仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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53話 メカ戦極凌馬 VS 呉島貴虎、呉島葉月

 

私は変身したまま光実君を支えてチーム鎧武のガレージへと向かっていた。

 

葉月「しっかり…光実君!!」

 

私は光実君を支えながらガレージのドアを開けると中にいた貴虎さん達が一斉にこちらに振り向いた。

 

貴虎「光実…!?…葉月!?」

 

ザック「おい!!しっかりしろ!!」

 

葉月「後は…お願い…しま…す…」

 

私は戦いの疲労とダメージにより意識を保っていられず光実君をザックさん達に預けると私は床に倒れ伏し同時に私の変身が解けてしまった。

 

貴虎「葉月!!おい!!しっかりしろ!!」

 

葉月「貴…虎…さ…ん…」

 

貴虎さんは私を抱き抱えると私は貴虎さんの腕の中で意識を失ってしまった。

 

 

貴虎Side

 

貴虎は気を失った光実と葉月を寝かせて手当てを行うとあらためて2人の怪我の状況を確認した。

 

ザック「どうだ?2人の様子は?」

 

貴虎「大丈夫だ…大事は無い…それより問題はメガヘクスだ…」

 

ザック「まさかあの紘汰がやられちまうなんて…」

 

城乃内「せっかく帰って来たかと思えば…そんなの…信じられるかよ!!」

 

凰蓮「どうするの…まともに戦えるのは戦極ドライバーを持ってるあの子と新型のドライバーを持ってるお嬢さんだけよ…」

 

ザック「打つ手無しか…」

 

貴虎「葛葉なら…こんな時でも決して諦めない筈だ…」

 

貴虎はふとかつて夢の中で紘汰に言われた言葉の数々を思い出していた。

 

貴虎(私も変わってみせる…今度こそ…人類を救ってみせる!!)

 

 

葉月Side

 

葉月(うぅぅん…?)

 

私は眩しい光によってふと目を開けるとそこは先ほどのチーム鎧武のガレージでありなぜか昼間のように明るかった。

 

葉月「光実君?」

 

ふと横をみると同じく光実君も目覚めておりゆっくりと体を起こしていた。

 

光実「僕は一体…」

 

舞「ごめんなさい…私達メガヘクスを止める事が出来なかった…」

 

光実「舞さん!?」

 

葉月「舞さん…」

 

私達の側に白のワンピース姿の舞さんがおり悲しそうな顔で私達に呼びかけていた。

 

舞「私は今メガヘクスの侵略兵器の中に囚われている…私には構わずこの兵器を破壊して!!」

 

葉月「光実君…これって…」

 

光実「うん…これは舞さんからのメッセージ!!聞こえますか舞さん!!」

 

舞「そうじゃないと地球がメガヘクスに取り込まれてしまう…私に出来る事はこれくらいしか無いけど…」

 

私達は起き上がって舞さんの元へと歩み寄ると舞さんは光に包まれていきそれと同時に私達の意識も現実へと急浮上した。

 

光実「うっ…」

 

葉月「戻って来た…?」

 

ザック「ミッチ!!葉月!!」

 

凰蓮「大丈夫?」

 

光実君は先ほど舞さんが消えた辺りのチーム鎧武の看板の裏を見るとそこにはヘルヘイムの植物が取り残されていた。

 

貴虎「ヘルヘイムの植物が…」

 

光実君はバックの中から先ほどの戦闘の中で部品の中から回収した戦極ドライバーを取り出すと貴虎さんへと差し出した。

 

光実「兄さん…これを!!」

 

貴虎「これは…」

 

貴虎さんは戦極ドライバーを装着しヘルヘイムの実をもぎ取るとヘルヘイムの実はメロンロックシードへと変化して同時にドライバーのプレートには斬月のフェイスが追加された。

 

凰蓮「ユービー!!メロンの君復活ね!!」

 

私と光実君は貴虎さんを見つめると「行くぞ」というかのように目を見合わせた。

 

 

翌日

 

メガヘクスの侵略兵器の元へと歩いているのは私と貴虎さんと光実君の3人。それぞれ腰にはドライバーが装着してありいつでも戦闘が出来る状態でありしばらく歩みを進めると私達の前に凌馬さんが立ち塞がった。

 

凌馬「感動の再会だね…貴虎」

 

貴虎「凌馬…」

 

凌馬「メガヘクスは神秘に満ちている神の如きシステムと一体になりその全てを感じ取る…研究者にとってこれに勝る喜びは無い…」

 

貴虎「決着を付けよう… 凌馬!!」

 

凌馬「因縁の対決だね…友よ!!」

 

私達が身構えると凌馬さんはドラゴンフルーツエナジーロックシードを開錠した。

 

凌馬「変身」

 

(ドラゴンフルーツエナジー)

 

(ロックオン•ソーダァ!!)

 

(ドラゴンエナジーアームズ)

 

凌馬さんは素早くレバーを絞るとアーマーを素早く身に纏いソニックアローで攻撃を仕掛け貴虎さんがソニックアローを受け止めた。

 

貴虎「うわっ…」

 

葉月「はっ!!」

 

貴虎さんは蹴り飛ばされるが私がすぐ入れ替わりに凌馬さんへと蹴りを繰り出すがソニックアローで受け止められてしまい横から光実君が殴りかかるが凌馬さんは光実君を蹴り飛ばしてしまう。

 

貴虎「ハッ!!」

 

葉月「はあっ!!」

 

私と貴虎さんの蹴りが命中するがソニックアローの斬撃が来たので私達は身を屈めてそれを躱して後ろに交代すると凌馬さんが射撃に切り替えたので私達はロックシードを構えて一斉に開錠した。

 

貴虎•光実•葉月「「「変身!!」」」

 

(メロン)

 

(ブドウ)

 

(ピーチエナジー)

 

(ロックオン•ソイヤ!!)

 

(ロックオン•ハィィ!!)

 

(ロックオン•ソーダ!!)

 

私達は素早くロックシードをドライバーに装着してハンガーを閉じて光実君と貴虎さんはブレードを斬り、私はレバーを素早く押し込んだ。

 

 

(メロンアームズ!天・下・御・免!)

 

(ブドウアームズ!龍・砲・ハッハッハッ!)

 

(ピーチエナジーアームズ)

 

私達は爆炎の中から変身した状態で駆け抜けて凌馬さんへと武器を構えて突撃した。

 

貴虎「ハァァッ!!」

 

光実「ハッ!!」

 

葉月「やぁぁぁ!!」

 

私が射撃で牽制し貴虎さんが盾を構えて無双セイバーで斬りつけて光実君が蹴りを繰り出すが凌馬さんは全ての攻撃を防ぎきりソニックアローで反撃に出る。

 

光実「ぐあっ…」

 

光実君が蹴り飛ばされて追撃を掛けようと凌馬さんがソニックアローを繰り出すと貴虎さんが割り込んで盾で防ぐ。

 

貴虎「光実!!凌馬の相手は任せろ!!」

 

光実「でも!!」

 

貴虎「行くんだ!!お前にはやるべき事があるんだろ!!」

 

葉月「行って光実君!!今、舞さんを救えるのは貴方だけです!!」

 

光実「わかった…兄さん!!葉月さん!!」

 

葉月「ぐはっ…」

 

貴虎「ぐっ…」

 

私は斬撃を浴びて地面に転がされてしまうが貴虎さんは無双セイバーでソニックアローを受け止めていた。

 

凌馬「戦極ドライバーではゲネシスドライバーには勝てない…君なら理解してるだろうに…」

 

貴虎「それはどうかな?」

 

葉月「やっ!!」

 

凌馬「ぐっ…」

 

私は凌馬さんのガラ空きの背中に射撃を叩き込み凌馬さんは背中から白い煙を上げながらこちらを振り向いた。

 

葉月「言ったはずです…私を忘れてもらっては困ります」

 

凌馬「水瀬君…君には用は無いんだけどな…ユグドラシルが無くなった今もなぜ君が未だに貴虎の隣にいるのかな?」

 

葉月「呉島です…」

 

凌馬「何?」

 

葉月「私の名前は呉島葉月です!!」

 

凌馬「呉島…?ハハハハ…そうか…そういう事だったのか!!」

 

葉月「私はもう…ただの貴虎さんの引っ付き虫なんかじゃ無いです!!」

 

凌馬「良いだろう…呉島葉月君…君にも引導を渡してあげよう!!」

 

葉月「はっ!!」

 

繰り出されたソニックアローを私のソニックアローが防ぎお互いの体にソニックアローの斬撃が繰り出され私達はダメージで同時に後ろに下がる。

 

凌馬「ハッ!!」

 

葉月「なっ…!?ぐはっ…」

 

凌馬さんは再び高速移動し私は高速移動に対応しきれず斬撃を浴びて後ろに下がるが連続で繰り出される斬撃を一撃目はソニックアローで防ぐ。

 

凌馬「ハッハッハッ…」

 

葉月「何がおかしいんですか!?」

 

凌馬「性能の差を教えてあげるよ…ハアッ!!」

 

葉月「ぐっ…ぐぅぅぅ…」

 

貴虎「葉月!!」

 

葉月「きゃあああっ!!」

 

ソニックアロー同士で鍔迫り合いになるがやはり力の差で私は押し負けてしまいそのまま斬撃を浴びてしまい最後にお腹を蹴られ私は地面に倒れ込んでしまう。

 

葉月「ぐっ…がはっ…」

 

私は倒れたままなんとか起き上がろうと体を起こすが凌馬さんが私のお腹を踏みつけてソニックアローの刃を繰り出した。

 

貴虎「ハアッ!!」

 

貴虎さんが割って入り無双セイバーを繰り出すがソニックアローの刃がそれを防ぎ逆にソニックアローの斬撃を浴びてしまい後ろに下がり再び盾を構えながら貴虎さんは攻撃を仕掛けていく。

 

凌馬「ハッ!!フッ!!」

 

貴虎「ぐあっ…」

 

葉月「やあっ!!」

 

貴虎さんの盾の隙間を狙われてソニックアローの連続斬りを浴びて貴虎さんはダメージで一瞬下がり私は入れ替わりにソニックアローの斬撃を繰り出すが受け止められてしまう。

 

凌馬「ハアッ!!」

 

貴虎「ぐあっ…」

 

葉月「きゃっ…」

 

私達は同時に斬撃を食らってしまい最後に蹴り飛ばされて後ろに大きく下がってしまい貴虎さんは膝をついて私は貴虎さんの隣でフラフラな様子の貴虎さんを支えた。

 

葉月「貴虎さん!!しっかり!!」

 

貴虎「くっ…葉月…」

 

凌馬「つくづく愚かな男だな?私の研究があれば君は神にだってなれた筈だ…」

 

(ロックオン)

 

凌馬さんはソニックアローにロックシードを装着すると弦を一気に引き絞った。

 

(ドラゴンフルーツエナジー!!)

 

貴虎「ぐっ…うわあああああ!!」

 

葉月「うっ…きゃあああああ…」

 

私達は凌馬さんの技を食らってしまい地面を転がり威力の大きさに私と貴虎さんの鎧とアンダースーツからは白い煙が上がった。

 

葉月「うっ…あぅ…」

 

私はなんとか膝をつこうと体を動かすが全身に痛みが走り苦悶の声を漏らした。

 

凌馬「今度は偉大なるメガヘクスとの融合を拒んでいる…フッ…君は2度も神になるチャンスを手放した訳だ…本当に救えないな…」

 

貴虎「馬鹿はお前だ… 凌馬!!」

 

凌馬「何?」

 

貴虎「お前の語る神など意味の無い…空っぽの存在に過ぎない!!そしてメガヘクスの奴隷に成り下がった今、お前自身が空っぽになってしまったんだ!!」

 

凌馬「だまれ!!君に私の理想は理解できないよ!!さぁ…全て終わりにしよう!!」

 

貴虎「そうだな…終わりにしよう」

 

葉月「うっ…貴虎さん!!」

 

貴虎「葉月…私は勝つ…勝って終わりにする…」

 

葉月「信じてます…私の愛する人は…こんなところでは負けないって!!」

 

私はなんとか膝をついて貴虎さんに呼びかけるが貴虎さんは私に一瞬視線を向けるとドライバーのブレードを1回斬り盾を構えた。

 

(ドラゴンフルーツエナジースカッシュ!!)

 

(メロンスカッシュ)

 

貴虎さんは盾を投げつけると凌馬さんはそれを弾きお互い駆け出してすれ違いに武器で一閃。すぐに振り返るとそれぞれの武器をお互いの狙った箇所に繰り出した。

 

貴虎「ハァァァァ!!」

 

凌馬「ハアァ!!」

 

葉月「貴虎さん…」

 

お互い武器を突き立てると動きが止まり再びお互いの鎧とアンダースーツから白い煙が上がり先に貴虎さんが膝をつく。

 

貴虎「うっ…」

 

凌馬さんのソニックアローの刃は貴虎さんの肩に当たっており貴虎さんは苦悶の声を漏らした。

 

凌馬「ぐあっ…」

 

一方貴虎さんの無双セイバーは凌馬さんの体を貫き貴虎さんは無双セイバーを思い切り引き抜くと凌馬さんの全身から火花が上がり鎧とアンダースーツが霧散して変身が強制的に解けてしまった。

 

葉月「凌馬…さん…」

 

凌馬「あぁっ…」

 

凌馬さんは自身の機械の体から火花が上がり顔に口元に付いていた機械が外れて地面に落ちた。

 

凌馬「貴虎…君はやっぱり凄いや…流石は僕が…一度は見込んだ男だよ」

 

凌馬さんはそのまま大爆発を起こしてしまい機械のパーツとゲネシスドライバーが地面に音を立てて落ちた。

 

貴虎「お別れだ… 凌馬…」

 

葉月「……さようなら… 凌馬さん…」

 

私と貴虎さんは立ち上がって地面に散らばった機械の残骸に向かって言葉を掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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