仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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40話 決着

 

紘汰「ハァッ!!」

 

葉月「はあっ!!」

 

葛葉さんは2本の大きな旗を取り出して、私はソニックアローを構えて再び突撃した。

 

紘汰「ハァァァ!!」

 

葉月「はっ!!」

 

葛葉さんの長い旗の攻撃の後に続けて私はソニックアローの斬撃を浴びせていき、私が攻撃の後にすぐに後ろに下がったところで続けて葛葉さんの長い旗の攻撃が繰り出されてコウガネに命中していった。

 

紘汰「ハァァァ!!」

 

コウガネ「ヌオッ!?」

 

(ロックオン)

 

葛葉さんの長い旗が下から掬い上げる様な一撃でコウガネは空中に浮かび上がったところで大きな隙が生まれて、私はチェリーエナジーロックシードをドライバーから外してソニックアローに装着して弦を引き絞りエネルギーをチャージさせて技を放った。

 

(チェリーエナジー)

 

コウガネ「ぐあああ!!」

 

紘汰「ハァァ…オラァ!!」

 

コウガネ「ぐはぁ…」

 

私のソニックアローの一撃がコウガネを貫くと同時に葛葉さんの2本の旗の攻撃が命中し、コウガネは大ダメージを負って地面に落下してしまった。

 

コウガネ「ぐああああ…おのれぇぇぇ…」

 

コウガネは再び片膝をついて立ちあがると、体が大量のイナゴへと変化して私達を拘束してしまい、空中に持ち上げてしまった。

 

紘汰「おわぁ…」

 

葉月「うわあっ…」

 

ふと周りを見ると私達2人だけでなく、他のメンバーもイナゴの群に捕まってしまい、どこかへと運ばれて行ってしまう。

 

(レモンエナジー)

 

(ロックオン•ソーダー)

 

私はイナゴに攫われながらもレモンエナジーロックシードを解錠してドライバーに装着すると、銀色のアンダースーツが霧散して今度は水色のアンダースーツが私を包み、私はハンガーを閉じてレバーを素早く絞った。

 

(レモンエナジーアームズ)

 

私は凌馬さんの変身するデュークへと変身を果たした。長い変身音が未だにロックシードから鳴り響いていたが、私は変身音が鳴り止むのを待ちきれずにレバーを1回絞り、ソニックアローの刃に黄色のエネルギーをチャージさせた。

 

(レモンエナジースカッシュ)

 

葉月「やあーっ!!」

 

紘汰「ハァッ!!」

 

私がソニックアローの斬撃で周りのイナゴを斬り払うのと同時に、葛葉さんは2本の旗に炎を纏わせ周りのイナゴを斬り払うと、イナゴの群れは霧散し私達は空中から地面に投げ出されて何度も地面を転がってしまった。

 

コウガネ「ハァーッ!!」

 

葉月「なっ…そんなのアリですか!?」

 

分裂したイナゴの群れは再びコウガネに姿を戻して、同時に馬を形成してコウガネは馬に乗り剣を構えてこちらに突進して来た。

 

葉月「ぐあっ…」

 

湊「くっ…」

 

私達はコウガネを撃ち落とそうと射撃に入るが、コウガネは私達の攻撃を剣で薙ぎ払ってすれ違い様に斬りつけられてしまった。

 

紘汰「まだだ…」

 

ラピス「紘汰…どうして君は諦めないの?全部無駄になるかもしれないのに…」

 

紘汰「無駄なんかじゃない…確かに人は傷つけあうけどそれだけじゃ無い!!きっと分かりあう事だって出来る…俺はそれを信じて戦う!!」

 

(フルーツバスケット)

 

(ロックオープン)

 

(極アームズ!大・大・大・大・大将軍!)

 

 

葛葉さんは極ロックシードを起動させて極アームズへと変身を果たすと、ラピスが謎の力で馬を召喚し、葛葉さんは馬に跨り駆け出して行った。

 

葉月「くっ…」

 

湊「葉月!?」

 

私は連続変身した事により体に相当の負荷が掛かっていたらしく、力が抜けて変身が解けて座り込んでしまった。

 

葉月「やっぱり連続変身は体への負担が大きいですね…」

 

ラピス「どうして君はそこまでの無茶を…あいつに勝てるかどうかも分からないのに…」

 

葉月「無茶してまでも守りたい物があるからですよ!!」

 

ラピス「守りたい物?」

 

葉月「この世界には元の世界で助けられなかった人達が生きています…だから2度と同じ過ちを繰り返さないために…私がみんなを守りたいんです!!」

 

ラピス「そっか…君も紘汰と同じように強いんだね…」

 

私はふとコウガネと戦う葛葉さんの方を見ると、巨大に膨れ上がったコウガネを斬り裂いていくのを見てゆっくりと立ち上がった。

 

葉月「戦いはまだ終わってません!!あともう一踏ん張りです!!」

 

ラピス「うん!!」

 

 

 

紘汰「オラァァ!!」

 

葉月「やった!!」

 

葛葉さんは炎に包まれたコウガネを斬り裂くと、中から吸収されていたアーマードライダー達が解放されて地面へと投げ出されていた。

 

紘汰「みんな!!」

 

葉月「貴虎さん!!」

 

貴虎「君は…あの時の…」

 

私は貴虎さんに駆け寄ろうとしたが、私の正体がバレると思い顔が見えない様にパーカーのフードを深く被り直した。

 

コウガネ「おのれ…こうなればお前達全員跡形も無く滅ぼしてやる!!」

 

コウガネは人型に戻ると巨大な炎のサッカーゴールを形成して自身の炎の分身をたくさん生み出してしまい、葛葉さんと駆紋さんはロックシードを各自に配り始めたので、私も3つのロックシードを取り出して復活した貴虎さんと凌馬さんと最後にシドさんにロックシードを手渡した。

 

葉月「皆さん…これを!!」

 

貴虎「これは…」

 

凌馬「ほぅ…」

 

シド「フン」

 

ラピス「紘汰と葉月は決して諦めなかった…だから僕も…」

 

サガラ「ようやくいい顔になってきたじゃねぇか…もう少し早くその顔を見せて欲しかったが…まぁ仕方ないか…ほら、受け取りな!!」

 

ラピスさんは突如現れたサガラさんから銀色のロックシードを受け取ると、葛葉さんに導かれてみんなのところに合流して、私達は1列に並びドライバーを腰に装着してロックシードを解錠した。

 

「「「変身!!」」」

 

(マロンエナジーアームズ)

 

(シルバーアームズ!白銀ニューステージ!)

 

私達は一斉に鎧を装着して変身を完了させて、ついに14人のアーマードライダーが揃って皆が一斉に武器を装備した。

 

 

紘汰「あれは…」

 

ラピス「紘汰…あれがあいつの本体だ!!紘汰…僕の力を使って!!」

 

炎のサッカーゴールの中心にリンゴの形をしたエネルギー体があり、あれがコウガネの本体だとラピスさんが葛葉さんにそう伝えると、ラピスさんは自身の体をサッカーボールの様なエネルギー体へと変化させた。

 

紘汰「行くぜ!!」

 

葛葉さんの掛け声と共にみんなが一斉に走り出して、エネルギー体となったラピスさんを蹴りパスを繰り出した。

 

葉月「シドさん!!」

 

シド「おう!!…誰かの為に戦うのはガラじゃねぇな!!」

 

凌馬「全くだ…だがこうなったのは全部…私のせいだなハッハッハッ」

 

2人は何かを呟いている様だったがなんだかんだで見事なパス回しで、順調にボールを次の人に回していった。

 

戒斗「葛葉!!」

 

紘汰「おうっ!!タアッ!!」

 

最後に駆紋さんから葛葉さんへとパスが回り、葛葉さんは高く飛び上がり、ボールを捕らえてシュートを決めようと構えた。

 

コウガネ「させるか!!」

 

紘汰「ハァァァァ…セイハァァー!!」

 

コウガネ「ぐわああああ…」

 

葛葉さんがボールをゴールへシュートを叩き込んだが、コウガネがそれを両手で受け止めた。しかし、ラピスさんが武器でコウガネに突撃し、さらにそれを葛葉さんが押し込む形でボールをコウガネごとゴールに叩き込んだ。

 

コウガネ「私は神だぞ!!それが何故…貴様等なんぞに…」

 

コウガネはゴールへと叩き込まれてしばらくは耐えていたが、最後は大爆発を起こして消滅してしまった。

 

 

葉月「さて…後は…どうやって帰ろうか…」

 

貴虎「君…ちょっといいか…」

 

コウガネを倒した後、私はクラックを生み出したのがコウガネだった事を思い出し、どうやって元の世界に帰ろうかを考えていると、私の元に貴虎さんが歩いて来た。

 

葉月「貴…虎さん…」

 

貴虎「君は…どうして私を助けようとしてくれた?」

 

葉月「それは…貴虎さんは私にとって…大切な人だからです!!たとえ違う世界の貴虎さんであっても…」

 

貴虎「君は…まさか…!?」

 

貴虎さんが何かを言おうとした瞬間、私の体が光に包まれてだんだんと薄くなっていき、私は自身の体を見渡した。

 

葉月「あぁ…そっか…元の世界に戻るんだ…」

 

貴虎「待ってくれ…君はまさか…」

 

私は自身の体が消えていくのを見ると、ついにパーカーのフードを取り、自身の顔を貴虎さんに見せた。

 

貴虎「君は…」

 

葉月「貴虎さん少ししゃがんでください…」

 

貴虎「あぁ…」

 

貴虎さんがしゃがむと私は貴虎さんの頬にキスをして貴虎さんへと笑顔を向けながら、こちらの世界の貴虎さんへあの時伝えきれなかった気持ちを伝えた。

 

葉月「貴虎さん…私は貴方のことが好きです…だから私は向こうの貴方を諦めません!!だから…必ず向こうの世界の貴方に必ずこの気持ちを伝えます!!」

 

貴虎「……!!」

 

葉月「だから…こっちの「私」を幸せにしてあげてください…」

 

貴虎「あぁ…」

 

私は自身の気持ちを伝えると私の体は完全に消滅し、この世界から消え去ってしまった。

 

 

貴虎「あぁ…さよならだ…葉月…」

 

 

 

-現実-

 

葉月「ここは…戻って来たんだ!!」

 

私は目を覚ますと近くに植物に覆われているユグドラシルタワーが見えて、元の世界へ帰還出来た事を感じさせた。

 

葉月(貴虎さん…私は貴方を絶対に諦めません…だから…貴方を必ず見つけて見せます!!)

 

私は貴虎さんから貰ったリボンを結び直すと、植物に覆われているユグドラシルタワーをしばらくじっと見つめていた。

 

 

 

 

 

 

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