悠斗「今何して…!それに背中に翼も生えて」
ルナ「はぁ…とりあえず移動で疲れたから静かにしてもらえるかしら」
悠斗「急に言葉が変わった…、お前日本語喋れたのか…?」
ルナ「静かにしてって言ったわよね?…何で貴方私に反抗出来るわけ?」
何言ってんだ?
悠斗「は?反抗?、これでも一応ここの家主だぞ」
ルナ「…」
ルナ「主命令よ、静かにしなさい」
なんかとんでもない事言い出したぞこいつ
悠斗「…お前頭おかしいのか?」
ルナ「な、な、な」
ルナ「なんで言う事聞かないのよ!」
悠斗「…?」
理由は分からんがなんか凄い焦ってるっぽいぞ
ルナ「何か特別な体質か…なら仕方ないわね、さよなら」
そう言うと彼女の手に赤い剣が現れ
ブシュッ!
悠斗「は?」
肩から腰にかけて激痛が走る
悠斗「い゛、あ゛ぁ゛ぁ゛っ゛」
ルナ「ホームステイ初日からこういう事したくなかったんだけど…まぁ仕方ないわね」
斬られたところから赤い血が溢れてくる
悠斗「お゛ま゛え゛っ゛…」
ルナ「…秘密を知ったからには活かしておけないの、さっさと死になさい」
悠斗「い゛だ゛ぃ゛っ゛…」
ルナ「…生命力強いわね!…早く死になさ…い…よ…」
体を斬られ悶えている俺を見て彼女は驚いている
ルナ「確かに斬ったはず、な…なのにどうして!」
彼女に斬られたはずの傷口は綺麗さっぱり無くなっており
悠斗「…あれ?ホントだ痛くなくなった…」
ルナ「貴方…まさか転生者!?」
悠斗「何でそれを…お前も転生者か!!」
ルナ「あ」
悠斗「え」
こいつ転生者!?、俺一人じゃ無いのか…、ん?待て、そう言えば日本語喋れる事こいつの父さんは分かってなかったよな、もしかして隠してる…?何かバレたらダメな理由が?
悠斗「なるほど〜?お前親に転生者って事隠してるな?」
ルナ「はぁ!?そ、そ、そんなことないわよ!」
はい確定
悠斗「じゃじゃーん!これなーんだ!スマートフォンー!」
ルナ「この!調子に乗って…」
悠斗「おっと!動くと俺の指がスマホに触れて親にメッセージを送ってしまうぞ?」
ルナ「くっ…」
さっきまでの威勢はなくなった、対抗策は無いらしい
悠斗「それじゃあ秘密を全部暴露してもらおうか、嘘偽りなく全部な!」
ルナ「なっ!そんな卑劣な…!」
悠斗「こっちは殺されかけたんだぞ?それぐらい聞いてもいいだろ」
ルナ「…私が…私が喋ったら誰にも言いふらさないのね…?」
悠斗「あぁもちろん」
すると彼女は顔を赤くし視線を少し逸らして喋りだした、そんな恥ずかしがることか…?
ルナ「ルナ・ノクターン…15歳10月31日産まれ168cm…上から81.63.79のしy」
悠斗「バカ!ちょっと待て!!!誰もそんな事聞いてないぞ!!」
ルナ「はぁ!?乙女の秘密聞き出そうとしといてその言い方は無いでしょ!」
悠斗「違ぇよ!聞きたかったのは天使から何言われたとか、その能力はどういうやつなのかって事だよ!」
ルナ「あっ…」
悠斗「それに同じ転生者どうし喧嘩することは無いだろ、もし天使から与えられたミッションが協力出来るやつならお互い協力した方がいいしな、だから俺はお前と仲良くしたいと思ってる」
ルナ「…」
これは嘘じゃない本心だ、これから共同生活していくものとして同居人とは仲良くしておきたい、俺の能力のヒントにもなるかもしれないし
ルナ「勘違いしちゃってごめんなさい…、その…私のミッションについては言えないけど…天使から貰った…でいいのかしら?能力というか種族は吸血鬼よ」
おぉファンタジーになってきた…
ルナ「私の血を飲むと眷属になって私には逆らえなく…要するに奴隷みたいな物ね、それと自分の血を使って武器にも盾にもなるわ」
悠斗「…ってことはここに来てすぐ俺を眷属にしようとしたのか?」
ルナ「ええ、そういう事になるわね、ただ何故か眷属にならなかった…これで満足かしら、次は貴方の番よ」
悠斗「ん?」
ルナ「協力するなら貴方の事も教えなさいって言ってるの」
悠斗「あぁそうだな…俺のミッションはとある人を救う事、能力については何も分かってないから一緒に考えてくれ」
ルナ「…なるほどね、ミッションがとある人を救う事だから誰とも敵対したくないって訳ね?その対象が私の可能性もある訳だし」
バレた
悠斗「…ま、まぁそういう事だ…これからよろしくな」
悠斗「あー、えーっと…」
ルナ「ルナでいいわ」
悠斗「お、おう…俺は悠斗でいいぞ!」
ルナ「…私が言うのもおかしな事だけれど…貴方私に殺されかけたのよ?もっとこう…警戒とか…無いわけ?」
悠斗「そりゃ警戒はしてるけど無駄だし…俺が全力で襲いかかってもボコボコにされて終わりだしな」
悠斗「ルナさんのお父さんが娘を1人でホームステイさせたのは誰が相手でも基本的には負けないからだったんだな…」ボソッ
ルナ「何か言ったかしら」
悠斗「なんでもないです」
怖いからそんな顔で睨まないで
ルナ「そう…そんな事より貴方の能力についてよ、私の予想では再生だと思ってるのだけれど…斬ってもすぐに再生して首筋に噛み付いた時も私が血を送り込む前に再生して体内に入らなかった可能性もあるわね」
悠斗「なるほど…」
ルナ「そういう事だから切り刻んでもいいかしら?」
悠斗「バカバカ!再生するって言っても痛いんだからな!?それにもし再生じゃなかったらどうする!?」
ルナ「それなら少し血を分けてくれない?私の食用血液パックとかの私物は昼頃に届くことになってるの」
???????
悠斗「…おい待て、まさか俺の血で1日過ごした後、俺のベッドで寝るつもりだったのか?」
ルナ「よく分かってるじゃない、それにさっき噛んだ時少し飲んだけどとても美味しかったわよ?」
あの時血を送るだけじゃなく飲んでもいたのか…
悠斗「…はぁ、少しだけだぞ」
ルナ「従順ね…物分りがいい人は好きよ、それじゃあ…いただきます…」
悠斗「拒んでも無理矢理されそうだし…」
ガブッ
悠斗「い゛っ゛」
これ首筋じゃなきゃダメなのか?
ルナ「…」
悠斗「…」
…なんか長くない…?
ルナ「…」
悠斗「…ちょっと…?ルナさん?めちゃくちゃ吸ってない!?」
ルナ「んっ…」
まさかさっき攻撃に血を使ってたしその分を補充しようとしてる!?
悠斗「待て待て!俺が死ぬ!」
勢いよく首筋からルナを離す
ルナ「ぷはぁっ…あぁ…」
なんか名残惜しそうな声を出しているが剥がすことに成功した
悠斗「あのな?分かって無いかもしれないから言うけど人間1L以上血を失うと生命の危機に陥るんだ…」
ルナ「そ、そんなに飲んでないわよ!とりあえず部屋のベッド借りるから!入ってこないでね!」
嵐のように階段を上がっていった、俺のベッド…
悠斗「階段上がって左が俺の部屋なー、おやすみー」
ルナ「おやすみなさい!」
バタン!
悠斗「…俺も寝るか…」
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ルナ「はぁはぁ…噛み付いた時すぐ血を流し込んでしっかり中に入ったはずなのに…!眷属になってない…!」
吸血鬼の血は他の人の中に入ると全ての血を吸血鬼の血に上書きしてしまう、その結果眷属に出来るのだが、その代償として全て自分の血になるから血が不味くなるはず
ルナ「なのに…なのに!」
血の味が変わってなかった
ルナ「すごく…美味しかった…」
今までも色んな人の血を吸ってきたけど…過去一…それも1回飲んでも無くならない…
ブーブー
ルナ「爺!食用血液パックは持ってこなくてもいいわ!その代わり血が増える食べ物をいっぱい買ってきてちょうだい!」
爺「かしこまりました…すぐ手配します…」
ツーツー
ルナ「ふぅ…それより…」
始めて入る男の部屋、もっと汚く散らかってるかと思っていたけど…
ルナ「綺麗ね」
まるで模様替えした初日くらいの綺麗さ…
ルナ「本当にここで生活してるのか疑問に思ってしまうくらいに…」
そのまま疑問をもちながらベッドに横になる
ルナ「…」
悠斗は仲良くしたいと言っていたけどミッションの対象が私じゃないと分かればすぐに切ってくる可能性も高い、そしてこっちは弱みを握られている状態…
ルナ「血を送り込んでも眷属にできなかったし、彼の能力には何かある、再生なんて生ぬるい物じゃない何かが…、それに…」
私の勘違いだったけど…私の秘密だけじゃなく乙女の秘密まで…!
ルナ「もし…、もし誰かに言いふらしでもしたら、能力で死なないにしても私が死ぬまで永遠に切り刻んでやる…」
このスピードだとめちゃくちゃ長くなりそう…