仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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325話 暴走黒狐をぶっとばせ!!

 

葉月「ハアッ!!デヤアッ!!」

 

 

(バナスピアー)

 

 

紘汰「オラアッ!!」

 

メラ「ちぃっ…」

 

私と葛葉さんの同時攻撃がメラに連続で命中し、黒い装甲からは火花が上がり、メラは再び剣を構えると闇のエネルギーを纏わせた。

 

メラ「調子乗んな!!ハアッ!!」

 

紘汰「フッ!!」

 

 

(クルミボンバー)

 

 

葉月「行くよ!!」

 

 

(トルネードアロー!)

 

 

メラ「こんなもの…こんなものぉぉ!!」

 

葛葉さんの攻撃と私の射撃をメラは受け止めるが足が後ろにズリズリと下がっていき、さらにそこへ貴虎さんとりんねの斬撃が放たれた。

 

貴虎・りんね「「ハアーッ!!」」

 

メラ「なっ…ぐわああああっ!!」

 

 

(極スカッシュ)

 

 

紘汰「オラッ!!」

 

メラ「なんだと?うっ…動けないじゃん…」

 

葛葉さんはバナスピアーを地面に突き立てるとバナナのエネルギーがメラを拘束し、続けて貴虎さんがカチドキ旗を手に駆け出した。

 

貴虎「ハアアアアッ!!」

 

メラ「どわあああああっ!?」

 

貴虎さんのカチドキ旗がメラを上空に打ち上げた。私とりんねはメラへ狙いを定めると武器を構え、私はイチゴロックシードを開錠してりんねへ放り投げた。

 

 

(イチゴ)

 

 

葉月「りんね…これを刀に!!」

 

りんね「うん!!」

 

 

(ロックオン)

 

 

りんねはイチゴの錠前を展開した状態で刀の窪みに押し当ててハンガーを閉じると音声が流れ、同時に私もガッチャートルネードにカードを装填した。

 

 

(イチ・ジュウ・ヒャク)

 

 

(ケミーセット)

 

 

葉月・りんね「「ハアーッ!!」」

 

 

(イチゴチャージ!)

 

 

(トルネードアロー!)

 

 

メラ「ちっ…ただの人間に…この俺が…うわあああっ!!」

 

私達の技を受けてメラは上空で火花を散らしながら落下して地面に大きなクレーターが出来た。

 

 

紘汰「もうこれで終わりだ!!」

 

メラ「舐めるなよ…こっちにはこいつがあるんだぜぇ〜!!」

 

メラはよろよろと立ち上がると鍵を取り出して大きく掲げた。

 

貴虎「何をするつもりだ…」

 

鍵を使って何かをしようとしたので私達は一斉に警戒モードに入るが、メラは鍵を自身の胸に突き刺してしまった。

 

メラ「アアアアアアッ!!」

 

葉月「鍵が!?」

 

貴虎「バカな…あんな物を取り込んでしまえば…」

 

メラの体はヘルヘイムの植物に覆われ始めた。さらに瞳の部分が金色に光ると体が巨大化した。

 

りんね「巨大化!?あれも鍵の力なの!?」

 

紘汰「いや…あの巨大化する力は別の神様の力だ…今まで取り込んだ神の力も同時に発動させたんだ…」

 

メラ「オオオオオオッ!!」

 

葉月「うわぁっ…」

 

緑色のヘルヘイムの植物が巻き付いたメラは大きく咆哮すると二刀流を地面に叩きつけてしまい、私達は衝撃で吹き飛ばされて地面に転がっていく。

 

貴虎「くっ…正気を失ったのか!?」

 

紘汰「俺が行く!!」

 

 

(ウォーターメロンガトリング)

 

 

紘汰「くらえっ!!」

 

メラ「オオオオオオッ!!」

 

葛葉さんはガトリング砲のような武器で銃撃を放つが、メラは巨大な手を地面に叩きつけて葛葉さんを吹き飛ばしてしまった。

 

紘汰「ぐはっ…」

 

貴虎「葛葉!!くっ…近づけない…」

 

メラ「オオオオオオアアアアアッ!!」

 

りんね「ね、姉さん!!」

 

葉月「走って!!」

 

メラは次に私とりんねに狙いを定めると、私達を踏み潰そうと足を大きく振り上げた。私達は慌てて走り出したが、足元が大爆発を起こして吹き飛ばされた。

 

りんね「ぐっ…」

 

葉月「攻撃を躱しながら接近するにはどうしたら…」

 

攻撃を躱しながら思わず呟いていると、私のカードホルダーが展開して中から2枚のカードが飛び出して来た。

 

スケボーズ「スッケボー!!」

 

アッパレブシドー「アーッパレ!!」

 

葉月「貴方達…」

 

りんね(スケボーズとアッパレブシドーならあいつの攻撃を回避しながら近づけるかも!!)

 

葉月(りんねさん…うん…迷っている暇はなさそうですね…)

 

脳内でりんねさんの声が響いて、私は一瞬どうするか迷ってしまうが、メラの激しい攻撃を見ながら迷っている暇はないと感じて、2つの指輪をドライバーに翳した。

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

(ダークネスリンク!)

 

 

りんね「どうするつもり?」

 

葉月「私が前に出る!!りんねは後ろから援護射撃をお願い!!」

 

私はガッチャートルネードをりんねに手渡すと走り出してカードをドライバーに装填した。

 

 

(SKEBOWS)

 

 

(APPAREBUSHIDO)

 

 

(ガッチャーンコ!)

 

 

メラ「オオオオオッ!!」

 

 

メラが葉月に向かって巨大な剣を振り下ろし、葉月がドライバーのレバーを引いた直後に剣が地面に突き刺さり、葉月の居た場所は大爆発を起こした。

 

 

紘汰「葉月!!」

 

貴虎「いや…葉月なら大丈夫だ…見ろ!!」

 

 

(トワイライトルミナス)

 

 

葉月「ハアーッ」

 

私はスケボーに乗っており、ギリギリで爆発を回避すると、メラ目掛けて加速を始めた。

 

メラ「オオッ!?」

 

メラは加速を続ける私に向かって拳を叩きつけようとするが、私の手から沢山の扇子が飛び出して来た。

 

アッパレブシドー「アーッパレ!!」

 

葉月「ありがとう…これなら!!」

 

沢山の扇子でメラの視界を遮りながら、私はメラの剣を伝ってメラの体に飛び乗ると、頭上目掛けて一気に駆け上っていく。

 

葉月「タアッ!!」

 

肩に辿り着いた私は肩から高く飛び上がると、上空で両手を大きく掲げた。

 

葉月「これならどうだ!!」

 

アッパレブシドーの力で私は巨大な刀を生成すると、メラの面に向かって大きく刀を振り上げた。

 

葉月「めえええええん!!」

 

メラ「オオオオオ…」

 

巨大な刀で剣道の要領で面を打つと、メラはバランスを崩して地面に倒れ込み、私は空中で1回転しながら着地を決めた。

 

りんね「流石姉さん!!」

 

紘汰「すっげぇな葉月!!あんな事が出来るなんて!?」

 

葉月「咄嗟の思いつきです!!」

 

紘汰「っていうかなんだその姿…?そのベルトも…?あと、姉さんって!?」

 

葛葉さんが私の全身をじろりと見渡し、さらに私の腰の赤いベルトを指差すと最後にりんねの方へと視線を向けた。

 

りんね「私は姉さんの妹で…」

 

紘汰「姉さん!?いつの間に妹が…」

 

貴虎「葛葉!!」

 

貴虎さんの鋭い声に全員がメラへと視線を向けると、メラはゆっくりと立ち上がろうとしており、私達は横一列に並び立った。

 

貴虎「決めるぞ…」

 

紘汰「あぁ…行くぞっ!!」

 

葉月・りんね「「はいっ!!」」

 

 

メラ「オオオオオアアアアアッ!!」

 

 

(ブライトネスリンク!)

 

 

(アルケミスリンク!)

 

 

(極スカッシュ)

 

 

(カチドキスカッシュ)

 

 

理性を失ったメラは私達を踏み潰そうと足を振り上げるが、私達は同時にドライバーを操作して高く飛び上がった。

 

 

(ギャラクティックノヴァ!)

 

 

(サン・ユニコーン!ノヴァ!) 

 

 

紘汰「セイハーッ!!」

 

貴虎「ハアーッ!!」

 

 

最初に葛葉さんと貴虎さんのライダーキックが繰り出されてメラは後ろに大きく下がり、続けて私とりんねのライダーキックが炸裂した。

 

 

葉月・りんね「「ダァーッ!!」」

 

メラ「オオオオオ…」

 

私達は地面に着地を決めると、背後のメラが大爆発を起こして大きな炎が上がり、炎の中から鍵が飛んで来たので私は鍵を掴み取った。

 

貴虎「やったな葉月…」

 

葉月「えぇ…うっ…」

 

私は脇腹の怪我の痛みを思い出して思わず痛みで倒れそうになるが、咄嗟にりんねが私の体を支えてくれた。

 

りんね「姉さん大丈夫!?」

 

葉月「ありがとうりん…ね…」

 

りんね「姉さん!?姉さん!!」

 

私は痛みと疲労でそのまま意識を失ってしまい、りんねの声が響くが意識を失う直前に葛葉さんの声が聞こえて来た。

 

紘汰「妹と仲良くな…葉月!!」

 

葉月(えぇ…ありがとうございます… 葛葉さん)

 

 

-病院-

 

葉月「うーん…」

 

私は気づくと知らない場所に寝かされており、ゆっくりと体を起こすと目の前にはりんねと蓮華さんが座っていた。

 

りんね「姉さん!?」

 

蓮華「よかった…意識を取り戻したみたいやな」

 

葉月「貴虎さんと葛葉さんは?」

 

りんね「あの神さまみたいな人ならまたどこかに飛んで行っちゃったよ…最後にお姉さんと仲良くねって言い残して…」

 

蓮華「葉月さんは神様と知り合いなんか?」

 

葉月「神様と言うか…なんて言ったらいいか…」

 

りんね「貴虎さんはお父さんとお母さんに挨拶に行ったよ」

 

葉月「本当は私も一緒に立ち会わないといけないのに…」

 

蓮華「しょうがないやろ…明日には退院出来るみたいやから無理せんとってな」

 

葉月「わ、わかりました…」

 

りんね「そういえば姉さん…テストは大丈夫そう?」

 

葉月「…テスト?」

 

りんね「錬金術師になるためのテストがあるんでしょ?もしかして…」

 

葉月「…すっかり忘れてた…」

 

蓮華「どうするつもりなん?2枚の重さを変化させて吊り合いが取れるようにするっていう課題やけど…」

 

葉月「うーん…アッパレブシドーとスケボーズの2枚ですよね」

 

りんね「何か考えがあるの?」

 

葉月「んーん…なーんにもないよ」

 

りんね「姉さん!?どうするつもりなの?このテストをクリアしないと錬金術師には…」

 

りんねが険しい表情で身を乗り出しながら私にぐいと顔を寄せるが、私はりんねの肩を掴んで押し戻すと、机の上のカードホルダーを掴み取った。

 

葉月「たぶん大丈夫じゃないかな?」

 

蓮華「なんでなん?」

 

葉月「必要な条件はもう満たしてると思うから」

 

りんね「まさか…姉さん…」

 

私は机の上の錬金術師の指輪とカードを交互に見比べると笑みを浮かべた。

 

葉月「大丈夫。私に任せて!!」

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