仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

71 / 281
71話 謎の少女

 

インフェルノを名乗るギャングの男は人気の無いところにチャッキーを連れ去ってしまい葉月は急いで後を追っていた。

 

葉月「待ちなさい!!」

 

ギャング1「しつけぇな!!オラっ!!」

 

ギャングは気絶したチャッキーさんを地面に横たえると、私に向かって槍を構えて向かって来たので私は冷静に槍をソニックアローで跳ね上げてガラ空きになった胸に斬撃を連続で浴びせた。

 

葉月「はっ!!せいっ!!」

 

ギャング1「ぐあっ…」

 

葉月「はあっ!!」

 

最後に私の蹴りを受けて地面に転がったところを私はゲネシスドライバーからマロンエナジーロックシードを外してソニックアローに装着してハンガーを閉じた。

 

(ロックオン)

 

ソニックアローにエネルギーをチャージさせると私は弦を引き絞り一気に弓を放ち技を放った。

 

葉月「これで終わりです!!はあっ!!」

 

(マロンエナジー!!)

 

ギャング1「ぐああああっ…」

 

ギャングの変身が解けて壊れた戦極ドライバーが地面に転がり私は身柄を押さえようと近づくが私はどこからか銃撃を受けてしまい足を止めた。

 

葉月「新手!?」

 

ギャング達「ヘッヘッヘ…」

 

他のギャング達が気絶しているチャッキーさんに向けて銃口を構えており私は動きを止めた。

 

ギャング達「さらに…コイツもだ!!」

 

ギャングの1人がパチンと指を鳴らすと物陰から体をロープで縛られた白いワンピースの女の子がギャングに捕まっており物陰から引きずり出されていた。

 

葉月「白い…ワンピースの女の子!?」

 

ギャング2「近くを歩いていたから捕えたまでよ!!」

 

葉月「くっ…なんて事を!!」

 

少女「……?」

 

少女は捕らえられているものの泣いたり暴れたりする様子もなく今の状況が理解できていないのか不思議そうな表情をしていた。

 

ギャング2「さぁ…このガキ2人をぶっ殺されたく無かったら変身を解け!!」

 

葉月「なんて卑怯な…」

 

ギャング2「さぁ…早くしろ!!」

 

葉月「わかり…ました…」

 

少女「お姉ちゃん」

 

私は変身を解除しようとしたが縛られた少女が話しかけて来て私は少女の方を見た。

 

葉月「大丈夫…君は必ず助けてあげるから心配しないで…」

 

少女「私なら大丈夫だよ?」

 

葉月「え?」

 

私は少女の冷静な一言に呆気に取られているとギャングの怒号が響き、顔を上げた。

 

ギャング2「早く変身を解けって言ってるんだよぉ!!」

 

ギャングが少女とチャッキーさんに向かって銃口を向けたので私は慌てる。

 

葉月「くっ…今変身を解きます…」

 

私はゲネシスドライバーに装着されているマロンエナジーロックシードの蓋を閉じようと手を掛けた。

 

葉月(変身を解除するフリをして不意打ちでピーチを起動してマリカに変身する…そして素早く動いて2人を助け出すしか無い!!」

 

私はギャングが見つめる中でマロンエナジーロックシードの蓋を閉じかけて同時にピーチエナジーロックシードを開錠しようと素早く取り出した。

 

葉月(今っ!!)

 

ギャング2「甘えぇぜ!!」

 

葉月「なっ…」

 

私はピーチエナジーロックシードを掴む手を別のギャングに掴まれてしまい、そのままピーチエナジーロックシードを取り落としてしまった。

 

葉「しまっ…」

 

ギャング2「オラアッ!!」

 

葉月「ぐっ…きゃああああっ!!」

 

私はそのままギャングに至近距離で銃撃を浴びてしまい、地面に崩れ落ちると同時に変身が解けてしまった。

 

葉月「うっ…」

 

ギャング2「ハッハッハッ!!甘えぇんだよお嬢ちゃん!!」

 

葉月「くっ…」

 

ギャングは倒れる私をそのままにギャングは倒れたチャッキーさんへと歩き出したので私はギャングの足にしがみついて邪魔をする。

 

ギャング「離しやがれ!!」

 

葉月「ダメッ!!チャッキーさんには手を触れさせない!!」

 

私はギャングに踏みつけられながらも必死にもう片方の足を掴んでいると近くで捕まっている少女が私の姿を見て目を丸くした。

 

少女「どうしてそんなぼろぼろになってまで戦うの?」

 

葉月「チャッキーさんはチーム鎧武にとって…いえ、みんなにとって大事な存在…みんなに夢を与える大切な仲間なの!!」

 

少女「そんな人のために貴方はぼろぼろになって戦うんだ?」

 

葉月「私は守るって決めたから…もう2度と大切な人の命が目の前で失われるのは見たくない!!」

 

かつて湊先輩が死ぬ寸前に私はぐったりとした湊先輩の体を支えながら必死に言葉を紡いでいる様子を思い出していた。

 

葉月「だから…大切な人は私が守る!!今度こそ!!」

 

少女「大切な人…守る…人間って本当に不思議な種族だね」

 

葉月「え…?」

 

私はふと少女の方へと顔を向けると少女はギャングの拘束から抜け出しており、側にはギャングの1人が倒れていた。

 

ギャング2「なっ…いつの間に!?」

 

ギャング達「飛んだ!?」

 

少女は白いワンピースをひらめかせながら空中へと浮かび上がり始めてこちらに小さい手を翳したかと思うと謎の衝撃波がギャング達に襲いかかりギャング達は吹き飛ばされてしまった。

 

ギャング達「うわああああっ!!」

 

葉月「この力は…君は一体…」

 

ギャング2「ふざけんな!!死ねぇぇっ!!」

 

ギャング達は一斉に少女に向かって銃撃を放つが謎のバリアによって銃撃は弾き返されてしまい、跳ね返って銃弾がギャング達へと襲いかかった。

 

ギャング達「ぎゃああっ!!」

 

少女「ふっ…はっ!!

 

少女が力を込めると白いワンピースが消失し巫女服のような服へと変わり、髪が黒髪から白髪の髪へと変わった。

 

葉月「姿が…変わった…?」

 

チャッキー「えぇっ…何これ!?」

 

チャッキーさんが突如目覚めて周りを見渡すが謎の少女が宙に浮かびギャングへと衝撃波を浴びせている様子をみて慌てて私の元へとやって来た。

 

チャッキー「ねぇ…あの子…何!?」

 

葉月「わからないです…ただ…噂の謎の白いワンピースの女の子だった筈です!!」

 

チャッキー「嘘っ…あの子が!?でも服が変わってるよ?」

 

葉月「いきなり宙に浮かんだと思ったら服が…」

 

少女「オフォジョジョジェミャコジョデェジョジェジャアフォデェンオボリャダエカウミュダムデュオンエ…(貴方達も私達と同じ争いを生む存在…)」

 

私とチャッキーさんが呆気に取られているとついにギャング達は遠くに吹き飛ばされてしまい少女がギャングを睨みつけていた。

 

少女「オボリャダエカウミュデョブリョフォムジフォンシャショフェエジュジェゴイ!!(争いを生む猿なんてどこかに行っちゃえ!!)」

 

ギャング達「うわあああああ!!」

 

ついにギャング達は遠くに吹き飛ばされてしまい姿が見えなくなり少女が空中から地面に降りて来た。

 

少女「お姉ちゃん達大丈夫?」

 

チャッキー「うん…ありがとう…」

 

少女「お姉ちゃんも…大丈夫?」

 

葉月「はい…ありがとうございます…おかげで助かりました。」

 

少女「うん!!」

 

葉月「ねぇ…君は一体…」

 

少女「ちょっと前、この世界に私の仲間が来た事がある…よね?」

 

チャッキー「えっ…」

 

少女「大丈夫…私はあいつらとは違うから安心して…」

 

葉月「貴方…まさか…」

 

少女「そう、私の名前は…デェングムボシュ」

 

葉月「デェングムボシュ…?」

 

少女「貴方達が言う「オーバーロード」だよ」

 

葉月「オーバーロード…君が…?」

 

少女「言いにくい名前だからシロって呼んで?」

 

葉月•チャッキー「「えぇぇぇっ!!」」

 

突如として謎の力を見せたデェングムボシュことシロと名乗る少女に私達は空いた口が塞がらなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。