紘汰「あぁ…ぐあっ…」
葉月「しっかり!!」
私は工場から離れた場所で葛葉さんを介抱するが痛みが激しいのか葛葉さんは腰を抑えて苦しんでいた。
紘汰「ザック…どうするつもりなんだ?」
葉月「ザックさん…私達を逃してくれた…どうして…?」
-チーム鎧武ガレージ前-
私は葛葉さんをガレージ前まで運び葛葉さんがガレージの中に入るのを見届けると私はガレージには入らずすぐにその場を後にした。どうしても先ほどの先輩の言葉が刺さってしまい戦う覚悟が決まらないため気分を変えるために場所を移動するためだ
葉月「戦う覚悟…か…」
-海岸-
私は遠く離れた海岸にやって来ており海を眺めていた。潮風が私の髪とリボンを靡かせて私はふとリボンを抑えた。
葉月「貴虎さん…私はどうしたら…?」
行方が分からなくなった貴虎さんの事を思い出して私は顔を覆った。
葉月「貴方の居ない世界なんて…私には…」
ふとそう呟きかけた時ふと海の方を見ると海岸近くの岩場に何か黒い物が引っかかっているの気づいた。
葉月「あれは…黒い…布…?」
最初は黒い布が引っかかっていると思ったがよく見るとそれは黒い上着の様で私は冷や汗が流れてあわててそれが何かを確認するために黒い何かを回収する。
葉月「黒のジャケット…男性用…まさか…!!」
黒い何かは黒の男性用のジャケットであり私はそれが貴虎さんの物だとすぐに気が付いて周りに貴虎さんが居ないか海を確認した。
葉月「貴虎さん…いるの…?どこに…」
私がふと沖合の方を見ると船が停泊しており、もしかしたら貴虎さんが救助されてるかも知れないと僅かな希望を持った。
葉月「もしかしたら…いや…そんな奇跡みたいな事あり得る?」
私はそんな都合のいい事あり得ないと思いながらも沖合で停泊している船に向かってバイクを走らせて停泊している船と連絡を取るために近くの事務所に駆け込んだ。
乗組員「この方です…」
葉月「っ!?貴虎さん!!」
なんと沖合の漁船にて貴虎さんが救出されており私は思い切り貴虎さんに抱きついた。
葉月「奇跡だ…貴虎さん!!私です!!葉月です!!」
私が貴虎さんを見つけた漁船は沢芽市外でありかなりの距離を漂流している事になり私は貴虎さんに呼びかけ続けるが意識が戻らなかった。
葉月「どうして…起きてくれないんですか…」
乗組員「かなりの距離を漂流していたようで生きてはいる様ですが意識が戻りません…病院で詳しい検査をしてみないと…」
葉月「じゃあ今すぐ病院に!!」
乗組員「わかりました!!今やってる緊急病院を探して電話しますね…」
沢芽市の外とはいえ市民は避難しているためにやっている病院があるかわからなかったが私は祈る様に貴虎さんの手を握った。
-病院-
私達は営業している病院を探し出す事に成功して貴虎さんを運び込むとすぐに検査が始まり私は検査が終わるのを待合室で待っていた。
先生「沖合の船に救助されるまで長い距離を漂流していたので脳へとダメージが大きいですね…生きてるだけで奇跡に近いですよ」
葉月「目を覚ますんですか?」
先生「わかりません…可能性としては限りなく低いかと…」
葉月「そ、そんな…」
先生「ですが何かのきっかけで突然目を覚ます事もあるかも知れせん…しばらくは様子を見てみないと…」
-病室-
葉月「貴虎さん…」
私はベッドにて眠る貴虎さんを見つめると髪を手で整えながら汗を拭いてあげた。
葉月「貴方にまだ伝えきれてない事があるんです…だからお願いします…目を覚まして下さい…」
私はふと貴虎さんの手が僅かに動くのを確認する。僅かに指が動いており何か深い夢を見ている様であった。
葉月「貴虎さんも戦ってるんだ…必死に生きるために抗ってる!!」
私は貴虎さんから元気を貰った気がして近くにある花瓶に花束を刺すと病室を後にした。
葉月「私も先輩と向き合わなきゃ…貴虎さんみたいに抗おう!!」
私はもう迷う事は無かった…貴虎さんや守りたい人達が居るこの世界を守るために湊先輩と戦う事の覚悟を決めた。
湊Side
-とある倉庫-
倉庫の中で駆紋戒斗が眠っておりそれをみていた湊とザックは眠る戒斗を見守っていた。
湊「疲れているようね…そっとしておきましょう…」
ザック「あぁ…」
湊「さて…そろそろ私は行くわ…ザック、戒斗の事は任せるわ」
ザック「おい…どこへ行くんだよ?」
湊「決着をつけに行くわ…あの子と…」
ザック「あの子…まさか…葉月か!?」
湊「えぇ…」
葉月Side
数時間後私はさっきの広場にやって来ていた。既にそこには湊先輩が待っており私は湊先輩に呼びかけた。
葉月「湊先輩…」
湊「覚悟は決まったようね?」
葉月「はい…私はもう逃げない…世界を守るために…先輩を倒します!!」
湊「そう…どうしてこの世界を守ろうと…?」
葉月「私には守りたい人が居ます!!この街の人達、チーム鎧武やバロンなどのダンスチームの方々、そして貴虎さん!!」
湊「……」
葉月「私は…私の大切な世界を絶対に壊させない!!だから…駆紋さんの思い通りにはさせません!!」
湊「そう…貴方の気持ちはよくわかったわ…けど私は戒斗を王にしてその行く末を見届けると…そう決めたわ…だから…」
葉月「先輩…」
湊「貴方を全力で倒すわ…葉月」
葉月「はい…湊先輩!!」
湊「なんとなくだけど私の前に立ち塞がるのは貴方だと予想していたわ…」
葉月「じゃあ…決着をつけましょう…湊先輩!!」
湊「来なさい…葉月!!」
私達はゲネシスドライバーを腰に当ててベルトを装着するとお互いにロックシードを構えて開錠した。
(マロンエナジー)
(ピーチエナジー)
(ロックオン)
(ロックオン)
葉月「うわああああ!!」
湊「ハァァァァァ!!」
私達はドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じると空中からお互いの鎧が降って来ておりレバーを絞る前にお互いに叫びながら拳を固めて駆け出した。
葉月「はあっ!!やあっ!!」
湊「ハッ!!フッ!!」
お互いに拳を振り上げて次に足技でお互いに蹴りを同時に繰り出して蹴りが同時にお互いの体にぶつかって私達はお互いに同時に吹き飛び空中の鎧も私達の動きに合わせて移動した。
葉月•湊「「変身!!」」
(リキッド)
(ソーダー)
私達はお互いに体勢を整えると同時にレバーを絞って鎧を身に纏い変身を完了させた。
(マロンエナジーアームズ)
(ピーチエナジーアームズ)
女性ライダーヴィーナスとマリカが降臨しお互いに武器ソニックアローを装備すると2人は同時に駆け出すと迷いの無い一撃が同時に放たれた。
葉月「やあっ!!」
湊「ハアッ!!」
私達の斬撃が同時に繰り出されて私達は同時にダメージによりのけ反るが、既に次の一撃の準備を終えておりお互い技を放とうと同時に駆け出した。
葉月「湊…先輩いいいい!!」
湊「葉月ぃぃぃぃぃぃ!!」
私達は命を燃やしてお互いに叫びながらソニックアローをぶつけ合った。