はじめてのキヴォトス   作:みやびさん

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廃墟へ

──ミレニアム郊外、廃墟周辺

 

アロナは連邦生徒会が所有するヘリにいた

 

目的はFOX小隊の進捗を確認する為

そして友人であるユキノを労う為である

 

到着後、アロナを出迎えたのは

廃墟というには不釣り合いな立派な基地だった

 

超高性能人工知能であるデカグラマトン

そのAIに感化された人工知能の一つがこの廃墟に存在するのではないかと予測されている

 

今代の連邦生徒会長に権限が移る頃には

規模を縮小化しても良いのでは?という声が多かったのだが……

当然警戒網は緩めてはいない

 

人工知能どころじゃない化け物が鎮座しているのだから

 

「生徒会長!お疲れ様です!」

 

「ご苦労さま、首尾はどうですか?」

 

「は!特に問題ありません!」

 

ヘリから降りると小隊長が挨拶してくれる

そこまでは予定通りではあるのだが

ここに居るはずのない人が拘束されている

 

「これは、どういう状況ですか……?」

 

"実はこの先の廃墟に用があってね"

 

答えたのは先生

 

更に先生の視線の先を見ると、見慣れないミレニアムの生徒が3人

閉鎖している廃墟に忍び込もうとしている最中に

先生がヘマをして見付かってしまったらしい

 

彼は外の世界の一般人ですから

さぞかし鈍臭いと映るでしょうね

 

リーダーらしきピンク色の生徒が話す内容によれば

彼女達はゲーム開発部という部活の生徒らしい

 

ゲーム作りのバイブルであるG.Bibleを探しており

ミレニアムの技術力でG.Bibleが廃墟に存在する事を突き止め

探索しようと企んでいたとの事

 

座標を見せてもらったところ

名もなき神々の王女が鎮座する玉座を指している

 

「……そういうことでしたか」

 

G.Bibleを求めて遺跡であれこれ探している間に

名もなき神々の王女を掘り当ててしまうと

 

ですが彼女達の目的はゲームのバイブルであって

キヴォトスを滅ぼそうとする化け物ではない

確かにそれならは私の目的と彼女達の目的は両立はさせられる

 

少し思案してからユキノに回線を繋ぐ

 

「ユキノ、進捗はどう?」

 

「……そう、よくやったわ、ありがとう」

 

既に爆破済か……

 

「先生、G.Bibleの存在している遺跡には不倶戴天の敵が居ます」

「なので遺跡を爆破し、物理的に閉鎖を行いました」

 

"ということは、G.Bibleも瓦礫の下と……"

 

「……トリニティスイーツ店のパフェ、それで手を打ちましょう」

 

"アロナ、ありがとう!"

 

先生は3人の生徒と手を取り喜びあっている

まぁ、長いは無用なのでさっさと時間を戻しますか

 

----

 

「ユキノ、今大丈夫?」

 

「うん、明日の遺跡閉鎖の件で追加の依頼よ」

「えっ、珍しい?……そうね、明確な指示が多かったかも」

 

「遺跡内にG.Bibleというデータがあるので爆破前に抽出して欲しいのです」

「連邦生徒会側で端末を用意します、後ほど部下に持っていかせましょう」

「最優先事項は遺跡の爆破、努力目標で構いません」




今までの周回では小柄な3人は廃墟の警戒網を潜り抜けてしまいます
従って連邦生徒会長と遭遇する事はありません
そして崩れ落ちた瓦礫を前に途方に暮れつつBAD ENDING

連邦生徒会長が失踪している世界線では
先生バフ無しでは遺跡には辿り着けません
行方不明となってしまいBAD ENDING

地獄への道は善意で舗装されている
アロナの長期間の過去へ戻る能力は反動が大きいので連発は出来ません
その為あらゆる選択肢を試し尽くす事は出来ていません
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