹴りを放つが、全て見切られて体を掴まれてしまった。

 

京水「来なさーい!!」

 

葉月「うっ…」

 

私は両足で体を固定され、そのまま男性によって地面に倒された。男性は倒れた私の片手を掴み、関節技を掛けた。

 

京水「フライング二丁目固め!!」

 

葉月「あぁっ!!痛っ!!」

 

私は関節を極められて思わず痛みで呻くが、男性は関節を完全に極めて立ち上がると、私の体を蹴り転がしてしまった。

 

京水「女には…厳しいの!!」

 

葉月「ぐふっ…うう…」

 

私は地面を転がり、そのまま立ち上がることも出来ずに地面に伏せてしまった。

 

京水「もう女の子が足を開いちゃダメっ!!もうっ!!」

 

京水は足を広げたまま気を失っている葉月の足を掴むと、足を綺麗に閉じていた。

 

京水「そんな短いスカートを履いちゃって…もっと長いのを履きなさい?」

 

京水は葉月のスカートに目をつけると、スリットから覗く足首を撫で回すように触れた。

 

レイカ「うっわ…気持ち悪…」

 

京水「さぁ…レイカ?後は貴方の持つ細胞維持酵素を頂いていくわね?」

 

レイカの背後のケースの中にある細胞維持酵素が入っている注射器を見つけ、奪い取ろうとレイカに歩み寄って来た。

 

レイカ「うぅ…ああっ…」

 

京水「それじゃこれも貰っていくわね?」

 

レイカはケースを掴むが京水がケースを奪い取ってしまい、レイカは細胞が壊れていくのを感じて再び地面に伏せた。

 

京水「それじゃ克己ちゃん?今、いくわよ〜」

 

立ち去ろうと京水は葉月達に背を向けて歩き出すが、突如どこからか放たれた銃撃でケースを地面に落としてしまった。

 

京水「痛いっ!!誰よ!?」

 

木の影から小さい銃だけが覗いており、再び放たれた銃撃が京水を撃ち抜いていく。

 

京水「痛いっ!!何なのよもう!?ってあれれ〜!!」

 

京水の目の前にオーロラカーテンが出現し、京水はオーロラカーテンの向こうに消えてしまった。京水が消えた後、銃撃を放った人物が木陰から飛び出してきた。

 

カスミ「しまった…逃した…」

 

桃色の未来服に身を包んでファイズフォンXを握るカスミは地面に倒れているレイカに駆け寄ると、ケースから細胞維持酵素の注射器を取り出してレイカに注射を行った。

 

レイカ「……」

 

カスミ「確かレイカだっけ…はっ!!呉島葉月は!?」

 

カスミは辺りを見渡すと、地面にうつ伏せのまま倒れて気を失っている葉月を見つけて慌てて駆け寄った。

 

 

カスミ「あぁ…葉月…大丈夫!?しっかりして!!」

 

葉月の体を仰向けにすると、葉月は額から血を流しており、白いスーツのジャケットは正面のボタンが千切れて一部がボロボロになっており、白のタイトスカートは地面の土で汚れてしまっていた。

 

カスミ「泉京水…あのオカマ男!!アタシの推しのヒロインの体にベタベタ触れただけじゃ飽き足らずここまで傷つけるなんて…許さない!!」

 

 

京水「あれ〜ここどこかしら?」

 

一方で、オーロラカーテンに巻き込まれた京水は自身が知らない場所にいることに驚いていた。

 

京水「早く克己ちゃんと再会しなくっちゃ!!」

 

???「待てっ!!」

 

その時、背後から声が響いて京水が振り返ると、戦極ドライバーを手にした青年が姿を現した。

 

京水「え?誰、このイケメン?誰、このイケメン?」

 

光実「アンタ…そのベルトとロックシードはどうした!?」

 

京水「あぁ…白いスーツの女から奪ったのよ!!」

 

光実「白いスーツ…まさか…葉月さん!?」

 

京水「そんな事より貴方は何者!?」

 

貴虎「光実…どうした?」

 

そこに貴虎が姿を現し、葉月のゲネシスドライバーを持つ京水を見て睨みつけた。

 

京水「もう1人イケメンが!?貴方達は何者!?」

 

光実「兄さん…葉月さんがこの男に…」

 

貴虎「光実…ここは俺に任せろ!!」

 

貴虎はゲネシスドライバーを取り出すと腰に装着して、メロンエナジーロックシードを構えた。

 

貴虎「変身…」

 

 

(メロンエナジー)

 

 

メロンエナジーロックシードを開錠するとメロンの鎧が出現し、ドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じた。

 

 

(ロックオン・ソーダ)

 

 

(メロンエナジーアームズ)

 

 

貴虎はメロンの鎧を身に纏い、斬月・真へと変身を完了させるとソニックアローを構えた。

 

 

京水「貴方達2人とも…私が愛してあげるわ!!」

 

 

(ルナ!)

 

 

京水はガイアメモリを起動させると体をくねらせながらガイアメモリを体内に挿入して、ルナドーパントへと変身した。

 

 

貴虎「こいつは…」

 

 

京水「行くわよ〜!!」

 

 

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