仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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324話 帰って来た神

 

突如として現れた神殺しのメラと呼ばれる仮面ライダーは葛葉さんの鍵を使い、沢芽市内にクラックをいくつも発生させた。

 

メラ「お前達人類には綺麗さっぱり滅亡してもらおうと思ってるんだよね〜」

 

光実「ふざけるな!!紘汰さんの守ったこの世界をお前の好きにはさせない!!」

 

光実君が銃撃を放つがメロは高台から飛び降りると銃と剣が一体となった武器を光実君へと叩きつけた。

 

メラ「オラオラ!!どうしたそんなもんかぁ?」

 

光実「ぐあっ…」

 

貴虎「光実…くっ…お前の目的は一体何だ!?」

 

メラ「俺の目的は始まりの男を始末することさぁ!!この世界をヘルヘイムに包み込んでしまえば奴が現れるかもしれないからな!!」

 

耀子「狙いは葛葉紘汰…」

 

メラ「さぁてと…インベスの群れに殺されるか俺に消されるのとどっちがいい?」

 

貴虎「貴様は俺が倒す…ハアッ!!」

 

葉月「貴虎さんっ!!うぐっ…」

 

私は立ち上がろうとしたが出血が止まらず痛みに思わず震えるが、りんねが私の側に寄ってきた。

 

りんね「姉さん…ごめんなさい…私を庇って…」

 

葉月「りんね…どうして来たの?」

 

りんね「誰も傷ついて欲しくない…これ以上…家族を失いたくないの!!」

 

 

(UNICON!) 

 

 

(THE SUN!)

 

 

 

りんね「変身!!」

 

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(プロミネンスホーン!)

 

 

(サン・ユニコーン!)

 

 

葉月「りんね…」

 

りんね「姉さんは休んでてて!!」

 

りんねは仮面ライダーマジェードに変身すると可憐な動きで怪人目掛けて駆け出し、私は思わずりんねに向かって叫んだ。

 

葉月「行かないで…りんね!!」

 

私の静止も聞かずにりんねは走り出して振り下ろされる爪を冷静に躱すと掌底を叩き込んだ。

 

りんね「ハアッ!!ダァッ!!」

 

オパビニアジャマト「ジャッ!?」

 

 

りんねの方へと視線を向けるとりんねが怪人へと、しなやかな動きで蹴りを浴びせており、怪人はダメージで吹き飛ばされていた。

 

耀子「彼女をよく見なさい…」

 

葉月「え…」

 

私の隣に湊先輩が歩み寄っており、私はりんねの戦いをじっと見守った。

 

耀子「彼女はまだ未熟…けれど貴方の隣に立って戦いたいって想いがある…」

 

葉月「一緒に…」

 

耀子「妹の未来を見届けるのも姉としての務めじゃないかしら?」

 

葉月「……」

 

光実「彼女は葉月さんによく似てるよね…」

 

葉月「似てる?」

 

光実「以前、僕が間違った道へ進もうとしていた時、葉月さんが体を張って止めようとしてくれたよね…間違った事に対してすぐに行動出来る人はそうは居ない…」

 

 

-回想-

 

光実「僕は…舞さんを…救わなきゃいけないんだ…!!」

 

葉月「他の人を傷つけてまで舞さんだけを救うなんて…そんなの舞さんだって喜ぶ筈が無いです!!」

 

光実「うるさい…うるさい!!うわあああ!!」

 

 

-現在-

 

光実「彼女は君と同じく誰かに言われるがままじゃなくてちゃんと自分で決断してすぐに行動が出来る人なんだ…」

 

葉月「りんねが…」

 

光実「兄さんから聞いたけど…兄さんが僕と戦いに行く時も止めようとしてくれたよね…今の葉月さんはあの時の兄さんと同じだよ」

 

葉月「…そうでしたね…」

 

りんね「姉さん!!」

 

怪人に拳を叩き込みながらりんねが私に向かって叫んでおり、私はりんねへと駆け寄った。

 

葉月「りんね…?」

 

りんね「姉さんは私を危ない目に遭わせたくなかったんだよね?」

 

葉月「……」

 

りんね「ぼろぼろに傷ついてこんな風に戦わなきゃいけないから私を置いていったんだよね?でも…!!」

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

りんねは指輪をドライバーに翳して走り出すと高く飛び上がり、迫り来る怪人に蹴りを叩き込んだ。

 

 

(サン・ユニコーン!ノヴァ!) 

 

 

りんね「ハアーッ!!」

 

 

オパビニアジャマト「ジャッーーッ!!」

 

 

りんねは怪人を蹴り飛ばすと怪人は爆発して消滅した。りんねは地面に綺麗に着地して私の方へと振り返った。

 

りんね「私なら大丈夫だから!!私も戦える!!」

 

葉月「りんね…」

 

 

(XGEATS STRIKE)

 

 

貴虎「うわああああああっ!!」

 

光実「兄さん!?」

 

貴虎はメラの斬撃を受けて体がふらついてしまった。さらに連続の蹴りを受けて貴虎は変身が解けて地面に転がった。

 

メラ「ハァーイ俺の勝ち〜!!」

 

貴虎「なんて強さだ…」

 

メラ「いや〜こっちの呉島貴虎は呆気なかったなぁ〜新記録更新!!」

 

貴虎「なん…だと…」

 

メラは剣先を貴虎へと向けながらじりじりと距離を詰めて来た。

 

メラ「さてと…トドメいるかい?アッハッハッハッ!!」

 

りんね「させない…ハアッ!!」

 

貴虎に向かって剣を振り上げるが、りんねがユニコンの角を手から放ち、メラはダメージを受けながら後ろに後退した。

 

メラ「なんだと〜?」

 

りんね「姉さんの街を貴方の好きにはさせない!!」

 

メラ「調子乗んな!!オラアッ!!」

 

 

(BOOST TIME)

 

 

りんね「ぐはっ…」

 

 

メラはハンドルを2回回すと待機音が流れ、ダメージにより動けないりんねに向かってメロは蹴りを繰り出した。

 

 

(HYPER BOOST GRAND VICTORY)

 

 

メラ「オラアッ!!」

 

 

りんね「ぐっ…ぐはっ…」

 

メラの技を受けてりんねはダメージにより火花を散らしながら地面を転がり、変身が解除されてしまった。

 

葉月「りんね!!」

 

りんね「姉さ…ん…」

 

メラ「んん?お姉ちゃん達…もしかして姉妹なのかな?」

 

葉月「そうだよ…りんねは私の大切な妹だ!!」

 

りんね「姉さん…」

 

メラ「そうかぁ…素敵な姉妹愛じゃないか〜!!だったら妹をさらに苦しませてお前の絶望した顔を拝ませて貰おうじゃないか!!」

 

りんね「あっ…うっ…!?」

 

メラの握る鍵の力により、手からヘルヘイムの植物がりんねの体に巻きついてしまい、りんねはそのまま宙吊りにされて苦しげな声を上げた。

 

りんね「がっ…うっ…」

 

葉月「りんね…ぐっ…うううう…」

 

私は立ちあがろうとするが体に力が入らず、脇腹からは血が溢れて動く事が出来なかった。

 

耀子「九堂りんね!!」

 

光実「りんねさん!!」

 

 

(ピーチエナジースカッシュ)

 

 

(ブドウスカッシュ)

 

 

メラ「今いいところなんだ…邪魔すんなよオラッ!!」

 

光実「ぐああああああっ!!」

 

耀子「あああああああっ!!」

 

メラの体から巨大な9つの九尾の尾が出現して光実と耀子を跳ね飛ばした。壁へ叩きつけられた2人はダメージにより変身が解除されてしまった。

 

葉月「光実君…湊先輩…」

 

メラ「妹ちゃん!!悲鳴を聴かせてくれよ!!

 

りんね「がっ…うっ…ああああああっ!!」

 

りんねの体に巻き付く力がさらに強まり、りんねは悲鳴をあげながら必死に体を動かして抵抗していた。

 

葉月「やめて…やめてっ!!」

 

メラ「いい顔だなぁ…お前なんかじゃ妹は助けられない!!」

 

葉月「がっ…」

 

地面に倒れたまま私は背中を踏みつけられてしまい、絶望的な状況に私は宙吊りにされたりんねへと視線を向けた。

 

りんね「姉さ…ぐっ…ああああっ…」

 

葉月(助けたいのに…力が入らない…肝心なところでりんねを守れない…)

 

私は目の前が真っ暗になりかけており、思わずりんねが力尽きるところを直視出来ずに地面に伏せた。

 

 

???(そんな事ねぇよ葉月…お前、凄ぇ頑張ってるじゃねぇか!!)

 

 

葉月「その声は…」

 

メラ「なんだと?うわっ…」

 

突如何処からか巨大な金色のリンゴが飛来してメラは遠くに吹き飛び地面を転がった。

 

葉月「貴方は…まさか…」

 

金色のリンゴが弾けて中から現れたのは、全身が銀色の鎧でクリーム色の髪色をした男性であり、私が視線を向けると僅かに笑みを浮かべた。

 

葉月「葛葉…さん…?」

 

貴虎「葛葉…!!」

 

光実「紘汰さん…」

 

紘汰「まだ…戦えるよな葉月?あいつを倒そう!!」

 

葉月「っ!!えぇっ!!まだやれます!!」

 

まさかの葛葉さんの登場に私は勇気づけられてなんとか気合いで立ち上がると、指輪をはめ直してドライバーを出現させた。2つの指輪を順番に翳して、葛葉さんは鍵を開錠してアーマードライダーの鎧をいくつも出現させた。

 

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

 

(ダークネスリンク!)

 

 

 

(フルーツバスケット!)

 

 

 

(UNICON! トワイライト!)

 

 

 

(THE SUN! トワイライト!)

 

 

 

(Sunset in the Dark, Two in One…Sunset in the Dark, Two in One…)

 

 

待機音が流れる中で両腕を回して胸の前に重ねると左に両腕を突き出し、再び正面に掌を重ねた。そして最後に正面に突き出して錬金マークを作り出した。

 

 

葉月・紘汰「「変身!!」」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

 

(ロックオープン!)

 

 

 

(ブライトネス & ダークネス!)

 

 

 

( トワイライトマジェード!)

 

 

 

(極アームズ!大・大・大・大・大将軍!)

 

 

 

私の変身するトワイライトマジェードと葛葉さんの鎧武極アームズが降臨して、私と葛葉さんはお互いの黒いマントを大きく翻した。

 

メラ「イヤッホゥー!!ようやく現れたな始まりの男!!」

 

紘汰「お前が神殺しのメラ…未来か別の世界かはわからないけど…俺の鍵を奪って沢芽市を混乱させてるのはお前だな!?」

 

メラ「そうさ!!未来のお前を始末したんだぜぇ…この鍵を使って俺はこの街を滅亡させてやるぜぇ!!」

 

紘汰「よくも未来の俺を…お前…絶対許さねぇぇぇ!!」

 

葉月「その鍵は貴方が持っていい物じゃ無い!!貴方から鍵を取り戻す!!」

 

メラ「やってみろよ…オラッ!!」

 

メラが斬撃波を飛ばすとそれに対して葛葉さんは前に出ると鍵を回転させた。

 

 

(メロンディフェンダー)

 

 

(ブドウ龍砲)

 

 

紘汰「フッ!!オラッ!!」

 

メラ「ぐっ…なんだと!?」

 

メロンディフェンダーで攻撃を防御しながらブドウ龍砲でメラを狙い撃つと、メラはダメージを受けた。続けて追い討ちをかけるために再び鍵を回した。

 

 

(マンゴーパニッシャー)

 

 

紘汰「行くぜぇぇぇ!!」

 

メラ「ごふっ…」

 

マンゴーパニッシャーでメロを殴打すると、メラの腹部をそのまま掬い上げた。

 

メラ「がっ…なら…これならどうだ!!」

 

メラは二刀流を構えると闇のエネルギーを纏わせてこちらに斬撃を放とうとしたので、葛葉さんは再び鍵を回した。

 

 

(ソニックアロー)

 

 

紘汰「行くぞっ!!」

 

葉月「はいっ!!」

 

 

葛葉さんはソニックアローを2つ召喚して1つを私に投げ渡した。私はソニックアローを掴み取り、2人で同時に射撃した。

 

葉月・紘汰「「ハアッ!!」」

 

メラ「ぐあっ…」

 

メラは私達の射撃で技を中断されて地面に倒れ込みながら、悔しそうに剣を地面に叩きつけた。

 

メラ「何故だ!!神の力を取り込んだ俺が何故お前らなんかに…」

 

紘汰「神だと?ふざけるな!!お前なんかただの泥棒狐だ!!」

 

メラ「ふざけやがって…このカス共がああああ!!」

 

 

(XGEATS STRIKE)

 

 

紘汰「まだだ!!」

 

 

(アップルリフレクター)

 

 

(シャインライチソード)

 

 

(ギガドリノコ)

 

 

メラはドライバーを再び操作すると高く飛び上がり銃撃を放つが、葛葉さんは盾で防御しながら鳳蓮さんと城之内さんの武器を召喚してメラへと武器を投擲し、武器がメロの体に突き刺さって火花を散らした。

 

 

メラ「がっ…うっ…嘘だろ?」

 

 

(ロックオン)

 

 

葉月「ハアーッ!!」

 

 

(マロンエナジー!)

 

 

メラ「うわっ…ぐっ…嘘…だろ…」

 

 

(ケミーセット)

 

 

私のソニックアローの一撃がメラを貫いてメロは地面に落下した。私はソニックアローを地面に突き立てると、事前に地面に突き立てていたガッチャートルネードを掴み宙吊りにされているりんねに向かって斬撃を放った。

 

 

(ケミースラッシュ!)

 

 

葉月「ハアッ!!」

 

りんね「あっ…!?」

 

私の斬撃はりんねを拘束している植物を切り裂いた。りんねは落下するが、私は受け止めて地面にゆっくりと降ろした。

 

葉月「りんね…大丈夫!?」

 

りんね「ありがとう姉さん…けど、また助けて貰っちゃったね」

 

葉月「ううん…りんねは強いよ。私が思ってる以上に…りんねもグリオンや強敵と戦って来たんだよね…」

 

りんね「私も戦えるよ…姉さん…」

 

葉月「あいつを倒すのに力を貸してくれる?」

 

りんね「うん!!」

 

貴虎「葉月!!りんね!!」

 

葉月「貴虎さん!!」

 

貴虎さんが駆け寄って来て私達へと視線を向けた。

 

貴虎「葛葉1人では苦しいだろう…4人の力を合わせて奴を倒すぞ!!」

 

葉月・りんね「「はいっ!!」」

 

メラ「カス共が…神を取り込んだこの俺…神殺しの神・クロスギーツに逆らってただで済むと思うなぁ!!」

 

紘汰「神殺しの神だと?うわっ…」

 

葉月「神を殺しておいて自分も神を名乗るなんて!!」

 

メラの九尾の尾でなぎ払われて吹き飛ばされてしまい、地面に倒れたりんねに向かって再びヘルヘイムの植物が放たれた。

 

りんね「あっ!?」

 

メラ「今度こそ…妹ちゃんを苦しませてお前達の絶望した顔を…」

 

シロ「させるわけないでしょ!!」

 

メラ「なっ…なんだと?」

 

りんねに向かって放たれた植物は別方向から出現した植物に絡み取られていた。

 

葉月「シロちゃん!?」

 

シロ「修理完了だよ呉島貴虎!!」

 

貴虎「直ったのか!?」

 

シロちゃんが片手でヘルヘイムの植物を操りながらメラの攻撃を防いでおり、もう片方の手で貴虎さんへと戦極ドライバーを放り投げた。

 

シロ「さぁ…神様野郎をボコボコにしちゃって!!」

 

貴虎「あぁ…任せろ!!」

 

貴虎さんは戦極ドライバーを腰に当てて装着すると、同じくドライバーを装着したりんねが貴虎さんの隣に立って視線を向けた。

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

貴虎「行くぞ…」

 

りんね「はいっ!!」

 

 

(UNICON!) 

 

 

(THE SUN!)

 

 

(カチドキ)

 

 

(ロックオン)

 

 

(As above, so below……As above, so below…)

 

 

りんね・貴虎「「変身!!」」

 

 

(ガガガガッチャーンコ!)

 

 

(ソイヤ!!)

 

 

(プロミネンスホーン!)

 

 

(サン・ユニコーン!)

 

 

(カチドキアームズいざ出陣…エイエイオー!!)

 

 

りんねの変身する仮面ライダーマジェードと貴虎さんの変身する斬月・カチドキアームズが降臨した。貴虎さんは大剣を手にしたところで、葛葉さんがりんねへと視線を向けた

 

 

紘汰「こいつを使え!!」

 

 

(無双セイバー)

 

 

りんね「ありがとうございます!!」

 

 

メラ「お前ら…愉快に楽しく滅亡しようぜぇ〜!」

 

 

私と葛葉さん、貴虎さんにりんねと4人の仮面ライダーがそれぞれ武器を手に並び立った。

 

紘汰「ここからは俺達のステージだ!!」

 

 

 

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