仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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323話 呉島兄弟との再会

 

錬金アカデミー

 

私とりんねはアカデミーに顔を出すと、家族と話した内容をアカデミーのメンバーに共有していた。

 

宝太郎「俺のガッチャードライバーと同じ?じゃあ同じようにニジゴンが?」

 

ニジゴン「彼女のドライバーからは同じようなものは感じないゴン…けど、強い魔石が埋められているのを感じるゴン!!」

 

ミナト「つまり呉島さんのドライバーは一ノ瀬のドライバーと同じく暗黒の扉を開く鍵と言うわけか…」

 

蓮華「けど…暗黒の扉は消えたんやろ?なら心配ないんじゃ?」

 

鏡花「いや…そうとも限らない」

 

スパナ「鏡花さん?」

 

鏡花「以前私が話した事を覚えているかい?」

 

宝太郎「えっと…」

 

 

-回想-

 

鏡花(暗黒の扉は物理的には破壊する事が出来ないんだ…でも、古の錬金術師なら扉自体を切り離す事が出来る。

 

宝太郎(どういう事ですか?)

 

鏡花(暗黒の扉は別の世界に繋がっている…扉自体を丸ごとそちらの世界に閉じ込めるんだ)

 

 

スパナ「あの扉がまた復活するなんてあり得ない…」

 

鏡花「そうだ…だが最近の出来事を思い出してごらん」

 

ミナト「オーロラカーテン現象…それにより暗黒の扉が世界の壁を超えて出現したと言う事か…」

 

鏡花「あくまで仮説だけどね…そうなってもおかしくはない…」

 

宝太郎「ごめん…言っている事がよくわからないけど…つまり俺達が再び暗黒の扉を開かないようにすればいいって事?」

 

アイザック「簡単に言えばそうなるな…」

 

葉月「敵はおそらくこちらの世界に刺客を放ってくるかもしれません…だから私も貴方達のチームに加えていただき、一緒に戦わせて欲しいんです!!」

 

ミナト「こちらとしては人手があった方が助かるが。沢芽市の方は大丈夫なのか?」

 

葉月「いざとなればすぐに沢芽に戻れるのでそこはご心配なく…あと…」

 

ミナト「?」

 

葉月「私に錬金術を教えていただけませんか?」

 

ミナト「錬金術を…?」

 

りんね「姉さん…錬金術師になりたいの?」

 

葉月「えっと…錬金術師の仮面ライダーなのに錬金術の基礎を全く学んでないから…アカデミーのメンバーに加えて頂く前に、錬金術師としての知識を身に付けたいと思いまして…」

 

ミナト「わかった…ならまずは錬金術師になるためのテストを受けてもらう」

 

葉月「テスト…?」

 

ミナト「その前に君は錬金術がどういうものか知っているか?」

 

葉月「えっと… 金属などの物質を別の性質へ変化させるのが錬金術ですよね?」

 

ミナト「一般的にはそうだ…無から有を、死から生を生み出すものだ」

 

葉月「その錬金術で生まれたのがケミーって事ですか?」

 

ミナト「その通りだ」

 

ミナト先生は2枚のケミーカードを取り出すと秤の上に載せた。

 

宝太郎「うわぁ!?このテスト…懐かしいなぁ…」

 

ミナト「ケミーそれぞれの重さには個体差がある。このスケボーズとアッパレブシドーだが…見ての通り重さが違う。」

 

葉月「わっ…本当ですね…ケミーカードは秤が沈むぐらいの重さがあるんですね…」

 

ミナト「これは錬金術における質量保存と言う法則の上に成り立っている」

 

葉月「物質はその状態が変化しても、その総質量が保存されるって事ですよね」

 

ミナト「そうだ」

 

りんね「わかるんだ…さすが姉さん…誰かさんも少しは見習って欲しかったなぁ…」

 

宝太郎「ちょっと九堂!?」

 

 

-りんねの回想-

 

ミナト(錬金術における質量保存という法則で…)

 

宝太郎(ん?…失礼な…うどん?)

 

 

りんね「なんだか懐かしいね一ノ瀬…」

 

宝太郎「うう〜あれから俺も成長してるだろう!?」

 

りんね「はいはい…」

 

ミナト「この2枚の重さを変化させて吊り合いが取れるようにする…それがテストだ…」

 

葉月「わかりました」

 

宝太郎「葉月さん!!俺なら良い方法を…」

 

りんね「一ノ瀬…あの方法はルール違反!!」

 

宝太郎「けど…あれも俺のやり方だし…合格もらえただろ?」

 

りんね「一ノ瀬…」

 

葉月「ありがとう宝太郎君…けどこのテストは私自身でクリアしたいんだ…だからごめんね?」

 

私は2枚のカードを手に取るとミナト先生へと向き直った。

 

ミナト「明日、またこの教室に集合し成果を披露してもらう。」

 

葉月「わかりました…ではまた明日…」

 

葉月は2枚のケミーカードをカードホルダーに仕舞い込むとアカデミーから退出してしまいその様子をりんねはじっと見つめていた。

 

蓮華「お姉さんの後を追いかけなくて良いんか?」

 

りんね「先輩…」

 

蓮華「お姉さんと積もる話もある筈やろ?こっちは気にせんでいいから行きや?」

 

りんね「行って来ます!!」

 

 

私はアカデミーを出ると、学校の駐車場に停めているトライチェイサーに跨り、ヘルメットをつけるが誰かの気配に気づいて顔を向けた。

 

葉月「りんね?」

 

りんね「姉さん…私も一緒に行って良い?」

 

葉月「良いけど…宝太郎君達と一緒にいなくていいの?」

 

りんね「ふーん…姉さんは私が一緒だと不満?」

 

葉月「へ!?いや…そんな事は!!」

 

りんね「ごめん冗談!!」

 

りんねはいたずらっぽく笑うと私はため息を漏らすが、りんねは満面の笑みを浮かべながら私のバイクに跨った。

 

りんね「さぁ…行くよ姉さん!!」

 

葉月「ちょっとちょっと…ヘルメット用意しないと…ちょっと待って!!」

 

私はロックビークルを展開して装備してあるヘルメットを取ると、再び錠前に戻してヘルメットをりんねの頭に被せた。

 

葉月「もしかして…夜も…」

 

りんね「姉さんのお家にお泊まり!!」

 

葉月「まさか…その荷物は!?」

 

りんね「お泊まりセット!!」

 

葉月「いつの間に用意したの!?」

 

 

-自宅-

 

私達は自宅へと帰宅すると既に玄関に革靴が2足ある事に気がついて私はもしやと思い、リビングへと駆け込んだ。

 

葉月「貴虎さん!?光実君!?」

 

光実「葉月さん…久しぶり!!」

 

貴虎「葉月…今、帰ったのか?」

 

リビングでパソコンを叩いている貴虎さんと光実君の姿があり、貴虎さんは私の顔を見るなり目を丸くした。

 

葉月「帰ってくるなら連絡してくれればよかったのに…」

 

貴虎「あぁ、すまない…少し用事があって一時的に帰って来たんだ…」

 

葉月「そうでしたか…」

 

りんね「姉さん?この人達はもしかして…」

 

私の背後からりんねがひょっこりと顔を出して、それに気づいた貴虎さんがりんねの方を不思議そうな表情で見つめた。

 

貴虎「葉月…その人は?」

 

葉月「あ、さっき軽くメッセージで伝えたと思いますが…」

 

貴虎「あぁ…家族と再会したって話だったな…」

 

アカデミーに立ち寄る前に貴虎さんには家族と再会したという連絡を真っ先に入れており、それを聞いた貴虎さんからは祝福の返事を貰っていた。

 

貴虎「君は葉月の妹さん…だったか?」

 

りんね「はい。九堂りんねです…改めましてよろしくお願いします!!」

 

貴虎「九堂りんねさんか…貴虎だ。よろしく頼む」

 

光実「僕は呉島光実…呉島貴虎の弟だよ。」

 

りんね「よ、よろしくお願いします…」

 

葉月「それで用事って何があったんですか?」

 

光実「海外で移動中に何者かに襲撃を受けたんだ…」

 

葉月「襲撃!?」

 

貴虎さんは懐から何かを取り出すと、私に差し出した。私はそれを見て驚いた。

 

葉月「貴虎さんの戦極ドライバー!?」

 

光実「僕を庇って…攻撃を受けて壊されちゃったんだ…」

 

貴虎「油断した…奴はヘルヘイムの植物を自在に操る事が出来る…」

 

葉月「ヘルヘイムの植物を!?最近、沢芽市でクラックが出現してるのもそのせい…?」

 

りんね「ヘルヘイム…?…クラック?」

 

りんねは私達の会話に首を傾げており、私は咄嗟にりんねの方に視線を向けた。

 

葉月「沢芽市では以前からクラックって呼ばれる異世界に通じるジッパーのようなゲートが出現してるの…そしてヘルヘイムって呼ばれる異世界からクラックを通じて外来植物が市内へと広がっているの…」

 

光実「それは紘汰さんの手によって解決した筈だった…けど何者かの手によって再びクラックが開いてしまった…」

 

貴虎「そこも含めて一度会社で話し合いをする必要があるな」

 

貴虎さんが壊れた戦極ドライバーを机の上に置いたが直後、私のスマホから着信音が鳴り響いたのですぐにスピーカーモードにした。

 

葉月「湊先輩?」

 

耀子「葉月…クラックが急に大量発生してインベスが!!」

 

葉月「わ、わかりました…すぐに行きます!!」

 

私は着信を切ると通話を聞いていた貴虎さんと光実君が一斉に身支度を整え始めた。

 

葉月「2人とも…力を貸してくれませんか?」

 

貴虎「当然だ…行くぞ!!」

 

葉月「ごめんりんね…ちょっと出かけてくるから家で待っててくれる?」

 

りんね「ううん…私も連れて行って!!」

 

貴虎「すまないが…これ以上は我々ユグドラシルの仕事だ…関係ない君は巻き込めない…」

 

りんね「でも…」

 

りんねが何かを言いたそうにしていたが、私はりんねの肩を掴むと優しく椅子に座らせてあげた。

 

葉月「ここは…私達、アーマードライダーの仕事だから…りんねは手を出さないで…」

 

りんね「私も姉さんと一緒に戦える!!」

 

葉月「駄目っ!!ここからはりんねが踏み込んでいい場所じゃない!!」

 

りんね「なっ…」

 

葉月「ケミーをお願い…それじゃ…」

 

私は自身のカードホルダーをりんねに託すとそのままりんねを置いて家を飛び出していった。

 

りんね「姉さん…私も戦えるのに…」

 

 

-沢芽市内-

 

耀子「葉月に…主任!?」

 

シロ「ミッチー君も…」

 

光実「ミッチー君!?」

 

現場に到着した私達は湊先輩達と合流すると大量のインベスが辺りを彷徨いているのを見て、一斉にドライバーを腰に当てて装着した。

 

葉月「シロちゃんは市民の避難誘導をお願いします!!私達はインベスを!!」

 

シロ「任せて!!」

 

シロちゃんが避難誘導のために走り出すと私達は同時にロックシードを取り出して開錠した。

 

 

葉月「変身!!」

 

 

(マロンエナジー)

 

 

貴虎「変身」

 

 

(メロンエナジー)

 

 

光実「変身っ!!」

 

 

(ブドウ)

 

 

耀子「変身!」

 

 

(ピーチエナジー)

 

 

 

((((ロックオン))))

 

 

4人分の鎧が出現して私達は同時にロックシードを装着してハンガーを閉じると、私と貴虎さんと湊先輩はゲネシスドライバーのレバーを、光実君は戦極ドライバーのカッティングブレードに手を掛けた。

 

 

(リキッド!)

 

 

((ソーダ!))

 

 

(ハイーッ!)

 

 

 

(マロンエナジーアームズ)

 

 

(メロンエナジーアームズ)

 

 

(ピーチエナジーアームズ)

 

 

(ブドウアームズ!龍・砲・ハッハッハッ!)

 

 

ヴィーナス、斬月・真、マリカ、龍玄と4人のアーマードライダーが降臨した。私と貴虎さんは同時にソニックアローを手にインベスに向かって駆け出すと、背後から光実君と湊先輩が援護射撃を行った。

 

葉月「はあっ!!」

 

貴虎「ハアッ!!」

 

 

りんねSide

 

姉さんの部屋に移動した私は姉さんの部屋の中の私物を物色していた。

 

りんね「この写真は…」

 

私の目に留まったのは袴姿の姉さんであり、横には湊さんと貴虎さんと知らない男性2人が映っていた。

 

りんね「これが姉さんの職場の人かな…?」

 

ふと足元に何かの冊子が落ちて慌ててそれを拾い上げると、それは会社説明会の資料であった。

 

りんね「ユグドラシルコーポレーション…」

 

ふと姉さんの会社が気になってしまい、冊子をじっと読み込みながら、以前アカデミーやお父さんとの会話を思い出していた。

 

 

-回想-

 

蓮華「進路?そりゃもちろん錬金連合関西支部に配属されることやな」

 

りんね「先輩も錬金連合を目指してるんですね…」

 

蓮華「けど…副業としてバイトを始めようかなと思うんや」

 

りんね「バイト?」

 

蓮華「うちらは表沙汰には出来ない仕事やろ?一般の仕事を福業としてやっておくのもありかなと思うてな」

 

りんね「なるほど…一ノ瀬はどうするの?」

 

宝太郎「俺?俺はうちの店を引き継ぐ予定だよ…あ,その前に調理士免許を取らないといけないから専門学校に行かないと行けないかなぁ…」

 

りんね「ふーん…将来決まってるんだ…」

 

宝太郎「九堂は将来決めてるの?」

 

りんね「私は…お父さんみたいな大錬金術師になりたい…かな」

 

宝太郎「九堂は確かイギリスに留学するってこの間言ってたっけ?大学を卒業したらお父さんの元で勉強するの?」

 

りんね「まだ…決めてないんだ…まずはイギリスで錬金術の勉強をしたいと思ってる。」

 

宝太郎「そっか…お互いに夢に向かって頑張ろう九堂!!」

 

 

そしてイギリスの大学で勉強している最中、お父さんと将来の進路について改めて尋ねられた。

 

 

風雅「りんねは卒業したらどうしたい?」

 

りんね「まだ…決めてない…」

 

風雅「大錬金術師になりたいと言っていたが、錬金術師は表沙汰には出来ない仕事だ…言い方を変えれば、それはこの現代社会において裏の仕事だ…」

 

りんね「そっか…仕事何してるって聞かれても錬金術師って言えないもんね」

 

風雅「りんねには一般の仕事にも目を通して欲しいと思っている…」

 

りんね「つまり…錬金術師の勉強もしながら一般企業の仕事も探すって事?」

 

風雅「アルバイトでもいい…錬金術師の勉強に支障が出ない仕事を見つけられたらいいが…」

 

りんね「そんな都合のいい仕事なんてあるわけが…」

 

 

-現在-

 

りんね「姉さんの職場…どんな感じなんだろう…」

 

ふと姉の具体的な仕事内容が気になってしまいパンフレットを捲ると様々な内容が記載されていた。

 

りんね「ユグドラシルか…」

 

その時、机の上から物音がして視線を向けると姉さんのカードホルダーが開いており、そこから2枚のカードが動いて脱走しようとしているところだった。

 

りんね「ちょっと!?ってあれ…?」

 

スケボーズ「スッケボー!!」

 

アッパレブシドー「アーッパレ!!」

 

りんね「もしかして姉さんを助けに行きたいの?」

 

2枚のカードは頷くように動き、私はカードホルダーを掴むと、姉さんの自宅から飛び出した。

 

りんね「ごめん姉さん…けど私は姉さんと一緒に戦う!!」

 

 

葉月Side

 

私達は大量のインベス相手に私達は苦戦を強いられてしまっており、必死にソニックアローを手にインベスを撃破するが、次から次へと出現するインベスの群れに頭を抱えた。

 

貴虎「次から次へと!!」

 

光実「おかしい…なんで沢芽市にだけこれほどのインベスが!?」

 

貴虎「だが見ろ、光実!!」

 

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

 

葉月「せいやあっ!!」

 

私は3人に分身してホログラム映像を攻撃するインベスに向かってソニックアローの斬撃を放ち撃破すると、次に背後から襲って来るインベスへとすぐに視線を向けて射撃を行った。

 

貴虎「葉月…さらにたくましくなったな…」

 

光実「兄さんに動きが似てきてる気がするよ」

 

貴虎「あぁ…俺達は目の前の敵に集中するぞ!!」

 

しかしクラックからインベスとは異なる怪人が姿を現した。私はすぐにソニックアローを手に駆け出すが、怪人にソニックアローを受け止められてしまった。

 

オパビニアジャマト「ジャ…」

 

葉月「ぐっ…こいつ…インベスでもオーバーロードでもない…」

 

りんね「姉さん!!」

 

私は怪人に蹴り飛ばされて地面を転がるが、りんねの声が聞こえて思わず振り返った。

 

葉月「りんね!?来るなって言ったでしょ!!」

 

りんね「姉さん…私も力になりたいの…クラックも力を合わせれば…」

 

葉月「私は頼んでない!!」

 

光実「葉月さん!?」

 

耀子「葉月…」

 

りんね「姉…さ…ん?」

 

葉月「言ったでしょ… ここはりんねが踏み込んでいい場所じゃない!」

 

りんね「姉さん…」

 

葉月「これは私達アーマードライダーの戦い…りんねが来ても邪魔なだけ!!」

 

耀子(九堂りんね…妹だって電話で聞いた時は驚いたけど…やけに取り乱してるわね…)

 

りんね「嫌だ…私は姉さんと一緒に戦う!!」

 

 

(アルケミスドライバー)

 

 

りんねが一瞬で水色の錬金術師の服装に変えるとドライバーを腰に出現させながら私の方へと駆け出した。

 

葉月「っ!?来ては駄目っ!!」

 

りんねはケミーカードをドライバーに装填しようとしたが、横から突進してきたインベスの体当たりを受けて地面に転がり、ケミーカードも遠くに散らばった。

 

りんね「ぐっ…ケミーが…」

 

りんねは慌てて立ち上がろうとしたが、ライオンインベスに距離を詰められており、りんねはゆっくりと後ろに下がり始めた。

 

りんね「ね、姉さん…」

 

葉月「邪魔っ!!りんね…りんねぇぇぇ!!」

 

私は自身を踏みつける怪人を突き飛ばすとりんねに迫るライオンインベスを押し退け、慌てて覆い被さった。

 

葉月「ぐはあっ…」

 

りんね「姉さん!?」

 

私は背中をざっくりと切られて一瞬で変身が解除されてしまい、続けて繰り出された爪を必死に掴み受け止めた。

 

葉月「ぐっ…うっ…あぁっ…」

 

生身では振り下ろされた爪を受け止めきれず、私の脇腹を切り裂いて黒いスーツのジャケットが赤く染まった。

 

りんね「あ…あ…血が…私のせいで…」

 

 

???「美しい姉妹愛じゃん…けど〜?そんなもの…カスだ!!カスカス〜」

 

葉月「誰っ!?」

 

りんね「黒い仮面ライダー…?」

 

メラ「俺はメラ…神殺しのメラって言われてるんだよね〜」

 

貴虎「メロ…?」

 

メラ「この世界にも神がいるって聞いたが…神様はお留守かぁ〜」

 

光実「紘汰さんを狙っているのか!?」

 

メラ「この世界にも始まりの男が居るって聞いたんだけどな…まぁ、いいや〜まずはお前達から滅亡しちまいなぁ〜!!」

 

葉月「この世界…まさか貴方…別の世界の葛葉さんに会ったんですか?」

 

メラ「俺はあらゆる世界の神々を滅ぼして来た…あと、あいつも俺が始末したんだぜ?」

 

葉月「そ、それは…」

 

メラが取り出したものは極アームズに変身するための鍵であり、メラが鍵を開錠すると上空からクラックがいくつも出現した。

 

シロ「沢芽市にクラックが大量に出現したのは…」

 

メラ「そ!!俺のお陰なんだよね〜」

 

光実「海外で僕達に襲い掛かったのもお前だな?」

 

メラ「ヒューッ!!大正解〜!!」

 

 

葉月「今回の事件は全て…貴方の仕業…?」

 

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