私はラピスを連れて人気の無い場所へと移動して改めてラピスの方へと向き直った。
ラピス「君は誰?」
葉月「私は葉月。貴方一体何者なんですか?」
ラピス「僕はラピス。本当の名前はシャムビシェ」
葉月「しゃむ…その名前の響き…まさかオーバーロード!?」
ラピス「オーバーロードを知っている?君はこの世界の人間じゃないね?」
葉月「私は別の世界からバッタの怪人を追ってこちらの世界にやって来ました。」
ラピス「別の世界から…?じゃあ君は別の世界から直接僕の作り出したこの世界へやって来たっていうのか?」
葉月「貴方が作り出した?」
私は詳しい話を聞くとこの世界はラピスが作った夢の世界であり「他者を傷付けることが無い戦い」としてサッカーで戦う世界を作り出したのだと言う
ラピス「せっかくみんな傷つけ合わない世界にしたのに…争い合うなんて…」
葉月「アーマードライダーが消えたのは貴方の仕業ではないですよね?」
ラピス「アーマードライダーが消滅したのは闘争心を植え付けた存在がいるからだ…あいつはアーマードライダーの闘争心を本人ごと養分として吸収してしまったんだ。」
葉月「あいつ?」
ラピス「コウガネ…僕達の科学者が人工的に黄金の果実を作り出そうとした結果、誤って生み出した人造生命体なんだ。」
葉月「コウガネ…」
ラピス「このままだとフェムシンムの時と同じように滅びへと向かって行ってしまう。」
葉月「そ、そんな…何かできる事は無いんでしょうか?」
ラピス「今はこの戦いを止める事だよ…多分コウガネはイナゴを操ってアーマードライダー達の闘争心を増幅してるんだと思う。」
葉月(イナゴ…?もしかしてあのバッタ怪人!?)
ラピス「葉月…君はこの世界で唯一の異物…もしかしたら君ならコウガネに立ち向かえるかも知れない…だからお願い…この戦いを止めて欲しい!!」
葉月「ラピス…」
私はすぐにこの世界に生きる貴虎さんと眠りについているこの世界の「私」の事が頭に浮かび上がり2人の幸せを守ってやりたいと感じていた。
葉月「わかりました…この戦いを止めてコウガネの好きなようにはさせません!!」
私はラピスに微笑むとラピスは一瞬笑顔を見せたかと思うと一瞬で姿を消してしまった。
私はすぐにロックビークルを起動してユグドラシル本社へと走り出した。理由はもちろん貴虎さんと湊先輩に協力を仰ぎに行くためだ。
-ユグドラシル本社-
シド「うわぁっ…」
その頃ユグドラシルではシドと貴虎の激しい争いが起きており貴虎はシドを殴り飛ばしシドは床に転がった。
貴虎「逃げても無駄だ。貴様の裏切りなど最初からお見通しだ!!弁明ぐらいなら聞いてやるぞ!?」
シド「俺はな…誰の言いなりにもならねぇんだ…その為には圧倒的な力が…黄金の果実が必要なんだよ!!」
(チェリーエナジー)
貴虎「訳のわからん事を…とどめをくれてやる!!」
(メロンエナジー)
2人はロックシードを開錠し変身を完了させると通路でソニックアローをぶつけ合うがシドが貴虎にだんだんと押されて行き手すりを乗り越えた先で貴虎はシドに斬撃を浴びせゲネシスドライバーを1回絞った。
(メロンエナジースカッシュ)
貴虎「ハァァァァ!!」
シド「うわあぁぁ…まだだ…俺は…こんな所で…うわ…」
貴虎の斬撃を受けて高台から落下するシドは体が植物に覆われて行き床に落ちる頃には体は完全に植物に吸収されて鎧とロックシードが音を立てて床に落ちて鎧は霧散してロックシードへと吸い込まれてしまった。
貴虎「さて次は貴様の番か…湊耀子」
湊「…くっ…」
貴虎「誰にも私の世界を好きにはさせない」
貴虎は近くで様子を伺う湊にそう言い放つと湊は慌ててその場を離れてしまい、貴虎は変身を解除して黒影トルーパー隊へと通信を入れる。
貴虎「トルーパー各班に伝達する。これより我々は沢芽市を乱す暴徒共を鎮圧する」
湊Side
湊「ハッ!!」
黒影トルーパー「ぐわぁ…」
湊はユグドラシルから脱出しようとしていたが黒影トルーパー隊に追われてしまい戦闘になってしまった。
湊「変身!!」
(ピーチエナジー)
(ピーチエナジーアームズ)
黒影トルーパー隊の槍を躱しながらロックシードを装着して素早くレバーを絞って変身を完了させるが大量のトルーパー隊に苦戦を強いられてしまっていた。
湊「ハァァァ!!ハァッ!!」
黒影トルーパー「ぐわぁぁ…」
湊はソニックアローの斬撃で近くの黒影トルーパー隊を撃破していくがやはり数で押されているのかだんだんと押されてしまっていた。
黒影トルーパー隊「光化学スモーク!!」
湊「なっ!?くっ…」
黒影トルーパー隊はスモーク弾を投げつけて煙を発生させ湊は思わず煙で思うように動く事が出来ず、思わず足を止めてしまった。
黒影トルーパー「透過映像転送…斬り込め!!」
湊「くっ…あぁっ…」
後ろに控えていたトルーパー隊が手に持っている端末で透過映像を送りそれをみた隊員が槍の斬撃を浴びせて行き後ろに居た後衛部隊が銃口を一斉に湊に向けた。
黒影トルーパー「制圧射撃開始」
湊「うっ…うわあああ!!」
湊は斬撃に続き制圧射撃を浴びてしまいついにダメージにより強制的に変身が解除されてしまいロックシードが負荷によりドライバーから外れてしまい地面に転がり、湊自身も地面に崩れ落ちてしまった。
湊「くっ…うっ…」
黒影トルーパー「変身解除を確認…身柄の確保に入ります。」
変身の解けてしまった湊に向かって黒影トルーパー隊が一斉に身柄を拘束する為に動き出して湊は悔しそうに睨みつけた。
湊「くっ…ここまで…なのね…」
湊は思わず目を瞑るが突如として爆発音が響き渡り慌てて目を開けた。
湊「何が…?」
黒影トルーパー隊「何者だ!?うわあ…」
目の前の黒影トルーパーがどこからか放たれた射撃により地面に倒れ込み湊がふと視線を向けるとそこには湊が見たことがない謎のアーマードライダーがソニックアローを構えており、ソニックアローを下ろすとこちらに跳躍して来る。
湊「新しいアーマードライダー!?」
???「はあっ!!」
黒影トルーパー「ぐわあ…」
謎のアーマードライダーは白いライドウェアの上から茶色のアーマーを身に纏っており、腰には自身と同じゲネシスドライバーが巻かれており、ドライバーには茶色のロックシードが装着されている。
(マロンエナジースカッシュ)
???「やあっ!!」
黒影トルーパー「ぐわあああ…」
ソニックアローの斬撃で目の前の黒影トルーパー隊は殲滅したが後方部隊が一斉に謎のアーマードライダーへと銃口を向けた。
黒影トルーパー「制圧射撃開始」
???「うわあっ…危なっ!!」
謎のアーマードライダーはすぐに素早い動きで銃撃を避けるべく走り出して銃弾を素早い動きで躱しながら地面に落ちたピーチエナジーロックシードを拾い上げてソニックアローに装着した。
(ロックオン)
???「たあーっ!!」
足元の踏み台を飛び越えて高く飛び上がり空中でソニックアローを構えて必殺技のエネルギーをチャージさせるとソニックアローの弦を引き技を発動させた。
(ピーチエナジー)
???「やあーっ!!」
黒影トルーパー「ぐわあああ…」
謎のアーマードライダーはスカートを翻しながら華麗に着地を決めると同時に黒影トルーパー隊は爆発して全滅してしまった。
湊「貴方…何者…?」
葉月Side
葉月「私ですよ…湊先輩!!」
湊「貴方…さっきの…確か葉月だったかしら?」
葉月「そうですよ!!あの…大丈夫でしたか?」
私は湊先輩にピーチエナジーロックシードを返して改めて湊先輩に怪我が無いかを確認した。
湊「えぇ…でも一体何が起こっているの?呉島主任もシドも様子がおかしくなって…」
葉月「それは…アーマードライダー同士を同士討ちをさせている黒幕が居ます!!」
湊「何ですって…黒幕って一体…?」
葉月「それは…」
貴虎「見つけたぞ…湊耀子」
湊、葉月「!?」
私が黒幕の話をしようとしているとそこに貴虎さんが現れて私達を睨みつけていた。
湊「呉島主任…」
葉月「貴虎さん…」
貴虎「お前を倒して黄金の果実を手に入れる…覚悟しろ」
湊「くっ…」
湊先輩は再び変身しようとピーチエナジーロックシードを構えるが私はロックシードを構える手を押さえて下ろさせた。
湊「何を!?」
葉月「湊先輩…ここは私に任せてください!!貴虎さんは私が…」
湊「そんな…貴方1人では…」
葉月「今回の事件の黒幕はコウガネと呼ばれる男です…アーマードライダーを同士討ちさせて吸収した力で世界を滅ぼそうとしています!!」
湊「コウガネ…」
葉月「だから…コウガネを止めるために今は退いてください!!」
湊「くっ…わかったわ…でも…呉島主任は強いわ…気をつけて…」
葉月「わかっています…後で合流しましょう…先輩!!」
貴虎「くっ…待て!!」
葉月「私が相手です!!貴虎さん…」
貴虎さんが湊先輩の後を追おうとしたが私が貴虎さんの間に割って入り、道を塞いだ。
貴虎「見たこともないアーマードライダーだな…一体何者だ?」
葉月「もうやめて下さい…貴虎さん…貴方は他人を傷つけるような人では無い筈です!!」
貴虎「訳のわからない事を…邪魔をするならまずは貴様から倒す…」
貴虎さんはそう言い放つとゲネシスドライバーを取り出して腰に装着してメロンエナジーロックシードを取り出して開錠した。
貴虎「変身…」
(メロンエナジー)
貴虎さんはメロンエナジーロックシードをドライバーに装着しハンガーを片手で閉じるとレバーを絞り変身を完了させた。
(メロンエナジーアームズ)
貴虎「いくぞ…」
葉月「貴虎さん…」
私はソニックアローを握る手にぎゅっと力を込めると貴虎さんが私と同じ武器であるソニックアローの刃をこちらに向けた。
貴虎「ハァァァァァ!!」
葉月「やあああああ!!」
私と貴虎さんはソニックアローを構えて同時に駆け出してソニックアローの刃が同時にぶつかり合い私達は鍔迫り合いの状態になってしまった。