仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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4話 合同ダンスイベント

 

貴虎「ハァッ!!」

 

葉月「はぁ!!」

 

演習場で私と貴虎さんが模擬戦をしており、私は量産型ドライバーで黒影に変身して貴虎さんと全力で戦っていた。

 

貴虎「フッ…やるな…さすが湊に鍛えて貰ってるだけの事はある…」

 

葉月「貴虎さんこそ…湊先輩同様…強すぎですよ…」

 

私は貴虎さんの変身する斬月・真相手に苦戦を強いられていた。やはり量産型ドライバーと最新のゲネシスドライバーでは性能の差がありすぎるのか私は決定打を与えられずにいた。

 

葉月「たぁ!!」

 

私は槍を振り回して牽制しつつ距離を取るが貴虎さんのソニックアローの射撃がそれを許す筈も無く、私はソニックアローの射撃を躱すために走り回った。

 

貴虎「ハァァァァ!!」

 

射撃を躱す私にとうとう貴虎さんは射撃をやめて接近戦に切り替えて私に向かって来た。そこで私は不意打ちを狙うために槍を思い切り貴虎さん目掛けて投げつけた。

 

貴虎「…何っ!?」

 

貴虎さんは不意を突かれたのか私の槍をソニックアローで弾くが私は既に貴虎さんの懐に接近しておりガラ空きとなった胴に蹴りを連続で叩き込んだ。

 

貴虎「この蹴りは…湊の技か…」

 

私が放つ蹴り技は湊先輩に教えて貰った技で貴虎先輩はバランスを崩してしまう。

 

「マツボックリ・スパーキング!!」

 

私は槍を素早く拾い上げてドライバーのカッティングブレードを3回倒して槍を構えて回転して突撃した。

 

 

凌馬「ほぉ…ドライバーの性能差を埋めるために槍を投げて不意打ちを狙い、格闘術でバランスを崩した上に必殺技へと繋げるか…貴虎を相手になかなかに大した物だよ彼女は…」

 

近くでモニターしていた凌馬がそう呟く。葉月があそこまで戦えるのは湊によるあらゆる戦闘訓練の賜物であり、本来の黒影の変身者の戦闘データを参考にしていたからであった。

 

凌馬「やはり…彼女の力を完全に引き出すには量産型ドライバーでは出力不足だ…だから…」

 

ふと今だにコードに繋がれているゲネシスドライバーの方をみてパソコンのデータをドライバーに転送していく。

 

湊「彼女の様子は如何でしょうか?」

 

そこにお茶菓子をお盆に乗せて持って来たのは葉月の先輩である湊耀子であり、湊の視線は側に置かれているゲネシスドライバーに視線が移った。

 

湊「このドライバーは彼女の…?」

 

凌馬「そう…水瀬君専用のドライバーだよ…君が期待した通り、水瀬君には期待以上のデータを集めて貰っている。いずれ来たるべき脅威に対抗するためにこちらも切札をとっておきたかったからね。」

 

そう話しながら貴虎と激戦を繰り広げる葉月の戦闘データを記録しながらそのデータをゲネシスドライバーへと転送していく。

 

凌馬「もう少しで完成するが…まだまだデータが欲しいな…」

 

 

 

葉月「つ…疲れた…」

 

模擬戦後私は休憩スペースで水分補給していた。結果はもちろん私の敗北であり、最後の一撃も貴虎さんの咄嗟に放った必殺技で相殺され、そのままソニックアローの一撃を浴びて私の変身が解除されてしまったのだ。

 

(やっぱり貴虎さん強すぎだよ…上級インベスより化け物じゃん…)

 

私はふとそう思うがついスマホを開くとDJサガラの実況が始まっているのに気づき、ふと画面に見入ってしまう。

 

サガラ「ハロー沢芽シティ!!ビートライダーズの合同ダンスイベントの開催だ!!

 

会場にはダンスメンバーが揃っていたがお客さんが全く居らずチームもバロンと鎧武しかおらずの異常事態であった。

 

凰蓮「これで証明されたわね…所詮貴方達がやっていたのはアマチュアのお遊びだったって事!!さぁ…迷惑になる前にさっさと解散しなさい!!」

 

突如現れた凰蓮さんが皆を煽るがサガラが他チームと視聴者に必死に呼びかけておりみんなは踊ろうとする事をやめようとしない

 

(みんな…負けないで…どうか…)

 

私はコメントに応援コメントを入力して送信するが、何処からか呼び出したのか初級インベスが現れて戦闘が始まってしまった。

 

(くっ…余計な事を…)

 

私は悔しくて歯を食いしばるが戦いは激化し凰蓮までもが変身し鎧武の邪魔をし始めてしまい辺りは大混乱に陥っていた。

 

(こんな時にバロンのリーダーある駆紋さんは何処へ行ったの?)

 

私が悔し紛れにそう呟くがバロンのメンバーの1人であるザックがドライバーを取り出すのを見た。

 

(あれは…量産型ドライバー!?)

 

(クルミアームズ・ミスターナックルマン!!)

 

ザック「俺はチームバロンのリーダー…ザック!!アーマードライダー…ナックルだ!!」

 

 

葉月「アーマードライダー…ナックル…」

 

新しいライダーが現れて私はつい心が熱くなった。2チームの奮闘を見たのか残りのチームも集結しいよいよイベントが盛り上がって来ていた。

 

城乃内 「音楽が無くちゃ踊れないよね…」

 

城乃内がパスを抜き取り音楽がストップしてしまうが皆はあきらめずにリズムに合わせて踊り続けた。

 

(そう…それでこそ!!ビートライダーズ!!)

 

私は興奮して応援コメントを爆速で入力して送信するを繰り返していたがある事に気づいて我に返った。

 

 

(ザックさんがバロンのリーダー?じゃあ駆紋さんはバロンを抜けた?)

 

 

 

 

凌馬Side

 

合同ダンスイベント後イベント会場の近くで変身した凌馬が道路を歩く駆紋戒斗と葛葉紘汰を高台から眺めていた。2人の様子を見ながら凌馬は変身を解いた。

 

湊「如何でしたか?」

 

凌馬「驚いたね。一度は封印した筈の試作品なのに私が想定した以上の力を引き出している…これで未知数のドライバー装着者は3人になった…」

 

湊「3人…?」

 

凌馬「葛葉紘汰と…そして湊耀子もね…だって君、まだ本気でゲネシスドライバーの力を発揮していないだろう?さては私に手の内を見せたくないのかな?」

 

湊「そんな…買い被りすぎですわ」

 

凌馬「まぁいいさ…腹に一物抱えているのは誰しも一緒…楽しい職場だよね。」

 

2人はそのまま社内に戻ろうとしたが湊が最後に一つ凌馬に疑問をぶつけていた

 

湊「それで…最後の1人は…?」

 

凌馬「君の想像通り…水瀬葉月君だよ。量産型ドライバーで想定外の性能を発揮してくれている…さてそんな彼女がゲネシスドライバーを使うとどれほどの性能を発揮してくれるか見物だね…」

 

湊「じゃあ彼女のドライバーは…」

 

凌馬「今回の私の戦闘記録で必要なデータは揃った…もう完成間近さ。」

 

 

 

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