今日私は午後休を取ることになり今、自宅に帰っている途中だったのだがいつもの通勤途中の道路に現金輸送車が横倒しになっているのを発見した。
葉月「まさか…インベスの仕業…?」
車体は大きく破損しておりとても人間技ではないぐらいに破壊されており私はインベスがまだ近くに逃走していると考えた。
葉月(まだ近くには行ってない筈)
私が辺りを探すと数体のインベスとアーマードライダーが戦っているのが見えた。数体のインベス相手に苦戦している様子だが、私はそのアーマードライダーに見覚えがあった。
葉月(あの人は確か…アーマードライダーナックルのザックさん…!!)
ザックさんの足元には金属のケースが落ちており、おそらく現金輸送車を襲撃していたインベスを止めるために戦っているのだろうと考えられる。
葉月「今、助けます!!変身!!」
(マロンエナジーアームズ)
私はすぐにドライバーを装着して素早くロックシードをセットして変身を完了させてすぐにソニックアローを構えてガラ空きの背中にソニックアローの矢を撃ち込んだ。
ザック「な、新しいアーマードライダー!?」
葉月「援護します!!」
ザック「助かる!!ハァッ!!」
私はザックさんに呼びかけるとザックさんも了解し、拳をインベスに連続で命中させ、私は援護の為に後ろから矢を撃ち込んだ。
(クルミオーレ)
(ロックオン)
ザックさんはブレードを2回斬り拳を構えて必殺技の構えに入り、私もソニックアローにロックシードを装着して止めの一撃のためのチャージに入った。
(マロンエナジー!!)
ザックさんの拳の一撃がインベスに炸裂し爆発が起こり、私の射撃が残りのインベスを殲滅しついに敵を撃滅する事に成功した。
ザック「助かったぜ…強いんだなアンタ」
葉月「いえ…大丈夫でしたか?」
私達は変身を解除して正面から向き合っていた。ザックさんも苦戦したのか少し息が上がっている様子だった。
ザック「そのベルト…見た事無いな…アンタ、ユグドラシルの人間か?」
葉月「あ…初めましてユグドラシル研究部門所属の水瀬葉月です…秘書やってます…」
ザックさんは私のゲネシスドライバーに興味があるのか私のベルトをまじまじと見つめて来る。
葉月「チームバロンの新しいリーダーさんですよね!?合同ダンスイベント配信で観てましたよ!!」
ザック「おっ!!何だか照れるな…ユグドラシルにも俺達の事を真剣に観てくれている奴が居るんだな!!」
葉月「それで…さっきのインベスは…」
ザック「さっきのインベスは知らないチンピラに操作されてたみたいだ」
葉月「…え…ビートライダーズでも無い一般人が何故ロックシードを…?」
普段は錠前ディーラーであるシドさんがビートライダーズの関係者にインベスゲームを流行らせるために販売していたのだが、ビートライダーズでも無い一般人に販売してるのは考えにくかった。
ザック「今、チンピラの方は葛葉紘汰って奴が追ってる」
葉月「わかりました…私は葛葉さんの元へ行きます。ここはお任せしてもいいですか?」
ザック「あぁ…そっちは頼んだ!!」
私はザックさんと別れて工場の敷地内へと向かって行った。しかし私は先程のインベスが実体化している事に違和感を覚えていた。
葉月(さっきのインベス、実体化してた…?まさか最近噂のロックシードのリミッターカットの改造?)
その頃、工場の敷地内では葛葉紘汰とシドが戦闘の真っ最中であり、ジンバーレモンアームズへと変身を遂げた鎧武にシドが押されているようであった。
紘汰「ぜってぇ許さねぇ…」
シドのソニックアローが紘汰に迫るが後ろにジャンプしながら放ったソニックアローがシドに命中しシドはダメージを受けて地面に転がる。
光実「シドっ!?」
(ロックオン)
物陰には光実が隠れており2人の戦いを見ていたが2人はそれに気づく筈もなくシドは怒りに任せてソニックアローにチェリーエナジーロックシードを装着してエネルギーをチャージさせた。
(チェリーエナジー!!)
紘汰「ハッ!!セイッ!!」
(オレンジスカッシュ)
紘汰はブレードを1回斬り、オレンジのエネルギーを纏いながら空中に回転しながらシドのソニックアローの一撃を躱わしてソニックアローを構えるとオレンジとレモンの輪切りにしたようなエネルギーが現れた。
紘汰「セイハァァァ!!」
シド「ぐわぁぁ…」
紘汰の必殺のキックがオレンジとレモンのエネルギーを通り抜けてついにシドに炸裂し、シドは地面に投げ出され変身が解けてしまいチェリーエナジーロックシードが弾け飛び、紘汰の手元に収まった。
紘汰「よっしゃあ!!決着は着いたようだな!!」
シド「ぐあ…馬鹿な…」
紘汰は奪ったチェリーエナジーロックシードを見せつけるとシドを捕えるべくシドにじりじりと詰め寄るがそこにインベスがクラックから現れて紘汰へと飛びかかった。
紘汰「なっ!?どっから?」
紘汰がインベスと戦う隙にシドはそこから退散するべく足を引きずりながら歩き始めた。
紘汰「シド!!」
光実「紘汰さん避けて!!」
光実がインベスを撃ち抜きインベスを撃破したものの既にそこにシドの姿は無く、2人は変身を解除した。
紘汰「助かった…でもシドの奴を逃がしちまった…あと一歩だったのに!!」
光実「シドが?」
紘汰「あぁ…あいつの口からユグドラシルが何を企んでるのか聞いたんだ。まずいぜミッチ、やっぱりあいつらこの街を滅茶滅茶にするつもりだ!!」
葉月Side
私が工場の敷地内に足を踏み入れると、足を引きずりながら歩くシドさんを見つけて慌てて駆け寄った。
葉月「シドさん!?しっかり!!」
シド「うるせぇ…触んじゃねぇ…」
葉月「あっ…」
シドさんは私を振り切りつつそのまま歩いて行こうとするが私は放って置けずにシドさんの腕を自身の肩に回して支えた。
シド「余計な事…するんじゃねぇ…」
葉月「何言ってるんですか!?フラフラじゃないですか!?」
私はシドさんにそう言うとシドさんは私に支えられたまま私の方を睨みつけた。
シド「何で…俺を助ける…?」
葉月「何って…仲間じゃないですか!?」
シド「仲間……ハハハハ…大人の癖にガキみたいな事言いやがる…面白い奴だな…お前…貴虎の秘書にしておくのは勿体無いなぁ!!」
葉月「詳しい話は後でゆっくり聞きますよ…さぁ…行きましょう!!」
私はシドさんを支えてタクシーが通りそうな大通り目指してゆっくりと歩き始めた。
後から聞いた話によるとシドさんは葛葉さんを始末しようとしたが敗北してロックシードも奪われてしまったのだと言う。ロックシードが支給されるまで私がシドさんの分も頑張らなきゃいけないと感じていた。