天道「ひよりが時空の彼方に…?」
葉月?「はい…立川さんが言っていました…ひよりさんはどこかの時空の彼方で生きていると…」
私はもう1人の私が話すひよりさんの事について尋ねると、ひよりさんもこの店で働いていたそうだがどこかに行方不明になってしまったのだと言う。
天道「立川は皆既日食を探せと言っていた…どう言う事だ…?」
葉月?「皆既日食が起こると時空の彼方とこの世界を行き来出来るそうです…」
天道「そうすれば…いつかひよりを助けられる…」
葉月「あの…でも…次いつ皆既日食が起こるかわからないんじゃ…」
加賀美「それは…確かに…」
葉月?「でも…ハイパーゼクターを持っている貴方なら…いつかきっとひよりさんを助けられると思います。」
天道「なるほどな…やはりハイパーゼクターがひよりの救出に関わってくるのか」
加賀美「そういえば何であんたはハイパーゼクターやひよりの事を知ってるんだ?ゼクターだって立川は他のライダーにも変身していたし…」
天道「ひよりも…お前達と同じ…ネイティブだから…だろ?」
葉月?「その通りです…マスクドライダーシステムを私達が使える理由は元々マスクドライダーシステムは私達ネイティブの生体機能を参考にZECTとネイティブが共同開発したからなんですよ…」
その時突如店の扉が開くと赤い機械のカブトムシと青いクワガタムシが飛んで来て店の中を飛び回り始めて私はとても驚いた。
葉月「えっ…何ですか!?あのカブトムシとクワガタは…?」
葉月?「カブトゼクターとガタックゼクターですよ…今までのゼクターの中でも強力な子達です。」
葉月「なるほど…マスクドライダーシステム…ですか…」
加賀美「あー…ゼクターやZECTの事は秘密だったんだけどな…」
蓮華「先輩…ネイティブやワームの事について知られた以上はもうしょうがないですよ…」
もう1人の私の両肩にはカブトゼクターとガタックゼクターが乗っておりゼクターを手に取ると優しく撫で始めた。
天道「ネイティブは資格者よりゼクターの優先権が強い…そう言うことか…」
葉月?「だから…貴方達がワームを倒してくれないと私達の種族は滅びてしまいます…だから…全てのゼクターを資格者に返して頂きたい…」
天道「それなら心配はいらない…全てのゼクターは既に資格者に返した」
剣「何っ!?俺のサソードゼクターは!?帰って来ていない…!!」
天道「お前の自宅に既に送ってある。」
剣「何っ!?今すぐに確認に行かなければ!!爺や!!爺や!!」
神代さんは自宅に届いているであろうサソードゼクターを取りに店を慌てて出て行ってしまった。
天道「それで…お前はこれからどうするつもりだ?」
葉月?「私は…ワームに命を狙われています…ひっそりと隠れながら生きていきます…」
葉月「だったら…私が貴方を守ります!!私なら貴方を…」
葉月?「これ以上…貴方を巻き込みたく無い…貴方の姿をお借りしている以上…貴方も狙われるんですよ?」
葉月「それでも…私は貴方をほっとけない…」
葉月?「貴方は本来は私に構っている余裕はない筈ですよ?そもそも試練の途中でしょう?」
もう1人の私は私だけに聞こえるように耳打ちをすると私は驚いて後ろに下がった。
葉月「貴方…どこまで…知って…」
葉月?「私は人間に擬態すると姿と記憶も引き継ぐんですよ。」
葉月「嘘…」
葉月?「助けてくれたのは感謝しますが…これ以上私に構わないで…」
そう言うともう1人の私は立ち上がり店を出て行ってしまい、私達は重い雰囲気の中取り残されてしまった。
加賀美「どうするんだろうなあいつ…」
天道「……」
葉月「やっぱり私と同じだ…」
天道「何?」
葉月「ああやって抱え込むのは私の悪い癖なんです!!やっぱり心の中では助けを求めてます!!私もあの子も素直じゃないんです…」
私はもう1人の私を追いかけて店を出てもう1人の私を探し始めた。
チーム田所Side
その頃、店から出て行ったもう1人の葉月の近くを一台の車が止まっており、店から出て行ったもう1人の葉月の様子を監視している様であった。
岬「彼女…店から出て来ました…」
田所「よし…街でワームに襲われるネイティブの目撃情報があって駆けつけてみれば…やはり…ネイティブだったか…」
岬「田所さん…ネイティブって一体何なんですか?」
田所「今は何も聞くな…だが…彼女の監視は怠るな…ワームに殺される前に保護しなければ…」
岬「はいっ!!…えっ…?」
店から出たもう1人の葉月の後を追って店から同じ姿の本物の葉月が出て来たのを見て2人は目を疑った。
岬「彼女は…本物?」
田所「まさか…本物と一緒に居たのか?」
岬「どうしますか?」
田所「2人を追うんだ!!」
葉月Side
葉月「待って!!待って下さい!!」
葉月?「ついて来ないで下さい!!」
私は私の前を走る同じ姿の女性…つまりもう1人の私を追いかけていたが
私の必死の言葉も聞かずに先へと走って行ってしまい、人通りが少ない廃工場へと足を踏み入れていた。
葉月「やっと…追いつきました!!」
葉月?「しつこい…私は1人でひっそりと生きていくって言ったじゃないですか!!何で…何で私に構うんですか!?」
葉月「貴方1人で放っておける訳無いじゃないですか…」
葉月?「貴方って人は…」
葉月「私の記憶も引き継いでるなら…私がこういう性格だって事も分かりますよね?」
葉月?「……」
葉月「どうなんですか!?」
葉月?「……そうでしたね…ユグドラシルにいた時からそう言う性格でしたね…」
私達は一旦落ち着くために座って落ち着く事にした。もう1人の私はとても疲れた表情をしていたが私の方を見ると僅かに笑みを浮かべた。
葉月「これからどうするんですか?」
葉月?「立川さんから紹介してもらった家があるのでそこに住もうと思います。」
葉月「へぇ〜いいですね…どんなところですか?」
葉月?「綺麗なお屋敷ですよ…東京タワーが見えるところなんです!!」
葉月「へぇ…東京タワーですか!!そのうちスカイツリーも行きたいです!!」
葉月?「あー…スカイツリー…ですか…多分それは無理かと…」
葉月「…と言うと?」
葉月?「今…2006年ですよ…スカイツリーはまだこの時代は存在してないんです…」
葉月「えぇっ!!8年前!?」
葉月?「ふふっ…東京タワー…一緒に行きます?」
葉月「……行きます!!ぜひぜひ!!」
葉月?「気が変わりました…貴方と一緒なら、なんとかなるかも知れませんし…よかったら私と一緒に…」
間宮「見つけたぞ…今度こそ…お前の命を貰う!!」
葉月・葉月?「「っ!?」」
私達は緑色の怪物に囲まれてしまっており私達の正面には白い怪物が立っていた。
葉月「まさか…ワーム!?」
葉月?「そう…あれがワーム…私達ネイティブの敵です!!」
私ともう1人の私はお互い背中合わせの状態になりワームからの攻撃に備えた。
葉月「こんな奴ら…私の力で!!」
私はゲネシスドライバーを取り出そうとしたが私の手をもう1人の私が掴んだ。
葉月?「駄目…アーマードライダーじゃ…ワームは倒せない!!」
葉月「何で…!?」
葉月?「ここは私に任せて下さい!!」
もう1人の私は目を閉じて空に向かって手を翳すと何かを呼び出しているようだった。
葉月?(お願い…来て!!)
葉月?Side
私はワームに対抗するために私の自身の相棒を呼び出すために空に向かって手を翳すが相棒はやはり私を認めてくれていないのか来る気配すらなかった。
葉月?(やっぱり…あの子はまだ…私を認めてくれないんだ……こうなったら…)
私は懐からライダーブレスを取り出して腕に取り付けると空に向かって手を翳すと、ザビーゼクターが私の元に舞い降りた。
葉月「えっ…それは…!?」
葉月?「今だけは私に力を貸して…変身!!」
(HEN-SHIN)
私はザビーゼクターを掴み取りブレスに装着すると私の全身を灰色と黄色のアーマーパーツと黒いスーツが自身の体を覆い私はザビーへと変身を果たした。
葉月?「行きます!!はっ!!」
私はサナギ体のワームに駆け寄ると蹴りを食らわせて転ばせ、続けて拳で連打しワームを殴りつけると最後に後ろ回し蹴りを浴びせて地面に倒していく。
葉月「凄い…動きも私と同じだ…」
オリジナルの私がそう呟いているがザビーは武器を持たないために自身の格闘術に頼らざるを得ない状況に私は思わず舌を打つが、私は突如として高速移動した白い成虫ワームに弾き飛ばされて地面に投げ出された。
葉月?「あぅっ!!」
葉月「なっ…何…今の攻撃!?全然見えなかった…」
葉月「クロックアップ…面倒ですね…」
私はザビーゼクターの羽を上に上げてゼクターを一気に180度回転させた。
葉月?「キャストオフ!!」
(CAST OFF・CHANGE WASP)
私はマスクドフォームからライダーフォームへと変わり、すぐに自身のZECTバックルのバックル部を撫でるように触れた。
葉月?「クロックアップ!!」
(Clock Up)
私はクロックアップで一瞬でサナギ体のワームを殲滅するが同じくクロックアップした白いワームには攻撃が通じず跳ね飛ばされてしまいクロックアップのタイムアップが訪れた。
葉月?「がはっ…」
間宮「フフフフフ…」
葉月?「なら…これならどうですか!!」
(RIDER STING)
私はザビーゼクターの真ん中のスイッチに触れて技を発動させて空中に飛び上がりワームに向かって針を突き刺そうとするがハサミで弾かれてしまい地面に落下してしまう。
葉月?「そんな…なんて硬さなの!?」
私はダメージによりフラフラの状態で何とか立ち上がるが白いワームは容赦なく巨大なハサミを振り翳し私は何度も連続でハサミの攻撃を受けてしまう。
葉月?「あぅっ…きゃあっ!!」
私はとうとう最後に強い一撃を浴びてしまい地面を何度も転がってしまいダメージの負荷によりザビーゼクターが私のライダーブレスから離れて飛び去ってしまい私は強制的に変身が解けてしまった。
葉月?「ぐっ…そんな…ここまで…なの…」
間宮「美しいレクイエムでお前を地獄に誘ってやろう…」
倒れ込んだ私の元にワームが巨大なハサミを掲げて歩み寄るがそこにオリジナルの私が割って入り、ワームに蹴りを浴びせていた。
葉月「それ以上は…やらせない!!」
葉月?「私!!生身じゃ無茶です!!逃げて!!」
間宮「ただの人間如きに何が出来る…?ハッ!!」
葉月「ぐはあっ…」
オリジナルの私は殴打されてしまいもう1人の私の側まで跳ね飛ばされてしまった。
葉月「ぐっ…もう…変身するしか…」
葉月?「駄目…さっきも言ったでしょ…マスクドライダーシステムじゃ無いと…あいつには勝てないって!!」
葉月「そんなの…やってみないとわかりませんよ!!」
間宮「フフフ…本物と偽物が争うか…実に愉快だ…この私が2人仲良く一緒にあの世に送ってやろう…」
葉月・葉月?「「!?」」
間宮「死ね」
葉月?「くっ…」
私はとうとう2人一緒にやられてしまうと思い思わず目を瞑った。
加賀美「待て!!」
間宮「!?」
突如男性の声が響き渡り、銃撃が目の前のワームに炸裂してワームは思わず後ろに後退した。
葉月「貴方は…」
天道「まったく…無茶をしたものだ…」
そこに現れた2人のライダーは青と赤のライダーであり青いライダーは方のバルカン砲を赤いライダーは銃を構えていた。
加賀美「これ以上お前の好きにはさせない!!」
天道「いくぞ…」
加賀美・天道「「キャストオフ!!」」
(CAST OFF)
2人は自身のベルトのゼクターホーンに指を掛けるとアーマーパーツが浮き出し始めて2人は一気にゼクターホーンを倒してバックルを展開するとキャストオフによってマスクドフォームのアーマーを全て弾き飛ばして角が自動的に起き上がった。
(CHANGE BEETLE)
(CHANGE STAG BEETLE)
2人のライダーはライダーフォームへと変わり2人はそれぞれの武器を手にワームへと向かって行った。
葉月「その声… 加賀美さんと天道さん…?2人共…ライダーだったんだ…」
葉月?「戦いの神、ガタックに選ばれた加賀美新さん…そして…」
オリジナルの私が関心したように2人を見つめるが私は2人のライダーを見て静かに呟いた。
葉月?「光を支配せし太陽の神、カブトに選ばれし天道…いえ…日下部総司さん」