仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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321話 2人の黄昏(トワイライト)

 

トワイライトマジェードへと進化した私はお母さんへ駆け出すと、拳を繰り出して力強い一撃を叩き込んだ。

 

葉月「ハアッ!!」

 

綾香「っ!!」

 

鋭いパンチからの足払いを掛けて地面に倒すと、上から拳を固めて一撃を繰り出した。

 

りんね「頑張れ…姉さん…」

 

綾香「姿が変わったところでその程度かしら?」

 

葉月「なっ…うっ!?」

 

私は首を掴まれてしまい、直後に膝を叩き込まれて体勢を崩して倒れそうになった。

 

綾香「所詮貴方もその程度…1人じゃ何も出来な…」

 

りんね(私達は1人じゃない…ハッ!!)

 

綾香「かっはっ…」

 

葉月の左手が綾香の手を掴み、そのまま勢いよく捻り上げて、逆に綾香の体勢を崩すと、反撃に右足左足と左右に蹴りを浴びせた。

 

綾香「なっ…なんですって!?」

 

りんね(葉月さん…貴方は1人じゃない…1人で背負い込まないで!!)

 

葉月(そうですよね…私は1人じゃない!!)

 

再び駆け出して拳を繰り出すと、お母さんは私の拳を慌てて払うように防御に入り、反撃に繰り出された手刀を同じように払うように防御して、直後にカウンターの掌底を叩き込んだ。

 

綾香「かっ…はっ…何故…何故、この私が!!」

 

葉月「人間は1人だと弱いかもしれない……けど、誰かが一緒にいるからこそ、その力は何倍、何百倍、何千倍にも膨れ上がるんだ!!」

 

綾香「くだらない…1人でも私は強い!!」

 

葉月「ううん…貴方は弱いよ。だってそれは貴方の体じゃないから!!」

 

綾香「ぐふっ…」

 

 

葉月「お母さんの体から叩き出してあげる!!」

 

私はお母さんを蹴り飛ばすと2つの指輪を順番に翳していく。

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

(ダークネスリンク!)

 

 

綾香「なんですって!?」

 

お母さんが驚く中で私は2枚のカードを取り出して構えると、素早くドライバーに装填してレバーを引いた。

 

 

(DONPOSEIDON トワイライト!)

 

 

(MERCURIN トワイライト!)

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(MERCURIN!)

 

 

(DONPOSEIDON!)

 

 

葉月「デヤアッ!!」

 

綾香「なっ…ぐわああああっ!!」

 

 

(トワイライトルミナス!)

 

 

私の手から水でできたポセイドンの槍がいくつも召喚されて、お母さん目掛けて放たれた。お母さんは槍をいくつも受けて私達から奪い取った4枚のケミーカードが、空中に舞い上がった。

 

綾香「くっ…」

 

葉月「タアッ!!」

 

高く跳躍して空中で4枚を掴みとると、そのうちの2枚をりんねに向かって投擲した。

 

葉月「りんね!!」

 

りんね「ありがとう姉さん!!」

 

綾香「ぐっ…よくも小癪な真似を!!」

 

 

(GINGRFFON)

 

 

(INPHOENIX)

 

 

(ドレイン)

 

 

お母さんは2枚のカードをスキャンすると背中に禍々しい翼を生やして空を飛び始め、上空から黒い羽を矢のように飛ばして来た。

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

(ダークネスリンク!)

 

 

 

(GINGRFFON トワイライト!)

 

 

(INPHOENIX トワイライト!)

 

 

(ガッチャーンコ!)

 

 

葉月「行くよ…タアッ!!」

 

綾香「まさか…私と同じように!?」

 

 

私は銀と赤の翼を装備させるとお母さんより高く飛び上がり、空中でガッチャートルネードを構えた。

 

 

(INPHOENIX!)

 

 

(GINGRFFON !)

 

 

(トワイライトルミナス!)

 

 

葉月「デヤアアアアッ!!」

 

綾香「うわああああああっ!!」

 

私の空中からの斬撃により、お母さんは空中でバランスを崩して落下し、私は綺麗に着地した。

 

アイザック「すげぇ…あれほど苦戦してたドレッドを圧倒している!!」

 

蓮華「凄すぎるわ葉月さん!!」

 

宝太郎「けど…待って葉月さんが!?」

 

りんね「一ノ瀬?」

 

宝太郎「葉月さん…そろそろ体力が限界に近いかも…」

 

りんね「あっ!?」

 

 

葉月「はぁ…はぁ…くっ…ダメージは入るけど中々お母さんから叩き出せない…」

 

綾香「フッ…疲労も積み重なっているようね…これならどうかしら!?」

 

葉月「あっ!?」

 

突如私の左右から黒いドレッドが出現して私に向かって銃撃を放った。私は咄嗟に黒いマントを前に掲げて防御に入った。

 

ミナト「グリオンの時と同じドレッドルーパーを呼び出せるとは…」

 

蓮華「葉月さんもそろそろ体力が限界や…」

 

りんね「姉さん…」

 

アトロポス(りんねちゃん…ここは僕に任せてくれないかな)

 

りんね(アトロポス?)

 

 

(マジェスティードライバー!)

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

(ダークネスリンク!)

 

 

りんねの中にいるアトロポスが表に出ると、2つの指輪を翳して2枚のカードをドライバーに装填した。

 

 

(UNICON! トワイライト!)

 

 

 

(THE SUN! トワイライト!)

 

 

 

アトロポス「変身!!」

 

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(ブライトネス & ダークネス!)

 

 

 

( トワイライトマジェード!)

 

 

アトロポス「とうっ!!」

 

 

アトロポスはトワイライトマジェードへ変身すると、ドレッドルーパーと戦う葉月の元に高く跳躍した。

 

 

葉月「ぐっ…ぐはっ…」

 

私は集中攻撃を受けて全身から火花を散らしながら壁に身を預けると、お母さんが私の首を掴んで壁に強く押し付けた。

 

綾香「よくやったわ私の兵士達!!葉月…そろそろとどめよ…」

 

葉月「うっ…ぐっ…動け…ない…」

 

綾香「さぁ…私の手によって…」

 

アトロポス「フッ!!ヤアッ!!」

 

綾香「なっ…くっ…」

 

葉月「りんね…!?」

 

アトロポス「呉島葉月…君の大切な妹、ヤヨイは今も君の中に居るよ」

 

葉月「えっ…貴方は…りんねさんじゃ…ない?」

 

アトロポス「僕はアトロポス…りんねちゃんをモデルに作られた人形さ…君の妹、ヤヨイと同じようにね」

 

葉月「ヤヨイが私の中に?」

 

アトロポス「感じて…君のその黒い指輪を通してヤヨイの意識を感じる筈だよ!!」

 

葉月「ヤヨイ…私の中に居るの?」

 

ヤヨイ(僕の声が聞こえるんだねお姉ちゃん…)

 

葉月(ヤヨイ…その…)

 

ヤヨイ(今は戦いに集中するんだ…僕と2人のりんねちゃんとアトロポス、そしてお姉ちゃんの5人の力が合わさればお母さんをきっと救い出せる!!)

 

綾香「ぐっ…勝手なことを…」

 

りんね・アトロポス「「姉さん!!・呉島葉月!!」」

 

葉月「うん…行こう…みんなの力を合わせてお母さんを救い出す!!」

 

りんね(うん!!)

 

ヤヨイ(やろう!!)

 

 

((ブライトネスリンク!))

 

 

葉月・りんね「「ハアーッ!!」」

 

 

(ギャラクティックノヴァ!)

 

 

私とりんねは同時に駆け出して蹴りを放つと、お母さんは壁に激突して地面に倒れ込んだ。

 

綾香「ぐっ…ぐはぁ…」

 

アイザック「良しっ!!完全に決まったぞ!!」

 

蓮華「やった!!」

 

ミナト「いや…まだだ…」

 

お母さんはよろよろと立ち上がるとこちらに金色の目を光らせながら呟いた。

 

綾香「こ…の…ならば…これならどうかしら?」

 

 

(UFO-X)

 

 

錆丸「まさか…ユーフォーエックスのレプリケミーカードまで!?」

 

 

(X-REX)

 

 

蓮華「今度はエックスレックスやと!?」

 

 

(X WIZARD)

 

 

宝太郎「まさか…クロっちのレプリケミーカードまで!?」

 

 

綾香「フッフッフッ…レベルXの力を思い知りなさい!!」

 

 

(GAIARD)

 

 

(DRAGONALOS)

 

 

宝太郎「まずいっ!!」

 

 

(ドレイン)

 

 

5枚のカードをスキャンしてレバーを閉じると巨大なエネルギーの塊が2つ出現して宙に浮かび上がり、直後に勢いよくレバーを展開した。

 

綾香「この一撃で…終わりだぁぁぁっ!!」

 

 

(オーバーカタストロフィ!)

 

 

葉月・りんね「「うわああああああっ…」」」

 

私達は放たれたエネルギーの塊を2人掛かりで受け止めようとしたが、溢れるエネルギーを抑えきれずにそのまま吹き飛ばされてしまった。

 

葉月「りんね…ぐっ…うぅ…」

 

りんね「姉…さん…うっ…」

 

綾香「アッハッハハッ!!わかったでしょ?貴方達が力を合わせても私には勝てな…ん?」

 

ヤヨイ(負けるなお姉ちゃん!!)

 

りんね(こんなところじゃ終われない…)

 

葉月「当然…です!!」

 

私はなんとか立ち上がると隣で倒れて入りりんねの肩を掴み支えた。

 

綾香「まだ立つと言うの?」

 

アトロポス(お姉さんがここまで頑張ってるんだ…ここが踏ん張りところだよ?りんねちゃん…)

 

りんね「うん…必ず…お母さんを救い出す!!」

 

綾香「残念だけど…無理な…っ!?こ、これは!?」

 

綾香は倒れているりんねに向かって拳を繰り出したが、その拳は途中で止まってしまい綾香は自身の腕を掴んでいた。

 

綾香「ぐっ…これ以上…娘に手を出させない!!」

 

りんね「お母さん!?」

 

綾香「ぐっ…水瀬綾香ぁぁぁっ!!」

 

お母さんは叫び、ドライバーのレバーを操作しようとしたが、再びその手を掴み必死に抵抗しているようだった。

 

綾香「は、離しなさ…葉月!!りんね!!今よ!!」

 

りんね「でも…お母さんからそいつを叩き出さないと…」

 

ミナト「どうする!?今、攻撃したら九堂の母親は…」

 

綾香「早くっ!!もう…持たな…うっ…ああああああっ!!」

 

葉月「お母さん!!」

 

綾香「水瀬綾香…まだ抗うのと言うの…ぐっ…」

 

宝太郎「どうすれば…どうすれば救えるんだ!!」

 

蓮華「どうするええんや?あの人を救う方法は何か…」

 

蓮華が呟く中で懐にしまい込んでいたカードが光を放ち、蓮華はカードを取り出して見つめた。

 

蓮華「これはさっき渡された…」

 

門矢士から託された5枚のカードを取り出すと逆転の切り札になるかと思い、地面で倒れている葉月に目掛けてカードを投擲すると、カードは結界を通り抜けて葉月へ届けられた。

 

蓮華「葉月さん!!これを使うんや!!」

 

葉月「蓮華さん!?」

 

私は5枚のカードを受け取るとその絵柄をじっと見つめるが、隣のりんねが私の肩を掴んだ。

 

りんね「姉さん…」

 

葉月「迷っている暇は無い…この力でお母さんを助けるよ!!」

 

りんね「うん!!」

 

 

 

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